「日常」のストーリー

いろんな街のいろんな音が、日常を飾っている。ふと、そんな音に耳を澄ませてみると、普段何気なく流れていく日常が、本当はつまらない日常ではないのかもしれないと思えてくる。沢山の人で賑わう大阪。街では、ストリートミュージシャンの“仮面ドライバー”やメッセンジャー、子持ちの婦人警官、様々な人に質問を浴びせかける青年、東京から来たサラリーマン、ストーカーを説得するストーカーバスター、棚を買おうとしている若者、セナに憧れているタクシー運転手、車をレッカーされてしまったカップル、警備のバイトをしている若者たちが、他愛もない会話を繰り返し、やがて一日が終わっていく……。