ジョン・カサヴェテス

  • 出身地:アメリカ、ニューヨーク州ニューヨーク
  • 生年月日:1929年12月9日
  • 没年月日:1989年2月3日

略歴 / Brief history

【N.Y.インディーズ派の先駆者】アメリカ、ニューヨーク市生まれ。コルゲート大学在学中に俳優を志し、卒業後はアメリカ演劇アカデミーに進んで、1953年から地方劇団で俳優としてスタートを切った。54年、グレゴリー・ラトフ監督の“Taxi”で映画デビュー。この年、演劇アカデミー時代に知り合った女優のジーナ・ローランズと結婚している。56年のドン・シーゲル監督「暴力の季節」で注目を集め、クセの強い役柄を次々とこなして俳優としての名声を高めていった。ジーナと共演したテレビシリーズ『ジョニー・スタッカート』(59)の主演も成功し、ここで自ら演出も手がけたことがのちの監督進出に.がっていく。59年、低予算映画「アメリカの影」を初監督。ハーレムに16ミリカメラを持ち込んで行った即興演出が、従来のハリウッド映画にはなかった新鮮さとして評価され、ニューヨーク派の先駆者となった。以後も性格俳優として活躍する一方で、個人的な映画作りを継続。5万ドルの予算で製作した68年の「フェイシズ」は、それ以前に出演した「特攻大作戦」や「ローズマリーの赤ちゃん」のギャラを元手にしたという。また、ほとんどの作品で夫人のジーナ・ローランズが主演を務め、カサヴェテス自身も出演を兼ねる場合が多い。ハリウッドのスタジオシステムに背を向けたこうした低予算の手作り感は、のちのニューヨーク・インディーズ派の若手監督たちにも大きな影響を与えた。【国際映画祭でも多数受賞】74年の「こわれゆく女」ではアカデミー賞監督賞にノミネート。その後も「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」(76)、「オープニング・ナイト」(77)などインディペンデントでの映画作りが続いたが、80年の「グロリア」はジーナを主演にハリウッドメジャーの一つコロンビア映画で監督した作品で、一家惨殺事件の生き残りの少年と、ふとしたきっかけで彼と一緒に組織に追われることになってしまった女性の逃避行をハードボイルドタッチで描いた。これがヴェネチア映画祭金獅子を受賞するなど、商業映画の枠組みでも傑作が撮れることを見事に証明してみせた。続く「ラヴ・ストリームス」(84)ではベルリン映画祭のグランプリと国際批評家連盟賞をダブル受賞。しかし、86年の「ビッグ・トラブル」を最後に、89年2月、肝硬変のため死去した。長男のニックは俳優として「マスク」、「処刑ライダー」などに出演したのち、ジーナ主演の「ミルドレッド」(96)で監督デビュー。カサヴェテスが遺した脚本をもとにショーン・ペン主演で撮った第2作「シーズ・ソー・ラブリー」(97)が評判となった。また次女のゾエも2008年に「ブロークン・イングリッシュ」で監督デビューしている。

ジョン・カサヴェテスの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • マイキー&ニッキー

    『刑事コロンボ』シリーズのピーター・フォークと「特攻大作戦」のジョン・カサヴェテス共演で贈るバディ・ムービー。シンジケートや組織に追われるニッキーと、組織から彼の監視を命じられたマイキー。幼なじみの2人が逃避行を続ける中で信頼を築いてゆく様を、ユーモアを交えて描く。監督は「おかしな求婚」のエレイン・メイ。
  • ミニー&モスコウィッツ

    育ちの違う男女の恋をコミカルに描いたドラマ。監督・脚本・助演は「ハズバンズ」の名匠ジョン・カサヴェテス。製作はカサヴェテス作品の常連アル・ルーバン。出演はカサヴェテス夫人のジーナ・ローランズと彼の作品の常連シーモア・カッセルほか。過去にWOWOWで放映されているが、正式な劇場公開は今回が初めて。
  • ハズバンズ

