絵沢萠子 エザワモエコ

  • 出身地:神戸市生田区元町の生まれ
  • 生年月日:1935/03/28
  • 没年月日:2022/12/26

略歴 / Brief history

父・房太郎、母・喜代子の一男三女の長女。県立西宮高校から58年、関西学院大学文学部英文科に進むが、芸事が好きな父の影響で子供のときから俳優を志望し、大学在学中、京都の名門・劇団くるみ座の毛利菊枝演劇教室に入る。62年3月、両者を共に卒業して劇団くるみ座に参加。『リチャード三世』の王子の役で初舞台を踏んでいらい、『アンチゴーネ』『ヴェニスの商人』『カルタの城』などの舞台に出演し68年、退団するが、このときたまたま京都でロケーションしていた新藤兼人監督の近代映協「強虫女と弱虫男」68に松田友絵の芸名でネグリジェ・サロンのホステス役で押しかけ出演、これが映画へのデビューとなった。翌69年、上京し70年、劇団俳優小劇場に入団。『あの人は帰って来なかった』ほかの舞台に立つ一方、近代映協製作の安作郎監督「大地」70や神山征二郎監督の「鯉のいる村」71、「時計は生きていた」73などに出演。この間の72年、西村晃と共演した『黒念仏殺人事件』の舞台を見に来た日活のカメラマン・姫田真佐久の慫慂で、神代辰巳監督のロマン・ポルノ転進第一回作品「濡れた唇」72に主演することになり、芸名を絵沢萠子と改めて新劇女優からロマン・ポルノの新星へと変身する。すでに三十歳を越えていたにもかかわらずその豊満な肉体は意外に初い初いしく、自分のヒモを殺した谷本一と逃亡の旅を重ねるコールガールをみずみずしく好演したのを皮切りに、この72年だけでも村川透監督の「官能地帯・哀しみの女街」のホスト・クラブに通い詰める有閑マダム、神代辰巳監督の「一条さゆり・濡れた欲情」の婦警、田中登監督の「官能教室・愛のテクニック」の気のいい酒場女と出演が相次ぎ、どんな役柄でもこなす実力派として、以降も神代辰巳の「女地獄・森は濡れた」「やくざ観音・情女(いろ)仁義」「四畳半襖の裏張り」73、「同・しのび肌」「鍵」「赤線玉の井・ぬけられます」74、田中登の「昼下りの情事・変身」「●女郎責め地獄」73、「●色情めす市場」74、「女教師」77、加藤彰監督の「OL日記・牝猫の情事」72、「OL日記・濡れた札束」74、「新妻地獄」75ほか数々の作品に助演。浮沈の激しいロマン・ポルノの女優陣のなかでこの人ほど、70年代を目いっぱいに疾走し続けて来た例も珍しいのではあるまいか。とりわけ、神代の「恋人たちは濡れた」73の物憂く猫を抱いた映画館の女主人役の存在感は素晴らしく、それかあらぬか、73年以降は東映「番格ロック」73、「喜劇・特出しヒモ天国」、ATG「祭りの準備」75、松竹「やさぐれ刑事(デカ)」、ホリ企画制作「春琴抄」76と他社へも進出。かたわら近代映協の「わが道」74、「竹山ひとり旅」「あすも夕やけ」77などへも出演し続ける初心は、自主製作ないしは独立プロ作品「愛欲の罠」「カレンダー・レクイエム・黄色い銃声」74、「異邦人の河」「太陽は泣かない」「行く行くマイトガイ・性春の悶々」76、「杳子」77、「星空のマリオネット」「君はいま光のなかに」「正午なり」78へと出演協力する原動力ともなって、脱ごうと脱ぐまいと、そのヴァイタリティ溢れる演技で若い映画人たちを良き姐御ふうに支えつくして来た。むろん、本来の戦場たるロマン・ポルノへの出番も依然として多く、「夢野久作の少女地獄」77の校長・桑山正一と不正計理を働き肉体関係を持つ英語教師や、「人妻集団暴行致死事件」78の泥酔のまま寝小便をしてしまう水商売の女から、「女高生・危険なめばえ」80の典型的な中間層ママまで、年齢相応に芸域を深化させている。また、松竹「復讐するは我にあり」79では今村昌平監督、ATG「ヒポクラテスたち」80では大森一樹監督と、ヴェテランにも新進にも重用されているのは、その誠実な人柄もさることながら、75年の劇団退団後も『愛の影法師』『わいわい天皇正統記』『生きている小平次』など、なお演劇活動を続ける安逸をむさぼらない姿勢のせいであろう。テレビもこの間、数多く出演し、高橋英樹主演の日本テレビ『桃太郎侍』のレギュラーを始め、NHK『うわさの委員会』、日本テレビ『祭ばやしが聞こえる』『気まぐれ本格派』、TBS『わたしは●』、フジ『大捜査線』『妻は霧のなかで』などに出演。71年5月16日、楠年明と結婚。子供はいない。

絵沢萠子の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • じんじん

    絵本の里として知られる北海道上川郡剣淵町を舞台に、人の心の優しさや家族の絆を描くハートフルドラマ。「ミンボーの女」の大地康雄が企画と主演、「七人のおたく」の山田大樹が監督を務める。共演は「ラヂオの時間」の佐藤B作、「食卓のない家」の中井貴恵、「おこげ」の村田雄浩、「いちげんさん」中田喜子、「リアル鬼ごっこ5」の井上正大。2013年5月18日より、北海道・札幌シネマフロンティア、シアターキノ、シネプレックス旭川にて先行上映。
  • 一枚のハガキ

    「石内尋常高等小学校 花は散れども」の新藤兼人監督が自らの体験を基に、戦争によって翻弄される庶民の悲哀を描く。出演は「必死剣鳥刺し」の豊川悦司、「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」の大竹しのぶ、「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」の六平直政、「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」の柄本明、「あしたのジョー」の倍賞美津子。2011年8月6日より東京・テアトル新宿、広島・八丁座にて先行公開。
  • オカンの嫁入り

    咲乃月音の小説『さくら色 オカンの嫁入り』を原作に、「酒井家のしあわせ」」の呉美保監督が映画化。突然の母の結婚を素直に喜べない娘と、自由奔放でありながらも娘を愛情深く見つめる母の姿を描く。出演は「ソラニン」の宮崎あおい、桐谷健太、「信さん・炭坑町のセレナーデ」の大竹しのぶ、「アウトレイジ」の國村隼など。
    70
  • にくめ、ハレルヤ!

