まず、脚本が良い。原作は読んだことはないけれど、原作読みたいです。多分原作からそんなにはずれず、流れるように物語が作られています。
それからカラーだったので喜びも大きい。(これ、amazonの説明でもcolorって書いてありましたけど、気づかなかった。56年なので白黒だと観るまで思ってました。)悪人がひとりも出てこない。(最初の若者5-6人は別として)でも観るのがいやになるほどわざとらしくなく、最後の終わり方も余韻があって泣けました。しかし京マチ子のような当時超売れっ子で美人な女優さんがよくこの役を引き受けたなぁと思います。なんたって「おかめ」顔の役ですから。彼女の女優魂を感じました。それからカラーなので彼女の衣装や当時の時代考証もよくできてると思います。(ま当時生きてたわけじゃありませんが)同じ監督作品で京マチ子が主演のDVDも買おうかしら・・・。