解説
のりつけ雅春の同名ギャグ漫画を「ハードロマンチッカー」の松田翔太主演で映画化。彼女いない歴24年の男が、彼女を作ろうと空回りしながら悪戦苦闘する様を描く。監督は本作が商業映画デビューとなる松居大悟。共演は「天使の恋」の佐々木希、「カンフーくん」の堤下敦、「ランウェイ・ビート」の田中圭、「七つまでは神のうち」の駒木根隆介。
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ユーザーレビュー
「アフロ田中」のストーリー
強烈な天然パーマでこの世に産まれ落ちた田中広。幼い頃からその髪質ゆえ理不尽なイジメを受け、不遇の少年時代を過ごしてきた。成長し高校生となった田中はノープランのままその場のノリで学校を中退。その後、さらなる自由を求めて埼玉から上京する。肉体労働で日々汗を流しながら、田中(松田翔太)は24歳を迎えるが、いまだ、彼女も出来ない寂しい生活を送っていた。そんな時、学生時代からつるんできた地元の仲間たちの1人、井上(駒木根隆介)が、結婚するという知らせが舞い込む。高校時代の約束を思い出し、真っ青になる田中。その約束とは“仲間5人のうち誰かが結婚する日には、その時の彼女を連れてくる”というものだった。焦る田中の前に、隣に引っ越してきた加藤亜矢(佐々木希)が現れる。そのあまりの美しさに激しく心をときめかす田中だったが、あんなのどうこうできるはずないだろ、と瞬時に諦めてしまう。そんな中、田中は彼女がいないことを仲間たちに告白しようと決め、帰郷。だが半年ぶりに再会した仲間たちは、それぞれ適度に生活に疲れながらも、身の丈にあった彼女をしっかり作っており、結局、田中は彼女がいる振りを続けるしかなかった。東京に戻った田中は、精力的に合コンに参加する日々をスタート。だが頭でっかちで、ことごとくズレている田中を相手にする女子がいるはずもない。合コンで出会ったユミ(原幹恵)となんとか連絡先を交換し、ホテルまで行くはめになるものの、やはり肝心なところでうまくいかない。もはや悟りの境地まで達した田中は、すべてを諦めようとするが、そんな時、隣室から悲鳴が。「ゴキブリが出た」とかわいく騒ぐ亜矢を助けたことがきっかけで、2人の仲はまさかの急接近。煩悩を捨てようと一人戦う田中だが、亜矢の魅力の前にあふれ出る好意(と性欲)を抑えられない。そして遂に運命のクリスマスが訪れる。友達との約束が急遽なくなってしまったと言いながら「もしよろしければ、お食事でも」と頬を赤らめながら、健気に田中を誘う亜矢。一気に幸せの絶頂まで駆け上る田中をもう誰も止められない。まるで恋人同士のようにクリスマスデートを楽しむ田中と亜矢だったが、そこには大きな落とし穴が待ち受けていた……。
「アフロ田中」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「アフロ田中」のスペック
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