「活きる(1994)」のストーリー

1940年代。資産家のフークイ(グォ・ヨウ)は、博打に明け暮れる毎日。だが借金のため全財産を失い、妻のチアチェン(コン・リー)は子供たちと家を出てしまう。すべてを失ったフークイだが、唯一の技能である影絵芝居で全国を巡演し生き延びていく。やがて戦火の中をかいくぐり、再びチアチェンや子供たちのもとへと戻った。50年代、時代は共産主義の躍進期。国の推進する集会で、息子のヨウチン(ドン・フェイ)が事故死。60年代。聾唖の娘フォンシア(リウ・ティエンチー)はめでたく結婚し、妊娠。しかし文化大革命により医者はすべて摘発されており、病院は素人の若い女性ばかり。フォンシアは出産は果たすものの、その後、合併症を起こして死んでしまう。数年後、年老いたフークイとチアチェンは、孫息子の面倒を見ながら生活していた。過去の悲しみの上にあるほろ苦い幸せと共に、彼らの人生は続いていく。