京マチ子の関連作品 / Related Work

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  • 地獄門 デジタル復元版

    第7回カンヌ国際映画祭グランプリ、第27回アカデミー賞最優秀外国語映画賞、衣装デザイン賞を受賞した大映の第一回天然色映画「地獄門」のデジタル復元版。撮影助手として本作に関わった森田富士郎氏の監修の元、オリジナル・ネガより三色分解したマスター・ポジなどを素材に当時の色彩を復元している。東京国立近代美術館・フィルムセンターと角川映画の共同事業。2011年5月2日NHK・BSプレミアムで放映。2012年4月28日、東京・京橋フィルムセンターにて特別上映。
  • 羅生門 デジタル完全版

    1951年ヴェネチア国際映画祭グランプリ金獅子賞、52年米アカデミー賞名誉賞(最優秀外国語映画賞)を受賞した黒沢明監督作品「羅生門」を、ハリウッド最高のデジタル技術を駆使し、映像・録音を本来の状態に蘇らせた。撮影は「雨月物語」の宮川一夫。出演は、「七人の侍」の三船敏郎、「地獄門」の京マチ子。
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    • 感動的な
    • 重厚感のある
    • かっこいい
  • 化粧

    京都の老舗の料亭を舞台に、そこの女将と美しい三姉妹がくり広げる様々な生き方を描く。渡辺淳一原作の同名小説の映画化で、脚本は「魚影の群れ」の田中陽造、監督は「無宿人御子神の丈吉 黄昏に閃光が飛んだ」の池広一夫、撮影は「きつね」の坂本典隆がそれぞれ担当。
  • 男はつらいよ 寅次郎純情詩集

    “男はつらいよ”シリーズ第十八作目で、おなじみのフーテンの寅が捲き起こす人情喜劇。今回は、学校の若い先生とその母を相手に、物語がくりひろげられる。脚本は「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」の朝間義隆と山田洋次の共同、監督は「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」の山田洋次、撮影もやはり同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。
    90
  • 妖婆

    大正八年に書かれた芥川龍之介の短編をもとに、不思議な運命の糸にあやつられるひとりの女の生涯を描く。脚本は「あにいもうと(1976)」の水木洋子、監督は同じ「あにいもうと(1976)」の今井正、撮影はひさびさに宮川一夫が担当。
  • 金環蝕

    保守政党の総裁選挙を端に発した汚職事件を描き、政界のドス黒い内幕を暴露する。脚本は「どてらい男」の田坂啓、監督は「華麗なる一族」の山本薩夫、撮影は「股旅」の小林節雄がそれぞれ担当。
    90
  • ある映画監督の生涯 溝口健二の記録

      溝口健二と一緒に仕事をした三九人の俳優・スタッフ・友人に新藤兼人がインタビューして、溝口の人生を描こうとした長編ドキュメンタリー。なおこのインタビューは、『ある映画監督の生涯--溝口健二の記録』(映人社刊)という本になって活字化されている。
    • 華麗なる一族

      富と権力獲得への手段として、華麗なる閨閥をはりめぐらす万俵一族を主役に、金融界の“聖域”銀行、背後で暗躍する政・財界の黒い欲望を描く。原作は山崎豊子の同名小説。脚本は「戦争と人間 完結篇」の山田信夫、監督も同作の山本薩夫、撮影は「朝やけの詩」の岡崎宏三がそれぞれ担当。
    • 玄海遊侠伝 破れかぶれ

      吉田敬太郎の原作「吉田磯吉翁伝」をもとに「日本女侠伝 真赤な度胸花」の笠原和夫が脚本化し、「女組長」のマキノ雅弘が監督した任侠もの。撮影は「天狗党」の牧浦地志が担当。
    • 千羽鶴(1969)

      ノーベル賞作家川端康成の原作を「強虫女と弱虫男」の新藤兼人が脚色し、「盲獣」の増村保造が監督した文芸もの。撮影はコンビの小林節雄。
    • 小さい逃亡者

      日ソ合作第一回作品で、シナリオにはソビエト側からエミール・ブラギンスキー、日本側からは「六人の女を殺した男」の小国英雄が参加して執筆、監督にはソビエト側エドワールド・ボチャロフ、日本側は「妖僧」以来の衣笠貞之助があたっている。撮影はソ連側ピーター・カターエフ、日本側は「座頭市の歌が聞える」の宮川一夫。
    • 沈丁花

      「仰げば尊し」の松山善三が原作・脚色を担当、それに「バンコックの夜」の監督千葉泰樹が加わり、千葉泰樹が監督した女性もの。撮影は「戦場にながれる歌」の中井朝一。
    • 他人の顔

      「砂の女」と同じく安部公房が原作・脚色を担当、勅使河原宏が監督した心理劇。撮影も瀬川浩。
    • 甘い汗

      「喜劇 にっぽんのお婆あちゃん」の水木洋子がオリジナル・シナリオを執筆「喜劇 陽気な未亡人」の豊田四郎が監督した風俗ドラマ。撮影もコンビの岡崎宏三。
    • 現代インチキ物語 ど狸

      北条秀司原作『比叡颪』より、「現代インチキ物語 騙し屋」の藤本義一が脚色、「暗黒街NO.1」の田中重夫が監督した風俗喜劇。撮影もコンビの高橋通夫。
    • 女系家族

      週刊文春連載・山崎豊子原作を「第三の悪名」の依田義賢が脚色、「新選組始末記」の三隅研次が監督した文芸作品。撮影は「第三の悪名」の宮川一夫。
    • 女の一生(1962)

      森本薫原作から「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」の八住利雄が脚色、「黒の試走車」の増村保造が監督した文芸もの。撮影もコンビの中川芳久。
    • 仲よし音頭 日本一だよ

      逸見多十のオリジナルシナリオを「女は夜霧に濡れている」の井上芳夫が監督したサラリーマン喜劇。撮影は「スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねえ」の石田博。
    • 黒蜥蜴(1962)