    阪神大震災の10年後を舞台に、震災で両親を失った青年と少女の逃避行を描く、第2回シネアスト・オーガニゼーション・エキシビジョン大阪(CO2)企画制作部門制作作品。監督は、「海ノダイナマイト」の板倉善之。出演は、「×4」の苧坂淳、テレビ『天才テレビくんMAX』の藤本七海、「濡れた唇」の絵沢萌子。
  • 黄金花 秘すれば花、死すれば蝶

    映画界で美術監督として長年活躍してきた木村威夫が「夢のまにまに」に続きメガホンを取った長編第2作。老人ホームで生活する個性溢れる面々の姿を描く。出演は「ウルトラミラクルラブストーリー」の原田芳雄、「インスタント沼」の松坂慶子、「サッドヴァケイション」の川津祐介、「グーグーだって猫である」の松原智恵子、「犬神家の一族」の三條美紀など。
  • のんちゃんのり弁

    「Sweet Rain 死神の精度」の小西真奈美主演で贈るハートフルドラマ。東京の下町を舞台に、子連れ離婚した30代の主婦が、お弁当屋開業を目指して奮闘する姿を描く。監督は、「いつか読書する日」の緒方明。「かもめ食堂」のフードスタイリスト飯島奈美が手掛けた料理の数々も見どころ。原作は入江善和の人気コミック。
    70
  • 天国はまだ遠く

    瀬尾まいこの同名小説を「夜のピクニック」の長澤雅彦監督が映画化。都会生活に疲れ、自殺目的で人里離れた土地を訪れた女性が、民宿を営む男との交流を通じて再生する姿を温かなタッチで綴る。主演は「デトロイト・メタル・シティ」の加藤ローサと、「ガキンチョ★ROCK」にも出演したお笑い芸人“チュートリアル”の徳井義実。
  • 落語娘

    最近ブーム再燃が囁かれる日本の伝統芸能「落語」をテーマに、その世界に単身飛び込んで青春を賭けた女性と、業界の異端児と呼ばれた師匠の物語。落語界の知られざる裏事情、さまざまな演目、特にいわくつきの「緋扇長屋」にまつわるエピソードなど、ディテールへのこだわりが楽しめる一作だ。現役の落語家たちが監修に参加、楽屋での細かい所作から小物まで徹底指導しているという。マキノ雅彦として落語をモチーフとした映画『寝ずの番』を監督したこともある津川雅彦の、クライマックスで見せる漂漂とした話芸もさることながら、猛稽古を経て臨んだミムラの落語シーンは見逃せない。「寿限無」「景清」などの演目を見事に披露している。
  • 怪談(2007)

    三遊亭円朝の怪談落語「真景累ヶ淵」を原作に、因果応報に絡め取られた男女の激しい愛憎を描くホラー時代劇。出演は「犬神家の一族」の尾上菊之助、「東京タワー」の黒木瞳。監督は「リング」シリーズや「ラストシーン」の中田秀夫。
  • おばちゃんチップス

    建設会社のエリートだった家弓修平は、長年の夢であった方言研究をするために会社を辞め、はるばる東京から大阪までやって来る。しかし大阪は修平にとって異国の地。のっけから下宿先・樋元商店のおかみさん千春を筆頭に、“おばちゃん”たちが修平の前に立ちはだかり、その勢いに振り回される。唯一の安らぎは、向かいのアパートに住む麻衣子との時間だった。そんな中、実は借金まみれだった樋元商店に、地上げ屋の魔の手が迫ってくるが……。監督は「タナカヒロシのすべて」の田中誠。主演は船越英一郎。ヒロイン・麻衣子役には、ソロシンガーとして活躍中のmisono。
    80
  • 花よりもなほ

    仇討ちのために江戸へ出てきた若い武士が、貧しいながらも人情あふれる長屋で暮らすうちに武士の生き方に疑問を持ち、人間として成長していく姿を描く人情時代劇。監督は「誰も知らない」の是枝裕和。出演は「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」の岡田准一、「阿修羅城の瞳」の宮沢りえ。
  • 雨の町

    フリーのルポライターが35年前に集団失踪した子供たちを巡る謎に迫る異色の和製ホラー。原作は『吸血鬼ハンター”D”』『妖獣都市』の菊地秀行。監督は、デビュー作「タナカヒロシのすべて」で注目された新鋭・田中誠。事件に巻き込まれる若いカップルを若手実力派の和田聰宏、真木よう子が演じ、謎の鍵を握る少女に成海璃子を抜擢した。
  • あおげば尊し

    末期癌の父と死体に興味を抱く生徒を抱え、生と死を見つめることになった小学校教師の姿を描いたヒューマン・ドラマ。監督は「トニー滝谷」の市川準で、重松清原作の同名短編を基に市川監督自身が脚色。撮影を「わたしのグランパ」の小林達比古が担当している。主演は「いかレスラー」のテリー伊藤。シネスイッチ銀座
  • 孕み 白い恐怖

    妊娠した17歳の少女が出産のために訪れた雪深い山奥のペンションで、恐ろしい殺戮の悲劇に巻き込まれるスプラッタ・ホラー。監督は、「ピンク四天王」の次世代を担う「ピンク七福神」のひとり、「OLの愛汁 ラブジュース」の田尻裕司。出演は、ホラー映画初挑戦の前田亜季。脚本は、瀬々敬久監督の「ユダ」「肌の隙間」を手掛けた佐藤有記。
  • 日曜日は終わらない

    NHKハイビジョンドラマとして1999年に放送された後、再放送もソフト化もされないまま伝説と化していた幻の傑作ドラマが<由美香 Oh My Love!>特別企画として上映。監督は『天うらら』の高橋陽一郎。 2005年6月27日、35歳の若さで急逝した女優・林由美香が風俗嬢・佐知子役を自然体の演技で見せ、彼女自身もカンヌ映画祭へ招待されたという記念碑的作品であり、隠れた代表作である。
  • ほたるの星

    ほたるの飼育を通し、新米教師と子供たちの心の触れ合いを描いたヒューマン・ドラマ。監督は「DRUG ドラッグ」の菅原浩志で、実話を基にした宗田理による同名小説を菅原監督自ら脚色。撮影を「天国の本屋 恋火」の上野彰吾が担当している。主演は、「釣りバカ日誌13」の小澤征悦と「ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険!」の菅谷梨沙子。文化庁支援作品。2004年3月13日より、山口県・下関スカラ座にて先行上映。
  • 赤目四十八瀧心中未遂

    直木賞を受賞した車谷長吉の『赤目四十八瀧心中未遂』(文藝春秋社)を、荒戸源次郎によって映画化。寺島しのぶが映画初主演を果たし、ヒロインを演じる。主人公の男に扮するのは、新人・大西滝次郎。ほか大楠道代、内田裕也らが共演。2003年9月25日より大阪・あべの橋近鉄アート館にて先行上映。
  • 蛇イチゴ(2003)

    是枝裕和が初プロデュースする「是枝プロジェクト」の第2弾。28才の新鋭、西川美和のオリジナル脚本に是枝自らが惚れ込んで映画化が実現した。出演は本作が映画初主演となるお笑いコンビ“雨上がり決死隊”の宮迫博之。共演に「櫻の園」「コンセント」のつみきみほ。
    90
  • ぷりてぃ・ウーマン(2003)

    実在するおばあちゃん劇団をモデルに、芝居に第二の人生を見出した老女たちの奮闘ぶりを活写したコメディ。監督は「ショムニ」の渡邊孝好。脚色は「ダンボールハウスガール」の高橋美幸と「OL忠臣蔵」の真崎慎の共同。撮影を「月のあかり」の安田圭が担当している。主演は「狗神」の淡路恵子と「13階段」の西田尚美。
    90
  • マブイの旅

    沖縄を舞台に繰り広げられる不器用な男と女のラブストーリー。監督は「六本木フェイク」「ブルーフェイク」の出馬康成。主演は山田辰夫、共演に冨樫真。なお“マブイ”とは沖縄で魂を意味する。
  • KUMISO 組葬

    組長の葬儀を取り仕切ることになったヤクザを中心に、極道の世界を悲喜こもごもに描いたヤクザ映画。監督は「借王(シャッキング)」シリーズの香月秀之。主演はアウトロー映画を中心に活躍する松田敏幸。
  • カタクリ家の幸福

    人里離れた山中でペンション経営を始めた一家が、数々の災難を乗り越え幸福を掴み取るまでをミュージカル仕立てで描いたコメディ。監督は「DOA FINAL」の三池崇史。韓国映画「クワイエット・ファミリー」を基に、山岸きくみが脚本を執筆。撮影を野村明生が担当している。主演は、「ピストルオペラ」の沢田研二、「本日またまた休診なり」の松坂慶子、「ウォーターボーイズ」の西田尚美、「ほとけ」の武田真治、「伊能忠敬 子午線の夢」の丹波哲郎。第14回東京国際映画祭特別招待作品。HD24P→レーザーキネコ。2002年2月16日より大阪・シネ・リーブル梅田にて先行公開。
  • 銀の男 青森純情篇

