乙羽信子 オトワノブコ

  • 出身地:鳥取県西伯郡米子町(現・米子市)西倉吉町の生まれ
  • 生年月日:1924/10/01
  • 没年月日:1994/12/22

略歴 / Brief history

鳥取県西伯郡米子町(現・米子市)の生まれ。本名・新藤信子。大阪の魚問屋の長男と鳥取県米子出身の芸者の間に生まれる。2歳の時に大阪で饅頭屋を営む加治千太郎と坂東澄栄夫婦の養女となり、養母方の坂東姓となる。間もなく一家で兵庫県武庫郡本匠村(現・神戸市東灘区)に移転。生みの母の顔を知らずに育つが大事にされ、小学校の時から日舞を習い、養父の姉には宝塚少女歌劇へよく連れて行ってもらう。近所でも評判の美少女になり、周囲の勧めもあって1937 年、宝塚音楽歌劇学校(現・宝塚音楽学校)を受験し合格。予科生として入校する際に養父方の姓に変え、本名・加治信子となる。39 年に卒業、芸名を乙羽信子とし端役で初舞台を踏む。終戦後の45 年9月、劇場公演再開。その第1作『勘平の死』で男役のトップスター・春日野八千代の相手役に抜擢される。“ 宝塚の至宝” とも呼ばれた春日野とのコンビは大評判をとり、淡島千景と覇を競う娘役スターとなって宝塚の戦後第1期黄金時代を築く。人気絶頂の49 年、大映の企画本部長・松山英夫から映画への誘いを受ける。宝塚の猛反対で一旦話は流れるが、大阪松竹歌劇団から京マチ子を引き抜いた実績を持つ松山の交渉は続き、自身にも宝塚の月給では空襲で焼け出された家族を養えない事情と演技への意欲があり、50 年8月、辞表を提出。歌劇団と大映のトップ会談のすえ円満退団が決定、2年間の専属契約を交わし10 月1日付で大映入社。映画第1作は木村恵吾監督「処女峰」50 で、三人姉妹の控えめな次女役。脚本は新藤兼人で、吉村公三郎監督らと松竹を脱け独立プロ・近代映画協会を興すも製作のメドがつかず、新進脚本家の才を惜しんだ松山英夫の誘いで大映と契約していた頃だった。宝塚トップスターの大映移籍は大きな話題となり、大映もまた“100 万ドルのえくぼ” のキャッチフレーズで大々的に売り出すが、作品はメロドラマの助演が続く。溝口健二監督「お遊さま」51 で田中絹代の妹役を任されるも、力を発揮しきれずに終わる。会社が望むイメージと自身の考える女優像とのギャップに悩んでいた頃、新藤が松竹時代から温め、反対を押し切って自らの監督で準備中のシナリオを読んで感動、会社に妻役の出演を直訴する。それが「愛妻物語」で、脚本家の卵の夫を明るく支え結核のため死んでいく妻のモデルは、新藤の死別した最初の妻・孝子だった。新藤は元宝塚ガールの出演希望に当初は戸惑うが、スター臭を捨てた演技と人柄をすぐに信頼、誰にも演出させたくないと粘った亡妻の像を、乙羽を通して渾身込めて描く。51 年に公開された「愛妻物語」は周囲の予想を上回るヒット、同年の新藤脚本・吉村公三郎監督「源氏物語」51 でも好演し、ようやく娘役からの脱皮の手応えを掴む。52 年、新藤の近代映画協会が「原爆の子」で第1 回自主製作に乗り出すのを知り、会社が渋るのを振り切って出演を決める。原爆の被害をいち早く伝える、アメリカ占領下の当時においては極めて真摯かつデリケートなテーマの作品で、広島市内の安宿に全員合宿しながらの撮影を敢行。創造的な集団作業に深い喜びを見出し、新藤への尊敬と同志的な感情はやがて公私を超えたものになる。同年、大映との再契約を断り、近代映画協会へ同人として正式参加。大手の大映から独立プロへの無謀に近い転身は経済的安定を望んでいた養母・澄栄の期待を裏切り、修復できない溝を生む。また、再婚していた新藤との不倫関係は芸能記者に詮索されるところとなるが、新藤の「縮図」53 で泥にまみれていく芸者の半生を捨て身で演じ、ブルーリボン主演女優賞。演技派女優として飛躍することで決断の答えを出し、専属契約制に縛られていた各社の俳優達に刺激を与える。汚れ役は白痴の娼婦を演じた「どぶ」54、貧しさのあまり強盗を企てる「狼」55 と続き、虐げられた立場の人間の尊厳をリアリズムで一途に追及する新藤・乙羽コンビの諸作は、戦後日本映画の高揚期に重要な位置を占める。しかし興行的には不評が続いて近代映画協会の経営は苦しく、以降は協会に籍を置いたまま他社での仕事を余儀なくされる。美人スターとしての人気はすでに失われた逆境期だったが、稲垣浩監督「太夫(こったい)さんより・女体は哀しく」57 の太夫役は評価を集める。59 年には連続ホームドラマのパターンを作った日本テレビ『ママちょっと来て』がスタート、ママ役で新しい支持を得る。近代映画協会解散の瀬戸際にあった60 年夏、瀬戸内海の島で「裸の島」を撮影。製作費は通常の10 分の1、プロのキャストは殿山泰司とふたりのみで、セリフなしにただ労働する一家を描く作品。炎天下にノーメイクでひたすら天秤を担いで水桶を運び続け、カメラの前で無心の姿を見せる。モスクワ映画祭の上映では、殿山と乙羽は存在感のあるアマチュアと称賛されたという。作品は同映画祭でグランプリを受賞、世界64 ヶ国にセールスが決まる大成功となり、息を吹き返した近代映画協会で新藤のもと、遭難した漁師の飢餓を描く「人間」62、病気の子のためなりふり構わず体を売る「母」63、中世を舞台に嫁と姑の剥き出しの葛藤を描いた「鬼婆」64 などの主演を続ける。「裸の島」以降の連作はそれ以前の社会派的アプローチからさらに人間の生き物としての内側、生・性の本能を突き詰めていったもの。乙羽の「あけっぴろげ」(新藤)な人柄と役を掴む時には一転して粘り強く打ち込む人間性は、新藤の創作意欲を駆り立てる触媒の役割を果たす。同時にそれは、長年の不倫関係に罪の意識を抱きながら結びつきあう互いの緊張の所産でもあった。一方、東宝傍系の東京映画や松竹などの多くの作品で助演。木下惠介監督「香華」64 では娘(岡田茉莉子)の幸せを顧みず享楽三昧に生きてみせる母親役が評判となる。TBS『ありがとう』70 でも人柄が伝わる存在感で脇を固め、ドラマの大ヒットに貢献する。気のいい中年女性というステレオタイプの役柄ならば肩の力を抜いて要求通りに演じ、その上で人物に活き活きとした血を通わせる名脇役女優となって、テレビドラマ、70 年代から本格的に出演した商業演劇の舞台で息の長い活動を続ける。新藤作品でも「竹山ひとり旅」77 の高橋竹山(林隆三)を叱咤する旅芸人の母役を力演。78 年、72 年に離婚していた新藤と結婚。77 年に亡くなった先妻への申し訳なさから悩んだが、新藤のふたりの子供の理解もあり入籍を決める。ただし蓼科高原の山荘で過ごす以外はこれまで通り別居を通す。結婚後の第1作「絞殺」79 では過保護に育てた息子の家庭内暴力に怯える、「竹山ひとり旅」とは真逆の母親役を演じ、ヴェネツィア国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞する。83年、橋田壽賀子脚本のNHK 連続テレビ小説『おしん』に小林綾子・田中裕子の後を受けたおしんの壮年役で主演。貧農から奉公に出された少女期の辛抱のエピソードが貧しい時代を知る視聴者の涙を絞り、空前のブーム(平均視聴率52.6%)を呼んだドラマだったが、スーパー経営者にのしあがった姿まであえて描くことで高度経済成長の歩みを問い直す、そのテーマを重みのある演技で体現する。以降も新藤作品「地平線」84、「落葉樹」86 などや舞台で存在感を見せ、89 年、紫綬褒章と菊田一夫演劇賞を受賞。93 年、肝臓がんが発見。余命1年あまりと告知された新藤が急遽準備したのが「午後の遺言状」で、避暑に来た大女優(杉村春子)と心通わせる別荘管理の農婦を演じる。新藤は余命のことは知らさなかったが、本人も暗黙で承知していたと周囲は述懐している。ロケ地は蓼科の山荘で、担当医が待機し点滴治療を受けるなか気力で役を演じ切る。クランクアップの3ヶ月後、94 年の12 月22 日、肝臓がんによる肝不全のため死去。生涯をかけて尽くし、また支え合った新藤とは「先生」「乙羽さん」と最後まで一線を引いて呼び合う律儀さを通した。「午後の遺言状」95の5年後、生前のフィルムが新藤の「三文役者」00 に効果的に使われ、これが記録上の遺作となる。

