ウンチク うんこが地球を救うの映画専門家レビュー一覧

ウンチク うんこが地球を救う

全世界を巡りながら、うんこの歴史と現実、そして可能性を秘めた未来を検証するドキュメンタリー。人間は一生に12.2トンのうんこをする。それは健康のバロメーターにして大切な資源でもある。悪化の一途を辿る地球環境を救う最もシンプルで画期的な解決法に迫る。日本語吹替版ナレーションは、TVアニメ『七つの大罪』『Free!』などの声優・鈴木達央。
  • 映画監督/脚本家

    いまおかしんじ

    いろんな国のいろんなうんこ事情がわかりやすく語られる。ゾウは一日どれぐらい排泄して、それが一年ではこれぐらいだとか。うんこを再利用して、こんなこともやってますの例も全然知らなかったから勉強になった。それ以上の突っ込みがあんまりない。なぜ監督が、このドキュメンタリーを作りたいと思ったのかボンヤリしている。啓蒙なら映画じゃなくてもいいのではと思ってしまう。ナレーションのオンパレードも辟易する。うんこうんこと連呼するだけでは何にも面白くない。

  • 文筆家/俳優

    唾蓮みどり

    テンポよくあっという間に終わってしまう印象だったけれど、内容は充実していて見応えある作品だった。下水道の発明がいかにありがたいものであったのかしみじみ考えさせられる。トイレ事情という点では、日本は先進国であることは間違いない。だが世界に少し目を向けたらどうか。問題点だけでなく再利用法などについても触れられ幅広く学びが多い一方で、情報過多のため少々消化不良気味。以前はおならについてのドキュメンタリーを撮っているそうで、それもちょっと見てみたい。

  • 映画批評家、東京都立大助教

    須藤健太郎

    楽しく勉強できる教養番組。日本語の「大きい方」みたいな言い方が、英語だと「ナンバー・ツー」というのも面白かった。邦題も「うんち」にするか「うんこ」にするかで迷ったはずと推測するが、「ウンチク」という言葉遊びを思いつき、タイトルに「うんち」、サブタイトルに「うんこ」と両方入れる荒技が可能になったのだろう。両方「うんち」で揃えた方がいいのではないかという意見もあったと思う。「うんこ」を入れることにこだわったのは、某漢字ドリルの影響かもしれない。

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