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奇跡の丘 [Blu-ray]
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フォーマット | ワイドスクリーン, ブラック&ホワイト, モノ |
コントリビュータ | ピエロ・パオロ・パゾリーニ, エンリケ・イラソキ, スザンナ・パゾリーニ, マルゲリータ・カルーゾ |
言語 | イタリア語 |
稼働時間 | 2 時間 17 分 |
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商品の説明
キリストの生涯をダイナミックに描き出す、鬼才パゾリーニの壮麗なる絵巻!
「マタイによる福音書」に基づいて処女懐胎、イエスの誕生、イエスの洗礼、悪魔の誘惑、イエスの奇跡、最後の晩餐、ゲッセマネの祈り、ゴルゴダの丘、復活のエピソードが描かれて行く。
キリストの生涯を丁寧に描き、数々の映画賞に輝いたパゾリーニの出世作が、ついに最高画質と音質でBlu-ray化!
無神論者であるパゾリーニが「マタイによる福音書」に基づいてキリストの生涯を映画化。
元のテキストの簡潔な文体をそのままに、キリストや使徒たちの心理描写は排して、事象を淡々と綴っていく。
撮影は南イタリアで行われたが、ドラマの背景となるスペクタクルな景観は、まるで太古にタイムスリップしてロケーションしたかと思わせるリアリティで圧巻。
キリストを演じたエンリケ・イラソキほか出演者は全て職業的な俳優ではなく、年老いたマリア役としてパゾリーニの母スザンナも登場。
第25回ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞ほか、数々の賞に輝く傑作。
●クオリティに太鼓判、<シネフィル・イマジカ レーベル>作品!
映画史の中で、今もなお最高傑作とされる洋画を充実した仕様のもと初ブルーレイ化する<シネフィル・イマジカ レーベル>。
何度観てもすばらしい、映画ファンを虜にしてきた数々の名作を、最高の画質、音質のマスターを入手して、その魅力を余すところなくBlu-rayに閉じ込めます。
●オリジナル・イタリア語版音声を、世界的エンジニアのオノ セイゲン(サイデラ・マスタリング)が新たにマスタリング!
<シネフィル・イマジカ レーベル>のお約束、本編音声をオノ セイゲンが丁寧なマスタリングで、さらに磨きをかける。
【封入特典】16ページ ブックレット
【映像特典】オリジナル劇場版予告編(予定)
【ストーリー】「マタイによる福音書」に基づいて処女懐胎、イエスの誕生、イエスの洗礼、悪魔の誘惑、イエスの奇跡、最後の晩餐、ゲッセマネの祈り、ゴルゴダの丘、復活のエピソードが描かれて行く。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : イタリア語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 179.99 g
- EAN : 4988111148605
- 監督 : ピエロ・パオロ・パゾリーニ
- メディア形式 : ワイドスクリーン, ブラック&ホワイト, モノ
- 時間 : 2 時間 17 分
- 発売日 : 2015/8/7
- 出演 : エンリケ・イラソキ, マルゲリータ・カルーゾ, スザンナ・パゾリーニ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : イタリア語 (PCM)
- 販売元 : KADOKAWA / 角川書店
- ASIN : B00X9FJKK4
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 7,500位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 21位外国の史劇映画
- - 663位外国のドラマ映画
- - 947位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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最小限の台詞、過剰な演出がなく、それがかえってリアリティを感じさせる。2000年以上経ても、未だに人々の心をとらえるキリストの偉大さが伝わってくる、大傑作。
パゾリーニが天才と言われる理由がよく分かった。
また、パッションは苦しくて簡単には観れませんが、こちらはあまりに台本通りで緊張感が足りないと思いました。素人の出演者が多いのはそれが目的かも知れませんが、それならキリストの発言ももっと控え目であって欲しいと思います。私はキリスト教の信者ではないので的ずれかも知れませんが、キリストの苦しみのようなものがあまり感じられませんでした。