      江戸川乱歩原作を「爛」の新藤兼人が脚色、「女房学校」の井上梅次が監督したミステリーもの。撮影は「夢でありたい」の中川芳久。
      50
    • 釈迦

      大映初の七〇ミリ映画で、「新源氏物語」の八尋不二が脚本を書き、「大菩薩峠(1960)」の三隅研次が監督したスペクタクル・ドラマ。撮影もコンビの今井ひろし。(七〇ミリ=大映スーパー・テクニラマ)。主な出演者は「濡れ髪三度笠」の本郷功次郎、市川雷蔵、中村玉緒、「花くらべ狸道中」の勝新太郎など。
      80
    • 小太刀を使う女

      村上元三原作の再映画化で 「晴小袖」の依田義賢が脚色し、「沓掛時次郎(1961)」の池広一夫が監督した。撮影は「怪談 蚊喰鳥」の本多省三。
    • 女の勲章

      山崎豊子の新聞小説の映画化で、「「挑戦」より 愛と炎と」の新藤兼人が脚色し、「婚期」の吉村公三郎が監督した。撮影は「若い仲間」の小原譲治。
    • 濡れ髪牡丹

      「花くらべ狸道中」のコンビ、八尋不二が脚本を、田中徳三が監督を担当した市川雷蔵の“濡れ髪”もの第五作。撮影は「忠直卿行状記」の相坂操一。
    • 婚期

      「おとうと(1960)」の水木洋子のオリジナル・シナリオを、「女の坂」の吉村公三郎が監督した喜劇。「おとうと(1960)」の宮川一夫が撮影した。
    • お伝地獄(1960)

      邦枝完二の原作を、「痴人の愛(1960)」の木村恵吾が脚色・監督した高橋お伝の物語。撮影は「傷ついた野獣」の石田博。
    • 顔(1960)

      毎日新聞に連載された丹羽文雄の同名小説を、「白子屋駒子」の衣笠貞之助が脚色し、「安珍と清姫」の島耕二が監督した文芸編。撮影も「安珍と清姫」の小原譲治。
    • 足にさわった女(1960)

      沢田撫松の原作から、「ぼんち」の和田夏十と市川崑が脚本を書き、「からっ風野郎」の増村保造が監督した喜劇で、今回は三度目の映画化。撮影は「犯罪6号地」の村井博。
    • 三人の顔役

      斎藤良輔・芦沢俊郎・井上梅次の共同脚本を、「太陽を抱け」の井上梅次が監督したもので、長谷川一夫が暗黒街のボスに扮するアクション・ドラマ。「扉を叩く子」の小林節雄が撮影した。
    • ぼんち

      週刊新潮に連載された山崎豊子の原作を、「流転の王妃」の和田夏十と市川崑が共同で脚色「女経」の市川崑が監督したもので、大阪船場のぼんちという宿命を負った一人の青年の半生が描かれる。「浮草」の宮川一夫が撮影した。
    • 流転の王妃

      満州国皇帝溥儀の弟、溥傑氏の妃として波乱の半生を送ってきた愛新覚羅浩の自伝の映画化。「野火」の和田夏十が、脚本を書き「乳房よ永遠なれ」以来、久しぶりに田中絹代が監督した。撮影は「かげろう絵図」の渡辺公夫。
    • 女経

      村松梢風の「女経」にヒントを得て、「天下の大泥棒 白浪五人男」の八住利雄が三つの物語を構成したもの。「貴族の階段」の吉村公三郎「野火」の市川崑「闇を横切れ」の増村保造がそれぞれを監督した。撮影も「浮草」の宮川一夫、「野火」の小林節雄、「闇を横切れ」の村井博がそれぞれ担当。
    • 浮草

      「お早よう」のコンビ野田高梧と小津安二郎の共同脚本を小津安二郎が監督したもので、ドサ廻り一座の浮草稼業ぶりを描いたもの。撮影は「鍵(1959)」の宮川一夫が担当した。
      90
    • 鍵(1959)

      谷崎潤一郎の同名小説を映画化したもの。「炎上」のコンビ和田夏十と長谷部慶次に市川崑が加わって脚色し、「さよなら、こんにちわ」の市川崑が監督した。撮影は「女と海賊」の宮川一夫。
      70
    • 次郎長富士

      「若き日の信長」の八尋不二の脚本により同じく「若き日の信長」の森一生が監督した、おなじみ次郎長もの、オールスター・キャスト映画。撮影は「魔笛若衆」の本多省三。
      80
    • 夜の闘魚

      川口松太郎の原作を、原作者自ら脚色、「初夜なき結婚」の田中重雄が監督した女性メロドラマ。撮影も「初夜なき結婚」の高橋通夫。
    • 女と海賊

      大正十二年、伊藤大輔が書いたシナリオにより故野村芳亭が監督した同名作品の再映画化。再映画化に当っては原作者の伊藤大輔が八尋不二(近作「弁天小僧」)と全面的な改訂を加え、自ら「弁天小僧」につづいて監督した。撮影も同じく「弁天小僧」の宮川一夫が担当した。
    • 細雪(1959)

      大阪の旧家に生れた、美しい四人姉妹の運命を描いた、谷崎潤一郎の小説『細雪』を、「つづり方兄妹」(東宝)の八住利雄が脚本化したもの。「娘の冒険」のコンビ・島耕二と小原譲二が、監督と撮影を担当した。音楽は「嵐を呼ぶ友情」(日活)の大森盛太郎。四人姉妹を、「赤い波止場」(日活)の轟夕起子・「あなたと私の合言葉 さようなら、今日わ」の京マチ子・「人肌牡丹」の山本富士子・「男十九の渡り鳥」の叶順子が競演し、ほかに根上淳・川崎敬三らが出演。
    • あなたと私の合言葉 さようなら、今日は

