オタール・イオセリアーニ

  • 出身地:ソ連邦グルジヤ共和国
  • 生年月日:1934年2月2日

略歴 / Brief history

音楽の素養にも恵まれていたが、モスクワ大応用数学科を卒業後、国立映画大に入学。アレクサンドル・ドヴジェンコ監督に師事して、65年卒業。若夫婦の生活を追いながら小市民的心理を暴いていく短編“Aprel(四月)”(62)や労働者の日常を撮って人生の真偽を探ろうとした記録映画“Chugun(鋳鉄)”(64)で早くも才能を認められ、長編第一作「落葉」(68)はワインの醸造をめぐって工場の管理者と対立する若い労働者を描き、68年ジョルジュ・サドゥール賞を受賞。記録映画的手法に傾倒し、プロフェッショナルな俳優を起用するのを好まないが、その作品は常に民族の歴史や伝統に育まれた豊かで美しい人間の営みとその内面を謳いあげてきた。

オタール・イオセリアーニの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 皆さま、ごきげんよう

    「汽車はふたたび故郷へ」のオタール・イオセリアーニ監督が81歳にして紡ぎ出す人間賛歌。現代のパリ。アパートの管理人で武器商人の男と骸骨集めが大好きな人類学者は悪友同士。そんな彼らを取り巻くちょっとユニークな住人たちが、街の緊急事態に立ち上がる。出演は「アメリ」のリュファス、「群盗、第七章」のアミラン・アミナラシヴィリ、「ル・アーヴルの靴みがき」のピエール・エテックス、「グランド・ブダペスト・ホテル」のマチュー・アマルリック、「愛より強い旅」のトニー・ガトリフ。
    100
  • 汽車はふたたび故郷へ

    「ここに幸あり」のオタール・イオセリアーニ監督が自身の半生を主人公に投影させて描くヒューマンドラマ。検閲や思想統制によって思うように映画作りが出来ないことに耐えかねて、自由を求めてグルジアからフランスへと向かう映画監督の姿を描く。出演は「月曜日に乾杯!」のダト・タリエラシュヴィリ、「ランジェ公爵夫人」のビュル・オジェ。
    90
  • ここに幸あり(2006)

    突然大臣の職を追われ、仕事と金を失った主人公が、改めて人生の本当の豊かさに気づく。生きていることの幸せを軽やかに描いた人間賛歌。主人公のヴァンサンを演じるのは本作が映画初出演となるセヴラン・ブランシェ。そして名男優ミシェル・ピコリ(「家路」)が、ヴァンサンの母親役を演じている。監督はグルジア出身の名匠オタール・イオセリアーニ。
  • 四月

    「素敵な歌と舟はゆく」「月曜日に乾杯!」が日本でも評判を呼んだグルジア出身の名匠、オタール・イオセリアーニ監督の幻の中編デビュー作。日本では2004年6月の特集上映<イオセリアーニに乾杯!>で初公開となった。物欲の前に愛を見失いそうになる一組の男女の姿を、音と映像だけで語ってゆく。
  • 歌うつぐみがおりました

    「素敵な歌と舟はゆく」「月曜日に乾杯!」が日本でも評判を呼んだグルジア出身の名匠、オタール・イオセリアーニ監督が1970年に手掛けたコメディ。2004年6月の特集上映<イオセリアーニに乾杯!>において本邦初公開。落ち着きがなく自分勝手なお調子者の男のせわしない日常を、瑞々しく描く。
  • 蝶採り

    グルジア出身の名匠、オタール・イオセリアーニ監督の1992年の作品で、ナルダ・ブランシェは監督のパリの自宅の近所に住む老婦人をキャスティング。撮影はフランス映画界の名カメラマンで、現在イオセリアーニとコンビを組んでいるウィリアム・ルプシャンスキー。美術スタッフ兼キャストにはエマニュル・ド・ショヴィニ。この三人がコラボレートした記念すべき第一作。古い城館でのんびりと余生を楽しむ二人の老婦人と、彼女らの城館を売却しようとたくらむ隣人や親族たち。老婦人と隣人・親族の姿を対比させて、人を変えてしまうお金の力とはかなさ、予測のつかない人生の不思議さとおかしさが描かれる。
  • 群盗、第七章

    グルジア出身の名匠、オタール・イオセリアーニ監督が、祖国グルジアの歴史を縦横無尽に切り取った群像劇。いつの時代も繰り返される人間の愚かな行為を笑い飛ばす一方で、それでもなお力強く生きていく名も無き人々を優しく見つめてゆく。王、サルタン、ヴァノ、浮浪者と4役を演じた主演のアミラン・アミナラシヴィリは、この作品でダンケルク映画祭の最優秀男優賞を受賞した。
  • 月曜日に乾杯!

