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パリ、テキサス【2Kレストア版】 [Blu-ray]
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フォーマット | ドルビー, ワイドスクリーン, 色 |
コントリビュータ | ヴィム・ヴェンダース, ハンター・カーソン, ハリー・ディーン・スタントン, ナスターシャ・キンスキー, ディーン・ストックウェル |
言語 | 英語, スペイン語 |
稼働時間 | 2 時間 28 分 |
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商品の説明
【封入特典】
・解説リーフレット【執筆:南波克行】
ドイツの国際的巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督の80年代の代表作を、最新の2Kマスターで再Blu-ray化!
【特典映像】
・オリジナル予告編(約2分)
・削除シーン〈本編音声/監督コメンタリー〉(約20分)
・ス―パー8映像(約6分)
・キンスキー・カンヌ探訪(約4分)
・音声特典:ヴェンダース監督本編コメンタリー
【作品内容】
現代ドイツを代表する映画監督、ヴィム・ヴェンダース。
劇場初公開時にミニシアターブームの火付け役として日本でも大ヒットした、『パリ、テキサス』が、監督自ら監修の2Kレストア版マスターで色鮮やかによみがえる!
【作品ポイント】
★ヴェンダース監督自身の監修による、 2014年に完成した最新の2Kレストア版マスターを使用し、待望の再Blu-ray化!
※本製品は、フルHD Blu-rayとなります。
★解説リーフレットを封入!
★世界的エンジニアであるオノ セイゲン氏による音声マスタリング~ヴェンダース監督の監修により、最上級の音質を実現!
また、世界初となる2.0chと5.1chの2ストリームで本編音声を収録!
★2021/11/5~Bunkamuraル・シネマほか開催の『ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも』にて、リバイバル上映
★『アメリカの友人』、『東京画』、『ベルリン・天使の詩』も収録した、Blu-ray BOXも同時発売!
【あらすじ】
荒野をさまよっていた男がガソリンスタンドで気絶する。記憶を失った男の持ち物を手がかりに連絡を受けたウォルトだが、男は4年前に失踪した兄トラヴィスだった。彼はテキサス州パリの荒野に所有しているという土地に向かおうとしていた。少しずつ記憶を取り戻したトラヴィスは、息子とともに妻を捜す旅に出るが……。
道 雄大な風景とライ・クーダーによるスライドギターの音色が哀愁を誘う。第37回カンヌ国際映画祭 パルム・ドール受賞
【キャスト】
ハリー・ディーン・スタントン〈トラヴィス〉
ナスターシャ・キンスキー〈ジェーン〉
ハンター・カーソン〈ハンター〉
ディーン・ストックウェル〈ウォルト〉
【スタッフ】
監督:ヴィム・ヴェンダース
撮影:ロビー・ミューラー 音楽:ライ・クーダー
【Blu-ray2枚組:仕様】
1984年/西ドイツ・フランス/カラー/本編145分+特典計約35分/16:9[1080p Hi-Def]ヨーロピアン・ビスタ/本編2層、特典1層/2枚組/MPEG-4 AVC/複製不能/セル専用/本編音声:1英語、スペイン語【リニアPCM(96KHZ/24bit)ステレオ2.0ch】、2英語、スペイン語【リニアPCM(48KHZ/24bit)5.1ch】、3コメンタリー・英語【DTS HD Master Audio ステレオ2.0ch】/ 本編字幕:1本編・日本語字幕、2コメンタリー用・日本語字幕
© Wim Wenders Stiftung - Argos Films 2014
発売・販売元:TCエンタテインメント
提供:東北新社
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語, スペイン語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 110 g
- EAN : 4571519904388
- 監督 : ヴィム・ヴェンダース
- メディア形式 : ドルビー, ワイドスクリーン, 色
- 時間 : 2 時間 28 分
- 発売日 : 2022/6/29
- 出演 : ハリー・ディーン・スタントン, ナスターシャ・キンスキー, ハンター・カーソン, ディーン・ストックウェル
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B09NLT4KMZ
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 12,896位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,063位外国のドラマ映画