    友人の葬儀を機に人生の壁に突き当たる中年男三人組の姿をコミカルに映し出したドラマ。監督・脚本は「アメリカの影」などのインディペンデント映画の名匠ジョン・カサヴェテス。製作のアル・ルーバン、製作補のサム・ショウはカサヴェテス作品の常連。撮影は「ジングル・オール・ザ・ウェイ」のヴィクター・J・ケンパー。出演はカサヴェテス作品の常連ピーター・フォーク、ベン・ギャザラほか。過去にWOWOWで放映されているが、正式な劇場公開は今回が初めて。
  • シーズ・ソー・ラヴリー

    若く無軌道なカップルが、その過激さゆえにいったんは失った愛を、10年を経て再び取り戻すまでを描く濃密なラヴ・ストーリー。「ラヴ・ストリームス」はじめ、米インディペンデント映画界の先駆者だった故ジョン・カサヴェテスが20年前に書き下ろした脚本を、彼の実子で本作が監督第2作となるニック・カサヴェテスが映画化。主演は元々本作の映画化権を取得していた「クロッシング・ガード」(監督)「ゲーム」(出演)のショーン・ペンと、彼の妻のロビン・ライト・ペン(「クロッシング・ガード」)。製作は「ミルドレッド」のルネ・クレイマン。製作総指揮は「ミルドレッド」のベルナール・ブイとジェラール・ドパルデュー、ショーン・ペン、本作の共演者である「フェイス/オフ」のジョン・トラヴォルタの共同。共同製作総指揮は「コップランド」のボブとハーヴェイのワインスタイン兄弟。撮影は「フィフス・エレメント」のティエリー・アルボガスト。音楽はジョゼフ・ヴィタレリがスコアを担当し、音楽監修にアマンダ・シーア・デムがあたった。美術はクエンティン・タランティーノ作品で知られるデイヴィッド・ワスコ。編集は「ミルドレッド」のペトラ・フォン・オールフェン。衣裳は「グッド・ウィル・ハンティング」のベアトリス・アルーナ・バストール。共演は「ストレンジャー」のハリー・デイーン・スタントン、ニックの実母である「ミルドレッド」のジーナ・ローランズ、「スペース・トラッカー」のデビ・メイザーほか。「ロッキー」シリーズのタリア・シャイアとバート・ヤングが特別出演。
  • チャイニーズ・ブッキーを殺した男

    マフィアに借金の返済を迫られ、その肩替わりに暗黒街のボスを殺すことを請け負う羽目になるクラブ・オーナーの姿を描くフィルム・ノワール的な感覚の作品。監督・脚本は「フェイシズ」のジョン・カサヴェテス。製作は「オープニング・ナイト」のアル・ルーバン、撮影はフレデリック・エルムスとマイク・フェリス、音楽は「ラヴ・ストリームス」のボー・ハーウッドが担当。主演は「華麗なる相続人」のベン・ギャザラ。撮影はロサンジェルスの本物のナイトクラブを改装して短期間で行われ、ストリッパー役にはサンセット大通りの実際のストリッパーやプレイボーイのカヴァー・ガールらが集められ、当時デイヴィッド・ボウイの恋人だった黒人モデルのアジジ・ジョハリも出演している。
    80
  • フェイシズ(1968)

    関係が破綻しかけている、ある中流アメリカ人夫婦の36時間の姿を描く人間ドラマ。監督・脚本は「こわれゆく女」のジョン・カサヴェテス。彼自身の私財を投入し、独立資本で3年間の年月をかけて製作された。撮影場所は彼の自宅、編集作業も彼の家のガレージで行われた。製作はモーリス・マッケンドリー、撮影は「オープニング・ナイト」のアル・ルーバン、音楽はジャック・アッカーマンが担当。主演は、当時ロバート・アルトマンの秘書だったリン・カーリン、カサヴェテス夫人で「ラヴ・ストリームス」のジーナ・ローランズ、この作品でヴェネチア映画祭最優秀主演男優賞を受賞したジョン・マーレイ。同映画祭の最優秀監督賞も同時に受賞した。
    100
  • こわれゆく女

