クリントイーストウッドの初期の監督作品。
この作品を撮影時に今の偉大な大監督クリントを誰が想像しただろうか?
創る作品は真面目で優しいメッセージが流れ、安定している。
さて、この作品は優しく切なく、気持ち良くて、ちょっと泣ける。
ウィリアムホールデンが久々にとても良い。
その後の彼の人生を考えるとグッとくる。
当時のロスアンゼルスの
雰囲気も楽しめる。
お薦めです。
愛のそよ風 [DVD]
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商品の説明
記念すべきクリント・イーストウッド初の監督専念作品!
裕福だが独り身で中年の日々を送るフランクは、意中の女性ベティから自分ではなく別の男性と結婚すると告げられ、孤独な心を曇らせていた。そんな時、車に乗せたヒッピー同然の少女ブリージーに何かと翻弄されるようになり、仕方なく面倒をみる内に、自由で奔放なその魅力にひかれ始める。半同棲し楽しい時を過ごす二人だったが、離婚した前妻になじられ、親友に羨ましがられたフランクは、分別を取り戻そうとブリージーを冷遇し家から追い出してしまう・・・。
イメージ付きのレビュー

4 星
ブリージーの可愛らしさに尽きる
ヒッピーの少女と豪邸に住む離婚して独身のおじさんとの半同棲生活。ヒロインの少女ブリージーの汚れを知らない瑞々しさエネルギッシュな可愛らしさが何よりも魅力。世の一部のおじさん達(自分も含め)が若くて可愛い女の子に心を奪われてしまうのもコレを観てると仕方なく思う。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一種のアメリカンドリームを描いているのでしょうか。ボヘミアンと金持ちの恋。感想は、ふ~ん、そっか。です。
2014年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不動産業のフランク・ハーモン(ウィリアム・ホールデン)は、妻と別れ、一人豪邸に住んでいる。そんなある日、ブリージー(ケイ・レンツ)というヒッピーの娘が、無理矢理車に乗り込んで来たので、ハーモンは、仕方なく、彼女を目的地まで送ってやる。それで彼女とは終わりと思ったハーモンだったが、ある夜、ブリージーが、ふらりとハーモンの家にやって来る。気が乗らないながらも、ハーモンは、彼女を泊めることにするが…。
クリント・イーストウッドの監督作3作目。彼が出演しない(ただし、海辺の桟橋の場面でカメオ出演しているが)監督作としては、最初の作品になる。ブリージー役には、デボラ・ウィンタース、シビル・シェパード、ローレン・ハットン、チューズデイ・ウェルドなども想定されていたという。日本劇場未公開ながら、何度かTV放映され、イーストウッド・ファンの間では知る人ぞ知る作品として認識されていた。
映画評論家のポーリン・ケイル(『 映画辛口案内―私の批評に手加減はない 』、『 明かりが消えて映画がはじまる -ポーリン・ケイル映画評論集 』)は、イーストウッド作品(主演作、監督作)の過度な暴力描写やマッチョ思想を毛嫌いし、生涯、彼の作品を評価することがなかった(その腹いせか、イーストウッドは、『 ダーティハリー5 』で、ケイルそっくりの映画評論家を殺人予告のターゲットにしたほどだ!)。ケイルの頑ななまでのイーストウッド作品への嫌悪は、いささか度が過ぎる気はするものの、しかし、ある程度、一般的なイーストウッド作品に対するイメージを代弁したものとは言えるだろう。
そんな中にあって、「本当に、イーストウッド監督作品なのか?」と思わせるほど、一般的な凝り固まったイーストウッド作品のイメージを覆してくれるのが本作だ。何せ、やさしさに満ち溢れたラブ・ロマンスのひそやかな逸品なのだ。
生き方も価値観も全く異なる初老の男性と17歳の女性(と言っても、演じるレンツは、当時19歳だったが、実際よりももっと幼い少女のように見える)の恋愛―2つの孤独な魂の触れ合いと言ったほうが、より正確かもしれない―という、下手をすれば、生理的な嫌悪感が先立ち、生臭くなりかねない話を、イーストウッドは穏やかで清新な演出で、主人公2人を慰撫するかのように描いて行く。冒頭、それぞれ、ブリージーとハーモンの人と現状を滑らかなキャメラ・ワークで視覚的に簡潔に説明する(師匠ドン・シーゲル仕込みだろう)巧さなども手慣れたもので、一気にブリージーとハーモンという人物への興味を掻き立てさせる。人を疑うことを知らないブリージーと常識的で人生の熱き味を忘れかけているハーモンの付かず離れずの不思議な関係性と丁々発止のやりとりが、何とも温かく、微笑ましい。朝日を見ながら、ブリージーとハーモンが海辺の散策する場面の叙情(ミシェル・ルグランの繊細な音楽が彩る)、自然にお互いを求めるラブ・シーンのせつなさ…など、そっと挿入される描写も、何とも上品で口当たりが良く、きちんと、ラブ・ロマンスとして成立している。