      平凡連載の久里子亭の原作を、原作者自身と「ごめん遊ばせ花婿先生」の舟橋和郎が脚色、「炎上」の市川崑が監督した風刺喜劇。撮影は「軍国酒場」の小林節雄。音楽は塚原晢夫。京マチ子・野添ひとみ・若尾文子・川口浩・菅原謙二・佐分利信らのオールスター・キャスト。
    • 娘の冒険

      大映のオールスターもので、中野実の原作を「地獄の午前二時」の長谷川公之が脚色、「都会という港」の島耕二が監督した青春明朗篇。撮影も「都会という港」の小原譲治。出演者は「夜の素顔」の京マチ子・若尾文子・根上淳・菅原謙二、「都会という港」の山本富士子、「不敵な男」の川口浩・野添ひとみらが顔を揃える。
    • 夜の素顔

      「不敵な男」の新藤義人のオリジナル・シナリオを、「一粒の麦」の吉村公三郎が監督したもので、自己の野望のため権謀術数を弄して舞踊界の花形になった一人の女の半生と、それを追い越そうとする若い弟子の葛藤を描いたドラマ。撮影は「一粒の麦」の中川芳久。「赤線の灯は消えず」の京マチ子、「一粒の麦」の若尾文子をはじめ、根上淳・菅原謙二・細川ちか子・小野道子・坂東簑助らが出演する。
    • 赤線の灯は消えず

      その後の赤線地帯を舞台に、更生しようとする売春婦たちをテーマとした物語。「大阪の女」を共同脚色した相良準のオリジナル・シナリオを、「愛河」の田中重雄が監督、「大阪の女」の渡辺公夫が撮影した。「大阪の女」の京マチ子・船越英二、「巨人と玩具」の野添ひとみ、他に根上淳・小野道子らが出演。色彩は大映カラー(アグファ・カラー)。
    • 大阪の女

      八住利雄のNTV連続ドラマ「女神誕生」を映画化したもの。「春高楼の花の宴」の衣笠貞之助と相良準が脚色し、衣笠貞之助が監督、「土俵物語」の渡辺公夫が撮影をそれぞれ担当した。「忠臣蔵(1958)」の京マチ子、中村鴈治郎、「悲しみは女だけに」の船越英二、「猫は知っていた」の高松英郎などが出演。色彩は大映カラー(アグファカラー)。
    • 忠臣蔵(1958)

      大映創立十八年を記念して作られた忠臣蔵。渡辺邦男、八尋不二、民門敏雄、松村正温と四人で共同執筆した脚本を「アンコール・ワット物語 美しき哀愁」の渡辺邦男が監督、渡辺孝が撮影をそれぞれ担当した。出演は内蔵助の長谷川一夫を筆頭に、鶴田浩二、菅原謙二、山本富士子、京マチ子、市川雷蔵、根上淳、淡島千景、三益愛子、川口浩等々のオールスター・キャスト。色彩は大映カラー。
      90
    • 母(1958)

      「母つばめ」の笠原良三のオリジナル・シナリオを、「東京の瞳」の田中重雄が監督、「日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里」の高橋通夫が撮影した母性愛映画。主演は「くちづけ(1957)」の三益愛子、「有楽町で逢いましょう」の京マチ子、菅原謙二、「大都会の午前三時」の根上淳、川口浩「東京の瞳」の船越英二など。ほかに、見明凡太朗、小野道子、角梨枝子、川上康子、志村喬、若尾文子、鶴田浩二、三宅邦子、山本富士子らが大挙助演。
    • 悲しみは女だけに

      新藤兼人が民芸の舞台にのせた「女の声」の映画化で、「海の野郎ども」に引続き自ら脚色、監督したもの。撮影は「東京の瞳」の中川芳久。主演は「有楽町で逢いましょう」の京マチ子、「地上」の田中絹代、「東京の瞳」の船越英二、「負ケラレマセン勝ツマデハ」の望月優子。更に杉村春子、乙羽信子、小沢栄太郎、水戸光子、宇野重吉、市川和子などが出演している。
    • 有楽町で逢いましょう

      『平凡』連載の宮崎博史の原作を「サザエさんの青春」の笠原良三が脚色し、「九時間の恐怖」の島耕二が監督した青春恋愛メロドラマである。撮影は「誓いてし」の秋野友宏が担当した。主演は「穴」の京マチ子、菅原謙二、「地上」の川口浩、野添ひとみの各コンビ。ほかに北原義郎、小野道子、品川隆二、北林谷栄、山茶花究などが助演している。色彩は大映カラー。
    • 穴(1957)

      「東北の神武たち」の久里子亭の脚本にもとづき同じく市川崑が監督したロマンティック・コミック・スリラー。撮影は小林節雄。主演は「夜の蝶」の京マチ子、船越英二、山村聡、川上康子、「真昼の対決」の菅原謙二。
    • 夜の蝶

      銀座の酒場に生きる女たちの激しい執念とペーソスを描いた“中央公論”所載の川口松太郎の小説を映画化した文芸篇。「流れる」の共同脚色者の一人、田中澄江が脚色し「大阪物語」の吉村公三郎が監督した。撮影は「朱雀門」の宮川一夫。主演は、「源氏物語 浮舟」の山本富士子、「地獄花」の京マチ子、「永すぎた春」の船越英二、「湖水物語」の近藤美恵子、八潮悠子、「曙荘の殺人」の川上康子。ほかに山村聡、小沢栄太郎、穂高のり子、芥川比呂志など。
    • 地獄花(1957)

      大映のビスタビジョン色彩映画第一作。(画面比率はタテ1対ヨコ2)。室生犀星の原作、『舌を噛み切った女』を「刃傷未遂」の伊藤大輔が脚色、監督、「忘れじの午後8時13分」の中川芳久が撮影した。主演は「おしどり喧嘩笠」の鶴田浩二、小堀明男「女の肌」の京マチ子、市川和子、ほかに南左斗子、柳永二郎、山村聡、舟木洋一など。
    • 女の肌

