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略歴 / Brief history
竹中直人の関連作品 / Related Work
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破戒(2022)
1948年に木下恵介、1962年に市川崑が映画化した島崎藤村の『破戒』を60年ぶりに映画化。池部良、市川雷蔵が演じた自らの出自に悩みながらも最後に人生の決断をする青年教師・瀬川丑松を、「殺さない彼と死なない彼女」「Red」の間宮祥太朗が演じている。丑松への恋慕を秘めた女性・志保役に「砕け散るところをみせてあげる」の石井杏奈、悩める丑松を支える親友・銀之助役に矢本悠馬のほか、眞島秀和、高橋和也、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、大東駿介、小林綾子など錚々たる実力派俳優が顔を揃えた。監督は2005年度キネマ旬報ベスト・テン文化映画第7位の「みみをすます」(教育映画祭最優秀賞・文部科学大臣賞)を監督した前田和男。脚本は加藤正人と木田紀生が担当し、明治後期の部落問題を、差別根絶と多様性のある社会を願う現在の物語へと昇華させた。 -
極主夫道 ザ・シネマ
おおのこうすけの人気任侠コメディ漫画を原作にした玉木宏主演のTVドラマの劇場版。結婚を機に足を洗い専業主夫となった元・極道の龍。仲間たちと共に保育園の土地を狙う地上げ屋に対抗する傍ら、隠し子騒動や恋愛騒動など相次いでトラブルに見舞われ……。TVドラマ版に続き『おっさんずラブ』シリーズを手がけた瑠東東一郎がメガホンを取り、極道時代の外見や言動が抜けないながらも高い主夫力を発揮する黒田龍役の玉木宏らキャスト陣が揃う他、『おっさんずラブ』シリーズの吉田鋼太郎がイタリアかぶれのマフィアを、ドラマ『それでも愛を誓いますか?』の松本まりかが龍に惚れる元レディースを、「花宵道中」の安達祐実が立ち退きを迫られる保育士を演じる。 -
あなたの番です 劇場版
日本テレビ系列で2019年4月から9月に放送され、最終回視聴率19.4%を獲得した人気ドラマの映画版。引き続き企画・原案を秋元康、脚本を福原充則、監督を佐久間紀佳、W主演を原田知世と田中圭が務める。映画版は逃げ場のないクルーズ船を舞台に連続殺人事件が展開する。菜奈と翔太がマンションに引っ越してきたあの日、もしも、住民会に出席したのが菜奈ではなく翔太だったら……、あの“交換殺人ゲーム”が始まらなかったら……という「もしも」の世界で、ドラマとは全く違う結末が待ち受ける。 -
しあわせのマスカット
第8回東宝「シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞した福本莉子主演によるヒューマンドラマ。修学旅行で岡山県を訪れた高校生・春奈。高級ぶどう“マスカット・オブ・アレキサンドリア”を使った和菓子に魅せられ、その菓子を製造する会社に就職する。共演は「カツベン!」の竹中直人、「アルカナ ARCANA」の中河内雅貴。監督は「インターン!」の吉田秋生。 -
裏ゾッキ
映画「ゾッキ」制作の舞台裏に迫ったドキュメンタリー。8年前から映画の誘致活動を続けてきた愛知県蒲郡市で、「ゾッキ」の制作が決定。市民総出でバックアップすることになり、映画を盛り上げようと素人集団が奮闘する中、数々のハプニングが巻き起こる。「ゾッキ」の監督を務めた竹中直人、山田孝之、齊藤工らが出演。 -
きまじめ楽隊のぼんやり戦争
「山守クリップ工場の辺り」でロッテルダム国際映画祭グランプリに輝いた池田暁初の劇場公開作。全く知らない隣町を相手に毎日、規則正しい戦争を続ける町を舞台に、一人の兵隊と周囲の人々の暮らしが変化していく様を、オフビートな笑いを交えて綴る。出演は「とんかつDJアゲ太郎」の前原滉、『テセウスの船』の今野浩喜、「大コメ騒動」の石橋蓮司。 -
燃えよデブゴン TOKYO MISSION
「るろうに剣心」などのアクション監督、谷垣健治が監督したドニー・イェン主演のアクション。ある事件がきっかけで閑職に異動させられ、婚約者とも別れた刑事のファーロンは、暴飲暴食がたたって“デブゴン”化。そんな彼が、日本で巨大な陰謀に立ち向かう。「カツベン!」の竹中直人、「孤狼の血」の丞威、「星屑の町」の渡辺哲、「事故物件 恐い間取り」のバービーらが共演。 -
完全なる飼育 etude
数々の衝撃作を送り出してきた「完全なる飼育」シリーズ第9弾。演劇界の寵児として一世を風靡するも観客動員が伸び悩んでいる女性演出家・小泉彩乃。公演初日2日前に主演俳優が突然降板してしまい、代役のオーディションを行ったところ、篠田蒼という青年が現れ……。出演は「変態だ」の月船さらら、「プリンシパル 恋する私はヒロインですか?」の市川知宏。監督は、木村大作、降旗康男といった監督のもとで助監督を務めてきた加藤卓哉。 -
人体のサバイバル!
科学漫画『科学漫画サバイバル』シリーズの一つ『人体のサバイバル』をアニメ化。ノウ博士はナノサイズになり病気を治療する人体探査機ヒポ号を発明。ジオとノウ博士を乗せたヒポ号をピピがうっかり飲み込んでしまい、二人は体の中から脱出しようと奮闘する。監督は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』はじめ多くのアニメ作品の作画監督や演出を手がけてきた奈須川充。Youtubeで公開されたパイロット版から続き「若おかみは小学生!」の松田颯水、『HUNTER×HUNTER』の潘めぐみらが声優を務めるほか、竹中直人がゲスト声優として参加。「がんばれいわ!!ロボコン ウララー!恋する汁なしタンタンメン!!の巻」「スプリンパン まえへすすもう!」と同時上映。 -
カツベン!
