「義憤の熱血」のストーリー

カナダの小さな町カタマに賭け事の店を経営していたジョンは職業に似ず真面目な男で不正なカルタの使用や女の賭け事を厳禁していた。その町の鉱山会社のウォーレスはジョンの忠告も聴かずに賭け事に凝って会社の金を使い込んでいた。ウォーレスの許嫁者のドリスがこの町を訪れて来た時、彼は益々深い罪に陥っていた。その頃ジョンは賭け事の引起す悲惨事を見て感ずる所あり、断然店を閉じてしまったが、ドリスは町の人の噂から許嫁のウォーレスを誘惑したのはジョンと誤解した。しかし彼女は偶然ジョンに恐るべき悪人の手から救われ感謝の念を持つようになった。ウォーレスの卑屈な態度に愛想をつかしたドリスが真の男性としてジョンを胸に描く様になったのは、その後まもない事であった。