      西南戦争を背景に数奇な運命に操られる女の哀しさを描いた川口松太郎の原作を「慕情の河」の松田昌一が脚色し、「慕情の河」の島耕二が監督するメロドラマ。撮影は「いとはん物語」の高橋通夫。主な出演者は「踊子」のコンビ京マチ子と淡島千景、「忘れじの午後8時13分」の根上淳、ほかに北原義郎、潮万太郎、市川和子、南左斗子など。
    • 踊子

      情痴の世界を描いて比類なき永井荷風の原作から「流れる」の田中澄江が脚色、「霧の音」の清水宏(1)が監督、「第三非常線」の秋野友宏が撮影を担当する。主な出演者は「世にも面白い男の一生 桂春団治」の淡島千景、「いとはん物語」の京マチ子、「スタジオはてんやわんや」の船越英二、「鼠小僧忍び込み控 子の刻参上」の阿井美千子、ほかに藤田佳子、田中春男、穂高のり子など。
    • いとはん物語

      北条秀司の名古屋おどり“いとはん”より、「あこがれの練習船」の成澤昌茂が脚色、大映決入社第一回の伊藤大輔が久方ぶりに監督する文芸篇。撮影は「午後8時13分」の高橋通夫。アグファカラーの第二作。主な出演者は、「八月十五夜の茶屋」の京マチ子、「眠狂四郎無頼控」の鶴田浩二、「四十八歳の抵抗」の小野道子、「誰かが殺される」の矢島ひろ子、「高校生と殺人犯」の市川和子、「母白雪」の入江洋佑、「リンゴ村から」の梅若正義、「愛の海峡」の鶴見丈二、ほかに東山千栄子、加東大介、浦辺粂子のヴェテラン陣。
    • スタジオはてんやわんや

      先に発表された「スタジオは大騒ぎ」に次ぐ、大映スタア総出演のスタジオ紹介篇。
    • 八月十五夜の茶屋

      ヴァーン・スナイダーのベストセラー小説から、「上流社会」のジョン・パトリックが脚色したブロードウェイのヒット劇の映画化。日本においても東京、歌舞伎座で上演され好評を得た。映画化に際してはMGMと大映が提携し、長期日本ロケにより製作された。ジョン・パトリックの脚本から「明日泣く」のダニエル・マンが監督、「悪の対決」のジョン・アルトンが撮影、「上流社会」のソール・チャップリンが音楽を夫々担当。沖縄音楽はカナイ・キクコ、舞踊振付けは、藤間万三哉と日本のスタッフ。主な出演者は「野郎どもと女たち」のマーロン・ブランド、「必殺の一弾」のグレン・フォードに大映の女優京マチ子が主演する他、「オクラホマ!」のエディ・アルバート、舞台で同役を演じたポール・フォード、「六番目の男」のヘンリー・モーガン、日本側から根上淳、清川虹子などが顔をそろえる。なお映画解説者の淀川長治氏も出演している。ジャック・カミングス製作。
    • 月形半平太 花の巻 嵐の巻(1956)

      月さま雨が……お馴染の行友李風原作、月形半平太の大映カラーによる再映画化。脚本は衣笠貞之助と「折鶴七変化 (前後編)」の犬塚稔、「火花」に次いで衣笠貞之助が監督、「銭形平次捕物控 人肌蜘蛛」の杉山公平と「怪猫五十三次」の牧田行正が共同で撮影を担当。主な出演者としては「逢いぞめ笠」の長谷川一夫、三益愛子、「日本橋」の山本富士子、「弥次喜多道中」の市川雷蔵、久々の京マチ子、「惚れるな弥ン八」の菅原謙二、「あこがれの練習船」の川口浩、矢島ひろ子、「不知火奉行」の勝新太郎、林成年、三田登喜子、「スタジオは大騒ぎ」の川上康子、八潮悠子、高松英郎、「恋すれど恋すれど物語」の大河内傳次郎、「女囚と共に」の木暮実千代、「銭形平次捕物控 人肌蜘蛛」の黒川弥太郎、「忘れえぬ慕情 Printemps_a_Nagasaki」の山村聡、その他千田是也、山形勲、田崎潤、石黒達也など。
    • 赤線地帯

      「新・平家物語 義仲をめぐる三人の女」の共同脚色者の一人、成澤昌茂の脚本を、「新・平家物語」の溝口健二が監督、「俺は藤吉郎」の宮川一夫が撮影を担当した。主なる出演者は「虹いくたび」の若尾文子、京マチ子、川上康子、「母ふたり」の三益愛子、「幸福はあの星の下に」の木暮実千代、「大当り男一代」の進藤英太郎、「東京犯罪地図」の菅原謙二、「剣豪二刀流」の加東大介など。
      80
    • 虹いくたび

      川端康成の原作を「乱菊物語」の八住利雄が脚色し、「宇宙人東京に現わる」の島耕二が監督、「珠はくだけず」の長井信一が撮影を担当する。主なる出演者は「新・平家物語 義仲をめぐる三人の女」の京マチ子、「恋と金」の上原謙、「新妻の寝ごと」の若尾文子、「花嫁のため息」の船越英二、「十代の反抗」の川上康子、「宇宙人東京に現わる」の川崎敬三(二役)など。
    • 新・平家物語 義仲をめぐる三人の女

      週刊朝日連載の吉川英治の原作を「新・平家物語」の成澤昌茂、辻久一、「婦系図 湯島の白梅」の衣笠貞之助が共同脚色し、同じく衣笠貞之助が監督、「藤十郎の恋」の杉山公平が撮影を担当した。主なる出演者は「俺は藤吉郎」の長谷川一夫、「新女性問答」の京マチ子、「見合い旅行」の山本富士子、「くちづけ(1955)」第三話の高峰秀子、「虚無僧変化」の大河内傳次郎、「あばれ振袖」の進藤英太郎、「虚無僧変化」の黒川弥太郎など。色彩は大映カラー。
    • 新女性問答