乙羽信子の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 三文役者

    今は亡き名バイプレイヤー・殿山泰司の、天衣無縫の俳優人生を描いた人間喜劇。監督・脚色は「生きたい」の新藤兼人。撮影を「生きたい」の三宅義行が担当している。主演は、「弱虫」の竹中直人と「皆月」の荻野目慶子。また、殿山氏を知る証言者として「午後の遺言状」の故・乙羽信子も出演している。近代映画協会50周年記念、00年度本誌日本映画第6位、日本ペンクラブ賞第4位第10回日本プロフェッショナル大賞第7位。芸術文化振興基金助成作品。
    70
  • 午後の遺言状

    別荘に避暑にやって来た大女優が出会う出来事の数々を通して、生きる意味を問うドラマ。監督・脚色は「墨東綺譚 (1992)」の新藤兼人。撮影は「墨東綺譚 (1992)」の三宅義行。主演は杉村春子と、1994年12月22日に逝去した乙羽信子。芸術文化振興基金助成作品。1995年度キネマ旬報ベストテン第1位ほか、監督賞(新藤)、脚本賞(新藤)、主演女優賞(杉村)、助演女優賞(乙羽)の4部門を受賞した。
    70
  • 釣りバカ日誌5

    浜チャン・鈴(スー)サンのお騒がせ釣りバカコンビに、浜チャンの二世鯉太郎が加わって大騒動が起こる、シリーズ第5弾。やまさき十三原作・北見けんいち画の同名人気漫画(『ビッグコミック・オリジナル』連載中・小学館)の映画化で、監督は栗山富夫、脚本は山田洋次、高橋正國、関根俊夫、撮影は安田浩助が担当。
    70
  • 墨東綺譚(1992)

