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マッシモ・ジロッティの関連作品 / Related Work
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パッション・ダモーレ
19世紀末のイタリア。若い軽騎兵将校を執拗なまでに愛する病弱な醜女の苦悩を描く。製作はフランコ・コミッテリ、監督は「ジェラシー(1970)」以後の作品が10作ほど未公開に終わっていたエットーレ・スコラ。イジニオ・ウーゴ・タルケッティの原作を基にルッジェーロ・マッカリとエットーレ・スコラが脚色。撮影はクラウディオ・ラゴーナ、音楽はアルマンド・トロバヨーリ、編集はライモンド・クロチアーニ、美術はフィオレンツォ・セネーセ、衣裳はガブリエラ・ペスクッチが担当。出演はべルナール・ジロドー、ヴァレリア・ドビチ、ラウラ・アントネッリ、ジャン・ルイ・トランティニャン、マッシモ・ジロッティなど。イタリア語サウンドトラック。 -
郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)
ファシスト体制下の社会の底辺でうごめく人々の、反ファシズム性と扇情的な愛の力強さを描く。製作はリベーロ・ソラローリ、監督は「イノセント」のルキノ・ヴィスコンティ。ジェームズ・ケインの原作をヴィスコンティ、マリオ・アリカータ、ジュゼッペ・デ・サンティス、ジャンニ・プッチーニ、アントニオ・ピエトランジェリが脚色。撮影はアルド・トンティとドメニコ・スカラ、音楽はジョゼッペ・ロサーティが各々担当。出演はマッシモ・ジロッティ、クララ・カマライ、ジュアン・デ・ランダ、エリオ・マルクッツォ、ディーア・クリスターニなど。2017年1月7日より『ルキーノ・ヴィスコンティ生誕110年 没後40年メモリアル-イタリア・ネオレアリズモの軌跡-』としてデジタル修復版を上映(配給:アーク・フィルムズ、スターキャット)。80点 -
イノセント
20世紀初めの、イタリア貴族社会の絢爛たる文化を背景に、男女の愛憎を中心に人間の本質、人生を描く。製作はジョヴァンニ・ベルトルッチ、監督は「家族の肖像」のルキノ・ヴィスコンティで、これは彼の遺作にあたる。ガブリエレ・ダヌンツィオの原作をスーゾ・チェッキ・ダミーコが脚色。撮影はパスカリーノ・デ・サンティス、音楽はフランコ・マンニーノ、美術はマリオ・ガルブリア、衣裳はピエロ・トージが各々担当。出演は「流されて…」のジャンカルロ・ジャンニーニ、ラウラ・アントネッリ、ジェニファー・オニール、マルク・ポレル、ディディエ・オードパン、リナ・モレリ、マリー・デュボアなど。日本語版監修は岡枝慎二。テクニカラー、テクニスコープ。 -
ラストタンゴ・イン・パリ
イタリアでは公開後四日にして上映禁止処分を受け、各国でも芸術かワイセツかで大きなセンセーショナルを起こした「暗殺の森」のベルナルド・ベルトルッチの問題作。製作は「カンタベリー物語」のアルベルト・グリマルディ、脚本はベルトルッチとフランコ・アルカッリ、撮影はヴィットリオ・ストラーロ、音楽はガトー・バルディエリ、編集はフランコ・アルカッリが各々担当。出演はマーロン・ブランド、マリア・シュナイダー、ジャン・ピエール・レオー、マッシモ・ジロッティ、マリア・ミキ、カトリーヌ・アレグレ、ミニ・パンソン、マリー・エレーヌ・ブレイラ、カトリーヌ・ブレイヤ、ルシェ・マルカン、ジャン・ルック・ビドーなど。2019年3月16日より4Kデジタルリマスター版が公開(配給:コピアポア・フィルム)。 -
SOS北極… 赤いテント
今世紀前半、世界を最も騒然とさせた“イタリア号遭難事件”を再現した七〇ミリ大作。製作は「誘惑されて棄てられて」のフランコ・クリスタルディ、監督は「怒りのキューバ」のミハイル・カラトーゾフ。脚本は「ナポリと女と泥棒たち」のエンニオ・デ・コンチーニとミハイル・カラトーゾフの共同執筆。撮影はレオニード・カラーシニコフがそれぞれ担当。出演は「遥か群衆を離れて」のピーター・フィンチ、「007は二度死ぬ」のショーン・コネリー、「サンタ・ビットリアの秘密」のハーディ・クリューガー、「アフリカ大空輸」のクラウディア・カルディナーレ、「わが命つきるとも」のポール・スコフィールド、「ナポリと女と泥棒たち」のマリオ・アドルフ、「テオレマ」のマッシモ・ジロッティ、ほかにエドワルド・マルゼヴィッチ、ルイジ・ヴァンヌッキなど。カラー、七〇ミリ。 -
王女メディア
