トニー・ムサンテ

  • 出身地:コネティカット州ブリッジポート生まれ
  • 生年月日:1936年

略歴 / Brief history

両親はイタリア系移民。教師になるつもりでオハイオ州のオバーリン大学に入り心理学を学んだが、途中から学生演劇に夢中になり、芝居に出るため各地を転々とし、イリノイ州ヒルスデールの地方劇団で舞台に立った。そこで演技の修業をつんでいたが、陸軍に召集され、芝居を6カ月間中断、除隊後ニューヨークに出て本格的に演劇にうちこみ、テレビなどにも出演するようになった。63年テレビ・ドラマ『恐怖との相乗り』でチンピラ役を好演、その映画化作品「ある戦慄」(67)で同じ役を演じて絶賛され、マルデルプラタ映画祭の最優秀男優に選ばれた。強烈な面がまえと個性の持ち主で「ベニスの愛」(70)などのメロドラマに出ても、さまになるから不思議。

トニー・ムサンテの関連作品 / Related Work

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  • 裏切り者(2000)

    実際に起こった汚職事件をベースにしつつ、裏社会のファミリーを描く社会派サスペンス。監督・脚本は「リトル・オデッサ」のジェームズ・グレイ。撮影は「小説家を見つけたら」のハリス・サヴィデス。音楽は「エスター・カーン/めざめの時」のハワード・ショア。出演は「ロック・スター」のマーク・ウォルバーグ、「スウィート・ノベンバー」のシャーリーズ・セロン、「クイルズ」のホアキン・フェニックス、「誘拐犯」のジェームズ・カーン、「トーマス・クラウン・アフェアー」のフェイ・ダナウェイ、「レクイエム・フォー・ドリーム」のエレン・バースティン、「コヨーテ・アグリー」のヴィクター・アーゴ、「マイ・スウィート・ガイズ」のスティーヴ・ローレンス、「救命士」のアンドリュー・ダヴォリ、「ディープエンド・オブ・オーシャン」のトニー・ムサンテ、「アミスタッド」のトーマス・ミリアンほか。2001年ナショナル・ボード・オブ・レビュー助演男優賞、同年放送映画批評家協会助演男優賞受賞。
    60
  • パッショネイト 悪の華

    暗黒組織のボスに敵対するアウトサイダーのダンディな生きざまを描く。製作はジーン・カークウッド、原作・脚本はヴィンセント・パトリック、監督は「ブルベイカー」のスチュアート・ローゼンバーグ、撮影はジョン・ベイリー、音楽はデーヴ・グルーシンが担当。出演はミッキー・ローク、エリック・ロバーツ、ダリル・ハンナほか。
  • スキャンダル 愛の罠

    現代のパリを舞台に、ひとりの女の心のうちに蠢めくセックスへの凄絶な妄執と、愛情から淫靡な復讐へと展開していく錯綜した心理を強烈なエロティシズムと冷徹なリアリズムで描く。製作はエットーレ・スパニョーロ、監督は「さらば美しき人」のジュゼッペ・パトローニ・グリッフィ。フランチェスコ・バリッリの原作に基づいてアルベルト・シルヴェストリとコンチャ・オンブリア、ルチオ・フルチが脚本化。撮影はファン・アモロスとハンス・ブルマン、音楽はエンニオ・モリコーネが担当。出演はラウラ・アントネッリ、トニー・ムサンテ、フロリンダ・ボルカンなど。
  • 歓びの毒牙(きば)

    旅先で謎の連続殺人事件にまきこまれた男の冒険を描くサスペンス・スリラー。製作はサルヴァトーレ・アルジェント、監督・脚本はダリオ・アルジェント、撮影はヴィットリオ・ストラーロ、音楽はエンニオ・モリコーネ、編集はフランコ・フラティチェリが各々担当。出演は「ある戦慄」「ラスト・ラン」のトニー・ムサンテ、「密室」のスージー・ケンドール、エンリコ・マリア・サレルノ、エヴァ・レンツィなど。日本語版監修は野中重雄。テクニカラー、クロモスコープ。
  • ラスト・ラン

    かつては犯罪人の名運び屋が、平穏で孤独な生活に耐えきれず、命を賭けた最後の脱出行を試みるアクション映画。製作はカーター・デ・ヘブン、監督は「トラ・トラ・トラ!」のリチャード・フライシャー、脚本はアラン・シャープ、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はジェリー・ゴールドスミスがそれぞれ担当。出演は「パットン大戦車軍団」のジョージ・C・スコット、トニー・ムサンテ、トリッシュ・ヴァン・デヴァー、コリーン・デューハースト、アルド・サンブレルなど。
  • 傷だらけの挽歌

    5万ドルのダイヤをめぐるギャング団の活躍と、素朴な真実の愛の姿を描いた作品。製作・監督は「燃える戦場」のロバート・アルドリッチ、脚色はレオン・グリフィス、原作はジェームズ・ハドリー・チェイスの小説『ミス・ブランディシュの蘭』。撮影はジョセフ・ビロック、音楽はジェラルド・フリード、編集はマイケル・ルチアーノがそれぞれ担当。出演は「いちご白書」のキム・ダービー、「さすらいの大空」のスコット・ウィルソン、トニー・ムサンテ、コニー・スティーヴンス、ロバート・ランシング、アイリン・デイリー、ウェズリー・アディなど。
  • ベニスの愛

    水底に消える悲劇の都ヴェニスを舞台に、結婚、別離、再会、死そして男と女の悲哀を一日の出来事として描いた作品。監督は「ローマで夜だった」「続黄金の七人 レインボー作戦」のエンリコ・マリア・サレルノ監督第一作である。脚本はエンリコ・マリア・サレルノとジュゼッペ・ベルト、撮影はマルチェロ・ファルテ、音楽はステルヴィオ・チプリアーニとジョルジョ・ガスリーニが各々担当。
  • 豹/ジャガー