- - 1,561位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ジェーンを好きすぎるあまり不安になるトラヴィスの気持ちはとても分かりますが、望んだ形の幸せをつかんだ人が一人もいないのはとても悲しい結末でした。ハンターを奪われたウォルトとアン夫妻、トラヴィスを失ったハンターとアン、妻子を失ったトラヴィス。トラヴィスが失踪したままなら良かったのかというとそんなことはないのですが、ただ切ないラストでした。
キャストのなかで良かったのはトラヴィスを演じたハリー・ディーン・スタントンとハンターを演じたハンター・カーソンの二人。テキサスからロスへ行くまでのトラヴィスとジェーンと2度目に会うトラヴィスは全くの別人に見えました。素晴らしい演技でした。またハンターも「ペーパームーン」のテイタム・オニールを彷彿させる演技で揺れ動く子供の心情をよく表現できていました。
3度目なのですが、毎回感想が違います。
20年前に初めて観た時。
まるっきり理解できなかった。
映画の基礎知識と映画体験があまりに欠けていたのでしょうね。
2回目。3年前。
これは凄い切ないラブストーリーなのだ。
トラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)が思い詰めてる愛に
涙が止まらなかった。
究極の愛の物語。
そう思いました。
そして今回。
息子への愛と責任。
そう感じました。
ファースト・シーン。
広大な赤茶けた砂漠のような土地。
乾ききった男が水を求めている。
生き倒れた男。
一言も話さない。
記憶がないらしい。
一枚の紙切れの電話番号。
電話を受けた弟はロサンゼルスから駆けつける。
優しい弟。
徐々にその男・トラヴィスが家を捨てた理由が見えてくる。
彼には若い妻と生まれたての男の子がいた。
育児と男の束縛を嫌った妻・ジェーン(ナスターシャ・キンスキー)は、
トレーラーを燃やして出て行ってしまった。
それから男は可笑しくなった。
発見されるまでの4年間は、何をして生きてきたのか、
分からない。
弟のロサンゼルスの家に憩い、息子の7歳に成長したハンターと
どう向き合えば良いのかも分からない。
そして義妹のアンから、ジェーンがらの送金が月に一度
ヒューストンの銀行から振り込まれると聞かされる。
ハンター(ハンター・カーソン)を連れてピックアップトラックで
ヒューストンに向かう。
銀行の前で張り込む。
見つけたのはハンター。
赤い小型車を尾行する。
行き着いた場所はゲームセンターのような、バーのようなビルの
風俗店。
ジェーンが美しい。
トビッキリに美しい。
(ナスターシャ・キンスキーの美しさは、事件です)
カーテンで仕切られたブースに幾つもの小部屋がある。
女の個室のような部屋にはマジックミラーが付いている。
客からは女が見えるが女から客の姿は見えない。
客は受話器越しに女と話すのだ。
2回目に会ったとき。トラヴィスは長い話をする。
どうして、こうなってしまったのか。
男が女を愛しすぎて縛り付けてしまったから・・・。
息の詰まった女は息をするために、子供と3人の生活を壊した。
若く美しすぎる女。
トラヴィスには似合わない。
「息子(ハンター)に会いたくないか?」
「ダウンタウンのホテルにいる。1520号室だ」
ジェーンとハンターが抱き合うシーンは、なんとも言えない。
安堵、放浪の果ての帰航。
トラヴィスとジェーンとハンター。
このトライアングルは、上手くいかない。
けれどジェーンは母親ならちゃんと出来るはず。
心が壊れるほど、1人の美しい女性を
愛しすぎた男
身を滅ぼす愛
究極の愛の映画だった。
この地に特別な意味を見出した男が4年間の放浪の旅の果てに4年分の記憶を失う。
しかし、その後、大切な人達と再会を果たす。そして同時に新しい自分と出会う。
80年代を代表するロードムービーの金字塔と言われるのも頷ける。(1984年公開)
一人テキサスを放浪していた男は倒れ込んだ先で、身元を確認され身内である弟の元に連絡が入り兄を連れて家に戻る。
弟の家には兄が4年前に置き去りにした幼き息子がいた。
行方を眩ました兄から事情を聞き出そうとするも兄は何も喋ろうとしない。
しかし息子と少しずつ父子の心を通わせ合うようになり
同じく姿を消した兄の妻の行方を探し、手掛かりから居場所を掴み
遂に再会する…
何も話そうとしない男、トラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)が何故、行方知れずでいたのかは自分の息子と徐々に距離を縮め父子の関係を取り戻して行く様に、ゆっくりと時間の経過して行く中で明かされて行き、いよいよ妻のジェーン(ナスターシャ・キンスキー)を探し出す時間の経過も父と息子を写す風景も
再会した妻との対話まで