    役者を目指す若きホストが、高校時代の初恋の相手の為に奮闘する姿を描いた青春群像ドラマの第2作。監督は前作「銀の男 六本木伝説」と同じく高橋玄。脚本は、本宮ひろ志の原作コミックを下敷きに、高橋監督自らが執筆。撮影も前作「銀の男 六本木伝説」と同じく今泉尚亮が担当している。主演は、山本修と「フリーズ・ミー」の井上晴美。スーパー16ミリからのブローアップ。
  • 世界の終わりという名の雑貨店

    社会からの疎外感に悩む青年と女子高生が雑貨店での出会いを通し、やがて再生していく姿を描いたドラマ。監督は、本作が本篇デビューとなる濱田樹石。嶽本野ばらによる同名短篇を基に、濱田監督と鷲見剛一が共同で脚色。撮影を大橋仁が担当している。主演は、「SELF AND OTHERS」の西島秀俊と新人の高橋マリ子。16ミリからのブローアップ。
  • 柔らかな頬

    失踪した娘を探す人妻の内面を描くドラマ。監督は「ドッグス」の長崎俊一。桐野夏生による第121回直木賞受賞の原作を、長崎監督自身が脚色。撮影を「あしたは、きっと...」の本田茂が担当している。主演は「連弾」の天海祐希。尚、本作はデジタルBS局・BS―iのデジタル・ハイビジョン・ドラマとして制作され、『ハイブリッド・ムービー2001』の中で公開された(前篇2001年1月3日、後篇2001年1月4日)。ハイビジョン国際映像祭フェスティバル賞受賞作品。Full HD作品。DLP上映。
  • 人間の屑

    平成のダメ男の無軌道で出鱈目な人生を、パンクに描いたドラマ。監督は「ちんちろまい」の中嶋竹彦。町田康による原作を基に、「ローカルニュース」の中村義洋が脚色。撮影を「火垂」の猪本雅三が担当している。主演は「式日 SHIKI-JITSU」の村上淳。尚、本作は『J・MOVIE・WARS 5』として製作・公開された。スーパー16ミリからのブローアップ。
  • 三文役者

    今は亡き名バイプレイヤー・殿山泰司の、天衣無縫の俳優人生を描いた人間喜劇。監督・脚色は「生きたい」の新藤兼人。撮影を「生きたい」の三宅義行が担当している。主演は、「弱虫」の竹中直人と「皆月」の荻野目慶子。また、殿山氏を知る証言者として「午後の遺言状」の故・乙羽信子も出演している。近代映画協会50周年記念、00年度本誌日本映画第6位、日本ペンクラブ賞第4位第10回日本プロフェッショナル大賞第7位。芸術文化振興基金助成作品。
    70
  • さくや 妖怪伝

    悪しき妖怪退治に立ち上がった少女剣士の活躍を描く時代冒険活劇。監督は、日本を代表する特殊メイク・造型の第一人者で、本作が初監督作となる原口智生。特技監督に「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」の樋口真嗣。脚本は、原口監督の原案を基に光益公映が執筆。撮影を「柳生外伝 くノ一忍法帖」の江原祥二が担当している。主演は「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」の安藤希。
  • 借王 THE MOVIE 2000

    悪徳システム金融に挑む、おなじみ借王たちの活躍を描く金融コメディのシリーズ第7弾。監督は「平成金融道 マルヒの女」の和泉聖治。土山しげると平井りゅうじによる原作コミックをベースに、「突破者太陽傳」の香月秀之が脚本を執筆。撮影を近森眞史が担当している。主演は、「修羅がゆく11 名古屋頂上戦争」の哀川翔、「平成金融道 マルヒの女」の夏樹陽子、「借王6 浪花相場師伝説」の志賀勝。他に、ゲストスターとして「平成金融道 マルヒの女」の宍戸錠が出演している。キネコ作品。
    50
  • 新 男樹  完結編

    日本最大の暴力団組織の総長を父に持つ高校生が、度胸と人情でトップにのぼりつめていくまでを描いた青春アクション。監督は「カレンダー if just now」の小久保利己。本宮ひろ志によるコミックを基に、土屋保文と本宮自身が共同脚色。撮影を「ドリームメーカー」の林淳一郎が担当している。主演は、宮本大誠。スーパー16ミリからのブローアップ。
  • Kamome

    昭和57年、松山市で実際に起こったホステス事件の犯人・福田和子の15年に及ぶ逃亡生活とその生き様を描いた実録ドラマ。監督は「元気の神様」の中村幻児。脚色は中村監督と「サディスティック・ソング」の佐藤俊城の共同。撮影を中村監督自身が担当している。主演は「元気の神様」の清水ひとみ。スーパー16ミリからのブローアップ。
  • 催眠

    催眠による連続殺人事件に挑む心理カウンセラーと老刑事の姿を描いたサイコ・サスペンス。監督は「パラサイト・イヴ」の落合正幸。松岡圭祐の原作を基に、落合監督と福田靖が脚色。撮影を「踊る大捜査線」の藤石修が担当している。主演は「パラサイト・イヴ」の稲垣吾郎と「富江」の菅野美穂、「パンダ物語」の宇津井健。
  • 借王 THE MOVIE 沖縄大作戦

    莫大な借金を背負った3人の借王たちが、悪徳企業と謎の女詐欺師を敵に回して活躍するコメディ・シリーズの第5作。監督は「新宿やくざ狂犬伝 一匹灯」の和泉聖治。土山しげると平井りゅうじによる原作を基に、「新・極道渡世の素敵な面々 女になった覚えはねぇ」の松本功と岩澤克己のコンビが脚本を執筆。撮影を「新宿やくざ狂犬伝 一匹灯」の鈴木耕一が担当している。主演は、「ニンゲン合格」の哀川翔と「残侠」の志賀勝、「借王4」の夏樹陽子。また、ゲストとして「大いなる完」の南野陽子らが出演している。スーパー16ミリからのブローアップ。
    50
  • 生きたい

    日本の古い民話「姨捨て伝説」と、現代の老人問題を交錯させて描く人間ドラマ。監督・原作・脚色は、「午後の遺言状」の新藤兼人。撮影に「午後の遺言状」の三宅義行があたっている。主演は、「花のお江戸の釣りバカ日誌」の三國連太郎と「学校III」の大竹しのぶ。芸術文化振興基金助成作品。
    60
  • つげ義春ワールド 退屈な部屋

    妻に内緒で部屋を借りた夫を描く短篇ドラマ。つげ義春原作漫画のTVドラマ化シリーズ「つげ義春ワールド」の1本。監督はこれが初監督となる豊川悦司。出演は「渚のシンドバッド」の橋口亮輔、「東京日和」の鈴木砂羽。テレビ東京系列で放映。1999年第36回ギャラクシー賞 受賞。1998年第11回東京国際映画祭シネマプリズム正式上映作品。
  • 借王3

    借金に苦しむ3人組が、ゼネコンと大物総会屋を相手に大がかりな詐欺を試みる金融シリーズの第3弾。監督は前作で和泉聖治と共同監督した香月秀之。土山しげると平井りゅうじによる同名コミックを、「借王」「借王2」に参加した松本功と、岩瀬勝巳が共同脚色。撮影も前作と同じく鈴木耕一があたっている。主演も前作同様、哀川翔、志賀勝、夏樹陽子の3人。なお、本作は「借王4」と同時上映された。
    50
  • 借王4