    墨東(ぼくとう)、玉ノ井に咲いた可憐な娼婦お雪との狂おしいまでのロマンスを中心に、文化勲章受賞作家であり、一代の遊蕩児であった永井荷風の半生を描く。脚本・監督は「さくら隊散る」の新藤兼人。撮影は同作の三宅義行がそれぞれ担当。
  • パチンコ物語

    変貌しつつあるパチンコ業界を舞台に、そこで生きる父子の愛と葛藤の姿をユーモラスに描く。間部洋一原作「驚異の産業・パチンコ」の映画化で脚本は大原豊が執筆。監督はテレビ出身の辻理、撮影は西山誠がそれぞれ担当。
  • ドンマイ

    東京の下町を舞台に弱体少年野球チーム“ちどりボーイズ”の活躍とそこに住む庶民たちの姿を描く。原作・脚本は「さくら隊散る」の新藤兼人が執筆、監督は「伊勢湾台風物語」の神山征二郎、撮影は伊藤嘉宏がそれぞれ担当。
  • 夢見通りの人々

    大阪の商店街を舞台にそこに生きる人々の生活を描く人情喜劇。宮本輝原作の同名小説の映画化で、脚本は「女咲かせます」の梶浦政男が執筆。監督は同作の森崎東、撮影は「善人の条件」の坂本典隆がそれぞれ担当。
  • さくら隊散る

    昭和20年8月6日、広島で原爆のため命を落とした移動演劇隊「櫻隊」の九人の演劇人の足跡を再現ドラマと縁の人々の証言で描くドキュメンタリー。江津萩枝原作のルポルタージュ『櫻隊全滅』の映画化で、脚本・監督は「ハチ公物語」(脚本のみ)の新藤兼人、撮影は、「落葉樹」の三宅義行がそれぞれ担当。
  • 二十四の瞳(1987)

    瀬戸内海の小豆島を舞台に、一人の女教師と十二人の教え子たちの交流を描いた名作の映画化。原作は壷井栄の同名小説、脚本は「新・喜びも悲しみも幾歳月」の木下惠介、監督は「ときめき海岸物語」の朝間義隆、撮影も同作の花田三史がそれぞれ担当。
  • 落葉樹

    老作家が少年時代を回想する中で、亡き母への追憶と思慕が描かれる。原作・脚本・監督は「地平線」の新藤兼人、撮影は三宅義行がそれぞれ担当。
  • ブラックボード

    中学校を舞台に、殺人事件にまで発展した“いじめ問題”を描く。監督は脚本も執筆している「落葉樹」の新藤兼人、撮影も同作の三宅義行がそれぞれ担当。
  • 植村直己物語

    世界的冒険家、植村直己の生涯を描く。原作は植村直己、脚本は岩間芳樹と佐藤純彌の共同執筆。監督は「空海」の佐藤純彌。撮影は「人生劇場(1983)」の並木宏之がそれぞれ担当。
  • 夜叉

    今は漁師として生活している中年男の隠された過去と揺れ動く愛を描く。脚本は「ひとごろし」の中村努、監督は「魔の刻」の降旗康男、撮影も同作の木村大作が担当。
    80
  • 白い町ヒロシマ

    良心的な作品を発表している山田典吾監督=現代ぷろだくしょんが、「はだしのゲン」シリーズに引き続き“原爆”をテーマにしたもの。学童疎開中に広島の原爆で母と姉、弟を失った体験をつづった主婦、木村靖子の同名小説を、新藤兼人が脚色。平和を破壊する戦争への怒りを、親兄弟を失った子供たちに、愛と豊かな心を持たせようとする教師を通して描く。出演は山口崇、菊崎志保、乙羽信子、橋本功など。スチールは中山章。
  • 天国にいちばん近い島

    父から教えられた“天国にいちばん近い島”を探しに出かけた少女が、その島を見つけ、成長してもどってくるまでを描く。森村桂原作の同名小説の映画化で、脚本は「時をかける少女(1983)」の剣持亘、監督は「廃市」の大林宣彦、撮影も同作の阪本善尚がそれぞれ担当。
    70
  • ロケーション

    女優を妻とするピンク映画のカメラマンを中心に、一本の映画を完成させるロケ隊の姿を描く。津田一郎原作の『ザ・ロケーション』の映画化で、脚本は近藤昭二、監督は脚本も執筆している「時代屋の女房」の森崎東、撮影は水野征樹がそれぞれ担当。
  • 地平線(1984)

    実家の倒産を救うため、二十歳で渡米結婚した女性を中心に、アメリカの大地に生き抜いた日本移民たちの姿を描く。「北斎漫画」の新藤兼人が、実姉をモデルに書き下した「祭りの声」をもとに、彼自身が脚本化、監督した。撮影も同作の丸山恵司がそれぞれ担当。
  • 未完の対局

    日中戦争をはさんで、数十年にわたる日本と中国の二人の棋士の人生を描く。脚本は「野獣刑事」の神波史男、大野靖子、安倍徹郎の日本側と、李洪洲、葛康同の共同執筆、監督は「遥かなる走路」の佐藤純彌と段吉順の共同、撮影は「コールガール」の安藤庄平がそれぞれ担当。
  • えきすとら(1982)