「Shall we ダンス?」の周防正行監督が、無声映画上映時に作品の内容を解説する活動弁士を取り上げた青春喜劇。一流の活動弁士を目指す俊太郎は、隣町のライバル館に客も人材も取られ人使いの荒い館主夫婦ら曲者ばかりが残った映画館・青木館に流れ着く。主人公の俊太郎を「愛がなんだ」の成田凌が演じる。作中には、「椿姫」(1921)を再現した「椿姫」や1932年版を参考に制作した「金色夜叉」などの元のある再現作品や、「南方のロマンス」などといった本作オリジナルの無声映画が登場する。第32回東京国際映画祭特別招待GALAスクリーニング作品。44点- 笑える
- ほのぼのとした
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遮那王 お江戸のキャンディー3
男しかいない世界を舞台にした「お江戸のキャンディー」シリーズ第3弾。限りなく平安、鎌倉に似た時代。強くて華麗な源氏の第二皇子・遮那王は、愛する兄・頼朝には相手にされない。ある日、宿敵平家主催の仮面舞踏会に行き、清盛の次男・知盛と惹かれ合う。出演は、「パーフェクトワールド 君といる奇跡」の須賀健太、「星くず兄弟の新たな伝説」の三浦涼介、「探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。」の廣瀬智紀、「ハニー・フラッパーズ」の伊万里有。監督・脚本は、シリーズ全作を手掛けている広田レオナ。80点- 可愛い
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劇場版 ONE PIECE STAMPEDE(スタンピード)
人気アニメ『ONE PIECE』の放送開始20周年を記念した劇場版第14作。世界一の祭典・海賊万博に招かれたルフィたち麦わらの一味は、目玉である“海賊王ロジャーの遺した宝探し”に参加。ところがその裏では、様々な陰謀が張り巡らされていた……。声の出演は『ゲゲゲの鬼太郎』の田中真弓、「あゝ、荒野 前篇/後篇」のユースケ・サンタマリア。90点- 親子で楽しめそう
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モデル 雅子 を追う旅
2015年1月に50歳で他界したモデル・雅子の半生を、夫であり「アフタースクール」などのプロデューサーを務めた大岡大介が追ったドキュメンタリー。出演作や関係者へのインタビューを通じ、彼女が貫き通した姿勢や一人の女性としての姿が浮かび上がってくる。大岡監督は本作を私費で制作。写真家の安珠、モデルで女優の田村翔子や藤井かほり、俳優の髙嶋政宏、雅子が出演した「リング」を手がけた映画監督・中田秀夫らがインタビューに応じている。80点- おしゃれな
- 泣ける
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ライフ・オン・ザ・ロングボード 2nd Wave
2005年に公開された故・大杉漣主演「ライフ・オン・ザ・ロングボード」の続編。主演に吉沢悠を迎え、サーファーとしては一流だが、良い波を見ると仕事も約束も放り出してしまうその日暮らしの男が、サーフィンを通して自分と向き合い再生していく姿を映し出す。共演は「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の馬場ふみか、「うさぎドロップ」の香里奈。監督は前作に続き、喜多一郎が務める。80点- 感動的な
- かっこいい
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映画 としまえん
東京都練馬区にある老舗の遊園地としまえんの全面協力のもと撮影されたホラー。大学生の早希は高校時代の仲良しグループでかつてよく遊びに行ったとしまえんへ。ネット上で噂になっているとしまえんの呪いを軽い気持ちで試したところ、次々に仲間が消え……。主人公の早希を「サニー/32」などに出演した元NGT48の北原里英が演じるほか、「馬の骨」の小島藤子、「血まみれスケバンチェーンソーRED」の浅川梨奈、『仮面ライダーエグゼイド』シリーズの松田るか、インスタグラマーのさいとうなり、『ラブライブ!サンシャイン!!』など声優としても活動する小宮有紗らフレッシュな顔ぶれが揃う。「半落ち」などの助監督を務めてき高橋浩が本作で長編映画監督デビュー。81点- 怖い
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サムライマラソン
「超高速!参勤交代」の脚本家・土橋章宏による小説『幕末まらそん侍』を豪華スタッフ・キャストで映画化。幕末。迫る外国の脅威に備え、安中藩主・板倉勝明は藩士を鍛えるため、十五里の山道を走る大会を開催。そんななか、藩士不在の城に刺客が送り込まれる。出演は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の佐藤健、「恋は雨上がりのように」の小松菜奈、「怒り」の森山未來、「きみの鳥はうたえる」の染谷将太、「来る」の青木崇高、「レオン」の竹中直人、「淵に立つ」の筒井真理子、「止められるか、俺たちを」の門脇麦、「海を駆ける」の阿部純子、「リングサイド・ストーリー」の奈緒、「覚悟はいいかそこの女子。」の中川大志、「ワンダーウーマン」のダニー・ヒューストン、「パンク侍、斬られて候」の豊川悦司、「シン・ゴジラ」の長谷川博己。監督は「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」のバーナード・ローズ。企画・プロデュースは「ラストエンペラー」のジェレミー・トーマスと「おくりびと」の中沢敏明。脚本は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の斉藤ひろし、バーナード・ローズ、「喰女 クイメ」の山岸きくみ。音楽を「めぐりあう時間たち」のフィリップ・グラス、衣装デザインを「乱」のワダエミが担当。69点- 感動的な
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アウト&アウト
「藁の楯 わらのたて」の原作者・木内一裕が自身の小説を遠藤憲一主演で映画化。小学2年生の少女・栞と二人で探偵事務所を営む矢能のもとに、ある依頼の電話が入る。指定場所に到着すると、依頼人はすでに死亡。そこにいた謎の男から矢能は銃口を向けられる。共演は「サクラダリセット」の岩井拳士朗、「永い言い訳」の白鳥玉季、「レオン」の竹中直人、「終わった人」の高畑淳子、「DISTINY 鎌倉ものがたり」の要潤。90点 -
走れ!T校バスケット部
実話を基にした松崎洋による同名小説を「覆面系ノイズ」の志尊淳主演で映画化した青春ドラマ。バスケットボールの強豪校で活躍するもいじめに遭い自主退学した陽一。失意のままT校に編入した彼が、連戦連敗の弱小バスケ部の仲間と出会い、共に全国大会を目指す。監督は「青夏 きみに恋した30日」の古澤健。挫折した元エースを志尊淳が、主人公と恋のライバルになるT校バスケット部キャプテンを「青夏 きみに恋した30日」の佐野勇斗が、同部マネージャーを「銀魂」シリーズの早見あかりが演じる。バスケットボール元日本代表の半田圭史が技術監修している。90点 -
心魔師
日中若手映画人合同プロジェクト第1弾のサイコサスペンス。血液凝固を止める薬品を注射して失血死させる猟奇殺人事件が発生。謎を追う刑事・今村は、被害者が通院していた精神科で入院患者の夕子と出会う。容疑者が浮かび上がるなか、新たな死体が見つかる。監督は、「劇場版ほんとうにあった怖い話2016」の今野恭成。出演は、「るろうに剣心 伝説の最期編」の生津徹、「センセイ君主」の真崎かれん、「アズミ・ハルコは行方不明」の柳憂怜、「こいのわ 婚活クルージング」の小橋めぐみ、「レオン」の竹中直人。 -
ペンギン・ハイウェイ
森見登美彦のファンタジー小説を原作にしたアニメーション。毎日熱心に勉強を続ける小学4年生のアオヤマ君はある日、地元の住宅街でペンギンを目撃する。どこからともなく現れ、どこかへ消えたペンギンの謎を解くため、研究を始めるアオヤマ君だったが……。声の出演は『バイプレイヤーズ ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』の北香那、「彼女がその名を知らない鳥たち」の蒼井優。80点 -
レオン(2018)
