マリリン・モンロー マリリンモンロー

  • 出身地:アメリカ、ロサンジェルス
  • 生年月日:1926年6月1日
  • 没年月日:1962年8月5日

略歴 / Brief history

アメリカ・ロサンゼルス生まれ。写真モデルを経て、46年に「嵐の園」の端役で映画デビュー。だが公開版で出演場面がカットされ、以降数年は不遇の時が続く。53年、『プレイボーイ』創刊号にヌード写真が掲載されて話題を呼び、一躍50‐60年代のセックス・シンボルに祭り上げられた。53年に連続して作られた「ナイアガラ」、「紳士は金髪がお好き」、「百万長者と結婚する方法」で見せた“モンロー・ウォーク”によって人気は決定的なものになり、彼女はセックス・アピールとコミカルな演技で魅力を開花させた。野球選手ジョー・ディマジオ、劇作家アーサー・ミラーとの結婚でも話題をまいたが、62年に睡眠薬の多量服用によって謎の死を遂げた。

マリリン・モンローの関連作品 / Related Work

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  • マリリン・モンロー 瞳の中の秘密

    制作年: 2013
    「ノックは無用」で注目され、「ナイアガラ」「紳士は金髪がお好き」で確固たる地位を築き、「お熱いのがお好き」では第17回ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門主演女優賞を獲得したものの、36歳の若さでこの世を去った女優マリリン・モンロー。私的な文書をもとに、セックス・シンボルと謳われた自らのイメージを貫いた彼女の実像に迫るドキュメンタリー。監督はドキュメンタリーを数多く手がけてきたリズ・ガルバス。「キル・ビル」のユマ・サーマン、「フォーチュン・クッキー」のリンジー・ローハン、「アルバート氏の人生」のグレン・クローズ、「レスラー」のマリサ・トメイらが彼女の姿を浮き彫りにする。
    70
  • モンタン、パリに抱かれた男。

    制作年: 1994
    戦後フランスを代表する大スターであり、91年に他界したイヴ・モンタンの伝記ドキュメンタリー。モンタンの自伝『Tu vois Je n'ai pas oubli氏x(名曲『枯葉』の一節。邦訳は『イヴ・モンタン ぼくの時代―パリに抱かれて』で、文藝春秋社刊)をもとに、この本の基になった60時間におよぶインタビュー・テープに遺されたモンタン自身の声と、出演映画、コンサートの記録、ニュースフィルムなど彼と直接/間接に関係するさまざまな映像を構成して、彼の70年の生涯を浮き彫りにしていく。監督はモンタンの盟友コスタ・ガヴラスの「Z」「告白」などに参加し、主にテレビで活躍するジャン・ラビブ。製作はミシェル・ロトマン、エグゼクティヴ・プロデューサーはT・セラル。原作の自伝の共著者であるエルベ・アモンとパトリック・ロトマンが脚本を担当。モンタンとシモーヌ・シニョレの旧居などの追加映像の撮影はジャン・ジャック・フロリ、音楽構成はジャン・ルイ・ヴァレロ、編集はベルナール・ジョッセ、録音はヤニック・シュヴァリエがそれぞれ担当。使用されるモンタンの歌は『パリで』、『枯葉』などの代表作をはじめ、フランスの国民的愛唱歌『さくらんぼの実のなるころ』、恋人エディット・ピアフの持ち歌だった『君は誰にも似ていない』、それに『ルナ・パーク』、『ラ・ミレット』、『ベラ・チャオ』などなど。引用される映画は実質上のデビュー作であり、プレヴェール・コスマの『枯葉』と出会った映画でもある『夜の門』(V)、アメリカに進出しマリリン・モンローとの恋愛が話題になった「恋をしましょう」、名作メロドラマ「夕なぎ」、政治性の強い題材を節度をもって演じ、単なる歌う二枚目スターから脱皮して名優として深い尊敬を集めるに至った「戦争は終った」「告白」「Z」など、代表作の数々から、晩年の「想い出のマルセイユ」「愛と宿命の泉」「IP5-愛を探す旅人たち-」まで、ほかにも糟糠の妻シモーヌ・シニョレの「肉体の冠」や、マルセイユ時代のアメリカへの憧れを表す「マルクス一番乗り」、そして左翼政党の宣伝記録映画など多数。
  • アスファルト・ジャングル

    制作年: 1950
    「赤い風車」のジョン・ヒューストンが1950年にMGMで監督した犯罪劇で、米国公開の際は「The Asphalt Jungle」の原題名だったもの。製作は「百万弗の人魚」のアーサー・ホーンブロウ・ジュニア。「廃墟の群盗」のW・R・バーネットの小説を、ベン・マドウとヒューストンが脚色した。撮影は「三つの恋の物語」のハロルド・ロッソン、音楽は「クオ・ヴァディス」のミクロス・ローザの担当。出演者は「戦闘機攻撃」のスターリング・ヘイドン、「ジュリアス・シーザー(1953)」のルイス・カルハーン、「人生模様」のマリリン・モンロー、「雨に唄えば」のジーン・ヘイゲン、「戦場(1949)」のジェームズ・ホイットモア、「地球の静止する日」のサム・ジャフェ、「真紅の女」のジョン・マッキンタイア、「腰抜けモロッコ騒動」のマーク・ローレンスら。
    90
  • 荒馬と女

    制作年: 1961
    アーサー・ミラーのシナリオを「許されざる者(1960)」のジョン・ヒューストンが監督した映画。撮影担当は「スパルタカス」のラッセル・メッティ。音楽はアレックス・ノース。出演は「お熱いのがお好き」のマリリン・モンロー、「先生のお気に入り」のクラーク・ゲーブル、モンゴメリー・クリフト、イーライ・ウォラックなど。製作はフランク・E・テイラー。
    90
  • 恋をしましょう(1960)

    制作年: 1960
    「奥様ごめんなさい」のノーマン・クラスナーの脚本を「西部に賭ける女」のジョージ・キューカーが監督したロマンチック・コメディ。撮影は「5つの銅貨」のダニエル・L・ファップ、音楽をライオネル・ニューマンが担当した。サミー・カーン作詞、ジェームズ・ヴァン・ヒューゼン作曲の主題歌“恋をしましょう”ほか5曲、コール・ポーターの“私の心はパパのもの”が歌われる。出演は「お熱いのがお好き」のマリリン・モンロー、「掟」のイヴ・モンタン、ほかにトニー・ランドール、フランキー・ヴァーン、ウィルフリッド・ハイド・ホワイト、マイケル・デイヴィッドら。製作ジェリー・ウォルド。
  • お熱いのがお好き(1959)

    制作年: 1959
    「昼下りの情事」のビリー・ワイルダーが製作・監督にあたった喜劇映画。1920年代、禁酒時代のアメリカ風俗を背景に、ギャングやチャールストン・ダンスなどをからませたウィットに富むドラマが展開する。脚本はワイルダー自身と「昼下りの昼下りの情事」のI・A・L・ダイアモンド。撮影は「さまよう青春」のチャールズ・ラング。音楽はマティ・マルネック。出演は「王子と踊子」のマリリン・モンロー、「挑戦者」のトニー・カーティス、「媚薬」のジャック・レモン、「悪徳警官」のジョージ・ラフト、パット・オブライエン、ジョー・E・ブラウン、ジョージ・E・ストーン、ジョアン・ショーリーー、ビリー・グレイら。篇中カーティスとレモンは、作品全体の4分の3近くを女装で通すという趣向がこらされている。製作ビリー・ワイルダー。
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