    大スターを夢見る若い男女の愛を描く。脚本は「俺とあいつの物語」の朝間義隆と同作の梶浦政男の共同執筆、監督も朝間義隆、撮影も同作の花田三史がそれぞれ担当。 水越修五郎はスターを夢見ながらエキストラの仕事をしているが、いつになっても芽が出ず、夢もしぼみがちだ。そんなある日、修五郎は一緒にエキストラの仕事をしている娘、育子と知り合い、同じ九州出身ということも分り、すっかり意気投合する。大家の部屋代の催促にいつもビクビクしている修五郎のところへ、仲間の助監、菱山がセリフのあるテレビ映画の役を持って来た。放映の日、修五郎と育子は画面を食いいるように見つめていたが、彼の姿は最後まで出てこなかった。カットされていたのだ。金もなく、劇団公演の資金集めのため、ビル掃除をする育子に何もしてあげられない修五郎は自分に嫌気がさしてきた。ミジメな生活を脱するために金が欲しかった修五郎は、母の七回忌に故郷に帰り、香典を盗んでしまう。そして、その金で修五郎は、育子の公演のチケットを大量に購入、彼女を喜ばせるのだった。公演は大成功、彼女はテレビのプロデューサーにも目をつけられた。その夜、修五郎は育子と一緒に食事をしようと待っていたが、彼女は打ち上げパーティーで来られなかった。明け方に帰って来た育子は、待っていた修五郎に演出家と関係したと告白する。ショックを受けた修五郎は、その後、ドサ回りの劇団に入り地方巡業をしていた。修五郎がある町で巡業しているとき、小屋に育子が訪ねてきた。育子は修五郎がいなくなって、はじめて彼の優しさに気づいたのだ。そして、二人は新たに出発しようと、東京行きの列車に乗り込んでいく……。
  • 北斎漫画

    『富嶽三十六景』の他に『北斎漫画』で春画の大家としても知られる葛飾北斎と娘・お栄の一生、ふんけいの友、滝沢馬琴との交流を描く。矢代静一の同名の戯曲の映画化で、脚本・監督は「絞殺」の新藤兼人、撮影は丸山恵司がそれぞれ担当。
    70
  • 俺とあいつの物語

    貧しくても幸福な生活を求める郵便配達をする夫と、外へ出て働きたいという妻との愛と葛藤をユーモラスに描く。脚本は「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」の朝間義隆と「思えば遠くへ来たもんだ」の梶浦政男の共同執筆、監督も同作の朝問義隆、撮影は新人の花田三史がそれぞれ担当。
  • アッシイたちの街

    “アッシイ”と呼ばれるバラバラの機械部品のように、一つ一つでは役に立たないが、集まって大きな連体の力を発揮しようとする京浜工業地帯の下請け町工場で働く若者たちの姿を描く。脚本は「若者たち」の山内久、監督は「あゝ野麦峠」の山本薩夫、撮影は山本駿がそれぞれ担当。
  • 思えば遠くへ来たもんだ

    九州からみちのくの城下町にやってきた教師と、落ちこぼれ生徒たちとの心のふれあいを描く。脚本は「遥かなる山の呼び声」の朝間義隆と「俺たちの交響楽」の梶浦政男の共同、執筆、監督は「俺たちの交響楽」の朝間義隆、撮影も同作の吉川憲一がそれぞれ担当。
  • 看護婦のオヤジがんばる

    看護婦を妻にもつ亭主と子供たちの生活をコミカルに描くことで、看護婦という仕事が家族の犠牲の上に成立っていることを訴える。藤田健次の原作「看護婦のオヤジがんばる」と「看護婦のオヤジ泣いて笑って」を合せて映画化したもので、脚本は関功、監督は「二つのハーモニカ」の神山征二郎、撮影も同作の南文憲がそれぞれ担当。
  • 配達されない三通の手紙

    美しい三姉妹の住む地方の上流家庭で起こった殺人事件を描く。エラリー・クイーンの小説「災厄の町」の映画化で脚本は「絞殺」の新藤兼人、監督は「鬼畜」の野村芳太郎、撮影は「俺は上野のプレスリー」の川又昂がそれぞれ担当。
  • 絞殺

    突然暴力をふるいだした有名高校に通う息子を、生命の危険に脅やかされた父親が耐えかねて絞殺したという実際に起った事件をもとに映画化。脚本・監督は「竹山ひとり旅」新藤兼人、撮影は「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」の三宅義行がそれぞれ担当。
    80
  • 事件

    姉妹で一人の青年を愛し奪い合ったことからおこった殺人事件を中心に、現代の不安な青春の姿を描く、大岡昇平原作の同名小説の映画化。脚本は「危険な関係(1978)」の新藤兼人、監督は「八つ墓村(1977)」の野村芳太郎、撮影は「夜が崩れた」の川又昂がそれぞれ担当。
  • 竹山ひとり旅

    津軽三味線の名人・高橋竹山の苦難の半生を中心に自ら、放浪芸人を名乗る若き日の竹山を描く。脚本・監督は「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」の新藤兼人、撮影は「不毛地帯」の黒田清巳がそれぞれ担当。
  • 球形の荒野

