「羊と蜜柑と日曜日」のストーリー

68歳の藤木玉枝(藤田弓子)は、若いうちに夫を亡くし、ひとりで田舎町に暮らしている。そんな玉枝の家に、6歳の笹山さくら(野澤しおり)という少女が訪ねてくる。亡くなった玉枝の夫・清志郎の記憶を持って生まれてきたというさくらのことを、はじめはまったく信じない玉枝だったが、さくらは清志郎と玉枝しか知るはずのない情報を知っていた。そして、生前2人で行こうと約束していた逆さ富士を見に行こうと玉枝に告げる。ところが、さくらの両親は娘が誘拐されたと騒ぎ、一度は連れ戻される。玉枝は再びさくらに会いに行く。果たして、2人は逆さ富士を見ることができるのだろうか……。