荒み行く女性

すさみゆくじょせい
製作国
アメリカ

制作年
1926
レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

フィリップ・ギブス卿作の小説を映画化したもので「動員一下」に次いでハワード・ヒギン氏が監督したロバート・ケーン氏提供作品である。主役は「ステラ・ダラス(1925)」で名声を挙げたベル・ベネット嬢で、「嘆きのピエロ」「ステラ・ダラス(1925)」等出演のロイス・モーラン嬢「動員一下」「幸運の風」等出演のベン・ライオン氏、「人類の破滅」等出演のジェームズ・カークウッド氏、「愛欲外道」等出演のローウェル・シャーマン氏等が共演している。因みに撮影台本はセイダ・コウアン女史が執筆した。
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ユーザーレビュー

「荒み行く女性」のストーリー

グレース・フレミングは良人を愛し娘を愛してはいたが、遊蕩児のロシア貴族フェオドルの甘い口説に耳を塞ぐには若過ぎた。彼女はもちろん仇し男に肌身を許す程無分別にはならなかったがその密語に浮気心を躍らせたのは是非もなかった。良人はふとそれを知り激怒して妻を放逐しようとした。その時召集令が下って彼は出征した。グレースは愛娘を連れて夜のうちに家出した。かくて彼女はリヴィエラの海岸に安住の地を見出し娘に秘してモンテ・カルロのカジノで大賭博をしては生活費を得ていた。謝肉祭の夜娘シルヴィアはふともあるロシア人に伴われて祭見物に赴いた。そして祭の騒ぎに馬が荒れ狂った時シルヴィアは米国青年ラルフ・ヒリヤーに救われた。グレースは娘に近づくロシア人がフェオドルであるのを知って驚き恐れ娘に彼を避けるようにさせた。祭の夜以来シルヴィアに想いを懸けたラルフは停車場で友人となったフレミング大佐と共にシルヴィアを訪ねた。大佐はシルヴィアが探す当の娘とは知らなかったが大佐の姿を垣間見たグレースは良人に会う面目なさからこの地を去る決心をした。そしてカジノで大賭博をして負けてしまった。偶然カジノ見物に来ていた大佐はラルフと共に彼女の後を追い投身しようとするグレースを救った。シルヴィアは母の生活を知り母を安楽に暮させるためにラルフを諦めフェオドルの意に従おうとしていた。その時ラルフと大佐は訪れた。己の危うきを知ったフェオドルは逃れんとして誤って千仞の絶壁の下に墜落した。かくて幸福がフレミング一家に再び訪れた。

「荒み行く女性」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「荒み行く女性」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1926
製作会社 ファースト・ナショナル映画
レイティング