ここが見どころ
「誉れの一蹴」に於けると同じく、バイロン・モーガン氏が原作を書卸し、サム・ウッド氏がそれを監督し、そしてハロルド・レッド・グレンジ氏が主演した映画である。グレンジ氏の対手役を演ずるのは「つばさ」「恋とボクシング」のジョビナ・ラルストン嬢であるが、その他「剣劇の響」「巨人大望」のウォルター・ハイアース氏、トリクシー・フリガンザ夫人、ベン・ヘンドリックス・ジュニァー氏、等も出演している。
今すぐ見る
みんなのレビュー
「速力時代」のレビューを書く
「速力時代」のストーリー
ペパーヴィルの自動車競争でヘマをやったお蔭でレッド・ワルドゥンは伯母さんのヘティーの御不興を蒙り、ヘティー伯母さんの姪である所の彼の恋人サリーとは今後面会かなわぬと厳しいお達しさえも受けてしまった。が、その後、どうにかこうにかしてまた伯母さんの御機嫌を取り結ぶことが出来て、いよいよレッドとサリーとは結婚する段取りとなったが、その晴れの結婚式というに、伯母さんを乗せた自動車をレッドがまたヘマをやって妙な所へ運転してしまったので、またぞろ御機嫌を損じ、それなりレッドとサリーとの結婚はオジャンになってしまった。いよいよ自動車の大競争の日が来て、レッドは今日こそ不名誉を快復しようと出かけて行くと、評判の腕利きルーブ・オールダムが競争に参加しているので気おじがしてしまった。サリーは伯母さんと競争見物に来たが、レッドが映画女優のローレン・プレーアとねんごろにしているのを見て腹を立て、意趣返えしに今度は彼女の方でも撮影監督と仲良くして見せた。この有様を見たレッドはもう嫉妬に眼がくらみ、理が非でもこの競争は勝たねばならぬと、きちがいのようになって夢中に車を駆ったところが、これが幸となって、美事、彼は第1着の栄冠を占め得たこれがあわせて彼のサリーへの恋の勝利ともなったことは今さら言うまでもないことであろう。
「速力時代」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1927 |
製作会社 | エフ・ビー・オー映画 |
レイティング |
「速力時代」のみんなのレビュー
「速力時代」のレビューを書く映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 1/20
- デイヴィッド・リンチ(1946)
-
ようこそ映画音響の世界へ
ハリウッドの映画音響に焦点をあてたドキュメンタリー。その進化において大きな偉業を残した「市民ケーン」「鳥」「ゴッドファーザー」などの名作から映画音響の歴史を紹介。さらに、スペシャリストたちと共に“音”が映画にもたらす効果と重要性に迫っていく。出演は「地獄の黙示録」のウォルター・マーチ、「スター・ウォーズ」のベン・バート、「ジュラシック・パーク」のゲイリー・ライドストローム。 -
デニス・ホッパー/狂気の旅路
個性派俳優でありアメリカン・ニューシネマを代表する「イージー・ライダー」を監督、アーティストとしての顔も持つハリウッドの反逆児デニス・ホッパーの半生を追うドキュメンタリー。関係者の証言や未公開映像を交え、その足跡と映画史における役割を辿る。デニス・ホッパーの大ファンだったニック・エベリング監督が、1970年代初頭から約40年にわたりホッパーの右腕だったサティヤ・デ・ラ・マニトウをはじめ家族や友人・知人らによる数々の証言や、自ら集めた未公開映像をもとに構成。 - エヴァン・ピーターズ(1987)
-
ボーダーライン:ソマリア・ウォー
海賊が蔓延るソマリアで現地取材を行ったジャーナリスト、ジェイ・バハダーの手記を映画化。2008年。伝説のジャーナリスト、シーモアの影響を受けたジェイは、ソマリアの現地取材に向かう。危険な取材の中、使命感を芽生えさせてゆくジェイだったが……。出演は「X-MEN:ダーク・フェニックス」のエヴァン・ピーターズ、「キャプテン・フィリップス」のバーカッド・アブディ、「ワーキング・ガール」のメラニー・グリフィス、「ゴッドファーザー」のアル・パチーノ。 -
X-MEN:ダーク・フェニックス
特殊能力を持つミュータントたちの活躍を描いた人気シリーズ「X-MEN」第7弾。X-MENの一員であるジーン・グレイが宇宙で事故に遭遇。これによりダークサイドが覚醒し、世界を滅ぼすほどの強大なパワーを持つダーク・フェニックスに変貌する……。出演は前作「X-MEN:アポカリプス」に引き続きジーン・グレイを演じるソフィー・ターナー、「ミスター・ガラス」のジェームズ・マカヴォイ、「エイリアン:コヴェナント」のマイケル・ファスベンダー。「X-MEN:アポカリプス」の脚本を担当するなど、長年にわたってシリーズに携わってきたサイモン・キンバーグが、長編映画初監督を務める。
NEW今日命日の映画人 1/20
- オードリー・ヘップバーン(1993)
-
マイヤーリング
1957年にテレビ番組『プロデューサーズ・ショーケース』の1本として1度だけ全米生放送された作品。以後、目にする機会はなかったが、当時の技術“キネスコープ”で録画されたマスターを復元し、劇場公開が実現した。オードリー・ヘプバーン(「ローマの休日」)とメル・ファーラー(「戦争と平和」)の夫婦共演も話題に。 -
ローマの休日 製作50周年記念デジタル・ニューマスター版
アメリカン・フィルム・インスティテュートが2000年に発表した“アメリカが生んだ最も素晴らしいラブストーリー ベスト100”の第4位に選ばれた恋愛映画。製作から50周年を迎え、“デジタル・ニューマスター版”として再び公開された。この映画によって、主演のオードリー・ヘプバーンは無名の女優からハリウッド・スターとなった。なお脚本は、当時の赤狩りでハリウッドから締め出されていたダルトン・トランボが、友人のイアン・マクラレン・ハンター名義で初稿を執筆、これにハンターが手を加えたものを、さらにジョン・ダイトンが改稿するかたちで決定稿に至った。初公開時はトランボの名前は伏せられていたが、のちに当時の事情が明らかになり、デジタル・ニューマスター版には新たにトランボの名がクレジットされている。