「エロティックな関係」のストーリー

パリの路地裏で私立探偵事務所を開くKISHINとその秘書RIEは、奥山という男から自分の愛人ロレーヌの浮気調査を依頼された。KISHINはロレーヌの浮気の証拠をつかむものの、彼女の妖しい魅力に逆に心奪われる。そんな折り、逆にロレーヌの方からKISHINに接近してきた。奥山の本業はゆすり屋で、金と地位のある男にロレーヌを抱かせてそれをネタに恐喝を働いているという。一方、奥山は紳士的な態度でRIEに近づき、高級なプレゼントや2人だけのファッションショー、古城でのディナーなどで彼女は夢心地となるが、新聞社で働くNEGISHIの話から、奥山は大物の不動産ブローカーで大金を持ち逃げして日本で指名手配を受けていることを知る。KISHINはロレーヌを助けようと奥山と取引に臨むが、その場で彼を撃ち殺してしまう。KISHINはロレーヌを連れて逃げるが、その途中彼女がKISHINを助けるためだったとはいうものの、浮気相手のHANADA、NEMOTOらを次々に射殺してしまい、ますます窮地に陥っていく。やがて奥山は実は生きており、ロレーヌを使ってKISHINを騙し、かつて同じ仲間であったHANADAらをうまく殺して持ち逃げした大金を独り占めする計画であったことが分かった。全てを知ったKISHINとRIEは奥山らと激しい銃撃戦となり、その最中にロレーヌは死に、奥山もついに2人の銃弾に倒れるのだった。