- 手に汗握る
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- 笑える
- 重厚感のある
- かっこいい
- ほのぼのとした
- セクシーな
- スカッとする
- 親子で楽しめそう
- 考えさせられる
ここが見どころ
実の娘に縁を断たれた初老のトレーナーと、苛酷な境遇の女性ボクサーの間に生まれた絆を描くヒューマン・ドラマ。監督・製作・音楽・主演は「ミスティック・リバー」のクリント・イーストウッド(主演も兼ねた前作は「ブラッド・ワーク」)。製作・脚本はこれが映画デビューとなるポール・ハギス。原作はF・X・トゥールの短編小説。撮影は「ミスティック・リバー」のトム・スターン。美術も「ミスティック・リバー」のヘンリー・バムステッド。編集も「ミスティック・リバー」のジョエル・コックス。共演は「ザ・コア」のヒラリー・スワンク、「ブルース・オールマイティ」のモーガン・フリーマンほか。2005年アカデミー賞4部門(作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞)、同年ゴールデン・グローブ賞2部門(監督賞、ドラマ部門主演女優賞)など多数受賞。
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「ミリオンダラー・ベイビー」のストーリー
トレーラー育ちの不遇な人生から抜け出そうと、自分のボクシングの才能を頼りにロサンゼルスにやってきた31歳のマギー(ヒラリー・スワンク)。彼女は、小さなボクシング・ジムを経営する名トレーナーのフランキー(クリント・イーストウッド)に弟子入りを志願するが、女性ボクサーは取らないと主張するフランキーにすげなく追い返される。だがこれが最後のチャンスだと知るマギーは、ウェイトレスの仕事をかけもちしながら、残りの時間をすべて練習に費やしていた。そんな彼女の真剣さに打たれ、ついにトレーナーを引き受けるフランキー。彼の指導のもと、めきめきと腕を上げたマギーは、試合で連覇を重ね、瞬く間にチャンピオンの座を狙うまでに成長。同時に、実娘に何通手紙を出しても送り返されてしまうフランキーと、家族の愛に恵まれないマギーの間には、師弟関係を超えた深い絆が芽生えていく。そしていよいよ、百万ドルのファイトマネーを賭けたタイトル・マッチの日がやってきた。対戦相手は、汚い手を使うことで知られるドイツ人ボクサーの”青い熊“ビリー(ルシア・ライカー)。試合はマギーの優勢で進んだが、ビリーの不意の反則攻撃により倒され、マギーは全身麻痺になってしまう。寝たきりの生活になり、やがて死を願うようになった彼女。フランキーは悩みながらも、マギーの呼吸器を外して安楽死させてやる。それから彼は、長年の友人である雑用係のスクラップ(モーガン・フリーマン)らを残し、自分のジムから姿を消してしまうのだった。
「ミリオンダラー・ベイビー」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2004 |
公開年月日 | 2005年5月28日 |
上映時間 | 133分 |
製作会社 | マルパソ・プロダクション=ラディ・モーガン・プロダクション |
配給 | ムービーアイ、松竹 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
「ミリオンダラー・ベイビー」の多彩なBlu-ray/DVD
「ミリオンダラー・ベイビー」をTVで観る
- 2021年1月19日放送|テレビ東京
映画専門家レビュー
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