「怪指紋(1922)」のストーリー

クランシー・ディーンという美しい娘はオハイオの家を出てニューヨークに来り女優として成功しようと試みた。ニューヨークに於いて彼女の知り合いになったウィーバー夫妻は劇場支配人のモーリス・ベイナーに脅迫されていた。ベイナーは当時有名な歌手のソフィー・ケイリスがかつてウォルブロウ判事から送られた手紙を手に入れていてそれを種に今は結婚しているソフィーを脅迫しようとしたが、クランシーが彼の事務所を訪ねた日、ベイナーは何者にか殺された。ベイナーの手の中にはソフィーの衣服の一部が握られていたので、彼女に嫌疑が掛けられたが、指紋で彼女の無罪は証せられる。しかし真犯人はソフィーの夫ケイリーであって、彼の自殺とともに全ての謎も解け、クランシーはフィリップ・ヴァンダーバントと、ソフィーは判事と、それぞれ結婚することが出来た。