「映画感想文コンクール2020・春」グランプリ決定! いつもより長い春休みに小学生が出会った映画たち

映画を見て、楽しく学ぶ――。ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」協力の<映画感想文コンクール2020・春>のグランプリほか、各賞の受賞作が決定しました。
これまでとはあまりに違う春を過ごした小学生たちがおうちで見た映画の感想文を熱筆! 小学生ならではの瑞々しい感性で、この春だからこそつづられた感想文をぜひご一読ください。
全受賞者の発表は公式サイトからご覧ください。

©2020 Disney and its related entities

※2020年6月11日より「ディズニーデラックス」のサービスは「Disney+ (ディズニープラス)」のサービスへ移行いたしました。

グランプリ 題名「バラの中」

©2020 Disney

●グランプリ:小学校4年生 男の子
●見た映画「美女と野獣」

題名:「バラの中

お母さんと一緒に美女と野獣を初めて映画館で観た時、きれいな映像に感動した。横で観ていたお母さんも、いつもとは違う表情をしていて、何だかクラスの女の子みたいに嬉しそうな顔で映画を観ていました。
ぼくが好きなシーンは、ルミエール達がベルにおもてなしをする所です。只、今を悲しむより、目の前の可能性や自分達が出来る事を最大限に生かして行動する姿は、くすまずまっすぐで見習いたいと思ったからです。
長い休みの中、自分が出来る、人に喜んでもらえる事はないかと考え、得意な絵を描いて友達や家族に送ってみました。ぼくが描いた絵は、物語のシンボルとも言えるまほうのバラです。実は以前このバラの真ん中には何があるのか気になり、何度も映画を見返した事がありました。不思議な事にバラの中には…『何もない』のです。
バラの中には目では見えない心のようなものがあり、それを花びらがかくすように包みさいていたように思えました。一枚一枚花びらが落ちていく中で、その中身も変化し、ベル達にとっては見た目にとらわれない、想い合う愛情が真の実としてあったから呪いが解けたのかもしれない。
人はみんなまほうのバラを持っていると思います。その中はそれぞれ違い、かくす花びらの量も違う。良い思いもあれば悪い考えもあるかもしれない。でも大事なのはそれぞれのバラの中をちゃんと見通して、理解し合える気持ちが必要なのだと思いました。
ぼくが絵を送った人達から返事がきて、色々内容は違うけど、そろってみんな気持ちが嬉しかったと伝えてくれました。お母さんも
「やさしさがひらいてくバラね」
と言い、映画を一緒に観たあの時と同じ顔で笑ってくれました。ぼくが描いたバラの中にも真心がかくれていたらしい。急に照れくさくなったけど、幸せに思えました。

準グランプリ ドリーム賞 題名「いまこそ」

© 2020 Disney/Pixar

●準グランプリ ドリーム賞:小学校6年生 女の子
●見た映画「インクレディブル・ファミリー

題名:「いまこそ」

私は「インクレディブル・ファミリー」をまだ三回しか観ていません。なぜこのような書き方をするかというと、前作の「ミスター・インクレディブル」は保育園に通っていたころから大好きすぎて、DVDがこわれるほど観てきたからです。続へんのこの映画を公開前から楽しみにしていました。日本での公開の二カ月ほど前に飛行機のえいがのこう目の中にこの映画を見つけ、すぐに観はじめたことがこの映画との出会いです。
この映画を観て、感じた事が二つあります。
一つ目は、見えない努力です。前作では、父親であるミスター・インクレディブルが世界を前に活やくしていました。しかし、この映画では子ども達の世話をします。どんな事を父親として行動すれば良いのか、最初は分からなかったミスター・インクレディブルですが、自分なりに子ども達に真剣に向き合う方法を考え、かげで努力します。その姿は、現在コロナウイルスと一生けん命たたかってくださっている医りょう関係者の方々が頭に思い浮かびました。なぜなら医りょう関係者の方々が実際に働いている姿を今は見ることが出来ないからです。
二つ目は、団結するということです。最初は、ミスター・インクレディブルやイラスティガールは一人の力で悪い人とたたかおうとします。しかし、実際には悪い人に負けそうになったり、大きなかべにぶつかります。そのかべをかわしたのは、三人の子ども達です。三人は、それぞれの異なる力を活かし、力を合わせ、勝利をつかみます。この話は、映画の中での出来事ですが、今の世界でも大切な事だと思います。だれかが一人でも、コロナウイルスをしゅうそくされる事をじゃましたりすると、コロナウイルスは永遠に続くかもしれません。そうならないようにするには、日本の国民、世界の一人一人が団結する必要があると思います。
私はこの映画を観て、「映画が今の私達の生活を前のようなコロナウイルスがない生活、平和な生活になるためのヒントを教えてくれている。」と思いました。今はコロナウイルスのえいきょうで家族と一緒にいることが以前より多いです。楽しいことも多いですが、言い合いになることも多々あります。コロナウイルスに負けないように相手の気持ちを考え生活していきたいと思います。
最後に、私の夢はピクサーで働く事です。なぜなら、私達の生活をより良くするためのとびらを開けるかぎになれると感じるからです。今の大変なこの世界から新しい団結した世界にするためのとびらを医りょう関係者の方々が作ってくれています。そのとびらを開けるためのかぎを世界のみんなで団結し、つくっていきたいと思います。その事を私が考えるきっかけをくれたピクサーに心から感謝します。

