- 手に汗握る
- 感動的な
- 怖い
- おしゃれな
- 泣ける
- 可愛い
- 笑える
- 重厚感のある
- かっこいい
- ほのぼのとした
- セクシーな
- スカッとする
- 親子で楽しめそう
- 考えさせられる
ここが見どころ
ルシル・フレッチャー・ハーマンが書いたラジオ・ドラマ「私の依頼者カーリイ」はノーマン・コーウインの手でコロンビア放送局から放送された。これに基づいてアーヴィング・ファインマンが潤色し、ルイス・メルツァーとオスカー・ソウルが共同で脚色し、アレクサンダー・ホールが監督したもの、主役は「コンドル(1939)」「花嫁凱旋」等に主演したケーリー・グラントで、ハル・ケムプ楽園の歌手から映画入りした新星ジャネット・ブレアがこの映画で初めて我国に紹介される。この2人の外に「王国の鍵」その他に出演したジェームズ・グリースン、10歳の少年俳優テッド・ドナルドスンが主要な役を演じている。撮影監督はフランツ・プラナー。
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「此の虫十万弗」のストーリー
ニューヨークの劇場主ジェリー・フリンは立て続けに当たらぬ芝居を3つも上演したために、自分の所有する劇場をある銀行に抵当に入れ10万ドル借りた金を返済も出来ず、1週間の後には劇場を手離さなくてはならぬ破目に陥り、腐り切って、往来へ出てピンキー・トムスンとファッソの2少年と友達になる。ピンキーは彼に大切にしているボール箱の中を覗けと言う。ジェリーが覗いて見ると、その中には1匹の毛虫がいて、ピンキーの吹くハーモニカの「イエス・サー・ザッツ・マイ・ベビー」の曲に合わせ、尻尾で立ち上って踊るのである。ジェリーはこの前代未聞の珍芸を見てこれで世間をアッと言わせようと思いつき、ピンキーを自分のホテルへ呼び寄せ、新聞記者たちを招待して、踊る毛虫の実演を紹介しようとするが、記者連中はそんな馬鹿なことがあるかと言って、誰も相手にせず帰ってしまう。しかし有名なラジオのアナウンサー、ガブリエル・ハッター氏は、これに興味をもって毛虫カーリーの話をラジオで放送した。彼の話術の巧みさと、彼の教訓とは全米にセンセイションをまき起こした。ジェリーの許へは玩具製造会社などから、カーリーの使用件を譲ってくれと申し込みが殺到する。ウオルト・ディズニーからも2万5000ドルでカーリーの映画化を申し込んで来る。ジェリーはピンキーをパートナーにして、絶対にカーリーを売らぬと約束したが、しかし彼は目前に迫っている10万ドルの必要に抗しかねて、10万ドルならカーリーを売るとディズニーの代表者に告げた。ピンキーの姉のジェニーは、ピンキーが世間から大騷ぎをされるのを好まず、ジェリーの手からピンキーを連れ戻す。しかしピンキーは家を抜け出してジェリーのホテルへ戻って来る。ジェリーはピンキーを自分の許に置くようジェニーを説得する。2人の科学者がカーリーを調べ、現代の奇蹟であると折紙をつけてから、カーリーの名声は圧倒的になり、ディズニーは10万ドルを支払うと申出る。ピンキーはカーリーを手離すことを欲せず、カーリーを抱えて自宅へ逃げ帰る。ジェリーはピンキーにカーリーを渡せと迫り、ピンキーが拒絶すると興奮の余りピンキーの横顔を殴りつけた。彼はしかし自制を取り戻し、ピンキーがカーリーを差し出した時、受け取らずに出て行ってしまう。ピンキーはカーリーの箱に穴が明いて、カーリーの姿が見えなくなったので大騷ぎを始め、全市にわたってカーリー捜査が行われたがカーリーは発見されなかった。フリンはピンキーの自分に対する信頼を裏切ったことに対して自責の念に耐えなかった。彼はピアノの前に座って、カーリーの好きな曲を弾き出した。するとピアノの中から1匹の蝶が舞い出して来た。カーリーは毛虫から蝶になったのである。蝶は音楽に合わせて室内を飛び廻る。窓を明けてやると、それは空高く、舞い上って行くのであった。
「此の虫十万弗」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1944 |
製作会社 | コロンビア映画 |
配給 | セントラル映画社 |
レイティング |
「此の虫十万弗」の多彩なBlu-ray/DVD
映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 4/14
- ピーター・カパルディ(1958)
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パディントン
世界40ヶ国語以上に翻訳される英作家マイケル・ボンドのロングセラー児童小説シリーズ、初の実写映画化。南米ペルーの奥地からイギリスのロンドンへやってきた紳士的なくまのパディントンの冒険をCGIやアニマトロニクスを用い描く。監督はコメディドラマ『マイティ・ブーシュ』を手がけたポール・キング。脚本には「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」のハーミッシュ・マッコールも参加している。パディントンの声を「007 スカイフォール」のベン・ウィショーが担当。ほか、「めぐりあう時間たち」のニコール・キッドマンがパディントンを狙う謎の女を演じる。 -
赤ずきんの森(2006)
暗く広大な森で少女が体験した怪奇と幻想を描くメルヘンスリラー。16歳で出産し、周囲の大人たちに子供を取り上げられてしまったケリーは、友人と出掛けた森で大木に抱かれる赤ちゃんを見つけ出す。“マクザム バリュー・コレクション 第三弾”。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:クレイグ・スタラチェン 製作:ロス・ボーランド 編集:コリン・モニー スペシャルエフェクツ:ボブ・キーン 出演:マーティン・コンプストン/ピーター・カパルディ/サマンサ・シールズ/ケヴィン・クイン - ジーナ・マッキー(1961)
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ファントム・スレッド
「リンカーン」などで3度のアカデミー賞主演男優賞に輝いたダニエル・デイ・=ルイス主演のラブストーリー。1950年代のロンドン。ファッションの中心的存在として脚光を浴びるオートクチュールの仕立屋レイノルズは、若いウェイトレス、アルマと出会う。監督・脚本は、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・トーマス・アンダーソン。出演は、「マルクス・エンゲルス」のヴィッキー・クリープス、「ターナー、光に愛を求めて」のレスリー・マンヴィル。音楽は、「インヒアレント・ヴァイス」のジョニー・グリーンウッド。第75回ゴールデングローブ賞2部門ノミネート。第90回アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞。 -
ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して
「クリスマス・ストーリー」のアルノー・デプレシャンが、実話を基にアメリカで撮影したヒューマンドラマ。心に傷を負ったネイティブアメリカンとフランス人精神分析医の親交が導く静かな奇跡を描く。出演は「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳別れの手紙」のベニチオ・デル・トロ、「さすらいの女神(ディーバ)たち」のマチュー・アマルリック、「ひかりのまち」のジーナ・マッキー。
NEW今日命日の映画人 4/14
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