    精神のバランスを崩していく主婦とその家族たちの姿を描く人間ドラマ。平凡な家庭の現実感あふれる生活を背景に、微妙なバランスの基に成立している人々の関係が描かれる。監督・脚本は、1989年に59歳の若さで他界した、アメリカのインディペンデント・フィルムメーカーの代表として、また個性的な二枚目俳優としても活躍した「オープニング・ナイト」のジョン・カサヴェテス。製作は「グロリア」などの製作を担当し、写真家でもあるサム・ショウ。撮影はマイク・フェリスとデイヴィッド・ノウェル、音楽は「ラヴ・ストリームス」のボー・ハーウッドが担当。主演は、共同出資者でありカサヴェテスの旧友でもあるピーター・フォークと、カサヴェテスの妻で、最近でも「ナイト・オン・ザ・プラネット」や「私の中のもうひとりの私」で健在を示すジーナ・ローランズ。
    80
  • オープニング・ナイト

    舞台公演の初日を控えた女優の苦悩と動揺の日々を描くドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはサム・ショウ、製作・撮影はアル・ルーバン、監督・脚本・主演は「ラヴ・ストリームス」のジョン・カサヴェテス、音楽・録音はボー・ハーウッドが担当。出演はほかにジーナ・ローランズ、ベン・ギャザラなど。
    100
  • ラヴ・ストリームス

    激しすぎるほどに夫と娘に愛を捧げたために精神のバランスを失って狂気に堕ちていく女の姿を描く。製作はメナヘム・ゴーラン、ヨーラム・クローバス、監督・脚本は「グロリア」のジョン・カサヴェテス、原作・共同脚本はテッド・アレン、撮影はアル・ルーバン、音楽はボー・ハーウッドが担当。出演はジーナ・ローランズ、ジョン・カサヴェテスほか。
  • この生命誰のもの

    交通事故で四肢の機能を失った若い彫刻家の生きることへの苦悩と愛を描く。製作総指揮はマーティン・C・シュットとレイ・クーニィ、製作はローレンス・P・バックマン、監督は「ドラキュラ(1979)」のジョン・バダム。ブライアン・クラークの舞台劇を基にブライアンとレジナルド・ローズが脚色。撮影はマリオ・トッシ、音楽はアーサー・B・ルービンスタイン、編集はフランク・モリス、製作デザインはジーン・キャラハンが各々担当。出演はリチャード・ドレイファス、ジョン・カサヴェテス、クリスティン・ラーティ、ボブ・バラバン、ケネス・マクミラン、カーキ・ハンター、キャスリン・グロディなど。
  • グロリア(1980)

    ニューヨークを舞台にかつてある組織に関係していた女が、ひょんなことからその組織に惨殺された一家の生き残りの少年をかくまうことになり、敢然と組織に立ち向う姿を描くアクション映画。製作はサム・ショウ、監督・脚本は俳優としても知られる「アメリカの影」のジョン・カサヴェテス、撮影はフレッド・シュララー、音楽はビル・コンティ、編集はジョージ・C・ビラセア、美術はレネ・ドーリアック、衣裳はペギー・ファーレルが各々担当。出演はジーナ・ローランズ、バック・ヘンリー、ジュリー・カーメン、ジョン・アダムズ、ジェシカ・カスティロ、バジリオ・フランチナなど。
    80
  • ブラス・ターゲット

    第2次大戦終結直後のヨーロッパを舞台に、ナチスが隠匿した巨額の金塊をめぐって展開する国際的陰謀を、パットン将軍の死の真相と重層させて描くサスペンス映画。製作はアーサー・ルイス、監督は「ダーティ・メリー クレイジー・ラリー」のジョン・ハフ。フレデリック・ノーラン原作の『アルゴンキン計画』を基にアルビン・ボレッツが脚色。撮影はトニー・アイミ、音楽はローレンス・ローゼンタール、編集はデイヴィッド・レーン、美術はロルフ・ツェートバウアーが各々担当。出演はソフィア・ローレン、ジョン・カサヴェテス、ジョージ・ケネディ、ロバート・ヴォーン、パトリック・マクグーハン、ブルース・デイヴィソン、エドワード・ハーマン、マックス・フォン・シドー、エド・ビショップ、リー・モンターギュなど。
  • フューリー(1978)