今でこそ、イーストウッドが、ありとあらゆるジャンルの作品をこなす力量を持った秀れた監督であることは証明されているが(その中には、同じくラブ・ロマンスものの佳作『 マディソン郡の橋 』も含まれている)、本作製作当時は、それまでのイーストウッド作品のイメージと対極にあるので、観客も驚いたのではないだろうか。と同時に、イーストウッドが、単にタフなだけではなく、さりげないやさしさを持っていることにも、本作で気付かされたであろうことも想像に難くない。残念ながら、ポーリン・ケイルなどは、そのイーストウッドのやさしさを見い出す前に、彼の作品を全面的に拒絶してしまったようだが、フィリップ・マーロウ同様、イーストウッドも、「男はタフでなければいけない。やさしくなければ生きて行く資格がない」という信条の持ち主であることを疑う者などいないはずだ。
タイトル・ロールを演じるレンツがとにかく素晴らしい。屈託のない笑顔を振りまき、文字通り、心地良いそよ風のように、ハーモンの「黒い雲」を吹き散らし、人生と愛の素晴らしさを説くあたりは、まるで、地上に舞い降りた(ヒッピーの姿を借りた)天使のよう。対するホールデンも、枯れた味わいと包容力で、ラブ・ロマンスものの第一線で活躍していた若い頃とはまた違う魅力を湛え、ハーモンを好演している。観ているだけで、何とも心が和む異色のカップルなのだ。
本DVDは、2009年に、キングレコードが、米ユニバーサルから独自にライセンスを取って発売したものと同一のマスター(北米盤と一緒)を使った廉価再発盤。キングレコードが、権利を持つ50作品を廉価で発売する「○○までにこれは観ろ!」シリーズの1本だ。色調は、ちょっと抑えた感じで、ディテール表現も精細という感じではないが、目立つキズなどもなく、観やすい画質。モノラル ドルビーデジタル音声も、ちょっと平板な感じがするものの明瞭。嬉しいことに、TV放映時の日本語吹替えも収録(ただし、一部、字幕対応)。
パッケージ背表紙上部には、本シリーズの「○○までにこれは観ろ!」のロゴが印刷されているので、このあたりは、コレクションに気を使う方には、ちょっと、いただけない点かもしれない(残念ながら、リバーシブル・ジャケットではない)。
おそらく、ライセンス契約切れ間近の作品が多いということで、決算的に、大量の廉価盤発売に踏み切ったのだと思うが、キングレコードは素晴らしい作品が多いものの、価格的に手を出しづらいものが多かったので、今回のシリーズは大歓迎だ。
クリント・イーストウッドの監督作3作目。彼が出演しない(ただし、海辺の桟橋の場面でカメオ出演しているが)監督作としては、最初の作品になる。ブリージー役には、デボラ・ウィンタース、シビル・シェパード、ローレン・ハットン、チューズデイ・ウェルドなども想定されていたという。日本劇場未公開ながら、何度かTV放映され、イーストウッド・ファンの間では知る人ぞ知る作品として認識されていた。
映画評論家のポーリン・ケイル(『 映画辛口案内―私の批評に手加減はない 』、『 明かりが消えて映画がはじまる -ポーリン・ケイル映画評論集 』)は、イーストウッド作品(主演作、監督作)の過度な暴力描写やマッチョ思想を毛嫌いし、生涯、彼の作品を評価することがなかった(その腹いせか、イーストウッドは、『 ダーティハリー5 』で、ケイルそっくりの映画評論家を殺人予告のターゲットにしたほどだ!)。ケイルの頑ななまでのイーストウッド作品への嫌悪は、いささか度が過ぎる気はするものの、しかし、ある程度、一般的なイーストウッド作品に対するイメージを代弁したものとは言えるだろう。
そんな中にあって、「本当に、イーストウッド監督作品なのか?」と思わせるほど、一般的な凝り固まったイーストウッド作品のイメージを覆してくれるのが本作だ。何せ、やさしさに満ち溢れたラブ・ロマンスのひそやかな逸品なのだ。
