ジナ・マネス

  • 出身地:フランス、パリ
  • 生年月日:1895年4月7日

略歴 / Brief history

子供時代はコルシカ島ですごした。吟誦の教育を受けたあとパリに戻り、リップ・レヴュー団のバレリーナとなって舞台に立つが病気になり、プロヴァンス地方で療養中に当時の人気俳優ルネ・ナヴァルと知りあい、彼の紹介でゴーモン映画社のルイ・フイヤード監督に会い、端役で映画に出演。映画女優として認められたのは、ジャン・エプスタン監督の“Coeurfid#e_le”(23)で主役のマリーを見事に演じてからで、サイレント時代末期は一時ドイツ映画に出演した。36年ごろ動物調教の仕事に興味をもち、メドラーノ・サーカスで働いたが、動物に大けがをさせられ退いた。シャルル・デュランと舞台に立ったこともあり、第二次大戦後はモロッコのラバで演劇学校を開設し、演技術を教えたりした。また、映画俳優の演技についての著書も発表している。俳優のジョージ・シャリアと結婚。89年9月6日、ツールーズにて死去。

ジナ・マネスの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • ナポレオン(1927/1981年修復版)

    「鉄路の白薔薇」(23)などで知られるフランスの巨匠アベル・ガンスが一九二七年に製作したサイレント超大作。当初ガンスはこの作品を第一部としてナポレオンの全生涯を描こうという厖大なプランを持っていたが、トーキーの出現、製作・上映に要する莫大な資金などの問題があり、この一作にとどまった。しかし、この作品は世界中で悲運に見舞われ、アメリカではMGMによって80分に短縮されて公開され、日本では昭和7年10月に東京・万世橋シネマ・パレスで17.5ミリ版によってひっそりと公開されるというありさまだった。こうして伝説の彼方に埋もれたこの作品に対して、世界中の映画人、映画研究家が再生を望み、現在、それらの人々の手によって再生された「ナポレオン」は数多くあるといわれている。そのうちのケヴィン・ブラウンロー版の「ナポレオン」を見たフランシス・コッポラが、クロード・ルルーシュから配給権を買いとり、自ら率いるゾエトロープ・スタジオで配給、父カーマイン・コッポラに作曲とフルオーケストラの指揮を依頼し、1981年、ニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホールで公開した。この時から全世界に「ナポレオン」ブームが広がり、今回、日本で公開されたのも、このコッポラ版である。特に後半20分間の《トリプル・エクラン》はシネラマを先取りしたものとして話題を呼んた。スタッフは、監督・脚本のアベル・ガンスほか、撮影はジュール・クリュージェ、J・マンドヴィレ、レオンス・H・ビュレル、ロジェ・ユベール、美術はアレクサンドル・ブノワ、シルドクネヒト、ジャクティーが担当。出演は、ナポレオンにアルベール・デュードネが扮するほか、共演はジナ・マネス、アレクサンドル・クービッキー、劇作家アントナン・アルトー、アベル・ガンス自身もサン・ジュストに扮している。なお、日本公開版はコッポラの他、黒澤明が監修に当たっている。日本版字幕は戸田奈津子。白黒、スタンダード(一部、トリプル・エクラン)。
  • ディヴィーヌ

    女性映画の巨匠、マックス・オフュルス監督によるオシャレな風俗喜劇。憧れのパリで踊り子になった純情な田舎娘・ディヴィーヌ。だが、あやしげな金粉男やレズ風のモガに迫られたり、牛乳配達の男に惚れられたりと想像と現実は大違いで…。【スタッフ&キャスト】監督:マックス・オフュルス 原作・脚色:コレット 撮影:ロバート・ヒューバート 音楽:アルベール・ヴォルフ 出演:シモーヌ・ベリオ/ジョージ・リガード/ジーナ・マネス
  • 珊瑚礁

    「望郷(1937)」「地の果てを行く」のジャン・ギャバンと彗星的に出現した新人女優ミシェール・モルガンとが主演し、「地の果てを行く」「戦いの前夜」のピエール・ルノワールが共演する映画で、ジャン・マルテ作小説から「地の果てを行く」「我等の仲間」のシャルル・スパークが脚本を執筆し、フランス映画界の古参の一人であるモーリス・グレーズが監督に当たり、「望郷(1937)」「地の果てを行く」と同じくジュール・クリュージェがマルク・フォサールと共に撮影した。音楽はアンリ・トマジが書いている。助演者は「望郷(1937)」のサテュルナン・ファーブル、ルネ・ベルジュロン及びガストン・モド、舞台出のルイ・フロランシー、ジュリアン・カレット、「モンパルナスの夜」のジナ・マネス、ピエール・マニエ、ジェニー・ブリュネー等である。なおクリュージェは演出補佐にも任じている。
  • 女優の心