    超能力をもつ少年をめぐりそれを利用しようとする諜報機関とそれを阻止しようとする父親、同じように超能力をもつ少女などを描くサスペンス・ミステリー映画。製作総指揮はロン・プランスマン、製作はフランク・ヤブランズ、製作補はジャック・B・バーンスタイン、監督は「愛のメモリー」のブライアン・デ・パルマ、助監督はドナルド・E・ヘイツァー、撮影はリチャード・H・クライン、音楽はジョン・ウィリアムス、編集はポール・ハーシュ、美術はリチャード・ローレンス、メークアップはウィリアム・タトル、スタント演出はミッキー・ギルバートが各々担当。出演はカーク・ダグラス、ジョン・カサヴェテス、キャリー・スノッドグレス、チャールズ・ダーニング、エイミー・アーヴィング、フィオナ・ルイス、アンドリュー・スティーブンス、キャロル・ロッセン、ルタニア・アルダ、ジョイス・イーストン,ウィリアム・フィンレイ、ジェーン・ランバート、サム・ルイス、J・パトリック・マクナマラ、アリス・ナンなど。
    70
  • ビッグ・ボス

    アメリカの20年代、シカゴの夜の市長といわれたギャングのボス、アル・カポネの生涯を描く。製作は68年の「マシンガン・シティ」で同じくアルを描いたロジャー・コーマン、監督は「ドラム」のスティーヴ・カーヴァー、脚本は「マシンガン・シティ」のハワード・ブラウン、撮影はヴィリス・ラテニークス、音楽はデイヴィッド・グリスマンが各々担当。出演はベン・ギャザラ、スーザン・ブレイクリー、ハリー・ガーディノ、ジョン・カサヴェテス、シルヴェスター・スタローンなど。
  • パニックインスタジアム

    フットボールの選手権試合に、無差別乱射事件が起こり,パニック状態におちいる人々と立ち向うSWATを描く。製作はエドワード・S・フェルドマン、監督は「さよならコロンバス」のラリー・ピアース、脚本はエドワード・ヒューム、原作はジョージ・ラ・フォンテイン(早川書房刊)、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はチャールズ・フォックスが各々担当。出演はチャールトン・ヘストン、ジョン・カサヴェテス、マーティン・バルサム、デイヴィッド・ジャンセンなど。
  • 俺はプロだ!

    新旧二つのタイプの犯罪者同士の葛藤を描いた作品。製作はディノ・デ・ラウレンティス、監督は「ドクター・コネリー キッド・ブラザー作戦」のアルベルト・デ・マルティーノ、撮影はアルド・トンティが担当。出演は「ローズマリーの赤ちゃん」のジョン・カサヴェテス、「魂のジュリエッタ」のアニタ・サンダース、ほかにニコス・コルコロス、ルイジ・ピスティリ、オズワルド・ルッジェーリ、ガブリエレ・フェルゼッティ、ピエロ・モッジア、マルク・フィオリーニ、グイド・ロロブリジーダなど。テクニカラー、テクニスコープ
  • 明日よさらば

    ミーノ・ローリとジュリアーノ・モンタンドの脚本を、ジュリアーノ・モンタルドが監督したアクションもの。撮影をエリコ・メンツェル、音楽は名手エンニオ・モリコーネが担当している。出演は「ローズマリーの赤ちゃん」のジョン・カサヴェテス、「ダブルマン」のブリット・エクランド、他にピーター・フォーク、サルヴォ・ランドーネ、ガブリエレ・フェルゼッティなど。テクニカラー、テクニスコープ。
  • ローズマリーの赤ちゃん

    アイラ・レヴィンの同名小説の映画化で、脚色・監督はポーランド出身の異才ロマン・ポランスキーである。撮影は「女狐」のウィリアム・A・フレイカー、音楽は「水の中のナイフ」でポランスキーに協力し、あとを追って西欧に逃れたポーランドのクリストファー・コメダが担当した。彼はポーランド時代、ワイダの「夜の終りに」のスコアを担当したことがある。なお、夢のシーンの合成撮影は、ファーシオット・エドワードが招かれて担当している。出演は「バタシの鬼軍曹」やTV「ペイトンプレイス物語」に出演していたミア・ファロー、「特攻大作戦」「暴力波止場」などに出演し、監督でもあるジョン・カサヴェテス、舞台の名女優ルース・ゴードン、「女房の殺し方教えます」のシドニー・ブラックマー、「猿の惑星」のモーリス・エヴァンスほか。
    90
  • 暴力波止場

