「ボールズ・ボールズ」のストーリー

フロリダにあるゴルフの名門コース、ブッシュウッド・カントリー・クラブに専属キャディとして勤めるダニー(マイケル・オキーフ)は、ゴルフ場の近くに住んでいるハイ・スクールの学生だ。彼は、クラブ・ハウスのウェイトレス、マギー(サラ・ホルコム)と最下恋愛中だ。このカントリー・クラブの長老スメイルズ(テッド・ナイト)は、その管理状態を見ようとゴルフ場にやってくるが、モグラが地面を荒らしているのを発見し、早速、グリーン・キーパーのカール(ビル・マーレイ)を呼び、どなりつけるのだった。そして、スメイルズは、クラブに着くなり、医師のビーパー(ダン・レズン)やプロ級ゴルフのタイ・ウェブ(チェヴィ・チェイス)に試合を挑んだ。一方、不動産成金のアル・チャービク(ロドニー・デンジャーフィールド)は、伝統もテクニックも無視した無謀さでクラブを荒らし廻り、周囲の反感をかった。タイ・ウェブは、ゴルフの腕ばかりでなくプレイボーイとしても知られており、ハウスで知り合ったスメイルズの姪レイシー(シンディ・モーガン)を翌日にはものにしてしまう程だった。このレイシーの方もなかなかのプレイガールで、従業員たちへのサービスとして設けられた“キャディ・デイ”という休日では若いダニーに目をつけ、早速モーションをかける始末。一方、隣接するローリン湖で進水式を済ませたスメイルズのピカピカのヨットに成金チャービクの大クルーザーが突っ込むという騒動が起きた。チャービクとスメイルズの対立は火を噴き、男の意地をかけたゴルフ・トーナメントが行なわれることになった。快晴の空の下、決戦トーナメントの幕が上げられる。腕の故障を理由にリタイアしたチャービクの捲きぞえをくったウェブやダニーをはじめ、フロリダ中の人々がこの一戦を注目していた。賭け金も増していき、最終ホールのパットが決まろうとした時、突然グリーンが爆音と共に吹っ飛んだ。モグラ退治のためにカールが仕掛けた爆薬の仕業だった。(ワーナー・ブラザース映画配給*1時間38分)