「アポロンの地獄」でギリシャ神話の世界に、独自の大胆な息吹をふきこんだパゾリーニが、再びギリシャ神話の“メディア”にとりくみ、宿命の女性像を造形した作品。製作はフランコ・ロッセリーニ、監督・脚本は「テオレマ」のピエル・パオロ・パゾリーニ。撮影はベテランのエンニオ・グァルニエリ、音楽はパゾリーニ自身が担当し元モラビア夫人のエルザ・モランティが協力。美術はダンテ・フェレッティ、衣裳はピエロ・チコレッティ、編集はつねにパゾリーニ作品を担当しているニーノ・バラーリが当っている。出演はイタリア・オペラの名プリマで映画初出演のマリア・カラス、メキシコ・オリンピックの三段跳び選手のジュゼッペ・ジェンティーレ、「テオレマ」のマッシモ・ジロッテイ、ほかにマルガレート・クレメンティ、ルイジ・バルビーニ、ポール・ヤバラ、ローラン・テルズィエフなど。 -
テオレマ
イタリア映画界というより、イタリア文化全体の異端児でありスキャンダリストであるピエル・パオロ・パゾリーニが、「アポロンの地獄」についで発表した作品。“聖性”をひめた青年の来訪によって家族全員がその青年と、性的に結びつき、崩壊にまでみちびかれてしまうブルジョワ家庭を描きながら、その寓話的語りのなかに現代への鋭いメッセージと、未来への啓示をこめている。監督・脚本・原作は前記のピエル・パオロ・パゾリーニ。撮影のジュゼッペ・ルゾリーニ、編集のニーノ・バラーリは「アポロンの地獄」のスタッフ。音楽は、「さらば恋の日」のエンニオ・モリコーネが担当。出演は「世にも怪奇な物語」のテレンス・スタンプ、「アポロンの地獄」のシルヴァーナ・マンガーノ、「ウィークエンド」のアンヌ・ヴィアゼムスキー、新人アンドレ・ホセ・クルース、「華やかな魔女たち」のマッシモ・ジロッティ、演劇界出身のラウラ・ベッティ、「アポロンの地獄」のニネット・ダボリなど。 -
ファビオラ(1948)
枢機卿ワイズマンの原作を、アレッサンドロ・ブラゼッティ(「雲の中の散歩」)が脚色・監督した一九四八年度伊仏合作作品で製作はサルヴォ・ダンジェロ。撮影はオスワルド・シヴィラーニが担当し、音楽はエンツォ・マゼッティの担当。主演は「想い出の瞳」のミシェル・モルガンと「傷心の湖」のアンリ・ヴィダル、以下ミシェル・シモン(「旅路の果て」)、ルイ・サルー(「パルムの僧院」)、ジィノ・チェルヴィ(「雲の中の散歩」)、マッシモ・ジロッティ(「荒野の抱擁」)、フランコ・インテルレンギ(「靴みがき」)、カルロ・ニンキ、シルヴァーナ・ジャキーノらが助演する。なお本邦で公開されるプリントは、アメリカ劇作家マアク・コネリイがフレッド・プレスバアガアとアダプトに当たった英語版。 -
無法者の掟(1948)
一九四八年に「どうして私は敗れたか」「街の英雄」などを製作し、イタリア最良のプロデュサーと評判の高いルイジ・ロヴェレが製作担当するイタリ・ルックス社一九四八年度作品。監督のピエトロ・ジェルミは、初めは俳優をしていたが、後監督を志望し、「証人」(一九四五年オルビス作品)「失われた青春」(一九四七年ルックス作品)を発表している若い代表的な監督である。ジュゼッペ・グイド・ロスキャーヴォの自伝的小説『小裁判官』から、ストーリーをジュゼッペ・マンジョーネが書き、アルド・ビッツアリ、フェデリコ・フェリーニ、ピエトロ・ジェルミ等六人の脚本家によって合作されている。主演はイタリア男優中で人気あるマッシモ・ジロッティ、これを助けてフランスから「濁流(1947)」のシャルル・ヴァネルが、「ルイ・ブラス」でダニエル・ダリュウの侍女に扮したヨーネ・サリナスが協演している。助演者にカミロ・マストロチンクエ、トゥリ・パンドルフィーニ、ペッピノ・スパダーロがいる。撮影はレオニダ・バルボーニ、音楽はカルロ・ルスティチツリがそれぞれ担当している。 -
マルコ・ポーロ 大冒険
マルコ・ポーロの「東方見聞録」を元に、製作のラウール・J・レヴィ、「いまだ見ぬ人」の監督ドニス・ド・ラ・パテリエール、「秘密大戦争」のジャック・レミー、「リオの男」のジャン・ポール・ラプノーが協力で脚本を執筆。ドニス・ド・ラ・パテリエールが監督したアクション・スペクタクル。撮影は、「スエーデンの城」のアルマン・ティラール。音楽は、「アイドルを探せ」のジョルジュ・ガルヴァランツ。主な出演者は、「五時十二分」のホルスト・ブッフホルツ、「その男ゾルバ」のアンソニー・クイン、「バンコ・バンコ作戦」のロベール・オッセン、「予期せぬ出来事」のエルザ・マルティネッリ、「トプカピ」のエイキム・タミロフ、「ドクトル・ジバゴ」のオマー・シャリフ、「長く熱い夜」のオーソン・ウェルズ、「皇帝のビーナス」のマッシモ・ジロッティ、「明日に生きる」のフォルコ・ルリなど。製作担当は「素直な悪女」「可愛い悪魔」などのラウール・J・レヴィ。
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