    「グラン・プリ」の脚本を書いたロバート・アーサーの原案・脚本を「太陽の中の対決」のマーティン・リットが監督したドラマチックなアクションもので、彼の第1回監督作品。撮影は「レースに賭ける男」のジョセフ・ブランのニューヨーク・ロケ、音楽は「ミクロの決死圏」のレナード・ローゼンマンが、担当した。出演は「特攻大作戦」のジョン・カサヴェテス、「招かれざる客」のシドニー・ポワチエ、「特攻大作戦」のジャック・ウォーデン、「フリッパー(1963)」のキャスリーン・マガイヤほか。製作はデイヴィッド・サスキンド。
  • 特攻大作戦

    E・M・ナサンソンのベストセラー小説を「怒りの葡萄」のナナリー・ジョンソンと、「ふるえて眠れ」のルーカス・ヘラーが共同で脚色、「飛べ!フェニックス」のロバート・アルドリッチが監督した戦争もの。撮影は「カーツーム」のエドワード・スケイフ、音楽は「テキサス」のフランク・デヴォールが担当。出演は「プロフェッショナル」のリー・マーヴィン、「オスカー(1966)」のアーネスト・ボーグナイン、「バルジ大作戦」のチャールズ・ブロンソン、「リオ・コンチョス」のジム・ブラウンほか。製作は「丘」のケネス・ハイマン。
    80
  • アメリカの影

    アメリカン・ニューウェーブの旗手、ジョン・カサヴェテスが台本なしで演出したセミ・ドキュメンタリー・ドラマ。撮影はエリック・コルマー、音楽はチャールズ・ミンガスが担当した。セリフは監督がその場面に応じて即興的な説明したものを語ったもの。出演はレリア・ゴルドーニ、ヒュー・ハード、ベン・カラザース、アンソニー・レイら無名の新人で、映画の中でも本名を用いてあるのは面白い試みといえる。ヒュー・ハードは大島渚の「飼育」に出演したことがある。
    100
  • 殺人者たち

    ヘミングウェイの「殺人者たち」をジーン・L・クーンが脚色、ドン・シーゲルが演出・製作したギャングドラマ。撮影はリチャード・L・ロウリングス、音楽はスタンリー・ウィルソン、主題歌は「シャレード」のヘンリー・マンシーニが担当した。出演はTV「シカゴ特捜隊M」のリー・マーヴィン、TV「西部の対決」のクルー・ギャラガー、「ニューマンという男」のアンジー・ディッキンソン、TV「87分署」のノーマン・フェル、ジョン・カサヴェテス、ロナルド・レーガンほか。
  • 西部の旅がらす

    早撃ち名人にまつわるサスペンスをとりあげた「海の荒くれ」のロバート・パリッシュ監督になる西部劇。西部物作家トーマス・トンプソンのオリジナル・ストーリーを、TVドラマ作家ロッド・サーリングが脚色した。撮影はジョージ・フォルシー。音楽はJ・アレクサンダー。「最後の銃撃」のロバート・テイラー、「女はそれを我慢出来ない」のジュリー・ロンドンが主演。「ララミーから来た男」のドナルド・クリスプ、「悪人への貢物」のロイヤル・ダノ、ジョン・カサヴェテス等が助演。J・ロンドンのうたう主題歌は、「知りすぎていた男」のジェイ・エヴァンスが作詞・作曲したものである。製作はアーマンド・ドゥイッチ。
  • 暴力の季節

    製作はヴィンセント・M・フェネリイ、監督は「第11号監房の暴動」のドン・シーゲル、脚本はレジナルド・ローズ、撮影は新進のサム・リーヴィット。主演は「マッコーネル物語」のジェームズ・ウイットモア、少年の演技者は、ジョン・カサヴェテス、サル・ミネオ、ピーター・ヴォトリアン。
  • 二十四時間の恐怖

    「明日なき男」のアンドリュー・L・ストーンが実話にもとずいて製作・脚本・監督に当たった1955年犯罪活劇で、「死刑囚2455号」のフレッド・ジャックマン・ジュニアが撮影を、「三人の名付け親」のルシアン・カイリエが音楽を担当した。出演者は「欲望の谷」のジャック・ケリー、テレビ・スターのヒルディ・パークス、ジョン・カサヴェテス、「死刑囚2455号」のヴィンス・エドワーズ、デイヴィッド・クロスなど。
  • アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史