    おなじみ借王3人組が、今回は大阪の悪徳証券会社を相手に詐欺を働く人気シリーズの第4弾。監督は1,2作に引き続き「大安と仏滅!?」の和泉聖治。土山しげると平井りゅうじによる同名コミックを前作同様、松本功と岩瀬勝巳が共同脚色。撮影も前作と同じく鈴木耕一があたっている。主演も前作同様、哀川翔、志賀勝、夏樹陽子の3人。
    50
  • やわらかい肌(1998)

    バラバラになった家族を元に戻そうと、自らの偽装誘拐を計画した主婦が巻き起こす騒動を描いたブラック・コメディ。監督は「藪の中」の佐藤寿保。脚本は、佐藤による原案を基に、「こんな、ふたり」の五代暁子と佐藤自身が共同執筆。撮影を「イケイケ電車 はめて行かせてやめないで!」の飯岡聖英が担当している。主演は「売春暴力団」の絵沢萌子。R指定。16ミリからのブローアップ。
  • 売春暴力団

    「大阪極道戦争 しのいだれ」「シャブ極道」に続く、山之内幸夫原作、細野辰興監督コンビの“関西極道三部作”の第3弾。ヤクザの組長の息子と腹違いの妹の、近親相姦的な屈折した愛情世界を描いている。脚本は熊谷達文と細野の共同。撮影を「明日なき街角」の佐光朗が担当している。主演は「タオの月」の永島敏行と、新人・川名莉子。
  • すばらしき臨終

    会社をリストラされ葬儀屋に再就職したサラリーマンの姿を通し、日本の葬儀業界の実態を描いたブラック・コメディ。監督は「山田ババアに花束を」の大井利夫。脚本は「恋と花火と観覧車」の砂本量とOV『美乳大作戦メスパイ』の安生文勇、明石竜二の共同。撮影を「最強への道 WELCOME TO THE K zone」の中山光一が担当している。主演は「OL忠臣蔵」の山崎一。16ミリからのブローアップ。
  • 借王

    借金に苦しむ男女3人組が、巧妙な騙しの手口で大金を得ようとする姿を描いたコメディ。監督は「実録新宿の顔 新宿愚連隊物語」の和泉聖治。土山しげると平井りゅうじによる同名コミックを、松本功と旺季志ずかが共同脚色。撮影を「実録新宿の顔 新宿愚連隊物語」の鈴木耕一が担当している。主演は「うなぎ」の哀川翔と、「ピエタ」の志賀勝、「紳士同盟」の夏樹陽子。スーパー16ミリからのブローアップ。
    50
  • 借王2

    借金に苦しむ3人組が、再び集結して手強い敵相手に詐欺を働くコメディ・シリーズの第2弾。監督は「借王」の和泉聖治と「不法滞在」の香月秀之の共同。土山しげると平井りゅうじによる同名コミックを、前作同様、松本功と旺季志ずかが共同脚色。撮影も前作と同じく鈴木耕一があたっている。主演も前作同様、哀川翔、志賀勝、夏樹陽子の3人。スーパー16ミリからのブローアップ。
    50
  • 愛する(1997)

    ハンセン病と誤診されたことにより、人間としての生き方に目覚めていく孤独な少女の心の成長を描いたヒューマン・ドラマ。監督は「深い河」の熊井啓。原作は、かつて浦山桐郎が映画化した遠藤周作の『わたしが・棄てた・女』で、今回は原作に忠実に熊井自身が脚色。撮影には「深い河」の栃沢正夫があたっている。主演は「誘拐」の酒井美紀と「スワロウテイル」の渡部篤郎。
    60
  • 岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇

    恋と喧嘩の日々を繰り返す若者たちの姿を描いた青春コメディの第2弾。監督は「極道戦国志 不動」の三池崇史。中場利一による同名小説を、「MACROSS PLUS」の信本敬子とOV『ケンカの花道』のNAKA雅MURAが共同脚色。撮影を「狼の眼」の山本英夫が担当している。主演は映画初登場となる吉本興業の若手コンビ・千原兄弟のふたりと、やはり映画初登場の鈴木沙理奈。1997年3月22日より大阪・シネマワイズinうめだ花月シアターにて先行上映。
    80
  • スーパーの女

    激安店の出現により営業危機に追いやられたスーパーの専務が、幼なじみのスーパー好きの主婦の協力を得て経営を立て直すまでを描いたコメディ。監督・脚本は「静かな生活」の伊丹十三。撮影も「静かな生活」の前田米造。主演は「お葬式」以来、伊丹映画には欠かせない伊丹夫人の宮本信子と、同じく常連の津川雅彦。
  • 陽炎2

    女胴師と彼女の姉貴分の確執を中心に、ヤクザの抗争を描いた娯楽時代劇。故・五社英雄監督が「陽炎」で創りあげた主人公はそのままに、前作とは違った内容で展開する。監督・脚本は「帝都物語外伝」の橋本以蔵。撮影も「帝都物語外伝」の藤石修が担当している。主演は「集団左遷」の高島礼子。敵役の女博徒に小柳ルミ子がふんしている。
  • エイジアン・ブルー 浮島丸サコン

    1945年8月24日、京都舞鶴沖で爆沈した一艘の輸送船と、それを巡る親子の模様を描いた反戦ドラマ。監督は「花物語」の堀川弘通。脚本は「私が棄てた女」の山内久と、今井邦博の共同。主演は無名塾出身で、「遠き落日」の藤本喜久子。ちなみにタイトルのサコンとは、ハングルで事件を表す言葉。戦後50年作品。
  • 難波金融伝 ミナミの帝王 スペシャル劇場版

    おなじみ“萬田銀行”の活躍を描く劇場版シリーズの第7弾。エステ・ローンを巡るキリトリ・バトルが描かれる。監督はシリーズの大半を手がける萩庭貞明。撮影監督制を採るキャメラマン・三好和宏も前作に続き撮影を担当。元チェッカーズの高杢禎彦、喜多嶋舞、佐藤B作ほかがゲスト出演。
  • みんな~やってるか!

    カー・セックスがしたい!と妄想をつのらせた冴えない男が、紆余曲折を経て、バッタ男となって死ぬまでを描いた奇想天外なナンセンス・コメディ。何かと話題の耐えない“天才”北野武の第5回監督作品にして、ビートたけし第1回監督作品。脚本、編集も北野が担当。撮影は「3-4x10月」以来コンビを組んでいる柳島克己。主演は「銀玉マサやん」に主演した“たけし軍団”のダンカン。
  • 平成無責任一家 東京デラックス

    家業が詐欺師で“騙されるより騙せ”を家訓とするとんでもない一家が巻き起こす騒動を描いたコメディ。監督は93年に映画賞を総ナメにした「月はどっちに出ている」の崔洋一で、脚本は前作でもコンビを組んだ鄭義信と崔との共同。出演も岸谷五朗、絵沢萠子、麿赤児、ルビー・モレノら、前作のメンバーが顔を揃えている。
  • 居酒屋ゆうれい

    街のはずれにある小さな居酒屋を舞台に、主人と新妻、ユーレイとなった前の妻が繰り広げる恋を描くコメディ。山本昌代の同名小説(河出書房新社・刊)をもとに、「エンジェル 僕の歌は君の歌」の渡邊孝好が監督。脚本は「夏の庭 The Friends」の田中陽三、撮影は藤沢順一が担当。94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第3位、同読者選出日本映画ベストテン第3位。
  • 月はどっちに出ている