静謐で自然なリアリズムに追った、静観した描写で観る者の目や心に残り、映像作家ヴェンダースがこれまで描いてきたロードムービーとして現代の愛の不毛、喪失感をトラヴィスが抱えた哀れみと妻ジェーンの内情を打ち明け、深く傷付き彷徨い続けて来た2人の抑え込んでいた感情を通して、我々に男女の心のすれ違い、辛辣な問題を再会と別れの中で胸に深く染み込む作品である。
もう、一滴の水もない。(ライ・クーダーのギターが響く…。)
この映画のはじまりは、つかみどころなく、こころぼそく、とりとめなく・・・
4年前に何があったのか? 記憶を失くしたのか、自ら何かを封印したのか、一言も話さないトラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)の心そのままだ。(ライ・クーダーのギターが響く…。)
「ウォルト・ヘンダースン」(←弟)の住所と電話番号…。
一枚の名刺(メモ?)がやっと、トラヴィスをこの世界のどこかに結びつけてくれたのだったが・・・
…
…
<いきなりですがラストシーン、ご注意を!>
黒い夜。高層ビルの窓から漏れる明かりは深い緑色。
黒いスカートと深い緑色のブラウスの、さらさらブロンドのジェーン(ナスターシャ・キンスキー)。
さらさらブロンドの小さな男の子、ハンター(ハンター・カーソン)。
ブロンドとブロンドがさらさらとからみあいとけあう、涙の抱擁へとトラヴィスは、
「僕が引き離した君たちを、今度は僕が結びつける」と言い残し、
深い緑色の街路灯の明かりが、夜の闇をさらに深い黒へとしずめる夜景のなかを、去ってゆく。
ライ・クーダーのギターがひときわ大きく鳴り響きトラヴィスは、
「いちばん望んだことは、無理だった…。」と、どこへともなく去ってゆく・・・
…
…
この映画はなにかを解決する映画ではない。(わかっていても、それが罪です…。)
もちろん、そんな映画はいくらもある。これでもか! とばかり登場人物を酷くうちのめしておいて、すべてを鑑賞者に丸投げする映画だって、私は、ふだん平気で好んで観ている「心の丈夫な(?)」映画ファンであるし、おフランス映画好きだから、未解決な「Fin」には慣れているつもり・・・。
でもこの映画は、人と人の間に流れるものを、ことばの外にあるものを、ていねいに優しく描く。(それが実に実に罪…。)
トラヴィスも、妻のジェーンも、弟ウォルトも、その妻アンも、小さなハンターも、みな細やかに気をつかう。
ヴェンダース監督は、「緑」「黄」「青と赤」「紫にローズピンク」、そして「白と黒」・・・そんな色たちにしっかり役割を与え、「花柄」「チェック」そんな模様たちもしっかりと働かせて、すべてをこのうえなく美しく描く。
「Paris、Texas・・・」
忽然と現れて、最初は、なぜ自分が「Paris、Texas・・・」にこだわるのかわからなかったトラヴィスは、その理由がわかり、そしてまた去った。わかったから、良かったのだ。(良かったにちがいないのだ…。)
でも、もしトラヴィスが現れなかったら(…それでは、映画ができないけれど…笑)、アン(オーロール・クレマン)は悲しまなくてすんだのだし・・・というようなことが、この映画ではなぜかやたらと気になってしまう。だれも酷い人や性悪な人がいなくて、皆それなりに気をつかったのに・・・と思ったりしてしまう。
どのシーンもどのシーンも忘られないくらいに美しかったから、悲しい顔も心にのこってしまうだろうし、ライ・クーダーのギターの響きもあとを引いてしまう…。
(そうして、あの「8ミリフィルム映写」や「マジック・ミラー越しのふたり」を筆頭に、忘れようのないシーンが山積みの映画となってしまうのだ。)
今回の2Kレストア版の映像特典は、個別のブルーレイディスクに収められているが、全ての画像が荒く見にくかった。カンヌ探訪の画像は、取材陣の前で写真撮影をするベンダース組のスナップだけで拍子抜けした。
初公開時の劇場鑑賞以来の再見であったが、ソフトの映像の美しさにより、テキサスの照り付ける日差しの灼熱間を感じさせられるほど臨場感を感じ、改めてロードムービーの傑作を堪能できた。
初見時には感じなかったことだが、主人公の過去の勝手な振る舞いに端を発し、結果的に弟夫婦の人生がかき乱される様は気の毒であり、作品内のフォローが欲しく感じた。主人公の家族再生や弟夫婦の境遇等大きなドラマが待っていることは容易に想像できるが、ラストの母子の再会は胸が熱くなった。
今作の最大の魅せ場は、テレクラの一室でのマジックミラー越しの夫婦の語り合いの静謐な美しさであろう。繊細な心情の変化を、声のトーンと表情の機微で表す2人の名演は、映画史に残る名場面といえる。
劇中に奏でられるライ・クーダーのギターの音色をはじめとするサウンドトラックが、作品の風合いに絶妙にマッチし、今回のソフトの押しである5chの音源は、作品の世界観の広がりを後押しする効果を発揮しているように感じられた。
ロードムービーがトレンドであった頃の映画であるが、今尚、旧さを感じさせず、あらゆる世代に様々な印象を与えるであろう傑作である。