    第二次大戦末期、日本を破滅の淵から救うため、祖国、妻子を捨てた男が、十七年ぶりに帰郷した事から発生する殺人事件、揺れ動く父と娘の心情をミステリアスに描く。脚本は星川清司、監督は脚本も執筆している「メス」の貞永方久、撮影は「再会(1975)」の坂本典隆が、それぞれ担当。
  • ある映画監督の生涯 溝口健二の記録

    溝口健二と一緒に仕事をした三九人の俳優・スタッフ・友人に新藤兼人がインタビューして、溝口の人生を描こうとした長編ドキュメンタリー。なおこのインタビューは、『ある映画監督の生涯--溝口健二の記録』(映人社刊)という本になって活字化されている。
  • わが道

    青森出身の出稼者が東京で行き倒れ、身元不明人として勝手に医大の解剖実験材料にされた事件の裁判闘争記録「ある告発--出稼ぎ裁判の記録」(佐藤不器、風見透編者)の映画化である。脚本・監督は「心」の新藤兼人、撮影も同作の黒田清巳がそれぞれ担当。(ワイド・フジカラー)
  • しあわせ(1974)

    ガンのために余命いくばくもない娘の短い一生と、彼女を暖かく見守る夫と母の愛情を描く。原作は橋田寿賀子のテレビ・ドラマ「愛といのち」。脚本・監督は「恋の夏」の恩地日出夫、撮影は「狼の紋章」の上田正治がそれぞれ担当。
  • 心(1973)

    二人の若い男と一人の娘をめぐる愛の葛藤にスポットをあて、人間の生命の根元としての裏切りと性を凝視する。夏目漱石の「こころ」の映画化。監督・脚本は「讃歌」の新藤兼人、撮影も同作の黒田清巳がそれぞれ担当。
    60
  • 恍惚の人

    息子も孫も顔をしかめてそっぽを向くボケた八十四歳の老人との温かい心のふれ合いを日常の中でとらえる。原作は有吉佐和子の同名小説。脚本は松山善三、監督は「地獄門」の豊田四郎、撮影は「喜劇 泥棒大家族 天下を取る」の岡崎宏三。
  • 讃歌

    谷崎潤一郎原作の「春琴抄」の映画化で、従えようとする少女と、従おうとする少年との“掠奪”と“献身”のすさまじい葛藤、そして、それはやがて常識の域をふみこえた美的恍惚の世界へと広がっていく。脚本・監督は「鉄輪」の新藤兼人撮影は「忍ぶ川」の黒田清巳がそれぞれ担当。
    70
  • 鉄輪

    能狂言「鉄輪」と、同じ人物設定の現代劇によるオリジナルシナリオとを並列構成して、嫉妬の執念を追究する。脚本・監督は「裸の十九才」の新藤兼人。撮影も同作の黒田清巳。
  • 儀式

    創立十周年を記念して日本ATGが創造社と提携製作した作品。桜田家に集まる複雑な血縁関係者が織りなす人間模様と、この一族を包んで流れていった歳月のなかに、混迷と動乱に満ちた昭和の時代と日本人の心情をさぐろうとするもの。脚本は「東京戦争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語」の佐々木守と「少年」の田村孟、監督の大島渚の協同執筆。撮影も「東京戦争戦後秘話 映画で遺書を残して死んだ男の物語」の成島東一郎がそれぞれ担当。
    100
  • 裸の十九才

    地方から上京した少年が大都会の非情なメカニズムの車輪に巻きこまれ、次第に脱落し、ふとしたはずみで殺人を犯すという事件を素材にした、近代映協創立二十周年記念映画。脚本は「かげろう」の関功と松田昭三、監督は脚本にも参加している「かげろう」の新藤兼人、撮影は同作の黒田清巳がそれぞれ担当。
  • 触角

    「強虫女と弱虫男」の新藤兼人が脚本・監督を担当し、コンビの黒田清巳が撮影を担当した。母と息子、息子と恋人の心理の葛藤を中心に性本能を追求したもの。
  • かげろう(1969)

    「触角」の新藤兼人が脚本・監督を担当、撮影も新藤チームの黒田清巳が加わった。なお新人の関功が脚本執筆に参加している。
  • 赤毛

    「喜劇 駅前開運」の広沢栄と「肉弾」の岡本喜八がシナリオを共同執筆し、岡本喜八が監督した時代劇。「弾痕」の斎藤孝雄が撮影を担当した。
    70
  • 街に泉があった

    「兄貴の恋人」の井手俊郎がシナリオを執筆し、これがデビュー第一作の浅野正雄が監督した青春もの。撮影は「サラリーマン悪党術」の逢沢譲。
  • あゝひめゆりの塔

    「喜劇 ニューヨーク帰りの田舎ッペ」の若井基成と、「恋人をさがそう」の石森史郎が共同でシナリオを執筆し、「昭和のいのち」の舛田利雄が監督した戦争秘話。撮影は「関東刑務所帰り」の横山実。
    80
  • 強虫女と弱虫男

    「薮の中の黒猫」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督したコメディー。撮影は「性の起原」の黒田清巳。
  • 薮の中の黒猫

    「華岡青洲の妻」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督も担当した。平安期に時代をとった妖怪もの。撮影は「性の起原」の黒田清巳。
  • 喜劇 駅前百年

    「雪の喪章」の八住利雄と、広沢栄が共同でシナリオを執筆し、「千曲川絶唱」の豊田四郎が監督した“駅前”シリーズ第二十作目。撮影はコンビの岡崎宏三。
  • 性の起原