    在日コリアンのタクシー運転手とフィリピーナの恋を軸に、在日外国人をはじめ東京に暮らす様々な人々のたくましい日常をシリアス、かつコミカルに描くドラマ。梁石日の『タクシー狂操曲』を原作に、「Aサインデイズ」の崔洋一が監督。本作に先立ち、WOWOWで放映された同名の短編連作が土台となっている。脚本は鄭義信と崔の共同。撮影は「お墓と離婚」の藤沢順一が担当。主演の忠男役にはWOWOW版の石橋凌に代わって劇団SETの岸谷五朗が扮している。キネマ旬報ベストテン第一位。スーパー16ミリ。
    98
    • おしゃれな
    • 泣ける
  • J・MOVIE・WARS

    九二年十二月から九三年六月にかけて、WOWOW日本衛星放送において放映された、五人の気鋭の監督がそれぞれ一話約十分の映画を各四話ずつ演出した競作。時間的制約を除き、各監督が自分たちの作りたい企画を各々の個性を思う存分発揮して作り放映時から評判を呼んでいたのが劇場公開となった。日本映画の製作システムの新しい試みとしても注目された。シリーズ全体の監修を「逆噴射家族」の石井聰亙がつとめている。 石井聰亙篇「TOKYO BLOOD」 〈閃光への予感〉というテーマのもと、特に各話に共通項はなく作られた石井聰亙作品。脚本は石井と「てなもんやコネクション」の宇野イサムの共同。撮影監督は「きらきらひかる」の笠松則通。(37分) 崔洋一篇「月はどっちに出ている」 在日朝鮮人のタクシードライバーが体験するしたたかな日常を描く連作。梁石日の原作『タクシー狂噪曲』をもとに、「Aサインデイズ」の崔洋一が監督し、同作でもコンビを組んだ石橋凌が主演した。脚本は崔と鄭義信の共同。撮影は「死んでもいい」の佐々木原保志。後に作られた長編「月はどっちに出ている」のステップとなった。 山川直人篇「来たことある初めての道」 雪の北海道を舞台に、二人の男女の出会いと別れをファンタスティックに描く。監督・脚本は「バカヤロー!3 ヘンな奴ら」の一エピソード「クリスマスなんか大嫌い」の山川直人。放映時は一エピソード・一カットであったが、劇場公開用の別バージョンとなっている。撮影監督は「ワールド・アパートメント・ホラー」の篠田昇が担当。 長崎俊一篇「ワイルドサイド」 ラジオで人生相談をしている男性を中心に、大人の男女の恋愛にまつわる葛藤を描く。監督・脚本は「ナースコール」の長崎俊一。撮影監督は「誘惑者」の渡部眞が担当。 榎戸耕史篇「殺し屋アミ」 普段はごく普通の少女だが、実はプロの殺し屋であるアミの日常を描く。監督は「ありふれた愛に関する調査」の榎戸耕史。脚本は戸塚和子。撮影監督は石井篇と同じく笠松則通が担当。テレビの司会などで活躍する新人・沢弥かながヒロインに選ばれた。
  • 夏祭り

    仕事に疲れてふらりと旅に出た女性演歌歌手とちんどん屋のふれ合いの物語。監督・脚本は「ドドンパ娘、川を行く」の二見薫。主人公を演じる秋本千波のほか(挿入歌「夢千代の里」センチュリーレコード)、ちんどん通信社がちんどん囃子や南京玉すだれ、ラッパ踊りなどの芸を、また河内家秋水が音頭歴20年の河内音頭を披露している。
  • 四万十川

    昭和30年代の高知県・四万十川を舞台に、一人の少年の眼を通して、そこに住む人々の生活模様を描く。笹山久三原作の同名小説の映画化で、脚本は「パッセンジャー 過ぎ去りし日々」の古田求が執筆。監督は「生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件」の恩地日出夫。撮影は「死の棘」の安藤庄平がそれぞれ担当。
  • 斬殺せよ 切なきもの、それは愛

    昭和初期の遊郭を舞台にそこでけなげに生きる娼婦と時代の運命に流されながら生きる人間たちの愛と葛藤を描く。脚本・監督は「矢田教育差別事件」の須藤久。共同脚本は米谷純一。撮影は「べっぴんの町」の宗田喜久松がそれぞれ担当。
  • 浪人街(1990)

    江戸末期の下町を舞台に、そこの裏界隈を生きるアナーキーな浪人たちの人間模様を描く時代劇。山中伊太郎原作の同名小説の映画化で、脚本は「226」の笠原和夫が執筆。監督は「TOMORROW 明日」の黒木和雄。総監修は「純子引退記念映画 関東緋桜一家」のマキノ雅広。撮影は高岩仁と特別協力として「舞姫(1989)」の宮川一夫がそれぞれ担当。
    80
  • 人間の砂漠

    刑務所という極度の場に送られた女性を通して、現代社会の本質を描く。早瀬圭一原作のノンフィクション小説『長い午後』の映画化で、「夢千代日記」の故・浦山桐郎の脚本を「花の季節」の中岡京平が脚色化、監督は「青い山脈'88」の斎藤耕一、撮影は同作の山崎善弘がそれぞれ担当。
  • 病院へ行こう

    とある大学病院を舞台に、医者と患者やそこに携わる人々の姿をブラックユーモアに描く。脚本は「彼女が水着にきがえたら」の一色伸幸が執筆、監督は「木村家の人びと」の滝田洋二郎、撮影は「悲しきヒットマン」の浜田毅がそれぞれ担当。
    70
  • 嵐の中のイチゴたち

    とある公立中学校を舞台に校内暴力、いじめ、登校拒否などの学内問題を描く。後藤竜二原作『14歳・Fight』の映画化で、脚本・監督は「風のあるぺじお」のプロデューサー・吉井憲一、撮影は古山正がそれぞれ担当。
  • いこかもどろか

    女好きのサラリーマンとギャンブル好きの女が大金をめぐって暴力団や警察と争う様子を描く。原作・脚本はTV「男女7人夏/秋物語」の鎌田敏夫、監督はTBSのディレクターの生野慈朗で映画はこれが第一作。撮影は「ラブ・ストーリーを君に」の仙元誠三がそれぞれ担当。
  • TOMORROW 明日

    1945年8月8日、長崎に原爆が投下される前日から翌朝までの日常風景を描く。井上光晴原作の小説『明日・1945年8月8日・長崎』の映画化で、脚本は黒木和雄と井上正子、「危険な女たち」の竹内銃一郎が共同で執筆。監督は「泪橋」の黒木、撮影は「アラカルト・カンパニー」の鈴木達夫がそれぞれ担当。
  • 噛む女(1988)

    団塊の世代の夫が妻の陰謀により、死へ追いやられる恐怖を描く。結城昌治原作の同名小説の映画化で、脚本は「待ち濡れた女」の荒井晴彦が執筆。監督は「ベッドタイムアイズ」の神代辰巳。撮影は「パイレーツによろしく」の篠田昇がそれぞれ担当。
  • てんびんの詩

    商人の家に生まれた少年が行商を経て、商いの心を知るまでを描く。脚本は竹本幸之祐が執筆。監督は梅津明次郎、撮影は斎藤定次がそれぞれ担当。16ミリ。
  • マルサの女

    国税局査察部に勤める女性が、ラブホテル経営者を脱税で摘発するまでを描く。脚本は監督も兼ねている「タンポポ」の伊丹十三が執筆。撮影は「時計 Adieu_l'Hiver」の前田米造が担当。
  • 極道の妻たち

