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クララ・ボウの関連作品 / Related Work
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つばさ
長距離飛行の流行、航空熱の旺盛なるに鑑みて製作された空中戦映画でアメリカ陸軍省の後援を得てパラマウント社が完成した特作品である。ジョン・モンク・ソーンダース氏作の物語をホープ・ロアリング女史とルイス・D・ライトン氏が脚色し、「女心を誰か知る」「猫の寝巻」と同じくウィリアム・A・ウェルマン氏が監督したもの。主演俳優は「フラ」「あれ」「人罠」等出演のクララ・ボウ嬢、「青春の喜び」「デパート娘大学」等出演のチャールズ・バディー・ロジャース氏、「ブラッド・シップ」「オール持つ手に」出演のリチャード・アーレン氏及び「飛脚カンター」「田吾作ロイド一番槍」等出演のジョビナ・ラルストン嬢で、エル・ブレンデル氏、アルレット・マルシャル嬢、ゲイリー・クーパー氏、ヘンリー・B・ウォルソール氏等が助演している。因みに本映画の原作者並びに監督者は共に欧州大戦に飛行士として従軍した勇士である。1927-28年度(第1回)アカデミー作品賞、昭和3年度キネマ旬報ベスト・テン外国映画第5位。(13巻) -
春来りなば(1923)
1917年8月初めてニューヨークに上演され大当たりとなったリダ・ジョンソン・ヤング原作の喜歌劇「五月の頃」に基づき、オルガ・プリンツローが脚色し、「虚栄地獄」「楽園の毒草」等と同じくルイ・ガスニエが監督した。主役は「影に怖えて」「久遠の微笑」出演のハリソン・フォード、「悪魔の花園」「仮面の勇士」等出演のエセル・シャノン、「楽園の毒草」等出演のクララ・ボウ等で、3代に渡る恋物語である。 -
酒!酒!
コスモポリタン雑誌に掲載されたウィリアム・マクハーグ氏原作の小説を、レイモンド・L・シュロック氏とフィリップ・ロナーガン氏とが脚色し、プリファード映画でお馴染のルイ・ガスニエ氏が監督した。主役は「楽園の毒草」「春来りなば(1923)」等に出演したクララ・ボウ嬢で相手役は「バブー」「武士道華やかなりし頃」等出演のフォレスト・スタンリー氏、「幸福の扇」「社交界の誘惑」等出演のハントリー・ゴードン氏「社交界の誘惑」等出演のマートル・ステッドマン嬢「天空征服」等出演のウォルター・ロング氏等仲々良い役割である。禁酒問題を扱ったものではあるが、劇中には酒に飲まれた男女の乱暴な宴会や、水泳着の美人など、ガスニエ好みの華美な場面が挿入されてある。 -
命を売る男(1925)
B・P・シュールバーグ氏の原案によりジョン・グッドリッチ氏が脚色し新進監督ジェームズ・P・ホーガン氏が監督製作したもので、エリオット・デクスター氏、ロバート・エリス氏、ジョージ・ハッカーソン氏、マーガレット・リヴィングストン嬢、クララ・ボウ嬢、メアリー・カー夫人等が競演する。 -
ミス・ダイナマイト
パラマウント映画「キック・イン」を最後に映画界を引退していたクララ・ボウが 復活して主演した映画で、米国では有名な作家ティファニイ・セイヤーの筆になった小説を映画化したもの。脚色は「バッド・ガール」を脚色してアカデミ賞を獲たエドウィン・バークが当り、監督には「無冠の帝王」「キスメット(1930)」のジョン・フランシス・ディロンが任し、キャメラは「上海特急」「アメリカの悲劇」のリー・ガームスが受持っている。助演者は「十三号室の女」「キートンの決闘狂」のギルバート・ローランド、「御冗談でしョ」のセルマ・トッド、「軟派ガール」「十仙ダンス」のモンロー・オーズリー、「街の風景」「シマロン(1931)」のエステル・テイラー、「曠原の伊達男」のウィラード・ロバートソン、「沈黙の証人」のウェルドン・ヘイバーン、アンソニー・ジョウィット、ヘール・ハミルトン等であった。 -