    モルベック氏作の舞台劇をアレクサンドル・ヴォルコフ氏とジェルメーヌ・デュラック夫人とが脚色しデュラック夫人が監督したもので、主役は特に夫人の眼識に叶ったイギリスの新進女優メーベル・プールトン嬢が演じ、「美わしの君」「キイン」等出演のニコラ・コリーヌ氏、「ケエニクスマルク」出演のイワン・ペトロヴィッチ氏、「自由の魂」「後のジュデックス」等出演のイヴェト・アンドレヨール夫人等が出演し「播かれた種」の監督者アンリ・ウーリー氏が敵役を演じるほかジナ・マネス夫人、ベランジェール夫人等も助演している。無声。
  • テレーズ・ラカン

    「面影」「雪崩」「カルメン(1926)」を作ったジャック・フェーデ氏の監督作品でエミール・ゾラの小説を「妖艶乱舞」「スイート・ハート」と同じくF・カールセン女史とウィリー・ハース氏とが共同脚色したもの。主演者はアベル・ガンス氏の「ナポレオン(1927)」にジョゼフィンを勤めたジナ・マネス嬢で、「ヴォルガ」「ジーグフリード」のハンス・アダルベルト・シュレットウ氏、「妖花アラウネ」のヴォルフガング・ツィルツァー氏、「噫無情」のジャンヌ・マリー・ローラン夫人、「キャバレーの夜」のラ・ヤナ嬢等で、撮影は「キャバレーの夜」のフレデリック・フュグルザング氏とH・スクライブ氏が担任している。(無声)
  • パンチネロ

    「海賊ピエトロ」「戦く影」と同じくアルトュール・ロビソンが監督した映画で、自ら書き下ろした原作を「ワルツの夢」「恋は盲目」のロベルト・リープマンと共同して脚色したものである。カメラは「ハンガリア狂想曲」「ファウスト」のカール・ホフマンが担当している。出演者は「野鴨」「ホーゼ」のヴェルナー・クラウス、「ホーゼ」のイェニー・ユーゴー、「ヴァリエテ(1925)」のウォーウィック・ウォード、「バラライカ」のジナ・マネス、ジークフリート・アルノ、リディア・ポテキナ、マックス・ギュルストルフ等である。(無声)
  • バラライカ

    「金」に次いでマルセル・レルビエ氏が監督したもので、原作は「白銀の翼」の作者で現代フランスの流行作家の一人たるジョゼフ・ケッセル氏の小説で、これをレルビエ氏自ら脚色した。主役は「テレーズ・ラカン」主演のジナ・マネス嬢が勤め、「幻影」「春来りなば」「人でなしの女」のジャック・カトラン氏、ネストル・アリアニ氏、「キイン」のナタリー・リセンコ嬢、「噫無情」のジャン・トゥールー氏、アリス・ティソ嬢、アレックス・ベルナール氏、等が助演している。撮影はレオンス・H・ビュレル氏がウィリー氏を補導して当った。(音響版)
  • モンパルナスの夜

    ジュリアン・デュヴィヴィエが「にんじん」に先んじて監督した映画で、ジョルジュ・シムノン作の犯罪小説『男の頭』により、デュヴィヴィエ自らルイ・ドゥラプレ及びピエール・カルマンと協力して脚色し、「にんじん」「商船テナシチー」のアルマン・ティラールがエミール・ピエールと共同して撮影したもの。主なる出演俳優は「にんじん」「ゴルダー」のアリ・ボール、「吼えろ!ヴォルガ」「アジアの嵐」のインキジノフ、「沐浴」「居酒屋(1933)」のアレキサンダー・リニョオ、「バラライカ」「テレーズ・ラカン」のジナ・マネス、「居酒屋(1933)」のリーヌ・ノロ、「ゴルダー」のガストン・ジャッケ、「にんじん」のルイ・ゴーチエ、コメディー・フランセーズのエシューラン等で、流行歌手のダミア及びミッシアが特別出演。
  • ラテン街の屋根裏

    「姫君は文士がお好き」「シラノ・ドウ・ベルジュラック」のアウグスト・ジェニーナが監督したもので、原作はフランスの流行作家モーリス・デコブラの大衆小説『羅典区』、これをジェニナ自ら脚色した。出演者は「姫君は文士がお好き」のカルメン・ポーニ、「東洋の秘密」のイワン・ペトロヴィッチ、「テレーズ・ラカン」のジナ・マネス、「剣の栄冠」のガストン・ジャッケという顔触れで、ヘルガ・トーマス、A・バンディニ等が助演している。(無声)
  • 熱砂の果て

    「別れの曲」「姿なき殺人」のジャン・セルヴェが「隊長ブーリバ」「第二情報部」のジャニーヌ・クリスパン、「罪と罰(1935)」「白き処女地」のアレクサンダー・リニョオ、新顔のピエール・マンガン、「モンパルナスの夜」のジナ・マネスと共演する映画で、アンドレ・アルマンディの有名な小説に基づいて、我国には初めて紹介されるジャック・セヴラックが脚色監督したものである。撮影は「流血船エルシノア」の助撮影をしたマトラ、バックほか二名が協力した。音楽はモーリス・ナジアルの担当である。助演者は新顔のプーサール、「我等の仲間」のレイモン・コルディ、「地の果てを行く」のガストン・モド、「雪山の騎士」のピエール・マニエ等である。

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