清智英と大倉かおりによる同名漫画を実写映画化。ナイスバディの持ち主だが地味な性格の派遣OL小鳥遊玲音と、彼女が務める会社の社長で女好きな朝比奈玲男。ある日、2人は同じ車の事故に巻き込まれ、翌朝目覚めるとお互いの心と身体が入れ替わっていた……。出演は、ダンスグループKARAの元メンバーで本作が劇場長編映画初主演となる知英、「コスメティックウォーズ」の大政絢、「悪と仮面のルール」の吉沢亮、お笑いトリオ『ジャングルポケット』の斉藤慎二、ミュージカル俳優の山崎育三郎、「GONIN サーガ」の竹中直人。脚本を「ヒロイン失格」の吉田恵里香、音楽を「溺れるナイフ」の坂本秀一が担当。監督は「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」の塚本連平。 -
マンハント(2017)
1976年に公開された「君よ憤怒の河を渉れ」を、「グレートウォール」のチャン・ハンユー&「三度目の殺人」の福山雅治のW主演でジョン・ウー監督が再映画化。殺人事件に巻き込まれた弁護士ドゥ・チウと、彼を追う孤高の刑事・矢村の姿を映すサスペンスアクション。共演は「ハナ 奇跡の46日間」のハ・ジウォン、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の桜庭ななみ、「アウトレイジ 最終章」の池内博之。撮影監督を「るろうに剣心」の石坂拓郎、美術監督を「三度目の殺人」の種田陽平、音楽を「あゝ、荒野」の岩代太郎、衣装デザインを「キル・ビル」の小川久美子が担当する。 -
風の色
「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨンが監督、北海道と東京を舞台に同じ姿の男女二組を描く、日韓合作の幻想的なラブストーリー。亡き恋人とそっくりな女性がいるとの言葉を追い知床に来た男。そこで会った彼女と似た女性は、彼と瓜二つの恋人を亡くしていた。クァク・ジェヨンの原案を基にした、『花いくさ』など映像化が相次ぐ鬼塚忠の同名小説が原作。「L-エル-」の古川雄輝と「向日葵の丘・1983年夏」の藤井武美が一人二役で交錯する二組の男女を演じる。70点 -
ホーンテッドテンプル 顔のない男の記録
日本を訪れたアメリカの若者たちに襲いかかる恐怖を映し出すホラー。撮影オタクのクリストファーは、幼なじみのケイトと共に日本にいるケイトの彼氏ジェームズを訪ねる。偶然入った骨董品店で、ある古書に描かれた寺に興味を持った一行はその寺に行き着くが。出演は『ファイナルガール』のローガン・ハフマン、「金メダル男」の竹中直人、「ホコリと幻想」の内田朝陽。脚本は「ザ・ゲスト」「ブレア・ウィッチ」のサイモン・バレット。「テッド」シリーズなどの撮影を務めたマイケル・バレットの初監督作。特集企画『未体験ゾーンの映画たち2018』にて上映。20点 -
劇場版 シネマ狂想曲 名古屋映画館革命
名古屋市のミニシアター、シネマスコーレの副支配人である坪井篤史に密着し反響を呼んだテレビドキュメンタリーの劇場版。名古屋を映画で一番熱い地にしたいと考え、トークショーや上映会などオリジナル企画を展開。その映画愛と取り巻く人々との交流を追う。監督は名古屋テレビ映像のディレクター、樋口智彦。俳優・監督として活躍する竹中直人がナレーションを務める。2017年4月29日よりシネマスコーレを皮切りに各地で上映。 -
お江戸のキャンディー2 ロワゾー・ドゥ・パラディ(天国の鳥)篇
女優として活躍する広田レオナが監督し、その独特の世界観と色彩感覚で好評を博した異色ラブストーリー「お江戸のキャンディー」の続編。現代の東京・下北沢と、100年後の男しかいないEDO時代を舞台に、時空を超えた“運命の恋”が圧倒的な映像美で綴られる。出演は「彼岸島 デラックス」の栗原類、「普通じゃない職業」の荒牧慶彦、「天秤をゆらす。」の染谷俊之、「Please Please Please」の赤澤燈、「傷だらけの悪魔」の藤田富、ナレーションを「ふきげんな過去」の小泉今日子が担当する。 -
ホラーの天使
「くちびるに歌を」の葵わかなが初主演するホラー映画。現在はスタジオとして使用されている廃校にそれぞれの目的で集まった女優、アイドル、芸人たち。そこには、女子生徒がイジメで地下室に閉じ込められたまま行方不明になったという都市伝説があった……。監督は、フェイクドキュメンタリー『放送禁止』シリーズの長江俊和。出演は、「俺物語!!」の恒松祐里、「バレンタインナイトメア」の水谷果穂、NMB48の矢倉楓子、フェアリーズの藤田みりあ、ライセンスの藤原一裕、「イン・ザ・ヒーロー」の草野イニ、「オオカミ少女と黒王子」の横浜流星、「GONIN サーガ」の竹中直人。第8回沖縄国際映画祭TV DIRECTOR’S MOVIE部門上映作品。 -
金メダル男
2011年に上演された内村光良の一人芝居『東京オリンピック生まれの男』を、内村自身の原作・脚本・監督・主演で映画化。あらゆるジャンルで1等賞になることだけを生きがいに、全力で挑み続ける男・秋田泉一の波乱万丈の人生を映し出す爆笑エンタテインメント。主人公の泉一を内村と「超高速!参勤交代」の知念侑李が二人一役で演じる。共演は「ぐるりのこと。」の木村多江、「ヒメアノ~ル」のムロツヨシ、「orange オレンジ」の土屋太鳳、「はなちゃんのみそ汁」の平泉成、「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」の宮崎美子、「ふしぎな岬の物語」の笑福亭鶴瓶、「Miss ZOMBIE」の大西利空、「アイアムアヒーロー」の大泉洋。撮影を「ヒーローマニア 生活」の神田創、美術を「ディストラクション・ベイビーズ」の岩本浩典、音楽を「あなたへ」の林祐介が担当する。 -
劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂(アイコン)とゴースト運命の瞬間(トキ)
45周年を迎えた特撮シリーズ『仮面ライダーゴースト』劇場版。タケルたちの前に仮面ライダーダークゴーストが現れる。ダークゴーストを追って七色の光の中へ入ったタケルが辿りついたのは、歴史上の英雄たちの魂が実体化して暮らしている不思議な村だった。出演は、第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストグランプリの西銘駿、「ホテルコパン」の大沢ひかる、「サムライフ」の山本涼介、「ガールズ・ステップ」の磯村勇斗、「遺体 明日への十日間」の沢村一樹、「横たわる彼女」の木村了。監督は、「新春スーパー戦隊祭 劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー」の諸田敏。 -
GONINサーガ ディレクターズ・ロングバージョン
世間からはみ出た五人の男たちの強盗計画の顛末をスタイリッシュな映像で写したバイオレンス・アクション「GONIN」の続編「GONINサーガ」に、未公開映像を追加し再編集したロングバージョン。「GONIN」で描かれた事件を追うルポライターの出現により、当時襲撃された大越組幹部の遺児たちの運命が動きはじめる。監督は「GONIN」に続き「ヌードの夜」の石井隆。大越組若頭だった久松の遺児を「クローズEXPLODE」の東出昌大が演じるほか、「オカンの嫁入り」の桐谷健太、「さくらん」の土屋アンナ、「フィギュアなあなた」の柄本佑、「キッズ・リターン」の安藤政信らが出演。また、根津甚八、佐藤浩市、鶴見辰吾が「GONIN」と同じ役で出演している。 -
仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス
平成ライダーシリーズ17作目『仮面ライダーゴースト』と16作目『仮面ライダードライブ』がタッグを組む特撮アクション。時空の崩壊により10年前の世界へ飛ばされたタケルと進ノ介。その日はタケルの父が眼魔に殺された日の前日だった……。監督は「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」の金田治。出演は『仮面ライダーゴースト』の西銘駿、「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」の竹内涼真、「帝都物語外伝」の西村和彦、「三文役者」の竹中直人、「異人たちとの夏」の片岡鶴太郎。劇場版「MOVIE大戦」シリーズの第7弾。60点 -
海難1890
1890年に和歌山県で起きたオスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号の海難事故、そして1985年イラン・イラク戦争時にテヘランに残された日本人の救出にトルコが尽力した史実に基づき、日本・トルコ両国の絆や危険を押してでも助けようとする人々を描いた人間ドラマ。エルトゥールル号編とテヘラン救出編の二部で構成される。監督は「利休にたずねよ」が第37回モントリオール世界映画祭最優秀藝術貢献賞に輝いた田中光敏。海難事故に遭遇した医師を「臨場・劇場版」の内野聖陽が演じ、「マイ・バック・ページ」の忽那汐里やトルコ人俳優ケナン・エジェが二役で出演。外務省の後援や、トルコ政府全面協力を受け制作された。80点 -
劇場版 びったれ!!!