    暴力抗争下で、様々な境遇を生きる極道の妻たちの姿を描く。『週刊文春』に連載された家田荘子原作の同名ルポタージュの映画化で、脚本は「春の鐘」の高田宏治、監督は「十手舞」の五社英雄、撮影は同作の森田富士郎がそれぞれ担当。
    70
  • 大奥十八景

    権力と欲望と愛憎の渦巻く女の園を舞台に、唯一人の男、将軍の胤を求めて飛び交う女たちの姿を描く。南原幹雄原作の同名小説の映画化で、脚本は「ザ・サムライ」の志村正浩と同作の鈴木則文の共同執筆。監督は鈴木則文、撮影は「二代目はクリスチャン」の北坂清がそれぞれ担当。
    70
  • 逃がれの街

    平凡な毎日を送っていた男が、突然襲ったアクシデントに青春を狂わせられ自らも狂気を抱いていく姿を描く。北方謙三原作の同名小説の映画化で、脚本は「疑惑」の古田求と工藤栄一の共同執筆。監督は「野獣刑事」の工藤栄一、撮影は「TOSHI in TAKARAZUKA Love Forever ラブ・フォーエバー」の岸本正広がそれぞれ担当。主題歌は、柳ジョージ(「80番街」)。
  • ブルーレイン大阪

    かつて捨てられたことのある男と再会し、もう一度、その男に賭けようとする水商売の女の姿を描く。脚本は「ピンクのカーテン3」の高田純、監督は「縄と乳房」の小沼勝、撮影は「女帝(1983)」の鈴木耕一がそれぞれ担当。主題歌は、八代亜紀(「ブルーレイン大阪」)。
    60
  • 絶頂姉妹 堕ちる

    売春の生活から抜け出そうとしながらも堕らていく母と二人の娘の生活を描く。脚本は「軽井沢夫人」のいどあきお、監督は「看護婦日記 獣じみた午後」の黒沢直輔、撮影は「宇能鴻一郎の女医も濡れるの」の森勝がそれぞれ担当。
  • 野獣刑事

    かつて逮捕した男の情婦との関係を軸に、有能だがやり過ぎと評判のある刑事の姿を描く。脚本は「狂った果実(1981)」の神波史男、監督は「ヨコハマBJブルース」の工藤栄一、撮影は「セーラー服と機関銃」の仙元誠三がそれぞれ担当。
    80
  • 人形嫌い

    兄を愛しながらも、そのフィアンセの出現によって動揺し、行きずりの男と関係を結ぶ女高校の姿を描く。脚本は「ザ・レイプ」の田中晶子で、これは彼女が高校三年生のときに応募した『シナリオ』誌コンクールの入選作である。監督はテレビ出身で、これがデビュー作となる日高武治、撮影は小島勲がそれぞれ担当。
  • オン・ザ・ロード(1982)

    白バイの青年警官と、過って彼に怪我を負わされた女との憎しみから愛に変る関係を描く。脚本は「女教師のめざめ」の那須真知子、ピンク映画の監督として80本以上の作品を手がけ、これで一般映画の監督としてもデビューする和泉聖治、藤中秀紀の共同執筆、撮影は「限りなく透明に近いブルー」の赤川修也がそれぞれ担当。
  • 巣立ちのとき 教育は死なず

    絶対に退学者をださないという教育方針をつらぬく高校を舞台に、全国から集まった落ちこほれ生徒と教師のふれあいを描く。若林繁太の同名の原作の映画化で、脚本・監督はこの作品がデビュー作となる板谷紀之、撮影は「三本足のアロー」「くるみ割り人形」の杉田安久利がそれぞれ担当。
  • 嗚呼!おんなたち 猥歌

    二十年ものあいだロックを歌い続ける歌手と、波をとりまくおんなたちの性を描く。脚本は「遠雷」の荒井晴彦と、「快楽学園 禁じられた遊び」の神代辰巳の共同執筆、監督も神代辰巳、撮影は「制服体験トリオ わたし熟れごろ」の山崎善弘がそれぞれ担当。
  • ヒポクラテスたち

    京都府立医大を卒業した大森一樹監督が自らの体験をもとに、大学病院での臨床実習を通して、医術を身につけていく若者たちの青春群像を描く。脚本・監督は「オレンジロード急行」の大森一樹、撮影は「日本の悪霊」の堀田泰寛がそれぞれ担当。
    90
  • おさな妻(1980)

    苛酷な試練を乗り込えて生きる新妻の姿を描く。脚本は「女高生 危険なめばえ」の鹿水晶子、監督も同作の白鳥伸一、撮影は「淫絶海女 うずく」の山崎敏郎がそれぞれ担当。
    70
  • 愛欲の標的

    心臓発作に苦しむ夫を愛人と組んで完全犯罪で殺害し、残された莫大な遺産をめぐっての愛と裏切りを描くサスペンス。脚本は「ズームアップ 暴行現場」の桂千穂、監督は「天使のはらわた 名美」の田中登、撮影は「エロス学園 発情時代」の水野尾信正が担当。
  • その後の仁義なき戦い

    暴力組織の新旧交代に伴う激烈な内部抗争に集点を絞り、その中で、翻弄される若いヤクザたちの友情、裏切り、戦い、生きざま死にざまを描く。脚本は「総長の首」の神波史男と「宇宙からのメッセージ MESSAGE_from_SPACE MESSAGE from SPACE」の松田寛夫、監督は「まむしの兄弟 二人合わせて30犯」以来四年ぶりの工藤栄一、撮影は「トラック野郎 一番星北へ帰る」の中島徹がそれぞれ担当。
    60
  • 高校エロトピア 赤い制服

    高校の映研部の三人の部員が、自分たちの力だけで、ブルーフィルムを製作するまでを描く。大友克洋が『ヤングコミック』に発表した「任侠シネマクラブ」の映画化で、脚本は「女生徒」の鹿水晶子、監督は「宇能鴻一郎の看護婦寮日記」の白鳥信一、撮影は「女教師 汚れた噂」の森勝がそれぞれ担当。
    0
  • もっとしなやかにもっとしたたかに

    ロックバンドのグルーピーの少女との出会いによってニューファミリーを志向している妻子ある青年の自分の生活に対する疑問や苦悩を描く。小林竜雄の一九七八年度城戸賞準入選作の映画化で、脚本は「新・人間失格」の小林竜雄、監督は「帰らざる日々」の藤田敏八、撮影は「肉の標的・奪う!」の前田米造がそれぞれ担当。
  • 復讐するは我にあり

    九州、浜松、東京で五人を殺し、詐欺と女性関係を繰り返した主人公の生いたちから死刑執行までを辿る。昭和五十年下期の直木賞を受賞した佐木隆三の同名の原作の映画化で、脚本は「ギャンブル一家 チト度が過ぎる」の馬場当、監督は「にっぽん戦後史 マダムおんぼろの生活」の今村昌平、撮影は「野性の証明」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
    80
  • 十代 恵子の場合

    大学入試を目前に控えた十七歳の女子高校生が、家庭内の不和、学校の成績至上主義からはみだし、転落していく姿を描く。脚本、監督は「地獄の天使 紅い爆音」の内藤誠、撮影は「蛇と女奴隷」の鈴木史郎がそれぞれ担当。
  • 赫い髪の女

    建設会社でダンプカーの運転をする主人公と道で拾った赫い髪の女との、ただれた愛欲のうねりを描く。中上健次の原作『赫髪』の映画化で、脚本は「トルコ110番 悶絶くらげ」の荒井晴彦、監督は「壇の浦夜枕合戦記」の神代辰巳、撮影は「団鬼六 縄化粧」の前田米造がそれぞれ担当。
  • 女生徒