生き方も価値観も全く異なる初老の男性と17歳の女性(と言っても、演じるレンツは、当時19歳だったが、実際よりももっと幼い少女のように見える)の恋愛―2つの孤独な魂の触れ合いと言ったほうが、より正確かもしれない―という、下手をすれば、生理的な嫌悪感が先立ち、生臭くなりかねない話を、イーストウッドは穏やかで清新な演出で、主人公2人を慰撫するかのように描いて行く。冒頭、それぞれ、ブリージーとハーモンの人と現状を滑らかなキャメラ・ワークで視覚的に簡潔に説明する(師匠ドン・シーゲル仕込みだろう)巧さなども手慣れたもので、一気にブリージーとハーモンという人物への興味を掻き立てさせる。人を疑うことを知らないブリージーと常識的で人生の熱き味を忘れかけているハーモンの付かず離れずの不思議な関係性と丁々発止のやりとりが、何とも温かく、微笑ましい。朝日を見ながら、ブリージーとハーモンが海辺の散策する場面の叙情(ミシェル・ルグランの繊細な音楽が彩る)、自然にお互いを求めるラブ・シーンのせつなさ…など、そっと挿入される描写も、何とも上品で口当たりが良く、きちんと、ラブ・ロマンスとして成立している。
今でこそ、イーストウッドが、ありとあらゆるジャンルの作品をこなす力量を持った秀れた監督であることは証明されているが(その中には、同じくラブ・ロマンスものの佳作『 マディソン郡の橋 』も含まれている)、本作製作当時は、それまでのイーストウッド作品のイメージと対極にあるので、観客も驚いたのではないだろうか。と同時に、イーストウッドが、単にタフなだけではなく、さりげないやさしさを持っていることにも、本作で気付かされたであろうことも想像に難くない。残念ながら、ポーリン・ケイルなどは、そのイーストウッドのやさしさを見い出す前に、彼の作品を全面的に拒絶してしまったようだが、フィリップ・マーロウ同様、イーストウッドも、「男はタフでなければいけない。やさしくなければ生きて行く資格がない」という信条の持ち主であることを疑う者などいないはずだ。
タイトル・ロールを演じるレンツがとにかく素晴らしい。屈託のない笑顔を振りまき、文字通り、心地良いそよ風のように、ハーモンの「黒い雲」を吹き散らし、人生と愛の素晴らしさを説くあたりは、まるで、地上に舞い降りた(ヒッピーの姿を借りた)天使のよう。対するホールデンも、枯れた味わいと包容力で、ラブ・ロマンスものの第一線で活躍していた若い頃とはまた違う魅力を湛え、ハーモンを好演している。観ているだけで、何とも心が和む異色のカップルなのだ。
本DVDは、2009年に、キングレコードが、米ユニバーサルから独自にライセンスを取って発売したものと同一のマスター(北米盤と一緒)を使った廉価再発盤。キングレコードが、権利を持つ50作品を廉価で発売する「○○までにこれは観ろ!」シリーズの1本だ。色調は、ちょっと抑えた感じで、ディテール表現も精細という感じではないが、目立つキズなどもなく、観やすい画質。モノラル ドルビーデジタル音声も、ちょっと平板な感じがするものの明瞭。嬉しいことに、TV放映時の日本語吹替えも収録(ただし、一部、字幕対応)。
パッケージ背表紙上部には、本シリーズの「○○までにこれは観ろ!」のロゴが印刷されているので、このあたりは、コレクションに気を使う方には、ちょっと、いただけない点かもしれない(残念ながら、リバーシブル・ジャケットではない)。
おそらく、ライセンス契約切れ間近の作品が多いということで、決算的に、大量の廉価盤発売に踏み切ったのだと思うが、キングレコードは素晴らしい作品が多いものの、価格的に手を出しづらいものが多かったので、今回のシリーズは大歓迎だ。
2019年9月4日に日本でレビュー済み
70年代、ロス、ヒッピー・・と、当時のアメリカが映し出され、
当時をすでにしっかり生きていた私としては、とても懐かしく感じました。
イーストウッドが監督業に初めて専念して製作した作品とのことで
本人もちらっとでてたとのことですが、気づけませんでした(^-^;
若い娘と初老の男のラブロマンスを丁寧な心理描写で、それもさらりと
描いてあって、好感の持てる、なかなかの佳作でした。
日本では未公開だったようですが、こうやってDVDで見れるので
見る人が増えると良いなぁと思いました。
当時をすでにしっかり生きていた私としては、とても懐かしく感じました。
イーストウッドが監督業に初めて専念して製作した作品とのことで
本人もちらっとでてたとのことですが、気づけませんでした(^-^;
若い娘と初老の男のラブロマンスを丁寧な心理描写で、それもさらりと
描いてあって、好感の持てる、なかなかの佳作でした。
日本では未公開だったようですが、こうやってDVDで見れるので
見る人が増えると良いなぁと思いました。
2021年1月31日に日本でレビュー済み
映像と音楽もよかったが、ケイ・レンツの自然な演技が素晴らしい。
離婚経験がある中年男性が見るとはまるかも。私は5回も見てしまった!