百万長者の恋
「恋のデパート」「アイスクリーム艦隊」に次ぐクララ・ボウ嬢主演映画で、「アイスクリーム艦隊」と同じくキーン・トンプソン氏原作、ハーマン・J・マンキーウィッツ氏台詞、フランク・タトル監督になるもの。脚色には「若き翼」「西部の星影(1930)」のグローヴァー・ジョーンズ氏と「寝巻」「モガ地獄」のウィリアム・コンセルマン氏とが共同して当り、キャメラは「快走王」「桃色の盗賊」のアレン・G・シーグラー氏がクランクした。助演者は「ハニー」「スウィーティー」のスタンリー・スミス氏を始め、「ハニー」「恋愛運動場」のミッチー・グリーン嬢、「レヴュー結婚」「ハニー」のスキーツ・ギャラガー氏、「スウィーティー」のスチュアート・アーウィン氏、「四枚の羽根」のセオドア・フォン・エルツ氏、チャールズ・セロン氏、クロード・キング氏等である。 -
アイスクリーム艦隊
「曲線悩まし」「恋のデパート」に次ぐクララ・ボウ嬢主演映画 で、「狼の唄」「青春狂想曲」のキーン・トンプソン氏と「恋愛運動場」「ウォール街の狼」のドリス・アンダーソン女史とが共同して書き下ろし、「勇者ならでは」「ベンスン殺人事件」のフランク・タトル氏が監督、「恋愛運動場」「テキサス無宿」のヴィクター・ミルナー氏が撮影した。助演俳優は「サラアと其の子」「摩天楼の巨人」のフレドリック・マーチ氏、「西部の星影(1930)」「駄法螺成金」のハリー・グリーン氏を始め、「野球時代」「虹晴」のサム・ハーディ氏、ジェッド・プラウティー氏、レイ・クック氏、アデール・ウィンザー嬢等である。 -
フープラ
「ミス・ダイナマイト」と同じくクララ・ボウの主演映画で、「カヴァルケード」「女性に捧ぐ」のフランク・ロイドが監督したアル・ロケットのフォックスにおける第1回製作映画である。原作はジョン・ケニヨン・ニコルソンの舞台劇で、かつて「煩悩」としてサイレント時代に映画化されたことのあるもの、今度は「地獄特急」のブラッドリー・キングと「七月の肌着」のジョセフ・モンキュア・マーチとがトーキー用の台本を作った。助演する人々は「ドクターX」のプレストン・フォスター、「愛に叛く者」のリチャード・クロムウェル、「カヴァルケード」のハーバート・マンディン、「ロシア探訪飛脚」のジェームズ・グリースン、「バッド・ガール」のミナ・ゴンベル、等である。「街の娘」「赤道を泳ぐ女」のアーネスト・パーマーが撮影を担任した。 -
暗黒街の女(1928)
「赤い髪」に次ぐクララ・ボウ主演映画で、カリフォルニア州フォルサム刑務所に服役中の無期徒刑囚アーネスト・ブースが執筆した暗黒街の娘の物語を映画化した、従来のクララ・ボウ映画とは異なった作品。オリヴァー・H・P・ギャレットが脚色、ジョン・ファーロウが脚本化し、「つばさ」「空行かば」の2作をもって名を挙げたウィリアム・A・ウェルマンが監督。共演は「つばさ」「砂金地獄」「姿は偽らず」のリチャード・アーレンを始め、「ショウ・ダウン」のヘレン・リンチ、メアリー・アルデン、ボディル・ロージング等。 -
紅の大空
エー・ビー・ヒース氏の原作をアンソニー・ポール・ケリー氏が脚色し「怪力無双」「以外の犯人」等と同じくジョン・G・アドルフィが監督したものである。「紅椿」「煉獄の花」等出演のロバート・フレイザー氏が主演し「恋の鉄條網」等出演のクララ・ボウ嬢、「天晴れ名投手」等出演のジョニー・ウォーカー氏、「無理矢理一万哩」等出演のヘレン・ファーガソン嬢等が共演するほか、ロバート・エデソン氏、ウォルター・マッグレイル氏、ガストングラス氏、ルース・ストンハウス嬢等の助演者も好い顔振れである。インジアンのカーデランチェは米国東部の大学で新教育を受けて集落に帰って来たが彼の新思想は歓迎されなかった。