「シン・シティ」のストーリー

醜い傷跡が顔に残る仮出所中のマーヴ(ミッキー・ローク)に愛をくれたのは、高級娼婦のゴールディ(ジェイミー・キング)だった。しかし彼女は殺され、罪をきせられたマーヴは復讐を心に誓う。農場で殺人鬼ケヴィン(イライジャ・ウッド)にハンマーで倒されたマーヴは、この男こそゴールディ殺しの犯人と確信。脱出したマーヴは、黒幕がロアーク枢機卿(ルトガー・ハウアー)であることを突き止める。街に戻ったマーヴを、ゴールディの姉ウェンディ(ジェイミー・キング、二役)が迎える。再び農場へ向かったマーヴは、ケヴィンを殺害し、ロアークの元へ進むが、結局警察に捕らえられ、すべての罪を被ることになる。マーヴは処刑される前に、面会に来たウェンディを、ゴールディとして受け入れるのだった。ある時、ドワイト(クライヴ・オーウェン)は、恋人のシェリー(ブリタニー・マーフィ)につきまとう男、ジャッキー・ボーイ(ベニシオ・デル・トロ)を痛めつける。退散したジャッキーは、ドワイトの昔の恋人ゲイル(ロザリオ・ドーソン)が仕切る娼婦たちの自治区、オールド・タウンへ。実は警部補であるジャッキーは、殺人兵器ミホ(デヴォン青木)に殺され、オールド・タウンの協定が崩れる危険に。街を手に入れようと画策するキャング一味との全面戦争となり、ドワイトと娼婦たちは、ギャングたちを皆殺しにするのだった。ハーディガン刑事(ブルース・ウィリス)は、引退の日にも幼女殺人犯ロアーク・ジュニア(ニック・スタール)を追っていた。誘拐された11歳のナンシーを救出したハーティガンだが、相棒ボブ(マイケル・マドセン)の裏切りの銃弾に倒れ、ロアークに罪をきせられる。8年後、出所したハーディガンは、19歳のストリッパーに成長したナンシー(ジェシカ・アルバ)と再会。2人は互いの強い愛を確認し合い、やがてロアーク・ジュニアに復讐を果たす。だが自分が生きている限りナンシーに危険が及ぶと考えたハーディガンは、彼女を送り出してから、自殺するのだった。