“お人好しで頼りないシングルファーザー”、“切れ者の司法書士”、“元・極道”という3つの顔を持つ男が、庶民を助けるべく奮闘する姿を描く異色人気コミック原作による同名TVドラマの劇場版。監督は「春琴抄(2008)」の金田敬。出演は「図書館戦争」の田中圭、「しあわせのパン」の森カンナ、「まほろ駅前狂騒曲」の岩崎未来、「イン・ザ・ヒーロー」の日向丈。 -
GONIN サーガ
バブル崩壊で世間からはみ出してしまった五人の男たちが仕組んだ強盗計画の顛末をスタイリッシュな映像で写した1995年の作品「GONIN」のその後を描くバイオレンス・アクション。「GONIN」で描かれた事件を追うルポライターの出現により、当時襲撃された大越組幹部の遺児たちの運命が動きはじめる。監督は「GONIN」に続き「ヌードの夜」の石井隆。大越組若頭だった久松の遺児を「クローズEXPLODE」の東出昌大が演じるほか、「オカンの嫁入り」の桐谷健太、「さくらん」の土屋アンナ、「フィギュアなあなた」の柄本佑、「キッズ・リターン」の安藤政信らが出演。また、根津甚八、佐藤浩市、鶴見辰吾が「GONIN」と同じ役で出演している。70点 -
天空の蜂
『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞、現代を代表するミステリー作家・東野圭吾が1995年に発表した同名小説を、「20世紀少年」シリーズなどのヒットメーカー、堤幸彦監督が映画化。全長34メートル・総重量25トンものヘリコプターが子供を乗せたままハイジャックされ原子力発電所上空で静止、全ての原発破棄が要求されるという史上最悪のテロに立ち向かう男たちを描く。ヘリに取り残された子供の父である超巨大ヘリの設計士を「るろうに剣心」シリーズの江口洋介が、原子力発電所の設計士を「おくりびと」の本木雅弘が、事件解決の鍵を握る女性を「TRICK」シリーズの仲間由紀恵が、ヘリを奪った謎の男を「そこのみにて光輝く」の綾野剛が演じる。60点 -
お江戸のキャンディー
「ゲルマニウムの夜」などの女優・広田レオナの監督第2作。バレエ『白鳥の湖』をベースに、男ばかりの“花のEDOワンダーランド”で随一の美しさを誇る男花魁と若衆茶屋の給仕との命をかけた愛の行方を描く。出演は「私の奴隷になりなさい」の真山明大、「風が強く吹いている」の橋本淳、「死の実況中継 劇場版」の南羽翔平。ナレーションは「武士の一分」の桃井かおり。0点 -
日々ロック
「SR サイタマノラッパー」の入江悠監督が、『週刊ヤングジャンプ』連載の榎屋克優の同名青春漫画を実写映画化。うだつのあがらない男が全力で音楽に情熱を注ぎ、成長していく。ロックを演奏しているときだけ自分の思いを解き放てるがヒートアップすると全裸になる男を「江ノ島プリズム」の野村周平が、彼と衝撃的な出会い方をする世界的トップアイドルを「私の男」の二階堂ふみが演じる。また、元『SUPERCAR』のメンバーで『チャットモンチー』などのプロデュースを手がけるいしわたり淳治が総合音楽プロデューサーを担うほか、『9mm Parabellum Bullet』の滝善充、『DECO*27』、『The SALOVERS』、『ミサルカ』ら現代ミュージックシーンで活躍する者たちが参加している。60点 -
25 NIJYU-GO
東映Vシネマ25周年を記念して製作されたピカレスク・バイオレンス。現金25億円を巡り、刑事やヤクザ、チャイナマフィア、殺し屋たちが強奪戦を繰り広げる。“Vシネマの帝王”と呼ばれる哀川翔を主演に迎え、『静かなるドン』シリーズの鹿島勤が監督。共演は「交渉人 真下正義」の寺島進、「アブダクティ」の温水洋一、「モンスター」の高岡早紀、「武士の一分」の笹野高史。50点 -
THE NEXT GENERATION パトレイバー 第2章
人気アニメーション「機動警察パトレイバー」の完全新作実写化プロジェクト第2弾。「エピソード2 98式再起動せよ」、「エピソード3 鉄拳アキラ」の2つの物語で構成される。出演は「わが母の記」の真野恵里菜、「踊る大捜査線」シリーズの筧利夫、「日輪の遺産」の福士誠治、「脳男」の太田莉菜、「三文役者」の竹中直人。総監督は「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の押井守。 -
ジャッジ!(2013)
テレビCMの世界一を決める広告祭に審査員として参加した落ちこぼれ広告マンと、陰謀渦巻く審査会を描くコメディ。監督は、「いぬのえいが」の永井聡。脚本は、「犬と私の10の約束」の澤本嘉光。出演は、「清須会議」の妻夫木聡、「ルームメイト」の北川景子、「人類資金」の豊川悦司、「セカンドバージン」の鈴木京香。80点 -
ペコロスの母に会いに行く
岡野雄一のエッセイ漫画を原作に「ニワトリはハダシだ」の森崎東監督が映画化。認知症の母親とその息子のおかしくも切ない日常を綴る。出演は「川の底からこんにちは」の岩松了、TVドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の赤木春恵、「長い散歩」の原田貴和子、「はじまりのみち」の加瀬亮、「ソウル・フラワー・トレイン」の大和田健介。90点 -
TAP 完全なる飼育
監禁される女と監禁する男のアブノーマルな愛の姿を描く人気シリーズ第8作。今回は沖縄を舞台に、不器用な中年ヤクザと、若頭の愛人の娘との禁断の愛が綴られる。監督は「アジアの純真」の片嶋一貴。出演は、本作が映画初出演となる前川伶早、「キリン POINT OF NO-RETURN!」の西沢仁太、「たとえば檸檬」の有森也実、「三文役者」の竹中直人。50点 -
ケンとメリー 雨あがりの夜空に
娘の結婚を止めようとする父親のハチャメチャな道行きを描いたロードムービー。監督は「僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.」「バトル・ロワイアル II~鎮魂歌(レクイエム)~」の深作健太。娘を心配する父親を「完全なる飼育」など数多くの作品に出演する一方「無能の人」で1991年ヴェネツィア国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞し監督としても手腕を発揮する竹中直人が、一緒にアジアを走るトラックドライバーを中国のテレビドラマ『恋する爆竹』や香港のラブコメディ「パティシエの恋」、日本のテレビドラマ『遥かなる絆』(NHK)など幅広く活躍するフービンが、外国で暮らす娘を「上京ものがたり」「幸福な食卓」の北乃きいが演じている。 -