      「幻の馬」の長谷川公之と島耕二が脚本を書き、同じく島耕二が監督、「五十円横町」の中川芳久が撮影を担当した。主なる出演者は「藤十郎の恋」の京マチ子、「講道館四天王」の菅原謙二と八木沢敏、「母笛子笛」の船越英二、「花の二十八人衆」の矢島ひろ子、「旗本退屈男 謎の伏魔殿」の進藤英太郎など。
    • 藤十郎の恋

      菊池寛の原作から「楊貴妃」の依田義賢が脚本を書き「花ざかり男一代」の森一生が監督する。撮影は「楊貴妃」の杉山公平、音楽は「おえんさん」の斎藤一郎の担当。「つばくろ笠」の長谷川一夫、「楊貴妃」の京マチ子、「あした来る人」の小沢栄、「八州遊侠伝 源太あばれ笠」の柳永二郎、「伊太郎獅子」の三田登喜子、猿之助劇団の女形市川松蔦などが出演する。
    • 楊貴妃

      大映と香港のショウ・ブラザース社との合作による大映カラー総天然色映画で、永田雅一、ランラン・ショウが製作に当る。白楽天の『長恨歌』にもとずいて香港の脚本家陶秦が書いたものを「七つの顔の銀次」の川口松太郎、「舞妓三銃士」の依田義賢、「明治一代女」の成澤昌茂が共同で書き直し、「近松物語」の溝口健二が監督に当り、撮影には「千姫(1954)」の杉山公平が当る。中国の時代考証家廬世候が美術の水谷浩と協力している。出演者は「春の渦巻」の京マチ子、「愛のお荷物」の山村聡、「浮雲」の森雅之、「お嬢さん先生」の南田洋子「近松物語」の小沢栄、「女給」の山形勲のほかに霧立のぼる、村田知英子、阿井美千子、進藤英太郎、石黒達也、杉村春子、村瀬幸子、信欣三などである。
    • 薔薇いくたびか

      小山いと子の原作を「次男坊判官」の衣笠貞之助と相良準が共同で脚色し、「川のある下町の話」の衣笠貞之助が監督にあたる。撮影は「火の驀走」の渡辺公夫。出演者は「月に飛ぶ雁」の若尾文子、「暁の合唱(1955)」の根上淳、「お嬢さん先生」の南田洋子、「麝香屋敷」の長谷川一夫、「楊貴妃」の京マチ子、「火の驀走」の山本富士子、「幸福を配達する娘」の菅原謙二、船越英二のほかに市川雷蔵、勝新太郎、林成年、村田知英子、市川和子、矢島ひろ子、三益愛子などのオールスター出演である。
    • 春の渦巻

      『平凡』連載の小説を「若い人たち」(共同)の棚田吾郎と「お夏清十郎」の舟橋和郎が協力して脚色し、「荒城の月(1954)」の枝川弘が監督に当り、「馬賊芸者」の高橋通夫が撮影する。主なる出演者は「馬賊芸者」の京マチ子、「螢の光」の菅原謙二と船越英二、「近松物語」の南田洋子、「馬賊芸者」の志村喬、「兄さんの愛情」の三宅邦子、「新しき天」の山本富士子等。
    • 馬賊芸者

      『小説新潮』に掲載された火野葦平の原作から、「火の女」の島耕二が脚色して監督に当たる。撮影、音楽は夫々「月よりの使者(1954)」の高橋通夫と斎藤一郎の担当である。出演者は「千姫(1954)」の京マチ子、「火の女」の高松英郎、「春琴物語」の白井玲子、「ゴジラ(1954)」の志村喬、「新しき天」の村田知英子などである。
    • 千姫(1954)

      永田雅一の製作になるイーストマン・カラーの時代劇で、今後は大映カラーと称する。「花の白虎隊」の八尋不二の脚本を、「愛染かつら(1954)」の木村恵吾が監督する。撮影は「死美人屋敷」の杉山公平、音楽は「君死に給うことなかれ」の早坂文雄の担当である。出演者は「浅草の夜」の京マチ子がヒロインの千姫を演ずる外、「月よりの使者(1954)」の菅原謙二、「花の白虎隊」の峰幸子、小町瑠美子、三田隆、花柳武始、市川雷蔵、「鉄火奉行」の大河内傳次郎、「人生劇場 望郷篇 三州吉良港」の山形勲など。
    • 浅草の夜

      文芸春秋所載の川口松太郎の小説から、「金色夜叉(1954)」の島耕二が脚色・監督する。撮影は「にっぽん製」の長井信一、音楽は「母の秘密」の大森盛太郎の担当。主演者は「愛染かつら(1954)」のコムビ鶴田浩二(昨日と明日の間)と京マチ子(春琴物語)に、「慕情」の若尾文子、「舞妓物語(1954)」の根上淳、「次郎長三国志 第八部 海道一の暴れん坊」の志村喬、「太陽のない街」の滝沢修、「春琴物語」の浦辺粂子などである。
    • 春琴物語

      谷崎潤一郎の小説「春琴抄」から、「山椒大夫」の八尋不二が脚色し、「番町皿屋敷 お菊と播磨」の伊藤大輔が監督する。撮影は「春雪の門」の山崎安一郎が、音楽は「足摺岬」の伊福部昭が夫々担当する。出演者は「或る女」の京マチ子、「山椒大夫」の花柳喜章、「こんな美男子見たことない」の船越英二、「晩菊」の杉村春子に、青山杉作、進藤英太郎などで、語り手の老女の声は東山千栄子である。
    • 愛染かつら(1954)

      戦前松竹で戦後大映で、過去二回にわたって映画化された川口松太郎原作の再映画化。脚本は「心の日月」のコンビ田辺朝二と監督の木村恵吾が執筆している。撮影は「金色夜叉(1954)」の高橋通夫、音楽は「陽のあたる家(1954)」の万城目正。出演者は「或る女」の京マチ子、「叛乱」の鶴田浩二、「金色夜叉(1954)」の船越英二、伏見和子などである。
    • 或る女(1954)