    十六歳の二人の女生徒が出会う様々な出来事を通して少女から大人へ脱皮する姿を描く。脚本は「女教師 秘密」の鹿水晶子と「オリオンの殺意より 情事の方程式」の根岸吉太郎、監督も同作の根岸吉太郎、撮影は「団鬼六 縄化粧」の前田米造がそれぞれ担当。
  • 正午なり

    都会の生活に失敗した青年が故郷に帰り、そこで、自分の生活を見出そうとする姿を描く。芥川賞作家、丸山健二の同名の原作を映画化したもので、脚本は漫画家として活躍する福地泡介、監督は黒木和雄の助監督をつとめてきて、この作品がデビューとなる後藤幸一、撮影は「わんぱくパック まなつのよるのゆめ」の西浦清がそれぞれ担当している。
  • 殺人遊戯

    大型拳銃マグナム44をひっ下げた殺し屋の姿を描く。脚本は播磨幸治と「高校エマニエル 濡れた土曜日」の佐治乾の共同執筆、監督は「最も危険な遊戯」の村川透、撮影も同作の仙元誠三がそれぞれ担当。
    80
  • 難病「再生不良性貧血症」と闘う 君はいま光のなかに

    「再生不良性貧血症」で愛児を亡くした一主婦の苦闘の記録を映画化したもので、日夜苦しみ続ける患者と家族の姿を通して、この病気のおそろしさと、献血の必要性を描く。脚本は岡田正代と塩田千種の共同執筆、監督は「鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い」の吉田憲二、撮影も同作の大津幸四郎がそれぞれ担当。
  • 女教師 秘密

    既婚の女教師と男子学生の、心の隙間をうずめ合う不倫の恋を描く。脚本は「団地妻 二人だけの夜」の鹿水晶子、監督は「課外授業 熟れはじめ」の白鳥信一、撮影は「ひと夏の関係」の畠中照夫がそれぞれ担当。
  • 野性の証明

    国家権力によって比類ない殺人技術を叩きこまれた男が、一人少女のなかに、自らの人間性の回復を託そうとする男の姿を描く森村誠一原作の映画化。角川映画第三弾。脚本は「日本の首領 完結篇」の高田宏治、監督は「人間の証明 Proof of the Man」の佐藤純彌、撮影は「順子わななく」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
    79
    • 手に汗握る
    • かっこいい
  • 時には娼婦のように

    なかにし礼のヒット曲「時には娼婦のように」のメロディーをバックにすれ違う愛の姿を描く。脚本はなかにし礼、監督は「金曜日の寝室」の小沼勝、撮影も同作の前田米造がそれぞれ担当。
    80
  • 順子わななく

    下町を舞台に、過去の男への思いを捨てきれずに彷徨する女の姿を描く。脚本は「団鬼六 〈黒い鬼火〉より 貴婦人縛り壷」のいどあきお、監督は「先生のつうしんぼ」の武田一成、撮影は「16歳・妖精の部屋」の姫田真佐久がそれぞれ担当。
    80
  • 星空のマリオネット

    暴走族からぬけでた若者が理由もなく自死していく姿を描いた、喜多唯志の同名小説の映画化。脚本は「青年の樹(1977)」の大和屋竺と、「青春散歌 置けない日々」の橋浦方人、監督も同作の橋浦方人、撮影は奥村祐治がそれぞれ担当。
  • 団地妻 犯された肌

    平凡な団地の主婦が、男に強姦され、殺人事件にまでまきこまれる姿を描く。脚本は伊藤秀裕と「幻想夫人絵図」の松岡清治、監督は「おさわりサロン おしぼりでお待ちします」の白井伸明、撮影は「四畳半芸者の枕紙」の高村倉太郎がそれぞれ担当。
  • あすも夕やけ

    「二つのハーモニカ」で日本映画監督協会新人奨励賞を受賞した神山監督がメガホンを取る話題作。あや子という「謎の子」を中心に、小学生児童が残されている自然のなかで自由奔放に繰りひろげる子供の世界を描く。脚本は「二つのハーモニカ」の松田昭三と神山征二郎、監督も同作の神山征二郎、撮影も同作の南文憲がそれぞれ担当。
  • 女教師

    東京近郊の中学校で美人教師が、中学生の一団に暴行されるという事件をきっかけに社会の裏面を操る大人たちの性関係をも生々しく描く、清水一行の同名小説の映画化。脚本は「性処女 ひと夏の経験」の中島丈博、監督は「江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者」の田中登、撮影は「夢野久作の少女地獄」の前田米造がそれぞれ担当。
    50
  • 杳子

    研ぎすまされた感性の持ち主である二人の姉妹の心の軌跡を追う。芥川賞を受賞した古井由吉の同名小説の映画化。脚本・監督は伴睦人、撮影は渡部眞がそれぞれ担当。(16ミリ)
  • 昼下りの情事 すすり泣き

    父親が異なり、性格もまったく違う姉妹の生きざま描く。脚本は「東京チャタレー夫人」の大工原正泰、監督は「宇能鴻一郎の上と下」の白鳥信一、撮影は「襲られる」の畠中照夫がそれぞれ担当。
  • 新宿乱れ街 いくまで待って

    新宿の裏街を舞台に、酒と女を求めて、集散する若者の哀歓を描く。脚本は「不連続殺人事件」の荒井晴彦、監督は「嗚呼!! 花の応援団 男涙の親衛隊」の曽根中生、撮影は「女囚101 しゃぶる」の水野尾信正がそれぞれ担当。
  • 夢野久作の少女地獄

    推理小説作家、夢野久作の初映画化作品。人間の奥底に潜む、獣欲、偽善がもたらした地獄の世界の餌食になり、悲惨で残酷な少女からの脱皮を余儀なくされた、ひたむきな二人の女学生を描く。脚本は「発禁本「美人乱舞」より 責める!」のいどあきお、監督は「性と愛のコリーダ」の小沼勝、撮影は「野球狂の詩」の前田米造がそれぞれ担当。
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「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 2月2日無料ライブ配信決定!! この度、2022年2月2日(水)19時より、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルにて「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」のライブ配信を行う事が決定致しました。 前年に日本で公開された映画の中から、厳選なるのべ120名以上の選考者の投票により、中立公平に選出された、その年に称賛すべき作品、映画人を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」。1924年に創設され、途中戦争による中断が2年あったものの、世界的にも非常に長い歴史を持つ映画賞であり、今回で95回目の開催となります。 2022年2月2日(水)19時~ 全16賞を一挙発表! 各受賞者へトロフィ授与する表彰式の模様をBunkamuraオーチャードホールよりライブ配信いたします! 【概要】 「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」 ■日時:2022年2月2日(水)19:00〜  ■視聴方法:↓キネマ旬報公式youtubeチャンネルにて(事前に「チャンネル登録」をお願いします) https://www.youtube.com/watch?v=z4yoXBcWbJ0 ■「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」全16賞 第1位(日本映画作品賞)、第1位(外国映画作品賞)、第1位(文化映画作品賞)、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、外国映画監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、新人女優賞、新人男優賞、読者賞、読者選出日本映画監督賞、読者選出外国映画監督賞、特別賞 ※ベスト・テン表彰式の前に「映画感想文コンクール2021」の表彰も行います 選考者による投票結果など、2位以下を含めた全賞の詳しい結果につきましては、2022年2月4日(金)発売の「キネマ旬報2月下旬ベスト・テン発表号」に掲載いたします。こちらよりお求めください。 ●主催:キネマ旬報社 ●ICTパートナー:NTT東日本 ●会場協力:Bunkamura   【キネマ旬報ベスト・テンとは】 『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に創刊し、現在まで続いている映画雑誌として、世界一の歴史を誇ります。最初に、キネマ旬報ベスト・テンを行ったのは、1924年度(大正13年)。当初は、編集同人のみによる投票で、〈芸術的に最も優れた映画〉〈娯楽的に最も優れた映画〉の2部門(外国映画部門のみ)でしたが、1926年(大正15年)、日本映画の水準が上がったのを機に、現在と同様〈日本映画〉〈外国映画〉の2部門に分けたベスト・テンに変わりました。戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2021年度のベスト・テンで95回を数えます。 「キネマ旬報ベスト・テン」の特徴 ■世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞(今回で95回を数える。ちなみに、アメリカのアカデミー賞は2022年で第94回となる)であること。 ■ベスト・テンという形で、その年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選び出していること。 ■ベスト・テン及び各賞の選考者は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、しかも選考者数が多く(2021年度はのべ120名以上)、さらにその年齢・所属の幅(映画評論家、ジャーナリストなど)も広いことから、当年の映画界の実勢を反映する、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を受けていること。 ■特別賞に関して 『キネマ旬報』は2019年に創刊100周年を迎え、1世紀にもわたり続けてこられたのは、多くの映画と映画関係者、何よりも映画ファンに支えられてきたからこそと確信しております。 そこで、100周年を迎えた2018年度より、改めて特別賞を設け、より、多くの映画人の業績を讃え、先達への敬意と感謝の意を表すべく、「キネマ旬報ベスト・テン 特別賞」を設けました。 (※過去にも2度、「特別賞」という名称での授賞がございましたが、本賞は創刊100周年を機に制定した新たな賞と位置づけております) ■文化映画に関して 「社会、文化、科学、芸術、教育といった教養的な視点から国内で制作された映像作品で、ドキュメンタリー映画や短編など、幅広いジャンルを取り扱っています。一般劇場公開はされてはいない、公民館やホール等で上映された作品も対象です」 [adchord]

