「パラノイドパーク」のストーリー

オレゴン州ポートランドに住むアレックス(ゲイブ・ネヴァンス)は、スケートボードに夢中な16才。ある日、少し年上のジャレッド(ジェイク・ミラー)にパラノイドパークへ行こうと誘われる。そこは、治安は悪いが多くのスケーターが集まることで有名な場所だった。パラノイドパークがすっかり気に入ったアレックスは、翌週にもひとりで訪れる。アレックスがスケーターたちの滑りを眺めていると、近所の不良グループから貨物列車の飛び乗りに誘われる。しかし、列車に乗りこんでいるアレックスたちに気付いた警備員ともみ合いになり、バランスを崩した警備員は後ろから来た別の列車に轢かれてしまう。アレックスは、凶器となったスケートボードを川に投げ、血のついた服もゴミ袋に捨ててシャワーを浴びた。翌朝、カフェでアレックスが新聞を読んでいると、友人のメイシー(ローレン・マッキーニー)とレイチェルがやって来る。メイシーは、スポーツ欄をチェックしていると言いながらも、別のページを呼んでいるアレックスを訝しがった。その夜アレックスは、真っ二つに切断された警備員の遺体が発見され、事故と殺人の両面で捜査中ということをニュース番組で知る。学校では、事件を調べているリチャード・ルー刑事(ダン・リュー)が、生徒ひとりひとりにパラノイドパークへ行ったかどうかを聞いていたが、アレックスは行っていないと嘘をつく。ある週末。アレックスと恋人のジェニファー(テイラー・モンセン)は友達の家で初体験を済ませるが、その数日後、アレックスは彼女に別れを切り出す。突然の別れに納得がいかないジェニファーをおいて、アレックスは立ち去った。その後、アレックスの両親の離婚が決まり、アレックスとメイシーがカフェでたわいもない会話をする中、メイシーは彼の心の変化に気付く。数日後、アレックスは事件についてメイシーに手紙を書くことを決断するのだった……。