甘い鞭
『1303号室』『湘南人肉医』などセンセーショナルな作品を輩出している大石圭の同名小説(角川ホラー文庫・刊)を、「花と蛇」「ヌードの夜」など煽情的でエロスとタナトスを匂わせる作風の石井隆が映画化。2つの顔を持つ女と彼女の凄惨な過去を描く。女医とSMクラブのM嬢としての顔を併せ持つ女を「私の奴隷になりなさい」の壇蜜が、ショッキングな事件の当事者となる17歳の彼女を「フィギュアなあなた」の間宮夕貴が演じている。ほか、「アウトレイジ ビヨンド」の中野剛、「櫻の園」の中島ひろ子、「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」など石井隆監督作品の常連・竹中直人らが出演。角川ホラー文庫20周年記念作品。145分の「ディレクターズロングバージョン」(R18+)もあり。 -
009ノ1 THE END OF THE BEGINNING
漫画家・石ノ森章太郎生誕75周年を記念して製作されたSFアクション。青年コミック黎明期の礎となった『009ノ1(ゼロゼロクノイチ)』を原作に「トラベラーズ 次元警察」の坂本浩一監督が実写映画化。出演は「クジラ 極道の食卓」の岩佐真悠子、「メサイア」の木ノ本嶺浩、「トラベラーズ 次元警察」の長澤奈央、「花と蛇」の杉本彩、「三文役者」の竹中直人。50点 -
R-18 文学賞 vol.2 ジェリー・フィッシュ
新潮社主催『女による女のためのR-18文学賞』作品を映画化するシリーズ第2弾。雛倉さりえが主人公たちと同年代のときに著した同名小説を「百年の時計」「DEATH NOTE デスノート」の金子修介監督が映画化。繊細さや残酷さ、あやうさといった多感な思春期ならではの機微を、透明感溢れるタッチで丁寧に描いている。脚本は「モンスター」「プライド」の高橋美幸。「アバター」の大谷澪と元新体操選手で新鋭の花井瑠美が、感情をもてあまし心揺らす少女たちを瑞々しく演じている。ほか、「琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ」の川田広樹、「篤姫ナンバー1」の秋本奈緒美、「R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私」などの監督も手がける「くちづけ」の竹中直人らが出演。 -
映画 謎解きはディナーのあとで
2011年本屋大賞で大賞を受賞した東川篤哉著『謎解きはディナーのあとで』(小学館・刊)を原作に、同年フジテレビ系で人気を博したドラマの劇場版。毒舌ながらも卓越した推理力を発揮する執事を「神様のカルテ」「ハチミツとクローバー」の櫻井翔が、世界屈指の企業グループ総帥の令嬢でありながら新米刑事として奮闘するお嬢様を「パラダイス・キス」「花のあと」の北川景子が演じている。本作では休暇中にシンガポールへ向かう令嬢と執事を乗せた豪華客船で起こる殺人事件を描く。監督はテレビシリーズの演出を手がけてきた土方政人。ほか、「アウトレイジ」の椎名桔平、「60歳のラブレター」の中村雅俊、「オリオン座からの招待状」の宮沢りえらが出演。 -
フィギュアなあなた
「死んでもいい」で第66回キネマ旬報ベスト・テン脚本賞や第33回ギリシャ・テッサロニキ国際映画祭最優秀監督賞を受賞、ほか「ヌードの夜」「GONIN」などを世に送り出す一方、劇画家としても活躍し、男と女の情念を描き続ける石井隆監督が、1992年に発表した短編コミック『無口なあなた』を自らの手で映画化。オタク青年がふとしたことからぬくもりのあるフィギュアと夢のような時を過ごすラブ・ファンタジー。平凡な生活を送っていたはずが地獄を見るオタク青年を「横道世之介」「美しい夏キリシマ」の柄本佑が滑稽さを滲ませながら演じる。またグラビアアイドルの佐々木心音が、ぬくもりもやわらかさも持つ少女フィギュアを演じる。 -
くちづけ(2013)
2012年末に解散した劇団、東京セレソンデラックスの公演を映画化。同劇団の主宰・宅間孝行が原作、脚本を手がけ、「エイトレンジャー」の堤幸彦が監督した。グループホームを舞台に、幼稚園児なみの知能のマコとうーやんの切ない恋を描く。出演は「僕達急行 A列車で行こう」の貫地谷しほり、「エイトレンジャー」の竹中直人。80点 -
R-18 文学賞 vol.1 自縄自縛の私
第7回女による女のためのR-18文学賞で大賞を受賞し多くの読者から共感を得た蛭田亜紗子著『自縄自縛の私』(新潮社・刊)を、俳優活動の一方で「サヨナラCOLOR」「無能の人」など監督としての才能も見せる竹中直人が映画化。蓄積したストレスから解放されるために自らの身体を縛る女の心の襞を繊細に掬い取る。主人公の自縛を趣味とするOLに扮するのは「るろうに剣心」の平田薫。ほか、自分勝手なのに不思議な魅力を持つ上司を「スマグラー お前の未来を運べ」の安藤政信、昔の恋人を「TSY タイムスリップヤンキー」など俳優としても活動するお笑いコンビ『ピース』の綾部祐二、秘密の顔を持つエリート上司を「恋の罪」の津田寛治が演じる。 -
エイトレンジャー
「ちょんまげぷりん」の錦戸亮、「大奥」の大倉忠義らの所属する関ジャニ∞がコンサートで定期的に展開するコント仕立ての芝居をベースにしたアクションヒーロードラマ。荒廃の道を辿った未来の日本で、金稼ぎのためにヒーローとなったエイトレンジャーがジレンマを抱えながらもテロ組織と戦う。関ジャニ∞の7人が揃っての映画主演は初となる作品。エイトレンジャーとともに戦う伝説のヒーローを「あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE」の舘ひろしが、彼らが戦うテロ組織の黒幕を「源氏物語 千年の謎」の東山紀之が演じる。監督は「劇場版 SPEC~天~」「明日の記憶」の堤幸彦。脚本はTVドラマ『三毛猫ホームズの推理』やアニメ『TIGER&BUNNY』を手がけた高橋悠也。 -
忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!!