    退屈な日常にうんざりした中年男の気ままな旅を描くコメディ。監督・脚本・編集・出演は「素敵な歌と舟はゆく」のオタール・イオセリアーニ。撮影は近年のイオセリアーニ作品や「恋ごころ」のウィリアム・リュプシャンスキー。音楽はイオセリアーニ作品常連のニコラ・ズラビシュヴィリ。美術・出演は「素敵な歌と舟はゆく」のマニュ・ド・ショヴィニ。出演はこれが俳優デビューで、「ルムンバの叫び」などのプロデューサーとして知られるジャック・ビドウほか。2002年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)、国際批評家連盟賞受賞。
  • 素敵な歌と舟はゆく

    パリに暮らす人々の様々なエピソードを描くユーモラスな群像劇。監督・脚本・編集・出演は「田園詩」のグルジア出身の巨匠、オタール・イオセリアーニ。撮影は「絹の叫び」のウィリアム・ルプシャンスキー。美術・出演は「パリでかくれんぼ」のマニュ・ド・ショヴィニ。共演は監督の孫であるニコ・タリエラシュヴィリ、「リディキュール」のミラベル・カークランドほか。1999年ルイ・デリュック賞、ヨーロッパ映画アカデミーFIPRESCI賞受賞。
  • 田園詩

    リハーサルのために田舎を訪れた弦楽四重奏団と村人の交流を通して、自然と人間をみずみずしいタッチでとらえ、祖国への思いをつづった映像叙情詩。監督はオタール・イオセリアーニ。グルジア映画第2世代の先陣として登場しながら、処女作であるおとぎ話調のファンタジー『四月』(62)が上映禁止となり、一時は肉体労働に従事。映画界に復帰してからは叙情豊かにユーモアとペーソスを交えた映像で現代社会を見据え、人間の本質を問いかける随想映画というべき一連の作品「落葉」(66)『歌うつぐみがいました』(70/日本未公開)、そして本作を発表、国際的に高い評価を得た。80年代以降はパリに創作の拠点を置いて国外で活動している。脚本はイオセリアーニ、レゾ・イナニシヴィリ、オタール・メフリシヴィリの共同。撮影は記録映画畑出身で、イオセリアーニの3本の作品のほか、『苗木』(73/日本未公開)などを手掛けたグルジアフィルムの重鎮、アベサロム・マイスラーゼ。
  • 落葉(1966)