    「酔いどれ波止場」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督した。「本能」のテーマをひき継いだ異色作。撮影は「本能」の黒田清巳。
  • 続・名もなく貧しく美しく 父と子

    「千曲川絶唱」の松山善三がオリジナル・シナリオを執筆し、自から監督した「名もなく貧しく美しく」の続編である。撮影も「千曲川絶唱」の岡崎宏三。
  • 喜劇 駅前学園

    八住利雄の原作を、「落語野郎 大馬鹿時代」の新井一と「新・事件記者 殺意の丘」の井上和男が共同で脚色し、井上和男が監督した“駅前”シリーズ十九作目。撮影は「喜劇 駅前番頭」の黒田徳三。
  • 伊豆の踊子(1967)

    川端康成の原作を、「真実の愛情を求めて 何処へ」の井手俊郎と、「女体(1964)」の恩地日出夫が共同で脚色し、恩地日出夫が監督した文芸もの。撮影は「あこがれ(1966)」の逢沢譲。
  • 喜劇 駅前満貫

    前作「喜劇 駅前競馬」のコンビ、藤本義一がシナリオを執筆し、佐伯幸三が監督した、シリーズもの第十八作目。撮影は「喜劇 駅前番頭」の黒田徳三が担当した。
  • 暖春

    里見とんと小津安二郎の原作を「ぜったい多数」の中村登が脚色・監督した青春もの。撮影は「夜の片鱗」の成島東一郎。
  • 喜劇 駅前競馬

    「続・鉄砲犬」の藤本義一がシナリオを執筆し、「喜劇 駅前番頭」の佐伯幸三が監督した“駅前シリーズ”十七作目。撮影は「新・事件記者 大都会の罠」の村井博。
  • あこがれ(1966)

    木下恵介の原作を松竹から木下プロに移った山田太一が脚色、「女体(1964)」の恩地日出夫が監督した純愛もの。撮影は「ここから始まる」の逢沢譲。
  • 本能

    「悪党」で脚本・監督の新藤兼人が今回も脚本・監督した人間ドラマ。撮影はコンビの黒田清巳。
  • 喜劇 駅前弁天

    「喜劇 駅前大学」の長瀬喜伴がシナリオを執筆、コンビの佐伯幸三が監督した“駅前”シリーズ第十四作目。撮影は「あんま太平記」の黒田徳三。
  • 暴れ豪右衛門

    「望郷と掟」の井手雅人と「がらくた」の稲垣浩が共同でシナリオを執筆、稲垣浩が監督した戦国もの。撮影は「国際秘密警察 鍵の鍵」の山田一夫。
  • 悪党(1965)

    谷崎潤一郎の戯曲“顔世”より「鬼婆」の新藤兼人が脚色・監督した戦乱もの。撮影もコンビの黒田清巳。
  • 大工太平記

    工匠平田雅哉の談義を、内田克巳が“大工一代”にまとめ、八住利雄が脚色、「四谷怪談(1965)」でコンビの豊田四郎が監督した人情喜劇。撮影もコンビの村井博。
  • 喜劇 駅前金融

    「喜劇 駅前医院」でコンビの長瀬喜伴がシナリオを執筆、佐伯幸三が監督した“駅前”シリーズ十二作目。撮影もコンビの岡崎宏三。
  • 波影

    水上勉の同名小説を「喜劇 陽気な未亡人」の八住利雄が脚色「甘い汗」の豊田四郎が監督した文芸もの。撮影もコンビの岡崎宏三。
  • 大根と人参

    野田高梧と小津安二郎の原案を「黒の超特急」の白坂依志夫がシナリオ化「モンローのような女」の渋谷実が監督した文芸もの。撮影もコンビの長岡博之
  • 鬼婆

    「母(1963)」の新藤兼人がシナリオを執筆、監督した民話もの。撮影もコンビの黒田清巳。
  • 喜劇 駅前怪談

    「ただいま診察中」の長瀬喜伴のオリジナル・シナリオを「ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗」の佐伯幸三が監督した喜劇。撮影もコンビの黒田徳三。
  • おかあさんのばか

    新人水川淳三と南豊太郎が共同でシナリオを執筆、水川浮三が監督した人情もの。撮影は「ケチまるだし」の堂脇博。
  • 香華

    有吉佐和子の同名小説を「死闘の伝説」の木下恵介が脚色、監督した文芸もの。撮影もコンビの楠田浩之。
  • 喜劇 陽気な未亡人

    「ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗」の八住利雄がオリジナル・シナリオを執筆、「新・夫婦善哉」の豊田四郎が監督した喜劇。撮影もコンビの岡崎宏三。
  • 喜劇 駅前女将

    「われらサラリーマン」の長瀬喜伴がオリジナル・シナリオを執筆、「若い仲間たち うちら祇園の舞妓はん」の佐伯幸三が監督した風俗喜劇。撮影は「喜劇 駅前飯店」の黒田徳三。
  • 母(1963)

    原作、脚色、監督ともに「人間」の新藤兼人が担当した、社会ドラマ。撮影もコンビの黒田清巳。
  • みれん

    瀬戸内晴美の“夏の終り”より「鏡の中の裸像」の松山善三が脚色、「ホノルル・東京・香港」の千葉泰樹が監督した文芸もの。撮影は「ハワイの若大将」の西垣六郎。
  • 100万人の娘たち

