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６人姉妹の５番目。イリノイ大学ではオペラ歌手を目指して声楽を専攻。夏休み、ナッシュヴィルのオープリーランドでダンサー／歌手として働く。だが演技に魅かれ、ミュージカル『エビータ』のシカゴ公演のオーディションを受けて合格した後、80年にニューヨークに移りブロードウェイの『ウエストサイド物語』でマリアのアンダースタディとしてデビューし、以後『アマデウス』でフランク・ランジェラと、『ヘンリー五世』でケヴィン・クラインと共演する。83年、ブライアン・デ・パルマ監督の「スカーフェイス」で、アル・パチーノ演じる兄が溺愛する妹に扮して映画デビューした。この前にマーティン・スコセッシの「キング・オブ・コメディ」（83）に出演しながら、編集で出演場面が全部カットされる不運に泣いたが、86年、「ハスラー２」（86）でトム・クルーズの恋人役に抜擢される。映画出演２作目にあたるこの役で、アカデミー助演女優賞にノミネートされ注目された。作品ごとに違ったキャラクターを堅実に演じて演技派に成長、「乙女座殺人事件」（88）と「フールズ・オブ・フォーチュン」（90）の２作で組んだアイルランド出身のパット・オコナー監督と結婚している。
メアリー・エリス