2009年にこの世を去ったロック歌手の忌野清志郎をホスト役に開催されたライブを収録した音楽映画。清志郎と愉快な仲間たちによる一夜限りの夢の饗宴。それが“ナニワ・サリバン・ショー”である。大阪のラジオ局FM802の主催により2001年に開催、好評を得た同ライブは、その後、2004年に〈続 ナニワ・サリバン・ショー〉、そして2006年に〈新 ナニワ・サリバン・ショー〉として、いずれも大阪城ホールで行われた。出演は、石田長生、内田勘太郎、木村充揮、宮藤官九郎、斉藤和義、清水ミチコ、竹中直人、Chara、トータス松本、仲井戸麗市、中村獅童、間寛平、間慎太郎、ハナレグミ、HIS(細野晴臣・忌野清志郎・坂本冬美)、藤井裕、布袋寅泰、松たか子、矢野顕子、山崎まさよし、ゆず、Leyonaほか。80点 -
牙狼<GARO> MAKAISENKI <Vol.1> 1話~3話
特撮ドラマ『牙狼-GARO-』第2期を放送に先駆け、3話ずつ映画館で先行上映するシリーズ第1弾。人間の邪心に憑依する魔獣ホラーとの闘いを描く。原作・総監督は、「呀<KIBA> 暗黒騎士鎧伝」の雨宮慶太。出演は、「牙狼-GARO- ~RED REQUIEM~」の小西遼生、「おのぼり物語」の肘井美佳。 -
WOWWOW ドラマW Vol.1 同期
今野敏原作の同名小説を映像化。殺人事件の容疑者となった同期を救うため、警察組織に立ち向かう若手刑事の姿を描く。監督は「SR サイタマノラッパー」の入江悠。脚本は「逆境ナイン」の福田雄一。出演は、「まほろ駅前多田便利軒」の松田龍平、「ハゲタカ」の栗山千明、「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」の竹中直人。50点 -
シュレック フォーエバー
見かけは怖いが心は優しい、緑の怪物シュレックを描くアニメ・シリーズ第4弾。別世界に飛ばされたシュレックが、元の世界を取り戻そうと奮闘する。監督は「スカイ・ハイ」のマイク・ミッチェル。声の出演は前3作に引き続き、「オースティン・パワーズ」のマイク・マイヤーズ、「ナイト&デイ」のキャメロン・ディアス。3D/2D同時公開。80点 -
ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う
1993年に「ヌードの夜」を発表した石井隆監督が、17年ぶりに竹中直人(「無能の人」)演じる“紅次郎”を主人公に作り上げた新たな物語。石井監督不変のモチーフ“エロスとタナトス”は健在で、3人の女たちの完全犯罪に巻き込まれていく男の姿が描かれる。ヒロイン“れん”を演じるのは、「白夜行」の佐藤寛子。19分を加えたディレクターズ・カット版(R-18+)がBD/DVDで発表されている。70点 -
シュアリー・サムデイ
「クローズZERO II」などで活躍する俳優、小栗旬の初監督作品。高校時代に学校を爆破して退学させられた5人の若者が、人生の復活を賭けた最後のチャンスに挑む青春エンターテイメント。「風が強く吹いている」の小出恵介、「少年メリケンサック」の勝地涼、「のんちゃんのり弁」の小西真奈美など豪華出演陣が顔を揃える。70点 -
戦闘少女 血の鉄仮面伝説
「片腕マシンガール」の井口昇、「東京残酷警察」の西村喜廣、「魁!!男塾」のアクションスター坂口拓が共同監督を務めたアクション。ファッション雑誌の元人気モデル、杉本有美(『炎神戦隊ゴーオンジャー』)、「空へ -救いの翼 RESCUE WINGS-」の高山侑子、『侍戦隊シンケンジャー』の森田涼花が共演。50点 -
のだめカンタービレ 最終楽章 後編
二ノ宮知子原作の同名人気コミックの実写ドラマ化の映画版後編にして、シリーズ完結編。ヨーロッパを舞台に、天才的なピアノの才能を持ったのだめこと野田恵の恋の行方を描く。監督は、ドラマ版で演出を務めた川村泰祐。出演は、「キラー・ヴァージンロード」の上野樹里、「MW ムウ」の玉木宏、「なくもんか」の瑛太。90点 -
完全なる飼育 メイド、for you
異色のラブストーリーシリーズ第7弾。監督は「バトル・ロワイヤルII 鎮魂歌」の深作健太。マンガ喫茶の店長とメイド喫茶で働くメイドの歪んだ愛を描く。出演は「イケメンバンク THE MOVIE」の柳浩太郎、「丘の上から」の亜矢乃、「いぬばか」の前田健、「大阪ハムレット」の久野雅弘、「ネコナデ」の黒川芽以、「僕らのワンダフルデイズ」の竹中直人など。一部シーンが3D対応。 -
のだめカンタービレ 最終楽章 前編
二ノ宮知子の同名コミックをテレビドラマ化した『のだめカンタービレ』の映画版。天才的なピアノの腕とユニークな個性を持つ通称“のだめ”の恋の行方を描く。監督はテレビ版の演出を務めた武内英樹。出演は「キラー・ヴァージンロード」の上野樹里、「MW ムウ」の玉木宏、「ディア・ドクター」の瑛太、「カメレオン」の水川あさみなど。80点 -
ONE PIECE FILM Strong World
単行本の累計発行部数が1億6千5百万部に及ぶ同題コミックの映画化。本作は映画10作目にして初めて、ストーリーを原作者・尾田栄一郎が書き下ろした。監督は、テレビ版のシリーズディレクターを務めた境宗久。声の出演は、「天空の城ラピュタ」の田中真弓、「劇場版xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢」の中井和哉。80点 -
僕らのワンダフルデイズ
ガンで余命わずかと知った中年サラリーマンが、高校時代の仲間とバンドを再結成し、コンテスト出場を目指す人間ドラマ。監督は「ジュテーム わたしはけもの」の星田良子。出演は「山形スクリーム」の竹中直人、「それでもヤクザはやってくる」の宅麻伸、「のんちゃんのり弁」の斉藤暁、「愛はクロスオーバー」の稲垣潤一、「ニセ札」の段田安則など。 -
アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの
氷河期の世界を舞台に、マンモスのマニー、サーベルタイガーのディエゴ、ナマケモノのシドが冒険を繰り広げるアニメシリーズ第3弾。今回は、デコボコトリオが恐竜の世界を舞台に活躍する。オリジナル版の声の出演は「ハプニング」のジョン・レグイザモ、「トゥルー・クライム」のデニス・レアリーら、シリーズのレギュラーキャストが顔を揃える。 -
ハッピーフライト(2008)
航空職員たちの日常をコミカルに温かく見つめたハッピーな群像コメディ。ANAによる全面協力のもと、デフォルメされながらもリアルな細部が描かれていく。脚本・監督は、「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口史靖監督。丸2年がかりで国内外の航空関係者100人以上を取材して、物語を作り上げた。出演者は、田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、吹石一恵など。主題歌として、フランク・シナトラの「カム・フライ・ウィズ・ミー」が使用されている。80点 -
20世紀少年
「ビッグコミック スピリッツ」で8年間にわたって連載され、累計発行部数2000万部という超人気コミックを、全3部構成で映画化するプロジェクトの1作目。原作者である浦沢直樹とプロデューサーの長崎尚志も脚本に参加、他の脚本家は「HERO」の福田靖と「ROBO☆ROCK」の渡辺雄介。監督は、「明日の記憶」「自虐の詩」の堤幸彦。キャストは、ケンヂ役の唐沢寿明をはじめ、全3部で約300名もの出演者が揃うという。テーマ曲は、70年代のカリスマであるマーク・ボランが率いた伝説のロックバンドT.REXによる「20th Century Boy」。60点 -
TOKYO! <シェイキング東京>
NY、パリ、ソウルという大都市で暮らす3人の鬼才監督が、独自の視点で東京の真実の姿をとらえる“東京三部作”の一遍。監督は「殺人の追憶」「グエムル-漢江の怪物-」などの作品で韓国を代表する俊英ポン・ジュノ。初の海外作品として選んだ本作は、恋に落ちていく男女の激しい心の揺れを視覚的にとらえた東京を通して描く、珠玉のラブストーリー。出演は自身もポン・ジュノ監督の大ファンだという香川照之、蒼井優、「グエムル-漢江の怪物-」で監督がグエムルのモデルにしたという逸話もある竹中直人をはじめ、荒川良々、山本浩司、松重豊といった個性的なキャストが顔を揃えている。 -
スカイ・クロラ The Sky Crawlers