    「天国と地獄」の久板栄二郎と「かあちゃん結婚しろよ」の五所平之助が共同で執筆、五所平之助が監督した恋愛ドラマ。撮影は篠村荘三郎。
  • わんぱく天使

    高瀬広居の原作“パパの育児手帳”より「独立機関銃隊未だ射撃中」の井手雅人が脚色、「喜劇 駅前茶釜」の久松静児が監督したホームドラマ。撮影もコンビの黒田徳三。
  • 若い仲間たち うちら祇園の舞妓はん

    茂木草介原作を「ハイハイ3人娘」の井手俊郎が脚色、「河内風土記 おいろけ繁盛記」の佐伯幸三が監督したミュージカルドラマ。撮影はコンビの梁井潤。
  • 台所太平記

    サンデー毎日連載・谷崎潤一郎原作を「憂愁平野」の八住利雄が脚色、同じく豊田四郎が監督した文芸もの。撮影は「喜劇 とんかつ一代」の岡騎宏三。
  • 白と黒(1963)

    橋本忍のオリジナルシナリオより「娘と私」の堀川弘通が監督した推理ドラマ。撮影は「ぶらりぶらぶら物語」の村井博。第37回キネマ旬報ベスト・テン第9位。
  • 嘘(1963)

    第一話「素晴らしい悪女」の白坂依志夫が脚本を執筆、「黒の報告書」の増村保造が監督、撮影は「背広の忍者」の石田博。第二話「陽気な殿様」の笠原良三が脚本を執筆。「その夜は忘れない」の吉村公三郎が監督、撮影は「温泉芸者」の小原譲治。第三話「しとやかな獣」の新藤兼人が脚本を執筆、「お琴と佐助」の衣笠貞之助が監督、撮影は「停年退職」の渡辺公夫。オムニバス映画。
  • 彼女に向って突進せよ

    「ちんじゃらじゃら物語」の若井基成が脚本を執筆、「パラキンと九ちゃん 申し訳ない野郎たち」の市村泰一が監督した青春喜劇。撮影もコンビの小杉正雄。
  • 憂愁平野

    週刊朝日連載・井上靖の同名の原作を「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」の八住利維が脚色、「如何なる星の下に」の豊田四郎が監督した文芸もの。撮影は「喜劇 駅前温泉」の岡崎宏三。
  • 喜劇 駅前飯店

    「駅前旅館」「駅前団地」「喜劇 駅前弁当」「喜劇 駅前温泉」に続いて駅前シリーズの第五作。「風流温泉 番頭日記」の長瀬喜伴が脚本を執筆。久松静児が前作「喜劇 駅前温泉」についで監督した喜劇。撮影は「おへその大将」の黒田徳三。
  • 河のほとりで

    “毎日新聞連載”石坂洋次郎原作より「放浪記(1962)」の井手俊郎が脚色、「香港の星」の千葉泰樹が監督したホーム・ドラマ。撮影もコンビの西垣六郎。
  • 人間

    野上彌生子原作『海神丸』より、「斬る(1962)」の新藤兼人が脚本・監督した人間ドラマ。撮影は黒田清巳。
  • 青べか物語

    文芸春秋連載山本周五郎原作から「斬る(1962)」の新藤兼人が脚色、「花影」の川島雄三が監督した風俗喜劇。撮影もコンビの岡崎宏三。
  • 背くらべ

    師匠の木下恵介監督が愛弟子のために自ら企画し、同門の山田太一助監督が脚本を執筆、「流し雛」についで大槻義一が監督した純愛メロドラマ。撮影は「学生重役」の小原治夫。
  • 如何なる星の下に

    高見順の原作を「愛情の系譜」の八住利雄が脚色、「明日ある限り」の豊田四郎が監督した三人姉妹の物語。撮影もコンビの岡崎宏三。
  • 旅愁の都

    「香港の夜」の井手俊郎のオリジナル・シナリオを、「その場所に女ありて」の鈴木英夫が監督したメロドラマで、「美貌の都」「愛情の都」につぐ都シリーズの第三作目。撮影は「黒い画集 寒流」の逢沢譲。パースペクタ立体音響。
  • 流し雛

    愛弟子大槻義一の監督昇進を祝して、「今年の恋」の木下恵介が自らの原作を脚色してそのスタートを飾った純愛もの。撮影は「ご機嫌はりきり娘」の成島東一郎。
  • 明日ある限り

    壷井栄の小説「雨夜の星」の映画化「東京夜話」のコンビ、八住利雄と豊田四郎がそれぞれ脚色と監督を担当。撮影は「断崖の決闘」の岡崎宏三。
  • 愛情の系譜

    朝日新聞に連載された円地文子の新聞小説を「妻あり子あり友ありて」の八住利雄が脚色。「雲がちぎれる時」の五所平之助が監督した恋愛心理ドラマ。撮影は木塚誠一が担当。
  • アワモリ君乾杯!