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2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表! 日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「ドライブ・マイ・カー」   外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「ノマドランド」   文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「水俣曼荼羅」   【個人賞】 日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」 により   日本映画脚本賞 濱口 竜介 大江 崇允 「ドライブ・マイ・カー」により   外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」「エターナルズ」により   主演女優賞 尾野 真千子 「茜色に焼かれる」 「ヤクザと家族 The Family」により   主演男優賞 役所 広司 「すばらしき世界」により   助演女優賞 三浦 透子 「ドライブ・マイ・カー」 「スパゲティコード・ラブ」により   助演男優賞 鈴木 亮平 「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により   新人女優賞 河合 優実 「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により   新人男優賞 和田 庵 「茜色に焼かれる」 により   読者選出日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」 により   読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」により   読者賞 立川 志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」により   特別賞 佐藤 忠男 70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して   キネマ旬報ベスト・テン第2位以降の作品ランキングは、2月4日(金)発売『キネマ旬報2022年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ご購入はコチラ

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「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 2月2日無料ライブ配信決定!! この度、2022年2月2日(水)19時より、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルにて「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」のライブ配信を行う事が決定致しました。 前年に日本で公開された映画の中から、厳選なるのべ120名以上の選考者の投票により、中立公平に選出された、その年に称賛すべき作品、映画人を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」。1924年に創設され、途中戦争による中断が2年あったものの、世界的にも非常に長い歴史を持つ映画賞であり、今回で95回目の開催となります。 2022年2月2日(水)19時~ 全16賞を一挙発表! 各受賞者へトロフィ授与する表彰式の模様をBunkamuraオーチャードホールよりライブ配信いたします! 【概要】 「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」 ■日時:2022年2月2日(水)19:00〜  ■視聴方法:↓キネマ旬報公式youtubeチャンネルにて(事前に「チャンネル登録」をお願いします) https://www.youtube.com/watch?v=z4yoXBcWbJ0 ■「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」全16賞 第1位(日本映画作品賞)、第1位(外国映画作品賞)、第1位(文化映画作品賞)、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、外国映画監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、新人女優賞、新人男優賞、読者賞、読者選出日本映画監督賞、読者選出外国映画監督賞、特別賞 ※ベスト・テン表彰式の前に「映画感想文コンクール2021」の表彰も行います 選考者による投票結果など、2位以下を含めた全賞の詳しい結果につきましては、2022年2月4日(金)発売の「キネマ旬報2月下旬ベスト・テン発表号」に掲載いたします。こちらよりお求めください。 ●主催:キネマ旬報社 ●ICTパートナー:NTT東日本 ●会場協力:Bunkamura   【キネマ旬報ベスト・テンとは】 『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に創刊し、現在まで続いている映画雑誌として、世界一の歴史を誇ります。最初に、キネマ旬報ベスト・テンを行ったのは、1924年度(大正13年)。当初は、編集同人のみによる投票で、〈芸術的に最も優れた映画〉〈娯楽的に最も優れた映画〉の2部門(外国映画部門のみ)でしたが、1926年(大正15年)、日本映画の水準が上がったのを機に、現在と同様〈日本映画〉〈外国映画〉の2部門に分けたベスト・テンに変わりました。戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2021年度のベスト・テンで95回を数えます。 「キネマ旬報ベスト・テン」の特徴 ■世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞(今回で95回を数える。ちなみに、アメリカのアカデミー賞は2022年で第94回となる)であること。 ■ベスト・テンという形で、その年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選び出していること。 ■ベスト・テン及び各賞の選考者は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、しかも選考者数が多く(2021年度はのべ120名以上)、さらにその年齢・所属の幅(映画評論家、ジャーナリストなど)も広いことから、当年の映画界の実勢を反映する、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を受けていること。 ■特別賞に関して 『キネマ旬報』は2019年に創刊100周年を迎え、1世紀にもわたり続けてこられたのは、多くの映画と映画関係者、何よりも映画ファンに支えられてきたからこそと確信しております。 そこで、100周年を迎えた2018年度より、改めて特別賞を設け、より、多くの映画人の業績を讃え、先達への敬意と感謝の意を表すべく、「キネマ旬報ベスト・テン 特別賞」を設けました。 (※過去にも2度、「特別賞」という名称での授賞がございましたが、本賞は創刊100周年を機に制定した新たな賞と位置づけております) ■文化映画に関して 「社会、文化、科学、芸術、教育といった教養的な視点から国内で制作された映像作品で、ドキュメンタリー映画や短編など、幅広いジャンルを取り扱っています。一般劇場公開はされてはいない、公民館やホール等で上映された作品も対象です」 [adchord]

注目 2021年 第95回「キネマ旬報ベスト・テン」第1位作品&個人賞発表!

2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表! 日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「ドライブ・マイ・カー」   外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「ノマドランド」   文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「水俣曼荼羅」   【個人賞】 日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」 により   日本映画脚本賞 濱口 竜介 大江 崇允 「ドライブ・マイ・カー」により   外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」「エターナルズ」により   主演女優賞 尾野 真千子 「茜色に焼かれる」 「ヤクザと家族 The Family」により   主演男優賞 役所 広司 「すばらしき世界」により   助演女優賞 三浦 透子 「ドライブ・マイ・カー」 「スパゲティコード・ラブ」により   助演男優賞 鈴木 亮平 「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により   新人女優賞 河合 優実 「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により   新人男優賞 和田 庵 「茜色に焼かれる」 により   読者選出日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」 により   読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」により   読者賞 立川 志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」により   特別賞 佐藤 忠男 70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して   キネマ旬報ベスト・テン第2位以降の作品ランキングは、2月4日(金)発売『キネマ旬報2022年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ご購入はコチラ