終わりなきゲームな戦闘の日々を過ごす、永遠の命を持った「キルドレ」たちの日常を描くアニメ大作。森博嗣の原作小説を、「世界の中心で、愛をさけぶ」「クローズド・ノート」の伊藤ちひろが脚本化して、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「イノセンス」の押井守が監督。ボイスキャストに、「バベル」の菊地凛子、「それでもボクはやってない」の加瀬亮、「嫌われ松子の一生」の谷原章介など。3DCGを駆使した大空での戦闘シーンと、静謐な日常ドラマの対比が見事な効果を上げている。日本テレビ開局55周年記念作品。60点 -
僕の彼女はサイボーグ
頼りない大学生が、未来から送り込まれた女性サイボーグに恋をするSFラブ・ストーリー。時間旅行や大地震といったモチーフを、最先端のCG技術を駆使して描く。「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨンによる日本映画初監督作品。出演は、TVドラマ『ホタルノヒカリ』の綾瀬はるか、「キサラギ」の小出恵介。80点 -
ぼくたちと駐在さんの700日戦争
実話を基にした人気ブログ小説を「逆境ナイン」の福田雄一が脚本化、『時効警察』の塚本連平が監督した青春コメディ。出演は「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」の市原隼人、「間宮兄弟」の佐々木蔵之介、「夕凪の街 桜の国」の麻生久美子、「リアル鬼ごっこ」の石田卓也ほか。80点 -
ポストマン(2008)
真摯に郵便を届ける配達院の姿を通し、家族の絆や人の心のあたたかさを描く感動作。監督は『高原へいらっしゃい』などのTVドラマを手がけてきた今井和久。本作が初監督作となる。出演は、「ミスター・ルーキー」の長嶋一茂、「幸福な食卓」の北乃きい、「蝉しぐれ」の原沙知絵ほか。 -
グミ・チョコレート・パイン
自己模索中の悶々とした日々を打破するためにバンドを始めた高校生たちの、恋と友情を描く青春ムービー。大槻ケンヂの人気同名小説を映画化。監督は「1980」のケラリーノ・サンドロヴィッチ。出演は「キトキト!」の石田卓也、「ケータイ刑事 THE MOVIE」の黒川芽以、「蟲師」の大森南朋ほか。 -
ストレンヂア 無皇刃譚
乱世に名を捨て抜刀を自ら封じた浪人と満たされぬ思いを抱く剣士が、謎を秘めた少年をめぐって宿命の対決をする、時代劇アニメーション。監督は『鋼の錬金術師』の安藤真裕。「真夜中の弥次さん喜多さん」の長瀬智也、「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」の知念侑李、「男はソレを我慢できない」の竹中直人らが声の出演を担当。100点

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注目 2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 無料配信
「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 2月2日無料ライブ配信決定!! この度、2022年2月2日(水)19時より、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルにて「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」のライブ配信を行う事が決定致しました。 前年に日本で公開された映画の中から、厳選なるのべ120名以上の選考者の投票により、中立公平に選出された、その年に称賛すべき作品、映画人を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」。1924年に創設され、途中戦争による中断が2年あったものの、世界的にも非常に長い歴史を持つ映画賞であり、今回で95回目の開催となります。 2022年2月2日(水)19時~ 全16賞を一挙発表! 各受賞者へトロフィ授与する表彰式の模様をBunkamuraオーチャードホールよりライブ配信いたします! 【概要】 「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」 ■日時:2022年2月2日(水)19:00〜 ■視聴方法:↓キネマ旬報公式youtubeチャンネルにて(事前に「チャンネル登録」をお願いします) https://www.youtube.com/watch?v=z4yoXBcWbJ0 ■「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」全16賞 第1位(日本映画作品賞)、第1位(外国映画作品賞)、第1位(文化映画作品賞)、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、外国映画監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、新人女優賞、新人男優賞、読者賞、読者選出日本映画監督賞、読者選出外国映画監督賞、特別賞 ※ベスト・テン表彰式の前に「映画感想文コンクール2021」の表彰も行います 選考者による投票結果など、2位以下を含めた全賞の詳しい結果につきましては、2022年2月4日(金)発売の「キネマ旬報2月下旬ベスト・テン発表号」に掲載いたします。こちらよりお求めください。 ●主催:キネマ旬報社 ●ICTパートナー:NTT東日本 ●会場協力:Bunkamura 【キネマ旬報ベスト・テンとは】 『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に創刊し、現在まで続いている映画雑誌として、世界一の歴史を誇ります。最初に、キネマ旬報ベスト・テンを行ったのは、1924年度(大正13年)。当初は、編集同人のみによる投票で、〈芸術的に最も優れた映画〉〈娯楽的に最も優れた映画〉の2部門(外国映画部門のみ)でしたが、1926年(大正15年)、日本映画の水準が上がったのを機に、現在と同様〈日本映画〉〈外国映画〉の2部門に分けたベスト・テンに変わりました。戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2021年度のベスト・テンで95回を数えます。 「キネマ旬報ベスト・テン」の特徴 ■世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞(今回で95回を数える。ちなみに、アメリカのアカデミー賞は2022年で第94回となる)であること。 ■ベスト・テンという形で、その年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選び出していること。 ■ベスト・テン及び各賞の選考者は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、しかも選考者数が多く(2021年度はのべ120名以上)、さらにその年齢・所属の幅(映画評論家、ジャーナリストなど)も広いことから、当年の映画界の実勢を反映する、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を受けていること。 ■特別賞に関して 『キネマ旬報』は2019年に創刊100周年を迎え、1世紀にもわたり続けてこられたのは、多くの映画と映画関係者、何よりも映画ファンに支えられてきたからこそと確信しております。 そこで、100周年を迎えた2018年度より、改めて特別賞を設け、より、多くの映画人の業績を讃え、先達への敬意と感謝の意を表すべく、「キネマ旬報ベスト・テン 特別賞」を設けました。 (※過去にも2度、「特別賞」という名称での授賞がございましたが、本賞は創刊100周年を機に制定した新たな賞と位置づけております) ■文化映画に関して 「社会、文化、科学、芸術、教育といった教養的な視点から国内で制作された映像作品で、ドキュメンタリー映画や短編など、幅広いジャンルを取り扱っています。一般劇場公開はされてはいない、公民館やホール等で上映された作品も対象です」 [adchord]
2022年2月3日
注目 2021年 第95回「キネマ旬報ベスト・テン」第1位作品&個人賞発表!