      明治四十四年より大正二年にかけて雑誌“白樺”に連載された有島武郎の小説の映画化。「ひよどり草紙(1954)」の八住利雄の脚本を「雁(1953)」の豊田四郎が監督している。撮影は「無法者」の峰重義、音楽は「花と竜 第一部」の団伊玖磨。出演者は「地獄門」の京マチ子、「心の日月」の若尾文子、「燃える上海」の森雅之、「にごりえ」の芥川比呂志、「金色夜叉(1954)」の船越英二、浦辺粂子などである。
    • 地獄門

      イーストマン・カラーによる大映第一回総天然色映画で製作は永田雅一、菊池寛の原作「袈裟の良人」を「大仏開眼」の衣笠貞之助が脚色し、監督している。撮影は「浅間の鴉」の杉山公平、音楽監督を「続思春期」の芥川也寸志、美術監督を伊藤熹朔がそれぞれ担当している。出演者は「花の喧嘩状」の長谷川一夫、「あにいもうと(1953)」の京マチ子、「砂絵呪縛(1953)」の黒川弥太郎、香川良介、小柴幹治、「夕立勘五郎」の石黒達也、「南十字星は偽らず」の千田是也、「薔薇と拳銃」の田崎潤など。
      80
    • あにいもうと(1953)

      室生犀星往年の名作の再映画化。「愛情について」の水木洋子が脚本をかき「妻」の成瀬己喜男が監督にあたった。撮影は「胡椒息子」の峰重義。出演者は「黒豹」の京マチ子、「胡椒息子」の船越英二、潮万太郎、「獅子の座」の浦辺粂子、堀雄二、「再会(1953)」の森雅之、久我美子、などである。
      60
    • 黒豹

      小泉譲の原作を「母波」の田辺朝二、新人斎村和彦(大映助監督)が共同脚色し、「新婚のろけ節」の田中重雄、渡辺公夫がそれぞれ監督、撮影にあたった。音楽は「怒れ三平」の飯田三郎。「雨月物語」の京マチ子、「母波」の三益愛子、「山下奉文」の信欣三、「怒れ三平」の菅原謙二、高松英郎、星ひかる、「縮図」の菅井一郎などが出演。
    • 雨月物語

      上田秋成の「雨月物語」九話のうち「蛇性の婬」「浅茅が宿」の二つを採って自由にアレンジした川口松太郎の小説(オール読物)を原型として、川口松太郎、依田義賢が共同脚色した。製作の永田雅一、企画の辻久一、共に「大仏開眼」のトップ・スタッフ。監督、撮影は「お遊さま」以来のコンビ溝口健二と宮川一夫である。早坂文雄、伊藤熹朔がそれぞれ音楽・美術面の総監督にあたり、風俗考証を甲斐荘楠音、舞及び謡曲の指導を観世流の小寺金七がする。キャストは「大仏開眼」の京マチ子、水戸光子、「煙突の見える場所」の田中絹代、「妖精は花の匂いがする」の森雅之などの他俳優座の小沢栄、青山杉作が出演する。第13回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞。
      90
    • 彼女の特ダネ

      企画は米田修。今日出海の原作から「人生劇場 第一部」の棚田吾郎と「白蘭紅蘭」の舟橋和郎が脚本を書き、「二人の瞳」の仲木繁夫が監督に当っている。撮影は「続馬喰一代」の相坂操一。出演者の主なものは、「大仏開眼」の京マチ子、「ハワイの夜」の小杉勇、「街の小天狗」の菅原謙二と若尾文子、「秘密(1952)」の船越英二、「春の鼓笛」の三宅邦子、「カルメン純情す」の東山千栄子、その他伊沢一郎、荒川さつき、大泉滉など。
    • 大佛開眼

      昭和二十七年度芸術祭参加作品として大映京都撮影所に於て社長永田雅一の指揮の下に製作、企画には松山英夫企画調整部長と辻久一が共同で当っている。原作は長田秀雄の戯曲で昭和十六年新協劇団によって上演され評判となったものである。脚色は「武蔵と小次郎」の八木隆一郎で、「修羅城秘聞 双龍の巻」の衣笠貞之助が監督に当り、「振袖狂女」の杉山公平が撮影している。配役は「勘太郎月夜唄」の人、長谷川一夫、「美女と盗賊」の京マチ子、「すっ飛び駕」の大河内傳次郎、黒川弥太郎、「怪談深川情話」の水戸光子、「暴力」の日高澄子、「利根の火祭」の坂東好太郎やその他多彩な助演陣である。
    • 美女と盗賊

      加賀四郎の企画で、芥川龍之介の名作『偸盗』から取材して、「月よりの母」の八木隆一郎が、「惜春(1952)」の監督木村恵吾に協力してシナリオを書き、木村恵吾が監督に当ったものである。「惜春(1952)」は木村監督が全部を手がけていないので、厳密に言えば、「三万両五十三次」に次ぐ同監督の作品ともいえよう。撮影は「母子船」の山崎安一郎である。衣裳考証を甲斐莊楠音が受持っている。出演者の主なものは、「滝の白糸(1952)」の森雅之と京マチ子に、「上海の女」の三國連太郎で、菅井一郎、北林谷栄、東野英治郎、加東大介、千秋実、志村喬、望月優子などが助演している。
    • 滝の白糸(1952)

      明治文壇の巨匠泉鏡花の原作から「西鶴一代女」の依田義賢が脚本を書き、「愛染橋」の野淵昶が監督し、「西陣の姉妹」の宮川一夫が撮影を担当している。なお衣裳考案を閨秀画家梶原緋佐子が受け持っている。主演は「長崎の歌は忘れじ」の京マチ子と「武蔵野夫人」の森雅之で、他に星美千子、進藤英太郎、羅門光三郎、浪花千栄子、殿山泰司などが助演している。
    • 踊る京マチ子歌ふ乙羽信子