    「アワモリ君売出す」に つづくアワモリ君シリーズの第二作スタッフは前作と同じ。
  • 世界大戦争

    「東京夜話」の八住利雄と「大坂城物語」の木村武(1)の共同オリジナルで、「続社長道中記 女親分対決の巻」の松林宗恵が監督。撮影は「香港の夜」の西垣六郎。なお「モスラ(1961)」の円谷英二が特技部門の監督を受持っている。パースペクタ立体音響。
    90
  • ゲンと不動明王

    第二回小川未明文学奨励賞を受けた宮口しづゑの同名小説を「妻として女として」のコンビ、井手俊郎と松山善三が脚色、「大坂城物語」の稲垣浩が監督した児童映画。撮影は「紅の海」の山田一夫。
    100
  • 永遠の人

    「笛吹川」につづいて木下恵介が自から脚本執筆・監督、コンビの楠田浩之が撮影した、人間愛憎のものがたり。
  • 熱愛者

    岡田茉莉子のプロデュースによるもので、中村真一郎の同名小説を、「雲がちぎれる時」の新藤兼人が脚色し、「水溜り」の井上和男が監督した文芸編。撮影も同じく堂脇博。
  • 好人好日

    中野実の原作を、「妻として女として」の共同執筆者・松山善三と、渋谷実が脚色し、「もず」の渋谷実が監督した。父娘の情愛を描いた物語。撮影は「女舞」の長岡博之。
  • 東京夜話

    富田常雄の「ひょっとこ」から、「風と雲と砦」の八住利雄が脚本を書き、「ぼく東綺譚(1960)」の豊田四郎が監督した、東京映画100本記念映画。撮影は「名もなく貧しく美しく」の玉井正夫。
  • もず(1961)

    テレビ・ドラマを「おとうと(1960)」の水木洋子が自ら脚色した、母と娘の情愛をテーマにしたもので、「バナナ」の渋谷実が監督した。撮影は「「青衣の人」より 離愁」の長岡博之。
  • 猫と鰹節 ある詐話師の物語

    佐川桓彦の『東京駅』を原作に「白い南風」の沢村勉と新人の東善六が脚本を書き、「別れて生きるときも」の堀川弘通が監督した“詐話師”をめぐる喜劇。撮影は「ガンパー課長」の完倉泰一。パースペクタ立体音響。
  • 猟銃

    井上靖の原作を、「「赤坂の姉妹」より 夜の肌」の共同執筆者・八庄利雄が脚色し「白い牙」の五所平之助が監督した女性映画。撮影は「親バカ子バカ」の竹野治夫。
  • 裸の島(1960)

    瀬戸内海の孤島に往む夫婦と子供たちの自然との戦いを記録したもので、「第五福竜丸」に続いて新藤兼人が自らの脚本を監督したセリフなしの映画。撮影は「らくがき黒板」の黒田清巳。十三人のスタッフで作られた。
  • こつまなんきん

    今東光の原作を、「暴れん坊三羽烏」の富田義朗が脚色し「命との対決」の酒井辰雄が監督したもので、河内女の愛欲を描く。撮影は「お夏捕物帖 通り魔」の倉持友一。

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 8/4

ダニエル・デイ・キム(1968)

ラーヤと龍の王国

「ベイマックス」のドン・ホール監督と「ブラインドスポッティング」のカルロス・ロペス・エストラーダ監督がタッグを組んだアニメ。龍の石の守護者一族の娘ラーヤは、姿を消した“最後の龍”の力を蘇らせ、分断された世界を再び一つにするため、旅に出る。「モアナと伝説の海」のオスナット・シューラー、「アナと雪の女王」シリーズのピーター・デル・ヴェッコが製作に参加。人を信じることができず一人で生きてきたラーヤの戦いと成長を描く。

ヘルボーイ(2019)

ギレルモ・デル・トロが二度映画化した人気アメコミを、原作者マイク・ミニョーラ製作総指揮の下、再映画化。超常現象調査防衛局の最強エージェント、ヘルボーイは、人類に復讐を誓う魔女ニムエに戦いを挑むが、ニムエの魔力により、世界滅亡の危機が訪れる。特殊メイクを駆使して主人公ヘルボーイに扮したのは、Netflix『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で注目のデヴィッド・ハーバー。共演は「記者たち 衝撃と畏怖の真実」のミラ・ジョヴォヴィッチ、「ジョン・ウィック:チャプター2」のイアン・マクシェーン。監督を務めたのは、「ディセント」のニール・マーシャル。
檀れい(1971)

奥様は、取り扱い注意

2017年に放送されたドラマ『奥様は、取扱注意』の劇場版。元特殊工作員の専業主婦・菜美と、菜美の夫で、実は彼女を監視する公安警察の勇輝。ある出来事がきっかけで菜美が記憶喪失になると、二人は名前を変え、地方都市・珠海市で新生活を始めるが……。出演は、「今夜、ロマンス劇場で」の綾瀬はるか、「空母いぶき」の西島秀俊。監督は、「カイジ ファイナルゲーム」の佐藤東弥。

累 かさね

松浦だるまの同名コミックを実写映画化。伝説の女優を母に持ち、天才的な演技力がありながら、醜い容姿を恨み続けて生きてきた累。母は累に、キスした相手の顔を奪える不思議な口紅を遺していた。累は、美貌に恵まれながら花開かずにいる女優・ニナと出会う。監督は、「ストロベリーナイト」の佐藤祐市。出演は、「となりの怪物くん」の土屋太鳳、「心が叫びたがってるんだ。」の芳根京子、「破門 ふたりのヤクビョーガミ」の横山裕、「ママレード・ボーイ」の檀れい、「幼な子われらに生まれ」の浅野忠信。

NEW今日命日の映画人 8/4

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