2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表! 日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「ドライブ・マイ・カー」 外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「ノマドランド」 文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「水俣曼荼羅」 【個人賞】 日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」 により 日本映画脚本賞 濱口 竜介 大江 崇允 「ドライブ・マイ・カー」により 外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」「エターナルズ」により 主演女優賞 尾野 真千子 「茜色に焼かれる」 「ヤクザと家族 The Family」により 主演男優賞 役所 広司 「すばらしき世界」により 助演女優賞 三浦 透子 「ドライブ・マイ・カー」 「スパゲティコード・ラブ」により 助演男優賞 鈴木 亮平 「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により 新人女優賞 河合 優実 「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により 新人男優賞 和田 庵 「茜色に焼かれる」 により 読者選出日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」 により 読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」により 読者賞 立川 志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」により 特別賞 佐藤 忠男 70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して キネマ旬報ベスト・テン第2位以降の作品ランキングは、2月4日(金)発売『キネマ旬報2022年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ご購入はコチラ
2022年2月3日
映画専門家レビュー
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映画、音楽ジャーナリスト 宇野維正
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒
日本に支社のない配給元(フォーカス)の影響もあって、日本ではこれまでその高評価に見合わない不遇をかこってきたアニメーション・スタジオ、ライカの作品。本国ではユナイテッド・アーティスツの配給となったこの新作も、傑作「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」同様、子供の観客を見くびらない硬質なテーマ選びとキャラクター、そして何よりも脚本の巧みさに唸らされる。中盤の酒場での乱闘シーンを筆頭に、絶妙なバランスのアクションの押し引きによるリズミカルな表現も見事。
もっと見る -
映画、音楽ジャーナリスト 宇野維正
THE CAVE サッカー少年救出までの18日間
近過去の事件の映像化、エンドロールではお約束のご本人登場という、クリント・イーストウッド級の飛び抜けた演出能力がないと標準以上の作品にはなり得ないのに、近年ずっと流行っているフォーマットの作品がまた一つ。バンコク出身イギリス人監督トム・ウォーラーによるハリウッド的なカメラワークや編集のおかげでテレビ番組の再現ドラマの域は脱しているものの、結末を知る観客にとって、登場人物が出入りし続けるこの単調な構成では、物語のカタルシスは生まれようがない。
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映画評論家 小野寺系
シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!
ベルエポックのパリで有名舞台作品が誕生する内幕と、そこに生まれる切ない恋愛がコメディ調にわちゃわちゃと描かれていき、飽きさせない。基が舞台作品であることと、俳優でもあるアレクシス・ミシャリクが舞台版から引き続いて本作を監督したということもあり、とくに俳優への愛情と、演技への尊敬を強く感じさせる内容となっている。ただ、映画ならではの新しい趣向の希薄さや、舞台版を引きずったと思える不自然な演出も散見され、やはり舞台版の方が本領なのだと思わせる。
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映画専門家レビュー
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シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!
ベルエポックのパリで有名舞台作品が誕生する内幕と、そこに生まれる切ない恋愛がコメディ調にわちゃわちゃと描かれていき、飽きさせない。基が舞台作品であることと、俳優でもあるアレクシス・ミシャリクが舞台版から引き続いて本作を監督したということもあり、とくに俳優への愛情と、演技への尊敬を強く感じさせる内容となっている。ただ、映画ならではの新しい趣向の希薄さや、舞台版を引きずったと思える不自然な演出も散見され、やはり舞台版の方が本領なのだと思わせる。
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注目 2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 無料配信
「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 2月2日無料ライブ配信決定!! この度、2022年2月2日(水)19時より、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルにて「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」のライブ配信を行う事が決定致しました。 前年に日本で公開された映画の中から、厳選なるのべ120名以上の選考者の投票により、中立公平に選出された、その年に称賛すべき作品、映画人を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」。1924年に創設され、途中戦争による中断が2年あったものの、世界的にも非常に長い歴史を持つ映画賞であり、今回で95回目の開催となります。 2022年2月2日(水)19時~ 全16賞を一挙発表! 各受賞者へトロフィ授与する表彰式の模様をBunkamuraオーチャードホールよりライブ配信いたします! 【概要】 「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」 ■日時:2022年2月2日(水)19:00〜 ■視聴方法:↓キネマ旬報公式youtubeチャンネルにて(事前に「チャンネル登録」をお願いします) https://www.youtube.com/watch?v=z4yoXBcWbJ0 ■「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」全16賞 第1位(日本映画作品賞)、第1位(外国映画作品賞)、第1位(文化映画作品賞)、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、外国映画監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、新人女優賞、新人男優賞、読者賞、読者選出日本映画監督賞、読者選出外国映画監督賞、特別賞 ※ベスト・テン表彰式の前に「映画感想文コンクール2021」の表彰も行います 選考者による投票結果など、2位以下を含めた全賞の詳しい結果につきましては、2022年2月4日(金)発売の「キネマ旬報2月下旬ベスト・テン発表号」に掲載いたします。こちらよりお求めください。 ●主催:キネマ旬報社 ●ICTパートナー:NTT東日本 ●会場協力:Bunkamura 【キネマ旬報ベスト・テンとは】 『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に創刊し、現在まで続いている映画雑誌として、世界一の歴史を誇ります。最初に、キネマ旬報ベスト・テンを行ったのは、1924年度(大正13年)。当初は、編集同人のみによる投票で、〈芸術的に最も優れた映画〉〈娯楽的に最も優れた映画〉の2部門(外国映画部門のみ)でしたが、1926年(大正15年)、日本映画の水準が上がったのを機に、現在と同様〈日本映画〉〈外国映画〉の2部門に分けたベスト・テンに変わりました。戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2021年度のベスト・テンで95回を数えます。 「キネマ旬報ベスト・テン」の特徴 ■世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞(今回で95回を数える。ちなみに、アメリカのアカデミー賞は2022年で第94回となる)であること。 ■ベスト・テンという形で、その年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選び出していること。 ■ベスト・テン及び各賞の選考者は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、しかも選考者数が多く(2021年度はのべ120名以上)、さらにその年齢・所属の幅(映画評論家、ジャーナリストなど)も広いことから、当年の映画界の実勢を反映する、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を受けていること。 ■特別賞に関して 『キネマ旬報』は2019年に創刊100周年を迎え、1世紀にもわたり続けてこられたのは、多くの映画と映画関係者、何よりも映画ファンに支えられてきたからこそと確信しております。 そこで、100周年を迎えた2018年度より、改めて特別賞を設け、より、多くの映画人の業績を讃え、先達への敬意と感謝の意を表すべく、「キネマ旬報ベスト・テン 特別賞」を設けました。 (※過去にも2度、「特別賞」という名称での授賞がございましたが、本賞は創刊100周年を機に制定した新たな賞と位置づけております) ■文化映画に関して 「社会、文化、科学、芸術、教育といった教養的な視点から国内で制作された映像作品で、ドキュメンタリー映画や短編など、幅広いジャンルを取り扱っています。一般劇場公開はされてはいない、公民館やホール等で上映された作品も対象です」 [adchord]
2022年2月3日
注目 2021年 第95回「キネマ旬報ベスト・テン」第1位作品&個人賞発表!
2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表! 日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「ドライブ・マイ・カー」 外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「ノマドランド」 文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「水俣曼荼羅」 【個人賞】 日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」 により 日本映画脚本賞 濱口 竜介 大江 崇允 「ドライブ・マイ・カー」により 外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」「エターナルズ」により 主演女優賞 尾野 真千子 「茜色に焼かれる」 「ヤクザと家族 The Family」により 主演男優賞 役所 広司 「すばらしき世界」により 助演女優賞 三浦 透子 「ドライブ・マイ・カー」 「スパゲティコード・ラブ」により 助演男優賞 鈴木 亮平 「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により 新人女優賞 河合 優実 「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により 新人男優賞 和田 庵 「茜色に焼かれる」 により 読者選出日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」 により 読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」により 読者賞 立川 志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」により 特別賞 佐藤 忠男 70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して キネマ旬報ベスト・テン第2位以降の作品ランキングは、2月4日(金)発売『キネマ旬報2022年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ご購入はコチラ
2022年2月3日