「狂っちゃいないぜ」のストーリー

ニューヨークの航空管制局(TRACON)。No.1を自認していた航空管制官ニック(ジョン・キューザック)は、地方から転勤してきたやり手の新入りラッセル(ビリー・ボブ・ソーントン)に強烈なライヴァル心を燃やし始める。何かにつけて張り合うふたりは、やがてニックの妻コニー(ケイト・ブランシェット)とラッセルの妻メアリー(アンジェリーナ・ジョリー)を巻き込んで四角関係に陥った。仕事と妻の浮気という大きなストレスを抱え込んだニックは神経をすり減らすいっぽうだったが、そんな矢先の雪の日、空港に爆弾が仕掛けられるという大事件が発生。必要な誘導人員は2名。かくして、わだかまりを持ちながらもラッセルとニックはコンビを組んで、互いのプライドと妻をも賭けた難事に挑んでいくのだった。