日日是好日(にちにちこれこうじつ)

にちにちこれこうじつ
上映日
2018年10月13日

製作国
日本

上映時間
100分

ジャンル
ドラマ
  • 手に汗握る
  • 感動的な
  • 怖い
  • おしゃれな
  • 泣ける
  • 可愛い
  • 笑える
  • 重厚感のある
  • かっこいい
  • ほのぼのとした
  • セクシーな
  • スカッとする
  • 親子で楽しめそう
  • 考えさせられる
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ここが見どころ

森下典子の人気エッセイを「光」の大森立嗣監督が、黒木華主演で映画化。20歳の大学生・典子は、突然母親から茶道を勧められる。戸惑いながらも従姉妹の美智子と共に、タダモノではないとうわさの茶道教室の先生・武田のおばさんの指導を受けることになるが……。共演は「万引き家族」の樹木希林、「あやしい彼女」の多部未華子、「海を駆ける」の鶴田真由、「ばぁちゃんロード」の鶴見辰吾。撮影を「リバーズ・エッジ」の槇憲治、音楽を「羊と鋼の森」の世武裕子が務める。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    上島春彦

    配役が豪華で話が薄いのは「億男」同様。ただしこちらは茶道の所作自体が映画的で楽しい。その形の意味を問われて樹木先生が絶句するあたり、教育テレビの講座とはだいぶ違うが、そういうのがドラマの良さ。彼女の「なのよねー」という台詞がかつての『ムー一族』とかの感じを残していてやけにおかしかったものの、喜劇ではない。エッセイ映画とでもいうべきか。主人公の父親以外は男の存在をぎりぎりまで消してあり効果的。ただ父親への感謝という部分に関しては舌足らずな印象。

  • 映画評論家

    吉田伊知郎

    訃報の翌日に観るのはどうかと思ったが、樹木が若々しい声で足早に玄関に現れる初登場ショットに張りのある演技を認めて安堵。80年代を引きずる90年代初頭から始まる異文化ものだけに森田芳光的な匂いがするが、脚本も兼ねた大森監督が適材かと言えば最後まで釈然とせず。風景の中で人物を際立たせる才気にあふれた監督が茶室に蟄居させられるのが窮屈に見えてくる。説明の多いモノローグが効果的とも思えず、古めかしい家族劇へのアイロニカルな視点が欲しかったところ。

  • 映画評論家

    上野昴志

    茶道の稽古を、帛紗の畳み方からはじめ、これほど徹底して丁寧に描いた映画は初めてだろう。樹木希林演じる武田先生は、まず形から入ると教えるのだが、それを受ける黒木華や多部未華子の初めはぎごちなく、次第に習熟していく立ち居振る舞い、手の動きが、静謐さのなかにアクションとして映画を息づかせる。静と動。動の極みは雨にうたれながら亡き父に呼びかける黒木華だが、全篇にわたる光の処理の的確さもさることながら、最近の映画では珍しく、音が立っていることに感心した。

「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」のストーリー

真面目で理屈っぽい20歳の大学生・典子(黒木華)。おっちょこちょいな自分に嫌気がさす典子は、ある日、母親(郡山冬果)から「お茶、習ったら」と突然勧められる。意味がわからず困惑する典子だったが、同い年の従姉妹・美智子(多部未華子)からも誘われ、二人は自宅近くにある茶道教室の先生を訪ねる。その先生は大きな家にひとりで暮らし、巷で“タダモノじゃない”とうわさの武田のおばさん(樹木希林)だった。稽古初日。典子と美智子を茶室に通した武田先生は、挨拶もほどほどに稽古を開始。折り紙のような帛紗さばき、ちり打ちをして棗を『こ』の字で拭き清める。茶碗に手首をくるりと茶筅を通し『の』の字で抜いて、茶巾を使って『ゆ』の字で茶碗を拭く。お茶を飲み干すときにはズズっと音をたてる。茶室に入る時は左足から、畳一帖を六歩で歩き七歩目で次の畳へ……。意味もわからない所作に戸惑うふたり。毎週土曜、そんなふたりの稽古は続いた。鎌倉の海岸。大学卒業を間近に控えたふたりは、お互いの卒業後を語り合う。美智子は貿易商社に就職。だが典子は志望の出版社に落ちて就職を諦めていた。就職後、美智子はお茶の稽古をやめてしまったが、出版社でアルバイトをしながらお茶に通う典子には後輩もできた。お茶を始めて2年が過ぎる頃、梅雨どきと秋では雨の音が違うことに気付く典子。冬になり、お湯の“とろとろ”という音と、“きらきら”と流れる水音の違いがわかるようになった。がんじがらめの決まりごとに守られた茶道だが、その宇宙の向こう側に、典子は本当の自由を感じ始めるのだった。お茶を習い始めて10年。いつも一歩前を進んでいた美智子は結婚し、ひとり残された典子は、好きになったはずのお茶にも限界を感じていた。中途採用の就職試験にも失敗。お点前の正確さや知識で後輩に抜かれ、武田先生には、そろそろ工夫というものをしなさいと指摘される。大好きな父(鶴見辰吾)とも疎遠な日々が続いていたある日、典子に転機が訪れる……。

「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2018
公開年月日 2018年10月13日
上映時間 100分
製作会社 「日々是好日」製作委員会(ハピネット=テレビ東京=東京テアトル=パルコ=朝日新聞社=TBSラジオ=テレビ大阪=イオンエンターテインメント=カラーバード=ベンチャーバンク=ハーベストフィルム=グランマーブル=ヨアケ)(製作幹事:ハピネット=ヨアケ/制作プロダクション:ヨアケ=ハーベストフィルム)
配給 東京テアトル=ヨアケ
レイティング 一般映画
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://www.nichinichimovie.jp/
コピーライト (C)2018「日日是好日」製作委員会

「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」のみんなのレビュー