バンバン!の映画専門家レビュー一覧
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映画監督/脚本家
いまおかしんじ
宝石泥棒の男が無敵すぎて最高。男もそうだが敵もなかなか死なない。どこまでも追ってくる。彼らの周りのものがバンバン壊れる。爽快。絶対アクションで楽しませてやろうという意地を感じる。ヒロインの女の人はすごい美女。出会い系のことをイジられてキレるのが可笑しい。薬を打たれて本音がダダ漏れになってしまう彼女が本当にキュート。二人の踊りがセクシー&エロい。そんなアホな!という展開が次々続いて、もう何でも来い!という気持ちになる。時間を忘れて楽しめる。
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文筆家/俳優
睡蓮みどり
文句を言わせないほどこれでもかと畳み掛けてくるのはさすがボリウッド流。水上からサーキットカーを使った派手なアクションまで、とにかくてんこ盛り。もう食べきれないほどに料理が出てくる感じ。ヒロインの願望通りに世界中を旅するロードムービーとして捉えれば楽しい気もする。しかし日本版の謳い文句が「インド究極の美男美女! ド派手な怪盗&地味めOLが世界を救う?」はちょっと古めかしい気がするが、ボリウッドの世界観にマッチしているといえばしているのか。
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映画批評家、都立大助教
須藤健太郎
「ナイト&デイ」(10)のリメイクで、14年の製作。いつもリメイクする側のハリウッドをリメイクされる側にしたというだけで痛快であり、キャメロン・ディアスとトム・クルーズの主演でなければ成立しようのない企画に挑戦した点でも脱帽もの。マンゴールド版があくまでコメディを主軸にアクションシーンを配したのと異なり、本作ではコメディ(作劇)はほぼ用なしとされ、スペクタクル(アクション+ミュージカル)を披露するための状況だけが必要とされる。インド映画の面白さ。
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