準グランプリ マジック賞  題名「私はダンボ」

© 2020 Disney

●準グランプリ マジック賞:小学校4年生 女の子
●見た映画:「ダンボ(アニメ)

題名:「私はダンボ」

ディズニー映画に、私にとってもにている主人公がいます。それは、シンデレラでも白雪姫でもラプンツェルでもなく、ダンボです。
ダンボは何も悪くないのに、生まれつきの大きな耳のせいで、サーカスの仲間や人間たちから、何度も悲しい思いをさせられます。私も生まれた時から、全力でがんばっても他の人よりもゆっくりで、背も小さくて、運動もとく意ではありません。そのことを、からかわれたり意地悪されたりして、悲しい思いをたくさんしてきたので、ダンボが大粒のなみだを流すたび、心が重なってむねがギュウーっと苦しくなります。
ダンボは、ありのままを愛してだきしめて守ってくれるやさしいママや、味方になってはげましてくれるティモシーがそばにいてくれたことで、勇気を出して大きな耳をつばさにして飛ぶことができましたが、まだ今の私は飛べそうにありません。
でもそんな私にも、休み時間に苦手ななわとびをやさしく教えてくれたり、走り方を丁ねいに何度も教えてくれる大好きな友達がいます。私がロードレースで三年連続ビリでも、いっしょになってコースを走り出し、みんなに笑われてしまったパパや、毎年温かいお赤はんをたいて待っていてくれるママがいます。だから、苦手なことでも楽しもうと思えてきます。
私にはしょう来かなえたいゆめがたくさんあります。しっかり勉強して、たくさん色々なけいけんをつみ重ねて、ゆっくりでも少しずつでも、いつかダンボのように飛べる日が来ると信じて、いつも笑顔で前を向いていたいと思います。
「私はダンボ!負けないぞ!がんばるぞ!きっと飛んでみせる!」

 

子供たちの感想文はいかがでしたでしょうか。

小学生の皆さんがおうちで過ごす時間が多くなったこの春に、映画を楽しみながら学ぶことを趣旨としている「映画感想文コンクール」を実施することで、少しでもご家庭での「楽しみ」と「学び」をサポートしたい。この思いをウォルト・ディズニー・ジャパン様にご賛同いただき、本コンクールを開催することができました。多くのご応募、そして教育関係者の皆様からの本コンクールに対する励ましの声、ありがとうございました。

そして、2020年夏の「映画感想文コンクール」もすでに応募開始! 詳しくは公式ホームページからご覧ください。

 

<映画感想文コンクール2020・春>の実施要項
【応募資格】
全国の小学校の皆さん
【対象の映画】
定額制公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」で配信されている作品を含むディズニーの映画。
【事務局】
〒104-0061  東京都中央区銀座5-14-8 銀座ワカホビル5F
(株)キネマ旬報社「映画感想文コンクール」事務局主催:全国映画感想文コンクール実施委員会
協賛:ウォルト・ディズニー・ジャパン
後援:日本教育新聞社
お問い合わせ先: 全国映画感想文コンクール実施委員会
03-6268-9701(平日午前10時~午後5時まで)
Mail:eigakansoubun@kinejun.com

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