「新 日本の首領 波涛篇」のストーリー

昭和55年9月、対立関係にあった安西組が解散を表明したことにより、辰野会は大阪に確固たる地盤を築くこととなった。ところがその3年後、辰野会初代組長・辰野元吉が病死したため、若頭・藤木一徹(宍戸錠)が辰野会二代目を襲名。昭和62年には、藤木の長男・吾郎(本宮泰風)が藤木組二代目を襲名し、辰野会は新たな船出を迎える。そんな矢先、藤木組組員が京都の大組織・沖名組系三島組組員に殺された。この機に乗じ、一気に京都に攻め込もうとする吾郎に対し、警察の動きを警戒した組長・藤木は手打ちに持ち込もうとし、広島の峠会会長・生田源之助(津川雅彦)を仲裁人に立てるため、辰野会直参上村組組長・上村修(松方弘樹)を広島に向かわせる……。