      1960年代から70年代にかけての“アメリカン・ニューシネマ”と呼ばれる、映画製作のニューウェーブ時代を追ったドキュメンタリー作品。日本劇場未公開作品。
    • 愛の奇跡(1963)

      CBSーTV『スタジオ・ワン』に特別番組として放映されたものを「アルトナ」のアビー・マンが脚色、「アメリカの影」のジョン・カサヴェテスが監督した精神薄弱児問題を扱ったドラマ。撮影はジョセフ・ラシェル、音楽は「栄光への脱出」のアーネスト・ゴールドが担当した。出演は「ビッグトレイル(1965)」のバート・ランカスター、「スタア誕生(1954)」のジュディ・ガーランド、舞台出身でカサヴェテス夫人のジーナ・ローランズなど。製作はスタンリー・クレイマー。
    • ビッグ・トラブル(1986)

      『グロリア』のJ・カサベテス監督、P・フォーク主演によるコメディ。3人の息子を大学へ送り出し、悠悠自適の将来を夢見る保険会社のセールスマン・レオナード。しかし、彼の貯金は底を着いていた。そんな時、レオナードの前に怪しい夫婦が現れ・・・。【スタッフ&キャスト】監督:ジョン・カサベテス 脚本:ワレン・ボーグル 音楽:ビル・コンティ 出演:ピーター・フォーク/アラン・アーキン/ビバリー・ダンジェロ/チャールズ・ダーニング/ロバート・スタック
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    「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 2月2日無料ライブ配信決定!! この度、2022年2月2日(水)19時より、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルにて「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」のライブ配信を行う事が決定致しました。 前年に日本で公開された映画の中から、厳選なるのべ120名以上の選考者の投票により、中立公平に選出された、その年に称賛すべき作品、映画人を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」。1924年に創設され、途中戦争による中断が2年あったものの、世界的にも非常に長い歴史を持つ映画賞であり、今回で95回目の開催となります。 2022年2月2日(水)19時~ 全16賞を一挙発表! 各受賞者へトロフィ授与する表彰式の模様をBunkamuraオーチャードホールよりライブ配信いたします! 【概要】 「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」 ■日時:2022年2月2日(水)19:00〜  ■視聴方法:↓キネマ旬報公式youtubeチャンネルにて(事前に「チャンネル登録」をお願いします) https://www.youtube.com/watch?v=z4yoXBcWbJ0 ■「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」全16賞 第1位(日本映画作品賞)、第1位(外国映画作品賞)、第1位(文化映画作品賞)、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、外国映画監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、新人女優賞、新人男優賞、読者賞、読者選出日本映画監督賞、読者選出外国映画監督賞、特別賞 ※ベスト・テン表彰式の前に「映画感想文コンクール2021」の表彰も行います 選考者による投票結果など、2位以下を含めた全賞の詳しい結果につきましては、2022年2月4日(金)発売の「キネマ旬報2月下旬ベスト・テン発表号」に掲載いたします。こちらよりお求めください。 ●主催:キネマ旬報社 ●ICTパートナー:NTT東日本 ●会場協力:Bunkamura   【キネマ旬報ベスト・テンとは】 『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に創刊し、現在まで続いている映画雑誌として、世界一の歴史を誇ります。最初に、キネマ旬報ベスト・テンを行ったのは、1924年度(大正13年)。当初は、編集同人のみによる投票で、〈芸術的に最も優れた映画〉〈娯楽的に最も優れた映画〉の2部門(外国映画部門のみ)でしたが、1926年(大正15年)、日本映画の水準が上がったのを機に、現在と同様〈日本映画〉〈外国映画〉の2部門に分けたベスト・テンに変わりました。戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2021年度のベスト・テンで95回を数えます。 「キネマ旬報ベスト・テン」の特徴 ■世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞(今回で95回を数える。ちなみに、アメリカのアカデミー賞は2022年で第94回となる)であること。 ■ベスト・テンという形で、その年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選び出していること。 ■ベスト・テン及び各賞の選考者は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、しかも選考者数が多く(2021年度はのべ120名以上)、さらにその年齢・所属の幅(映画評論家、ジャーナリストなど)も広いことから、当年の映画界の実勢を反映する、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を受けていること。 ■特別賞に関して 『キネマ旬報』は2019年に創刊100周年を迎え、1世紀にもわたり続けてこられたのは、多くの映画と映画関係者、何よりも映画ファンに支えられてきたからこそと確信しております。 そこで、100周年を迎えた2018年度より、改めて特別賞を設け、より、多くの映画人の業績を讃え、先達への敬意と感謝の意を表すべく、「キネマ旬報ベスト・テン 特別賞」を設けました。 (※過去にも2度、「特別賞」という名称での授賞がございましたが、本賞は創刊100周年を機に制定した新たな賞と位置づけております) ■文化映画に関して 「社会、文化、科学、芸術、教育といった教養的な視点から国内で制作された映像作品で、ドキュメンタリー映画や短編など、幅広いジャンルを取り扱っています。一般劇場公開はされてはいない、公民館やホール等で上映された作品も対象です」 [adchord]