    ソビエト連邦の共和国の一つグルジアの自然豊かな町を舞台にワイン工場で働く若者たちの日常を描く。監督はオタール・イオセリアーニ、脚本はA・チチナーゼ、撮影はA・マイスラーゼ、音楽はN・イオセリアーニ、美術はD・エリスターヴィが各々担当。出演はラマーズ・ギオルゴビアーニ、マリナ・カルツィワーゼ、ゲオルギー・ハラバーゼなど。
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「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 2月2日無料ライブ配信決定!! この度、2022年2月2日(水)19時より、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルにて「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」のライブ配信を行う事が決定致しました。 前年に日本で公開された映画の中から、厳選なるのべ120名以上の選考者の投票により、中立公平に選出された、その年に称賛すべき作品、映画人を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」。1924年に創設され、途中戦争による中断が2年あったものの、世界的にも非常に長い歴史を持つ映画賞であり、今回で95回目の開催となります。 2022年2月2日(水)19時~ 全16賞を一挙発表! 各受賞者へトロフィ授与する表彰式の模様をBunkamuraオーチャードホールよりライブ配信いたします! 【概要】 「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」 ■日時:2022年2月2日(水)19:00〜  ■視聴方法:↓キネマ旬報公式youtubeチャンネルにて(事前に「チャンネル登録」をお願いします) https://www.youtube.com/watch?v=z4yoXBcWbJ0 ■「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」全16賞 第1位(日本映画作品賞)、第1位(外国映画作品賞)、第1位(文化映画作品賞)、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、外国映画監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、新人女優賞、新人男優賞、読者賞、読者選出日本映画監督賞、読者選出外国映画監督賞、特別賞 ※ベスト・テン表彰式の前に「映画感想文コンクール2021」の表彰も行います 選考者による投票結果など、2位以下を含めた全賞の詳しい結果につきましては、2022年2月4日(金)発売の「キネマ旬報2月下旬ベスト・テン発表号」に掲載いたします。こちらよりお求めください。 ●主催:キネマ旬報社 ●ICTパートナー:NTT東日本 ●会場協力:Bunkamura   【キネマ旬報ベスト・テンとは】 『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に創刊し、現在まで続いている映画雑誌として、世界一の歴史を誇ります。最初に、キネマ旬報ベスト・テンを行ったのは、1924年度(大正13年)。当初は、編集同人のみによる投票で、〈芸術的に最も優れた映画〉〈娯楽的に最も優れた映画〉の2部門(外国映画部門のみ)でしたが、1926年(大正15年)、日本映画の水準が上がったのを機に、現在と同様〈日本映画〉〈外国映画〉の2部門に分けたベスト・テンに変わりました。戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2021年度のベスト・テンで95回を数えます。 「キネマ旬報ベスト・テン」の特徴 ■世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞(今回で95回を数える。ちなみに、アメリカのアカデミー賞は2022年で第94回となる)であること。 ■ベスト・テンという形で、その年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選び出していること。 ■ベスト・テン及び各賞の選考者は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、しかも選考者数が多く(2021年度はのべ120名以上)、さらにその年齢・所属の幅(映画評論家、ジャーナリストなど)も広いことから、当年の映画界の実勢を反映する、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を受けていること。 ■特別賞に関して 『キネマ旬報』は2019年に創刊100周年を迎え、1世紀にもわたり続けてこられたのは、多くの映画と映画関係者、何よりも映画ファンに支えられてきたからこそと確信しております。 そこで、100周年を迎えた2018年度より、改めて特別賞を設け、より、多くの映画人の業績を讃え、先達への敬意と感謝の意を表すべく、「キネマ旬報ベスト・テン 特別賞」を設けました。 (※過去にも2度、「特別賞」という名称での授賞がございましたが、本賞は創刊100周年を機に制定した新たな賞と位置づけております) ■文化映画に関して 「社会、文化、科学、芸術、教育といった教養的な視点から国内で制作された映像作品で、ドキュメンタリー映画や短編など、幅広いジャンルを取り扱っています。一般劇場公開はされてはいない、公民館やホール等で上映された作品も対象です」 [adchord]

注目 2021年 第95回「キネマ旬報ベスト・テン」第1位作品&個人賞発表!

2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表! 日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「ドライブ・マイ・カー」   外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「ノマドランド」   文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「水俣曼荼羅」   【個人賞】 日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」 により   日本映画脚本賞 濱口 竜介 大江 崇允 「ドライブ・マイ・カー」により   外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」「エターナルズ」により   主演女優賞 尾野 真千子 「茜色に焼かれる」 「ヤクザと家族 The Family」により   主演男優賞 役所 広司 「すばらしき世界」により   助演女優賞 三浦 透子 「ドライブ・マイ・カー」 「スパゲティコード・ラブ」により   助演男優賞 鈴木 亮平 「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により   新人女優賞 河合 優実 「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により   新人男優賞 和田 庵 「茜色に焼かれる」 により   読者選出日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」 により   読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」により   読者賞 立川 志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」により   特別賞 佐藤 忠男 70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して   キネマ旬報ベスト・テン第2位以降の作品ランキングは、2月4日(金)発売『キネマ旬報2022年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ご購入はコチラ

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注目 2021年 第95回「キネマ旬報ベスト・テン」第1位作品&個人賞発表!

2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表! 日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「ドライブ・マイ・カー」   外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「ノマドランド」   文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「水俣曼荼羅」   【個人賞】 日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」 により   日本映画脚本賞 濱口 竜介 大江 崇允 「ドライブ・マイ・カー」により   外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」「エターナルズ」により   主演女優賞 尾野 真千子 「茜色に焼かれる」 「ヤクザと家族 The Family」により   主演男優賞 役所 広司 「すばらしき世界」により   助演女優賞 三浦 透子 「ドライブ・マイ・カー」 「スパゲティコード・ラブ」により   助演男優賞 鈴木 亮平 「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により   新人女優賞 河合 優実 「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により   新人男優賞 和田 庵 「茜色に焼かれる」 により   読者選出日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」 により   読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」により   読者賞 立川 志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」により   特別賞 佐藤 忠男 70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して   キネマ旬報ベスト・テン第2位以降の作品ランキングは、2月4日(金)発売『キネマ旬報2022年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ご購入はコチラ