1970年代のアメリカの豊かさが映像から伝わる。
公開から半世紀もたったとは思えない。
離婚経験がある中年男性が見るとはまるかも。私は5回も見てしまった!
1970年代のアメリカの豊かさが映像から伝わる。
公開から半世紀もたったとは思えない。
2019年2月19日に日本でレビュー済み
ヒッピーの少女と
豪邸に住む離婚して独身のおじさんとの半同棲生活。
ヒロインの少女ブリージーの
汚れを知らない瑞々しさ
エネルギッシュな可愛らしさが何よりも魅力。
世の一部のおじさん達(自分も含め)が
若くて可愛い女の子に心を奪われてしまうのもコレを観てると仕方なく思う。
豪邸に住む離婚して独身のおじさんとの半同棲生活。
ヒロインの少女ブリージーの
汚れを知らない瑞々しさ
エネルギッシュな可愛らしさが何よりも魅力。
世の一部のおじさん達(自分も含め)が
若くて可愛い女の子に心を奪われてしまうのもコレを観てると仕方なく思う。

ヒッピーの少女と
豪邸に住む離婚して独身のおじさんとの半同棲生活。
ヒロインの少女ブリージーの
汚れを知らない瑞々しさ
エネルギッシュな可愛らしさが何よりも魅力。
世の一部のおじさん達(自分も含め)が
若くて可愛い女の子に心を奪われてしまうのもコレを観てると仕方なく思う。
豪邸に住む離婚して独身のおじさんとの半同棲生活。
ヒロインの少女ブリージーの
汚れを知らない瑞々しさ
エネルギッシュな可愛らしさが何よりも魅力。
世の一部のおじさん達(自分も含め)が
若くて可愛い女の子に心を奪われてしまうのもコレを観てると仕方なく思う。
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2012年9月5日に日本でレビュー済み
イーストウッドが演出したにも拘らず日本では未公開に終わった超地味な原題通りのBreezy(本来はヒロインの呼称)な恋愛物。
初監督作「恐怖のメロディ」に続いて「荒野のストレンジャー」と一級品のエンターテイメント作品を撮り続けた後だけに
今までとは180度違ったこれほど静かな作品を演出したのには何か考えがあったのかも。
晩年の説教臭い演出がチョット鼻につくとおっしゃる方には(私を含めて)、このような素朴な作品はきっと気に入って貰える事でしょう。
一人暮らしの中年男フランク・ハーモン(ウィリアム・ホールデン)はふとした事が切っ掛けでヒッピー風の娘ブリージー(ケイ・レンツ)と知り合う。
或る日想いを寄せていた女性から別の男性と結婚する事を告げられたフランクはショックを受ける。
傷心のフランクは再び出会ったブリージーの面倒をみるうちに無軌道だが心のままに生きるブリージーに惹かれ始め、半同棲生活を送るようになる。
というのが大まかな粗筋。
中年男性が娘のような年齢の女性と恋に落ちるお話しは目新しい物ではありませんし、作品自体劇的なエピソードがある訳でもなく
2人の出会いと別れ、そして再会を淡々とそよ風の様に描いており、ミシェル・ルグランのそよ風の様な旋律の音楽が作品に彩りを添えています。
今作にピッタリとも言える素朴な女優ケイ・レンツの意外なる好演がこの作品の一つの魅力と言えるでしょう。
彼女はオーディションでブリージー役を獲得したらしいのですが、このオーディションにはあの悪名高きソンドラ・ロックも来ていたとか。
彼女がオーディションで落ちてくれて良かったと思うのは私だけではないでしょう。
しかしイーストウッドにとっては人生のターニングポイントとなる出逢いであった事は間違いないですね。