      京マチ子による踊りと乙羽信子による歌唱を収録した短編レヴュー映画。同時上映「乞食大将」。
    • 長崎の歌は忘れじ

      「雪割草」の監督田坂具隆が原作を書き、再び監督に当たったもので、脚色は「若人の誓い」の沢村勉。撮影は「愛染橋」の伊佐山三郎、出演者は「浅草紅団」の京マチ子に根上淳、「群狼の街」の久我美子、松竹から大映へ転属した山内明のほか、滝沢修、瀧花久子、東山千栄子、特別出演に米人オペラ歌手アーリングトン・ロールマンなどである。
    • 浅草紅団

      川端康成原作「浅草物語」から「馬喰一代(1951)」の成澤昌茂が脚色し、「炎の肌」の久松静児が監督、同じく高橋通夫が撮影に当たっている。主演は「馬喰一代(1951)」の京マチ子と「十六夜街道」の乙羽信子で、斎藤紫香、杉狂児、根上淳、岡譲二、若杉紀英子などが共演している。
    • 馬喰一代(1951)

      原作は中山正男。「牝犬」の成澤昌茂と木村恵吾のコンビにより脚色、「牝犬」に次ぐ木村恵吾の監督作品。撮影は「東京悲歌」の峰重義。出演者は「完結 佐々木小次郎(1951)」の三船敏郎、「源氏物語(1951)」の京マチ子、「牝犬」の志村喬、「麦秋」の菅井一郎などの他、市川春代、星光、杉狂児、光岡龍三郎、小杉義男、水原洋一などである。
    • 源氏物語(1951)

      大映が創立十周年記念映画として永田雅一自ら製作者となり、企画課長松山英夫の企画、谷崎潤一郎監修、池田龜鑑校閲の下に、脚本は新藤兼人、演出は吉村公三郎、大映「自由学校(1951 吉村公三郎)」に次ぐコンビである。撮影は「緑の果てに手を振る天使」の杉山公平。出演者は「折鶴笠」の長谷川一夫、「海の花火」の木暮実千代、「牝犬」の京マチ子、「愛妻物語」の乙羽ね信子、「ひばりの子守唄」の水戸光子、「奴隷の街」の堀雄二、「逢魔が辻の決闘」の大河内傳次郎などの外に、相馬千恵子、長谷川裕見子、東山千栄子、滝沢修、本間謙太郎、菅井一郎、進藤英太郎等。
    • 牝犬

      脚本は「宮城広場」の成澤昌茂と木村恵吾の共同で「熱砂の白蘭」に次ぐ木村恵吾の監督作品である。撮影は「密林の女豹」の山崎安一郎である。出演者の主なものは、「情炎の波止場」の京マチ子、「青い真珠」の志村喬、「江の島悲歌」の久我美子他に北林谷栄、根上淳、加東大介、見明凡太朗、藤原釜足などの助演陣である。
    • 情炎の波止場

      「熱砂の白蘭」と同じく新藤兼人と棚田吾郎の協同による脚本で、「赤い鍵」の安田公義が監督にあたっている。主演者は、「自由学校(1951 吉村公三郎)」(大映)の藤田進と京マチ子で、それに柳永二郎、三井弘次などが助演している。
    • 自由学校(1951 吉村公三郎)

      松竹と競うことになったこの映画の大映側のスタッフは、製作は「紅蝙蝠(1950)」の服部靜夫で、脚色、監督、撮影は、「偽れる盛装」と同じく新藤兼人、吉村公三郎、中井朝一のトリオである。配役は南村五百助に、文芸春秋出版部長小野詮造こと小野文春、駒子には、「熱砂の白蘭」の木暮実千代、ユリには「恋の阿蘭陀坂」をあげた京マチ子、隆文には大泉滉、羽根田博士の徳川夢声、銀子の英百合子、辺見の山村聡、その他藤原釜足、藤田進、斎藤達雄、殿山泰司、荒川さつきなどである。
    • 恋の阿蘭陀坂

      「宮城広場」の箕浦甚吾の製作で、「暴夜物語」の松田昌一が脚本を描いている。監督は「蜘蛛の街」の鈴木英夫である。出演は、「偽れる盛装」の京マチ子に、相手役は「絢爛たる殺人」の菅原謙二が抜擢され、北河内妙子、千秋実、浦辺粂子などが助演している。
    • 偽れる盛装

      本年五月頃より、吉村公三郎監督が独立、新藤兼人の書卸し脚本によって準備を進めていた「肉体の盛装」を、このたび大映との提携によって着手、「偽れる盛装」と改題して世に送るもの。製作担当は、「赤城から来た男」の亀田耕司。演技陣は、「火の鳥(1950)」の京マチ子、「エデンの海(1950)」の藤田泰子、「二十歳前後」の北河内妙子、「東京の門」の村田知英子、「二十歳前後」の小林桂樹に、菅井一郎、進藤英太郎、殿山泰司、河津清三郎などである。
    • 羅生門(1950)

      芥川龍之介の小説『薮の中』を黒澤明が映画化。第12回ヴェネチア映画祭のグランプリ、第24回アカデミー賞の名誉賞(外国語映画賞)を受賞した。脚本は黒澤と橋本忍、撮影は宮川一夫。出演は、三船敏郎、森雅之、京マチ子。
    • 浅草の肌

      製作は小川吉衞。原作は濱田浩(東京日日新聞連載)。脚本は「痴人の愛(1949)」「蛇姫道中」の監督の木村恵吾と、「帰国」の岸松雄の協同で、監督は木村恵吾。カメラは「静かなる決闘」の相坂操一担当。主演は「私は狙われている(1950)」の二本柳寛と、「痴人の愛(1949)」「蛇姫道中」「遙かなり母の国」の京マチ子で、それに「一匹狼(1950)」「暴力の街」「氷中の美女」の植村謙二郎、「暴力の街」「白昼の決闘」の清水将夫、「女の四季」の藤原釜足、「魔の黄金」の伊沢一郎、「一匹狼(1950)」の菅井一郎、「笑う地球に朝が來る」の若杉須美子らが出演する。
    • 遙かなり母の国

