75歳以上の人々が生死の選択ができる近未来の日本を描いた衝撃作「PLAN 75」が4月26日リリース

2022年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品、カメラドール特別表彰という快挙を成し遂げた「PLAN 75」のBlu-ray&DVDが、4月26日に発売される。

少子高齢化社会が一層進んだ近い将来の日本で、75歳から生死の選択権を与える架空の社会制度<プラン75>を媒介に、「生きる」という究極のテーマを問いかけた本作の監督・脚本は、是枝裕和監督が総合監修を務め、2018年に公開されたオムニバス映画「十年Ten Years Japan」で本作の基となる短編を撮った早川千絵。長篇初監督作ながら、2022年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品、カメラドール特別表彰という快挙を成し遂げた。

夫と死別し、長年ひとりで暮らす主人公・ミチを演じるのは名優、倍賞千恵子。<プラン75>の施設で働くヒロムと瑶子に「ヤクザと家族The Family」の磯村勇斗、「由宇子の天秤」の河井優美が演じ、たかお鷹やステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美らが脇を固める。

今回発売されるBlu-ray&DVDの特典映像には公開記念ナビ番組を収録。その中のスペシャルトークでは監督による本作を描くきっかけ、脚本を読んだ時の印象などがキャストによって語られる。

磯村勇斗は「最初脚本を読んだとき鳥肌が立って、直感的にこの作品に携わりたい」と語り、監督は「最近の日本は社会的に弱い立場の人への風当たりが強い。その憤りを原動力にしてこの映画を制作した。倍賞千恵子さん演じるミチという女性の姿を通して、人が生きることを全肯定する。そんな映画にしたい。」と語るなど、作品をより深く知るガイドとなっている。

 

<プラン75>に翻弄される人々が、最後に見出した答えとは──。その衝撃の結末は、少子高齢化が急速に進み大きな社会問題となっている現代の日本に大きな一石を投じるだろう。

 

Story
少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度<プラン75>が国会で可決・施行された。様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードとなる。夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗)、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)、フィリピンから単身来日し<プラン75>の関連施設で働いているマリア(ステファニー・アリアン)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく……。

 

「PLAN 75」
脚本・監督:早川千絵
脚本協力:Jason Gray
撮影:浦田秀穂
照明:常谷良男
録音:臼井勝
美術:塩川節子
出演:倍賞千恵子、磯村勇斗、たかお鷹、河合優実、ステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美

 

●商品情報
発売日:4月26日(水) ※レンタルも同日リリース
価格:Blu-ray…5,500円(税込) DVD…4,400円(税込)
映像特典:公開記念ナビ番組(ストーリー編/キャスト×監督スペシャルトーク)、本予告(30秒/90秒)
※商品の仕様は変更になる場合がございます。

発売元:ハピネットファントム・スタジオ
販売元:ハピネット・メディアマーケティング
©2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee