ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREYの映画専門家レビュー一覧

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY

「スーサイド・スクワッド」で人気を集めた悪のヒロイン、ハーレイ・クインの活躍を描くアクション。天真爛漫な暴れっぷりで街の悪党たちの恨みを買い、裏社会を牛耳るブラックマスクに命を狙われたハーレイ・クインは、クセ者だらけの最凶チームを結成する。出演は「スキャンダル」のマーゴット・ロビー、「ジェミニマン」のメアリー・エリアベス・ウィンステッド、「ドクター・スリープ」のユアン・マクレガー。
  • ライター

    石村加奈

    戦う女性を観るのは大好きなので、クライマックスに至るまでの単独アクション(ピタパンで戦う歌姫が恰好いい)も、ブービートラップ(巨大な女性のグラフィックまで完璧なデザイン)でのチームプレイも爽快。E・マクレガーの不気味な敵役も見事だ。新旧ヒットソングが散りばめられる中、D・ペンバートンの音楽もワクワク感アップに貢献している。「あたし失敗しないので!」「ワンチーム」など流行の日本語を取り入れたアンゼたかし氏の巧みな翻訳が、作品のポップな面白さを盛り上げる。

  • 映像ディレクター/映画監督

    佐々木誠

    興行、評価ともに成功している作品に連続で出演、マーゴット・ロビーは、間違いなくいま一番輝いている。その魅力が凝縮されたような今作は、退屈な「スーサイド・スクワッド」唯一の救いだったハーレイ・クインを主人公にしたスピンオフ。仲間のキャラクターは、プエルトリコ系、アフリカ系、アジア系などの女性で、監督もアジア系の女性だが、最近の多様性を意識している作品とは違い、好きなように作ったら時代と合った、という印象。と思ったら、製作もロビーだった。さすが。

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