彼は白人を駆遂することの不可能を説き寧ろ白人にどうかする方が得策であると教えたが頑迷な種族の人々は白人を敵視し争闘をこととした。レミントン要塞の総監キンナード将軍の令嬢は若い将校連の望みの星であったが令嬢はバークマン中尉を秘かに意中の人としていたある説き将軍一行がインジアンに襲撃された時カーデランチェが救けたので破格にも彼が中尉に任命されてから令嬢の心は美しい異人に傾いていた。バークマン中尉口論して同僚を殴打した罪で位階を取り上げられた折柄インジアンとの交渉険悪となり開戦は避け難くなった。将軍はカーデランチェを令嬢に近づけまいとし人々の彼に対する冷遇に堪えかねて彼は要塞を去った。しかしインジアンの猛襲に要塞が陥落せんとした時彼は要塞を救い令嬢をバークマン中尉に譲り集落の娘ネスティを姻ったのであった。 -
曲線悩まし
「底抜け騒ぎ」に次ぐクララ・ボウ嬢主演のオール・トーキーで、レスター・コーエン氏が特にボウ嬢のために執筆した物語をドナルド・デービス氏と「カナリヤ殺人事件」「恋してぞ知る」のフローレンス・ライアソン女史とが共同脚色し、「四枚の羽根」「都会の幻想」のロタール・メンデス氏が監督したもの。助演者は「君恋し」「サンダーボルト(1929)」のリチャード・アーレン氏を始め、舞台から来たケイ・フランシス嬢、「壁の穴(1929)」のデイヴィッド・ニュエル氏、「四人の悪魔」のアンダース・ランドルフ氏、「底抜け騒ぎ」のジョイス・コンプトン嬢等で、撮影は「カナリヤ殺人事件」「マンハッタン・カクテル」のハリー・フィッシュペック氏が担任している。 -
ワイルド・パーティー(1929)
「艦隊入港」「三週間」に次ぐクララ・ボウ嬢主演映画で、嬢最初の発声映画である。ワーナー・フェビアン氏の原作を「父と子」のイー・ロイド・シェルドン氏が脚色し「マンハッタン・カクテル」「恋人強奪」のドロシー・アーズナー女史が監督し、カメラは「ウォール街の狼」「父と子」のヴィクター・ミルナー氏が担任した。助演俳優は舞台から映画入りしたフレドリック・マーチ氏を筆頭に「言論の自由」のマーセリン・ディ嬢、「艦隊入港」のジャック・オーキー氏、シャーリー・オハラ嬢ジヨイス・コンプトン嬢、ジャック・ルーデン氏等である。 -
古代の船人
18世紀の英国詩人サミュエル・テイラー・コールリッジ作の詩を挿入して「ダンテ地獄篇」式に現代物語を付加した映画で、古代篇はブラッドリー・キング女史が脚色し「ダンテ地獄篇」「虚栄地獄」等と同じくヘンリー・オットー氏が監督し、現代篇はイヴ・アンセル女史が執筆し「子守唄(1924)」「離婚」等と同じくチェスター・ベネット氏が監督した。古代篇には「愚者」出演のポール・パンザー氏及びグラディス・ブロックウェル嬢が出演し、現代篇は「サンディー」出演のレスリー・フェントン氏、「昇天の意気」出演のクララ・ボウ嬢「パリの裏町」等出演のアール・ウィリアムス氏及びナイジェル・デ・フルリエー氏が出演する。 -
パラマウント・オン・パレイド
パラマウントの全監督、全俳優を総動員して製作されたレヴュー映画で、エルシー・ジャニス女史指導のもとにドロシー・アーズナー女史、オットー・ブラワー氏、エドモンド・グールディング氏、ヴィクター・ヒアマン氏、エドウィン・ノッフ氏、ローランド・V・リー氏、エルンスト・ルビッチ氏、ロタール・メンデス氏、ヴィクター・シェルツィンゲル氏、エドワード・サザーランド氏、フランク・タトル氏が各分担監督した。ダンス場面はデイヴィッド・ベネット氏が監督した。キャメラはパ社の古参ハリー・フィッシュベック氏とヴィクター・ミルナー氏が担任している。この映画には特に日本版が製作され松井翠聲氏が司会者の役を勤める。
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