    注目 2021年 第95回「キネマ旬報ベスト・テン」第1位作品&個人賞発表!

    2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表! 日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「ドライブ・マイ・カー」   外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「ノマドランド」   文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「水俣曼荼羅」   【個人賞】 日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」 により   日本映画脚本賞 濱口 竜介 大江 崇允 「ドライブ・マイ・カー」により   外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」「エターナルズ」により   主演女優賞 尾野 真千子 「茜色に焼かれる」 「ヤクザと家族 The Family」により   主演男優賞 役所 広司 「すばらしき世界」により   助演女優賞 三浦 透子 「ドライブ・マイ・カー」 「スパゲティコード・ラブ」により   助演男優賞 鈴木 亮平 「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により   新人女優賞 河合 優実 「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により   新人男優賞 和田 庵 「茜色に焼かれる」 により   読者選出日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」 により   読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」により   読者賞 立川 志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」により   特別賞 佐藤 忠男 70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して   キネマ旬報ベスト・テン第2位以降の作品ランキングは、2月4日(金)発売『キネマ旬報2022年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ご購入はコチラ

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    「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」発表&表彰式 2月2日無料ライブ配信決定!! この度、2022年2月2日(水)19時より、キネマ旬報公式YouTubeチャンネルにて「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式」のライブ配信を行う事が決定致しました。 前年に日本で公開された映画の中から、厳選なるのべ120名以上の選考者の投票により、中立公平に選出された、その年に称賛すべき作品、映画人を表彰する「キネマ旬報ベスト・テン」。1924年に創設され、途中戦争による中断が2年あったものの、世界的にも非常に長い歴史を持つ映画賞であり、今回で95回目の開催となります。 2022年2月2日(水)19時~ 全16賞を一挙発表! 各受賞者へトロフィ授与する表彰式の模様をBunkamuraオーチャードホールよりライブ配信いたします! 【概要】 「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」 ■日時:2022年2月2日(水)19:00〜  ■視聴方法:↓キネマ旬報公式youtubeチャンネルにて(事前に「チャンネル登録」をお願いします) https://www.youtube.com/watch?v=z4yoXBcWbJ0 ■「2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン」全16賞 第1位(日本映画作品賞)、第1位(外国映画作品賞)、第1位(文化映画作品賞)、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、外国映画監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、新人女優賞、新人男優賞、読者賞、読者選出日本映画監督賞、読者選出外国映画監督賞、特別賞 ※ベスト・テン表彰式の前に「映画感想文コンクール2021」の表彰も行います 選考者による投票結果など、2位以下を含めた全賞の詳しい結果につきましては、2022年2月4日(金)発売の「キネマ旬報2月下旬ベスト・テン発表号」に掲載いたします。こちらよりお求めください。 ●主催:キネマ旬報社 ●ICTパートナー:NTT東日本 ●会場協力:Bunkamura   【キネマ旬報ベスト・テンとは】 『キネマ旬報』は、1919(大正8)年に創刊し、現在まで続いている映画雑誌として、世界一の歴史を誇ります。最初に、キネマ旬報ベスト・テンを行ったのは、1924年度(大正13年)。当初は、編集同人のみによる投票で、〈芸術的に最も優れた映画〉〈娯楽的に最も優れた映画〉の2部門(外国映画部門のみ)でしたが、1926年(大正15年)、日本映画の水準が上がったのを機に、現在と同様〈日本映画〉〈外国映画〉の2部門に分けたベスト・テンに変わりました。戦争による中断があったものの、大正年間から継続的にベスト・テンは選出され続けており、2021年度のベスト・テンで95回を数えます。 「キネマ旬報ベスト・テン」の特徴 ■世界的にみても、非常に長い歴史を持つ映画賞(今回で95回を数える。ちなみに、アメリカのアカデミー賞は2022年で第94回となる)であること。 ■ベスト・テンという形で、その年を代表する「日本映画」「外国映画」「文化映画」を10本、さらに「日本映画」と「外国映画」には読者選出部門を設け、それぞれの10本を挙げるほか、「日本映画監督賞」「外国映画監督賞」「日本映画脚本賞」「日本映画主演女優賞」「日本映画主演男優賞」「日本映画助演女優賞」「日本映画助演男優賞」「日本映画新人女優賞」「日本映画新人男優賞」「読者選出日本映画監督賞」「読者選出外国映画監督賞」「キネマ旬報読者賞」と、その年の称賛すべき作品・映画人を多面的に選び出していること。 ■ベスト・テン及び各賞の選考者は、映画を多く見ている者に厳しく限定され、しかも選考者数が多く(2021年度はのべ120名以上)、さらにその年齢・所属の幅(映画評論家、ジャーナリストなど)も広いことから、当年の映画界の実勢を反映する、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を受けていること。 ■特別賞に関して 『キネマ旬報』は2019年に創刊100周年を迎え、1世紀にもわたり続けてこられたのは、多くの映画と映画関係者、何よりも映画ファンに支えられてきたからこそと確信しております。 そこで、100周年を迎えた2018年度より、改めて特別賞を設け、より、多くの映画人の業績を讃え、先達への敬意と感謝の意を表すべく、「キネマ旬報ベスト・テン 特別賞」を設けました。 (※過去にも2度、「特別賞」という名称での授賞がございましたが、本賞は創刊100周年を機に制定した新たな賞と位置づけております) ■文化映画に関して 「社会、文化、科学、芸術、教育といった教養的な視点から国内で制作された映像作品で、ドキュメンタリー映画や短編など、幅広いジャンルを取り扱っています。一般劇場公開はされてはいない、公民館やホール等で上映された作品も対象です」 [adchord]

    注目 2021年 第95回「キネマ旬報ベスト・テン」第1位作品&個人賞発表!

    2021年 第95回 キネマ旬報ベスト・テン 第1位作品&個人賞発表! 日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位) 「ドライブ・マイ・カー」   外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位) 「ノマドランド」   文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位) 「水俣曼荼羅」   【個人賞】 日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」 により   日本映画脚本賞 濱口 竜介 大江 崇允 「ドライブ・マイ・カー」により   外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」「エターナルズ」により   主演女優賞 尾野 真千子 「茜色に焼かれる」 「ヤクザと家族 The Family」により   主演男優賞 役所 広司 「すばらしき世界」により   助演女優賞 三浦 透子 「ドライブ・マイ・カー」 「スパゲティコード・ラブ」により   助演男優賞 鈴木 亮平 「孤狼の血 LEVEL2」「燃えよ剣」「土竜の唄 FINAL」により   新人女優賞 河合 優実 「由宇子の天秤」「サマーフィルムにのって」「偽りのないhappy end」により   新人男優賞 和田 庵 「茜色に焼かれる」 により   読者選出日本映画監督賞 濱口 竜介 「ドライブ・マイ・カー」 により   読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ 「ノマドランド」により   読者賞 立川 志らく 連載「立川志らくのシネマ徒然草」により   特別賞 佐藤 忠男 70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して   キネマ旬報ベスト・テン第2位以降の作品ランキングは、2月4日(金)発売『キネマ旬報2022年2月下旬ベスト・テン発表特別号』に掲載しております。 ご購入はコチラ