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捜索者

南北戦争に従軍したイーサン・エドワーズ(ジョン・ウェイン)は終戦を迎えて3年後、テキサスで牧場を営む弟アーロンの許に戻る。彼を出迎えたのはアーロン始めその妻マーサ、18の娘ルシイ、14になる息子ベン、9歳の娘デビー。他にチェロキー族との混血で、一家がコマンチ族に皆殺しにされたため引取られた血気な若者マーティン・ボウレイ(ジェフリー・ハンター)の姿。だがイーサンハはハーフのマーティンに好感を持たないらしい。翌日、牧師も兼ねるテキサス警備隊隊長サム・クレイトン大尉(ワード・ボンド)の一行がやって来る。隣人の牧場主ジョーゲンセンの牛がインディアンに盗まれたので追跡するのだという。イーサンとマーティンは隊に加わる。マーティンに別れの接吻をするジョーゼンセン家の一人娘ローリイ(ヴェラ・マイルズ)。出発した捜索隊は途中、白人男子を家から誘い出すためのコマンチ族の仕業と知り、二隊に別れて引返す。だが時遅く、エドワーズ一家は皆殺し、ルシイとデビーは誘拐されていた。犯行はコマンチ酋長スカーと部下の仕業と判る。捜索隊はコマンチ族を追跡したが劣勢のため退却。復讐の念に燃えるイーサン、マーティンそしてルシイと愛し合っていた20歳になるブラッド・ジョーゲンセン(ハリー・ケイリー・ジュニア)の3人だけ追跡を続けることになった。数ヵ月後、3人はコマンチ族に追いつき、イーサンはルシイの死体を発見したが祕かに埋葬。だがインディアン幕営地近くでそれを知ったブラッドは狂気のようにコマンチ族目掛けて馬を飛ばせ不運な最後を遂げた。イーサンの敵慨心は更に硬直。やがて捜索2年目も過ぎイーサンは、デビーと血縁もないマーティンに平和な生活へ戻れとすすめたが、彼はきき入れない。その頃、交易所を経営するファタマンから、報酬と引換えにデビーの居所を教えるといってくる。イーサンは単身、交易所へ。マーティンも引止めるローリイの手を振り切って後を追う。デビーは酋長スカーと北方の保留地に向ったと聞いた二人は謝礼を払い直ちに出発。だがその夜露営先に子分を連れたファタマンが襲来。予期していたイーサンは逆に一味を射殺して死体から謝礼金を取戻す。やがてコマンチ族の交易所に立寄った時、マーティンはコマンチ娘ルックに惚れ込まれてしまい、珍妙な夫婦ができ上る。だがスカーの居所を知るらしいルックをイーサンは詰問、姿を消したルックは軍隊に襲撃された集落で死体となって発見。デビーを逃がそうとしてスカーに殺されたらしい。アメリカ西南部を踏破した二人は、ニュー・メキシコ地帯でメキシコ人エミリオの案内から遂に目指すスカーの許に着いた。白人を憎悪するスカー。その天幕には一人前の娘に成長したデビー(ナタリー・ウッド)の姿。だが彼女は二人に気づかない。怖気づいたエミリオは、スカーは全部知っているのだと言い立去る。二人が去りあぐんでいる処に駆けよったデビーは「私は今ではコマンチです。帰って下さい」と言う。血縁の名折れと拳銃を手にしたイーサンはコマンチの狙撃に傷つき、マーティンの助けで辛うじて牧場へ戻る。折しも牧場では、警備隊員チャーリイとローリイの結婚式。怒ったマーティンは花婿と拳銃の応酬。結婚式は流産となる。やがてクレイトン指揮の警備隊はスカーのキャンプを急襲。単身潜入したマーティンはデビーを救いスカーを射殺した。長年コマンチの許で暮したため白人に敵意を持つようになったデビーをイーサンは殺そうと決意、制止するマーティンを殴りつけ、デビーを追いつめて銃口を向けたが無邪気な表情に射つのを止め、馬上に抱き上げてジョーゲンセンの牧場に帰りつく。総ては終った。愛するマーティンを迎えるローリイ。ジョーゲンセン夫人の胸にすがるデビー。6年間の使命を果したイーサンは、満足気に一人去って行った。
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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 6/25

リンダ・カーデリーニ(1975)

カポネ

実話に基づき、伝説のギャング、アル・カポネの最晩年を描いたドラマ。1940年代半ば。長い服役生活を終え、フロリダの大邸宅で家族や友人たちに囲まれ、静かに隠居生活を送るカポネ。だが、そんな彼をFBIはいまだに危険視し、監視を続けていたが……。出演は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のトム・ハーディ、「ハウス・ジャック・ビルト」のマット・ディロン、『ツイン・ピークス The Return』のカイル・マクラクラン。監督・脚本は「クロニクル」のジョシュ・トランク。

ラ・ヨローナ 泣く女

「死霊館」シリーズの生みの親ジェームズ・ワン製作の下、中南米に伝わる怪談を映画化。1970年代のロサンゼルス。不可解な死を遂げた子どもの母親の警告を無視したソーシャルワーカーのアンナは、自分の子どもたちと共に恐ろしい怪現象に遭遇する……。出演は「ハンターキラー 潜航せよ」のリンダ・カデリーニ、「アナベル 死霊館の人形」のトニー・アメンドーラ。
牛原千恵(1966)

ひめゆりの塔(1982)

太平洋戦争末期、全島が戦場と化した沖縄で、ひめゆり部隊と呼ばれ陸軍病院に配属された乙女たちのはかない青春を描く。28年ぶりの再映画化は脚本・水木洋子、監督・今井正と同じコンビ。前作では果たせなかった沖縄現地ロケを行ない、撮影は「裸の大将放浪記」の原一民が担当。

ゆき

天界からやってきた少女ゆきが、弱い百姓と共に戦う姿を描く。斎藤隆介の原作のアニメーションで脚本は宮崎晃、監督は「あにいもうと(1976)」の今井正がそれぞれ担当。

NEW今日命日の映画人 6/25

ラウ・カーリョン(2013)

セブンソード

武侠映画の第一人者ツイ・ハーク監督が、中国、香港、台湾の人気俳優を起用し壮大なスケールで描くアクション巨編。中国を代表する武侠小説の大家、リャン・ユーシェンの『七剣下天山』に基づき、清軍の蛮行を阻止するため立ち上がる7人の剣士の活躍を描く。出演は、香港四天王のレオン・ライ、「HERO」のドニー・イェン、「香港国際警察/NEW POLICE STORY」のチャーリー・ヤン他。

ペディキャブ・ドライバー

40年代のマカオを舞台に、ペディキャブ(自転車で引く人力車)の車夫が、恋に喧嘩に大活躍するアクションもの。監督・製作・主演の3役をこなしたのは「五福星」シリーズなど諸作で知られるサモ・ハン・キンポーで、彼の80年代の活動における集大成というべき一編。脚本は「ハードボイルド 新・男たちの挽歌」のバリー・ウォン(王晶とは別人)と「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」のユェン・カイチー、音楽は「誰かがあなたを愛している」のローウェル・ロー(助演も)、美術は「恋する惑星」のウィリアム・チョン。共演は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズのモク・シウチョン(マックス・モク)、「スウォーズマン/女神伝説の章」のファニー・ユン、「ツイン・ドラゴン」のニナ・リー、「山中傅奇」「空山霊雨」のスン・ユエなど。また、サモ・ハンの人脈を反映して、「霊幻導士」シリーズのラム・チェンイン、「酔拳2」のラウ・カーリョンたちがカメオ出演している。別邦題「帰って来たデブゴン 昇龍拳」。