倉田保昭の日本凱旋50周年記念。「帰って来たドラゴン」が2Kリマスター完全版で公開

 

ブルース・リーと友情を結び、ジャッキー・チェン、サモ・ハン、ドニー・イェンらと拳を交えた国際的アクション・レジェンドの倉田保昭。彼の代表作であり、アクションを芸術にまで高めた香港クンフー映画が「帰って来たドラゴン」(1974)だ。倉田の帰国50周年記念で同作の《2Kリマスター完全版》が7月26日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国順次公開される。ポスター ビジュアルが到着した。

 

 

共演と武術指導は「カンフー・ハッスル」のブルース・リャン。製作・監督は、ジャッキー・チェンの出世作「スネーキーモンキー/蛇拳」「ドランクモンキー/酔拳」や真田広之主演の「龍の忍者」などを送り出した名プロデューサーのウー・シーユエンが務める。

マスターネガの損傷により再上映やHD化が不可能とされ、配信もされず、VHSや旧盤DVDが高額で取引される幻の作品となっていた本作。製作者のウー・シーユエンはブルーレイ化や配信・放映のオファーをすべて断っていたが、このたび盟友・倉田の日本凱旋50周年のために封印を解く。最良の素材を探し出し、自ら監修して2Kリマスター完全版を完成させた。

なお、第11回レイクシティ国際映画祭(インド)最優秀短編映画賞を受賞した「夢物語」(2023)など、倉田保昭主演・製作総指揮による新作短編も同時上映される。新宿および全国各地で倉田の舞台挨拶も実施。期待して待ちたい。

 

 

Story
清朝末期。悪辣なイム・クンホーが支配する魔窟・金沙村(ゴールド・サンド・シティ)にやってきたのは、正義の好漢ドラゴンと、その弟子となった2人組の盗賊リトル・マウスとブラック・キャットだ。時を同じくして、伝説の女格闘家イーグルも現れる。彼らの狙いは、チベットの寺院から盗まれた秘宝“シルバー・パール”だった。
そんな中でイムを訪ねてきたのが、殺人空手の使い手であるブラック・ジャガー。彼が担いでいるものこそシルバー・パールだった。やがて強者たちの秘宝争奪戦が巻き起こる──。

 

「帰って来たドラゴン《2Kリマスター完全版》」

製作・監督:ウー・シーユエン
アクション監督:ブルース・リャン
出演:ブルース・リャン、倉田保昭、マン・ホイ、ウォン・ワンシー、ハン・クォツァイ
英題:CALL ME DRAGON 原題:神龍小虎闖江湖
1974年/香港映画/カラー/16:9/DCP/99分
協賛:アートポートインベスト 提供:倉田プロモーション 配給:エデン
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