「フライング・ラビッツ」のストーリー

キャビンアテンダントになる夢を抱いてJALに入社した早瀬ゆかり(石原さとみ)。だが入社早々、同姓同名を取り違えるという手違いで、会社のバスケットボールチーム“ラビッツ”に入部させられることに。彼女はまったくのバスケットボール初心者にもかかわらず、ラビッツは日本女子バスケットボール・トップリーグで優勝争いをする強豪チーム。憧れの制服にハイヒールで、キャリーバッグを引いて空港を颯爽と歩く夢は泡と消え、体育館で汗にまみれる日々が始まる。そのハンパではない練習量に、気付けば体も心も傷だらけ。練習では鬼監督(高田純次)に怒られる一方、練習疲れが残ったまま迎える昼間の仕事。夢だったはずのCA研修中に居眠りしてしまい、鬼教官にこってり絞られる。てんてこまいの日々に、ゆかり持ち前の笑顔は引きつりっぱなし。やがてそんな生活にも慣れ、充実感とともにやる気が生まれてくる。前向きに取り組めそうになってきた矢先、付き合っていた彼氏が実家に帰ってしまう。仕事とバスケットの二重生活で一杯になっているゆかりに愛想を尽かしてしまったらしい。恋と仕事とバスケット。すべてを成功させようと奮闘するゆかりの生活はどうなるのか……?