ヨハネ・パウロ2世もお気に入りだったと聞いて,
レンタルじゃなくて購入して鑑賞した。
しかし,このちょっと中田ヒデに似た,
攻撃的でプライドの高そうな,つながり眉毛のイエスが怖い
(なんでまゆ毛がつながってるの?[追記:ヨセフスの伝承資料によるみたいです])。
とにかく攻撃的で扇動的。
説教がなんかレーニンの演説みたい(笑)
攻撃的だけあって,
イチジクの木を呪うところは,はまっていた。
十字架の死の予言を信じられないペトロを
「サタンよ!」と叱責することなんかも超グッド。
しかし慈愛みたいなものは,かけらもない。
「慈しみ深き 友なるイエスは」などとは,
このイエスにはとても歌えそうにない。
子供たちに向ける視線は優しかったけど何か不自然。
怖いのはひょっとしたらイエスではなくて,
パゾリーニなのかもしれない。
例えば二人の女性が出てくる。
1人はモデルのような雰囲気の眼の大きい無機質な美しさをもった女性 。
もう一人はバレリーナのような雰囲気の華奢でかわいらしい女性。
ご覧になったことがない方は,どの配役だとお思いだろうか。
前者がマリアで,
後者が洗礼者ヨハネの生首を望んだヘロデヤの娘(サロメ)なのである。
この「妖精」ヘロデヤの娘と,
病んだ雰囲気の義父ヘロデの組み合わせが怖すぎる。
凡庸な監督ならば,逆に配役するだろう。
パゾリーニというのは,噂に違わぬ怖い人だなと思った。
ただ使徒ヨハネとベタニアのマリアの配役は良かったように思う。
特に使徒ヨハネは,エル・グレコの絵から抜け出してきたようであった。
またベタニアのマリアは,「無知で愚かかもしれないが,
篤く深い信仰を持ったおばさん」という感じが出ていてよかった。
本作は,いわば福音書の厳しい側面を強調して描いた映画であり,
自分は正直その厳しさを受け止めきれなかったが,
もう一度見てみたいというインパクトはあった。
【追記】
DVDに四方田犬彦の解説が入っていたので読んでみた。
びっくりしたのは,
使徒ピリポを若き日の ジョルジュ・アガンベン が演じていることである。
またベタニアのマリアを演じたのが,
日本では須賀敦子さんの翻訳で知られる ナタリア・ギンズブルグ であると知って,
これは本当にびっくり。
ちなみにナタリア・ギンズブルグの息子さんが,
異端の刑で火あぶりにされた粉曳家を描いた『 チーズとうじ虫 』で有名な歴史学者,
カルロ・ギンズブルグですね。
イタリアの知的コミュニティのつながりを,
この映画の配役から感じ取れたのも貴重でした。
しかし四方田犬彦さん,
無神論者のパゾリーニに敬意を表したのか,
マタイ伝を田川健三訳で引用するってどうよ。
1位「シンドラーのリスト」(93)
2位「奇跡の丘」(64)
3位「ライフ・イズ・ビューティフル」(97)
4位「モダン・タイムス」(36)
5位「ナザレのイエス」(77)
6位「ベン・ハー」(59)
7位「わが命つきるとも」(66)
8位「2001年宇宙の旅」(68)
9位「8 1/2」(63)
10位「山猫」(63)
30年越しである。
「イエスの顔が初めて映像で登場した作品」(?)などと言われて、長らく観られないことに悔しい思いをしてきたのだった。なるほど、『ベン・ハー』でもイエスの顔は出てこなかったなあなどと思いを深めていたのだが、これは所謂傑作映画なのだろうか?
パゾリーニ作品には『デカメロン』『カンタベリー物語』など、贅肉を削ぎ落とした見事な映画作品があるが、本作はモーツァルトの臓腑を抉るような『アダージョとフーガ』、バッハの厳粛な『マタイ受難曲』終曲と簡潔シンプルな映像とのコラボが見事とは言え、イエスの“顔出し”ありきの話題先行映画ではなかったのか?
ユダの裏切りやペテロの否認にしても、簡潔ではあるがもう少し描きようはなかったのかと勝手な注文を出したくなる。
パゾリーニの母が演じたらしい老いたる聖母マリアが、十字架の前で慟哭するシーンには確かに感銘を受ける。演技もスゴイとは思うが、それ以上に物凄いのはバックに流れるモーツァルトの音楽ではないか。サタジット・レイの傑作『大地の歌』を思い出す。レイはこのシーンを意識していたのかもしれない。
評者は本作を「駄作・凡作」と言いたいのではない。しかし、大傑作との伝説には違和感を持つし、そういうものであるよりは、素朴なイエス像のひとつと言うべきところではないかと思うのだが、どうだろうか? 力強い映像だ。それはマタイ伝の力でもあろう。解釈などと言うものを排しているところから、この力強さは出てくるのだろう。
個人的には、田川建三の『イエスという男』の映像化を望みたい。こちらは史的イエスの伝記ということになろうか? こっちには解釈が必要だ。こってりとした? そちらのほうは安彦良和の漫画『イエス』が傑作だったと記憶する。ハリウッドのイエスものはほとんど観ていないので何も言えない(メル・ギブソンのものとか)。