ウィリアム・ホールデンはいつものように手堅い演技を披露していますが、イーストウッドと共演する事無くこの世を去ってしまったのは至極残念です。
DVDに封入されていたパンフレットもどきは結構読み応え有ります。
但し、特典映像は一切収録されていません。せめてオリジナル予告編ぐらいはと思いました。
初監督作「恐怖のメロディ」に続いて「荒野のストレンジャー」と一級品のエンターテイメント作品を撮り続けた後だけに
今までとは180度違ったこれほど静かな作品を演出したのには何か考えがあったのかも。
晩年の説教臭い演出がチョット鼻につくとおっしゃる方には(私を含めて)、このような素朴な作品はきっと気に入って貰える事でしょう。
一人暮らしの中年男フランク・ハーモン(ウィリアム・ホールデン)はふとした事が切っ掛けでヒッピー風の娘ブリージー(ケイ・レンツ)と知り合う。
或る日想いを寄せていた女性から別の男性と結婚する事を告げられたフランクはショックを受ける。
傷心のフランクは再び出会ったブリージーの面倒をみるうちに無軌道だが心のままに生きるブリージーに惹かれ始め、半同棲生活を送るようになる。
というのが大まかな粗筋。
中年男性が娘のような年齢の女性と恋に落ちるお話しは目新しい物ではありませんし、作品自体劇的なエピソードがある訳でもなく
2人の出会いと別れ、そして再会を淡々とそよ風の様に描いており、ミシェル・ルグランのそよ風の様な旋律の音楽が作品に彩りを添えています。
今作にピッタリとも言える素朴な女優ケイ・レンツの意外なる好演がこの作品の一つの魅力と言えるでしょう。
彼女はオーディションでブリージー役を獲得したらしいのですが、このオーディションにはあの悪名高きソンドラ・ロックも来ていたとか。
彼女がオーディションで落ちてくれて良かったと思うのは私だけではないでしょう。
しかしイーストウッドにとっては人生のターニングポイントとなる出逢いであった事は間違いないですね。
ウィリアム・ホールデンはいつものように手堅い演技を披露していますが、イーストウッドと共演する事無くこの世を去ってしまったのは至極残念です。
DVDに封入されていたパンフレットもどきは結構読み応え有ります。
但し、特典映像は一切収録されていません。せめてオリジナル予告編ぐらいはと思いました。
2012年7月25日に日本でレビュー済み
ウイリアム・ホールデン(当時55歳)演ずる初老の頭の固いビジネスマンと、ケイ・レンツ(当時20歳)の演ずるそよ風(breezy)のように気ままに生きる“素直な”若い女性との物語。単なるラブストーリーではなく、愛について考えさせられる作品です。初めTVで観たときクリント・イーストウッドが監督、音楽はミチェル・ルグランに少し驚きを感じました。あらすじはPC検索にありますから省略。二人は出会うものの、男の生きてきた世間のしがらみには勝てず、別れがくる、寂しさが彼を待っていたが、事故にあった元愛人の言葉に目覚めさせられ、彼は、彼女に、愛犬とともに会いに行く。彼が言う「Hello My Love」、彼女が答える「Hello My Life」。一年くらいはもつかな・・・1年?そんなに一緒にいられたらすてき。二人と一匹は公園を歩いて行く。何処へ・・・未来へ。
ウイリアム・ホールデンは適役で上手い、ケイ・レンツの新鮮さも魅力的です。
このDVDは皆様に観てもらいたい、とくに中年過ぎの男性にはお薦め!
GOOD DVD!
ウイリアム・ホールデンは適役で上手い、ケイ・レンツの新鮮さも魅力的です。
このDVDは皆様に観てもらいたい、とくに中年過ぎの男性にはお薦め!
GOOD DVD!