      企画は「透明人間現わる」の奥田久司。原案は「愛染草」「蛇姫道中」の川口松太郎で、「サンデー毎日」所載のもの。脚本は「わたしの名は情婦」「蛇姫道中」(木村惠吾と協同)の依田義賢、監督は「山を飛ぶ花笠」(脚本・監督)「蛇姫道中」(構成)の伊藤大輔で、製作中の「われ幻の魚を見たり」を一時中止して本作品を製作した。カメラは「透明人間現わる」の石本秀雄の担当。主演の早川雪洲は「大楠公」「天下の伊賀越」「新しき土」などを最後に十三年前の一九三六年「ヨシワラ」出演のためフランスへ出発、そのまま戦火のパリに止まり、戦後アメリカに招かれて「東京ジョー」(コロンビア映画)にハンフリー・ボガードと主演、「三人は帰った」(二十世紀フォックス映画)にクローデット・コルベールと主演し昨年十月本作品に出演のため帰朝したものである。それに「影法師」「蛇姫道中」の山田五十鈴、「痴人の愛(1949)」「蛇姫道中」の京マチ子、「無頼漢長兵衞」の加東大介、三島雅夫、「甲賀屋敷」「影法師」の山本礼三郎らが共演する。
    • 蛇姫道中

      「山を飛ぶ花笠」の高桑義生の企画を「愛染草」の原作者川口松太郎が原案をねり「山を飛ぶ花笠」の脚本、監督を担当した伊藤大輔の構成を「わたしの名は情婦」の依田義賢が脚本を執筆し、木村恵吾も協力執筆している。監督には「痴人の愛(1949)」の木村恵吾に「海の狼」の丸根賛太郎が協力する。撮影は竹村康和と宮川一夫が協同担当する。出演者は「小原庄助さん」の大河内傳次郎「甲賀屋敷」の長谷川一夫と山田五十鈴を始め「痴人の愛(1949)」の京マチ子「待っていた象」の柳家金語楼と横山エンタツらがそれぞれ助演する。
    • 痴人の愛(1949)

      企画は「三つの真珠」につぐ清水龍之介で、谷崎潤一郎の原作から「月よりの使者(1949)」「仮面舞踏会」の八田尚之と木村恵吾が協同で脚本を書き「大江戸七変化」につぐ木村恵吾が監督する。キャメラは「三つの真珠」の竹村康和が担当する。主演は「地下街の弾痕」「三つの真珠」の京マチ子と「今日われ恋愛す」「四谷怪談(1949)」の宇野重吉で、それに「グッドバイ(1949)」「大都会の丑満時」の森雅之、「花の素顔」「悲しき口笛」の菅井一郎、「母呼ぶ鳥」「仮面舞踏会」の清水将夫、「わたしの名は情婦」の上田寛「海の野獣」の三井弘次、「三つの真珠」の近衛敏明らが出演する。
    • 三つの真珠

      もとマキノ・プロにいて「サザエさん(1948)」を撮った安達伸生の大映京都初演出作品、久米正雄の原作「三人姉妹の家」から脚色も安達伸生、企画は清水龍之介、出演は「男が血を見た時(1949)」の日高澄子「花くらべ狸御殿」の喜多川千鶴「地下街の弾痕」の京マチ子の三人姉妹の他に「男が血を見た時(1949)」の龍崎一郎、本作品に抜てきを機に桜英子と改名した丸山英子らである。
    • 地下街の弾痕

      大映京都が国家警察大阪管区本部の指導をうけて製作する密輸団検挙に活躍する警官隊の労苦をえがいた映画。企画は辻久一、監督は森一生、何れも「紅蓮菩薩」、脚本柳川真一、撮影石本秀雄は共に「最後に笑う男」のスタッフ。出演者は「最後に笑う男」でデビューした二本柳寛、京マチ子「静かなる決闘」の志村喬「最後に笑う男」の伊達三郎「地獄の貴婦人」の高田稔「わが恋は燃えぬ」の菅井一郎「白髪鬼」の大友柳太朗「黒雲街道」の阿部九洲男ら出演。
    • 花くらべ狸御殿

      企画は「月よりの使者(1949)」の清水龍之介。脚本・監督は「大島情話」につぐ木村恵吾で撮影は「春爛漫狸祭」の牧田行正が担当する。主演は「月よりの使者(1949)」「不良少女(1949)」の喜多川千鶴、大映第一回の水の江滝子、「嫁入聟取花合戦」の柳家金語楼「最後に笑う男」につぐ大映第一回の暁テル子、「最後に笑う男」の藤井貢、野々宮由紀、「のど自慢狂時代」の杉狂児、ビクター専属の竹山逸郎、久しぶりの灰田勝彦、それに村田宏寿、渡辺篤、新人の大美照子らが出演する。
    • 最後に笑う男

      「二十一の指紋」の米田治の企画。「初夜ふたたび」「青春賭博」の柳川真一の脚本を、新人監督安田公義が「その夜の冒険」についで出演する。カメラは「三十三の足跡」の石本秀雄の担当。出演者は民芸の滝沢修の「ボス」につぐ映画出演。「男が血を見た時(1949)」の日高澄子「月よりの使者(1949)」の伊達三郎「三十三の足跡」の藤井貢「ボス」の杉狂児、加東大介で、新人二本柳寛、京マチ子の大映入社第一回出演である。なお歌手の菅原都々子とタカタマ・サーカス団が特出する。
    • 団十郎三代

      【スタッフ&キャスト】原作:加賀山直三 脚本:川口松太郎 監督:溝口健二 撮影:三木滋人 音楽:彩木暁 出演:坂東好太郎/田中絹代/河原崎権十郎/飯塚敏子/京マチ子
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