    マカロニ・ウェスタンのヒーロー、フランコ・ネロが久しぶりに主演する残酷西部劇。フランコ・ソリナスとジョルジョ・アルロリオのストーリーから、ルチアーノ・ヴィンセンツォーニ、セルジオ・スピーナとセルジオ・コルブッチが脚色。「さすらいのガンマン」のコルブッチが監督した。撮影はコルブッチとコンビのアレハンドロ・ウローア(アレクサンダー・ウローア)、音楽はおなじみのエンニオ・モリコーネとブルーノ・ニコライの担当。出演は、ネロの他「刑事」のトニー・ムサンテ、「プロフェッショナル」のジャック・パランス、「地上最大の脱出作戦」のジョヴァンナ・ラリなど。製作はアルベルト・グリマルディ。テクニカラー、テクニスコープ。
  • ある戦慄

    ニコラス・E・ベアの脚本を「わかれ道(1963)」のラリー・ピアースが監督した異色サスペンス。ニューヨーク・ロケを行い、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はテリー・ナイトが担当した。出演は舞台・TVで活躍している新人トニー・ムサンテ、舞台出身でTV『ルート66』のマーティン・シーン、同じく舞台出身でTV『コンバット』のボー・ブリッジス、同じくTVのロバート・バナード、エド・マクマホン、舞台出身でTV『ルート66』のダイアナ・ヴァン・ダー・プリス、新人ドナ・ミルズとTVのビクター・アーノルド、「ローマで起った奇妙な出来事」のジャック・ギルフォードと、「足ながおじさん」のセルマ・リッター、TV『コンバット』『ローハイド』のマイク・ケリンと「金魚鉢の中の恋」のジャン・スターリング、「結婚泥棒」のゲイリー・メリルと新人ロバート・フィールド、「野良犬の罠」のブロック・ピーターズ、舞台・TVで活躍しているルビー・ディーほか。製作は新人モンロー・サクソンとエドワード・メドー。
  • 泥棒を消せ

    ゼキアル・マルコの原作・脚本を、「野のユリ」のラルフ・ネルソンが監督したサスペンス・アクション。撮影は「鳥」のロバート・バークス、音楽は「危険がいっぱい」のラロ・シフリンが担当した。出演は「黄色いロールスロイス」のアラン・ドロン、「ラスベガス万才」のアン・マーグレット、「軽蔑」のジャック・パランスのほかにヴァン・ヘフリン、ジョン・デイヴィス・チャンドラー、タミー・ロックなど。
  • 刑事(1968)

    ロデリック・ソープの同名小説を「愚か者の船」のアビー・マンが脚色、「トニー・ローム殺しの追跡」のゴードン・ダグラスが監督にあたった。撮影は「トニー・ローム殺しの追跡」のジョセフ・バイロック、音楽は「猿の惑星」のジェリー・ゴールドスミスが担当した。出演は「トニー・ローム殺しの追跡」のフランク・シナトラ「ビッグトレイル(1965)」のリー・レミック、「特攻大作線」のラルフ・ミーカー、トニー・ムサンテ、ジャクジャクリーン・ビセットほか。製作は「おしゃれスパイ危機連発」のアーロン・ローゼンバーグ。

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 7/27

清水崇(1972)

ホムンクルス

山本英夫原作の同名コミックを実写映画化。記憶も感情も失くしたホームレスの名越の前に医学生・伊藤が現れ、第六感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開ける手術を受けることに。手術を受けた名越が右目を瞑って左目で見ると、人間が異様な形に見えるようになる。出演は、「ヤクザと家族 The Family」の綾野剛、「カツベン!」の成田凌、「空に住む」の岸井ゆきの、「記憶の技法」の石井杏奈、「海難1890」の内野聖陽。監督は、「呪怨」シリーズの清水崇。

樹海村 じゅかいむら

2020年に大ヒットした「犬鳴村」に続く“恐怖の村”シリーズ第2弾。古くから人々を戦慄させてきた禍々しい呪いが、不気味で壮大な樹海の奥深くに封印されてから13年。響と鳴の姉妹の前に、“あれ”が出現。そして、樹海で行方不明者が続出する……。出演は「ジオラマボーイ・パノラマガール」の山田杏奈、「太陽の家」の山口まゆ。監督は「犬鳴村」に続き、清水崇が務める。
ドニー・イェン(1963)

燃えよデブゴン TOKYO MISSION

「るろうに剣心」などのアクション監督、谷垣健治が監督したドニー・イェン主演のアクション。ある事件がきっかけで閑職に異動させられ、婚約者とも別れた刑事のファーロンは、暴飲暴食がたたって“デブゴン”化。そんな彼が、日本で巨大な陰謀に立ち向かう。「カツベン!」の竹中直人、「孤狼の血」の丞威、「星屑の町」の渡辺哲、「事故物件 恐い間取り」のバービーらが共演。

追龍 ついりゅう

「イップ・マン」シリーズのドニー・イェンと「グレート・アドベンチャー」のアンディ・ラウが共演、香港警察と黒社会の関係を活写した実録犯罪ドラマ。1960年代。警察署長ロックに助けられたホーは、黒社会でのし上がり、ロックと友情を結んでいくが……。監督は、「ゴッド・ギャンブラー」シリーズのバリー・ウォンと、「コールド・ウォー」シリーズや「ラスト・シャンハイ」など数々の作品の撮影を手がけてきたジェイソン・クワン。汚職が蔓延し黒社会と繋がっている警察が市民を恐怖に陥れていた時代に実在した黒社会(香港マフィア)のボス、ン・シックホーと警察署長ルイ・ロックをモデルにしている。