ディック・リチャーズ

  • 出身地:アメリカ、ニューヨーク市(一説にコネティカット州ハートフォード)
  • 生年月日:1936年

略歴 / Brief history

一流校で教育を受けた後、陸軍報道カメラマンとして朝鮮戦争に従軍。その後、カメラマンとして『ライフ』『エクスワイア』『ヴォーグ』などで活躍。商業写真でも腕をふるい、広告写真やテレビのコマーシャルでは多くの賞をうけている。少年時代からジョン・フォード、ハワード・ホークス、ウィリアム・ワイラーの崇拝者で西部劇の大ファンだったという。72年のデビュー作「男の出発」はテキサスでコマーシャルを撮っている時に思いつき着想から5年の歳月をかけて完成した。子供から大人への成長をリリックに描いた異色ウエスタンだ。75年の「さらば愛しき女よ」は、オーソドックスな手法でみずみずしい情感を盛りあげている。

ディック・リチャーズの関連作品 / Related Work

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  • 愛の7日間

    ただ一度愛しあったフランス女性との間に生まれた子供をめぐり、その父親と彼の妻の心の揺れ動きを描くファミリー・ドラマ。製作は「トラ・トラ・トラ!」のエルモ・ウィリアムスと「さらば愛しき女よ」のエリオット・カストナー。監督は「さらば愛しき女よ」を手掛け、最近は「トッツィー」をプロデュースしたディック・リチャーズが担当。エグゼクティヴ・プロデューサーはスタンリー・ベック。元エール大教授のエリック・シーガルが80年に発表したベストセラー小説「家族の問題」(角川書店刊、その後「愛の7日間」と改題して角川文庫に収録)に基づき、シーガル自身とデイヴィッド・ツェラグ・グッドマンが脚色。撮影はリチャード・H・クライン、音楽はジョルジュ・ドルリューが手掛けている。出演はマーティン・シーン、ブライス・ダナー、クレイグ・T・ネルソン、役柄と同じ米仏混血のセバスチャン・ダンガン、デイヴィッド・ヘミングスなど。日本版字幕は戸田奈津子。デラックス・カラー、ビスタサイズ。1983年作品。
  • トッツィー

    売れない男俊が女装した途端に役がつき一躍人気スターになるが…というコメディ・ドラマ。シドニー・ポラックとディック・リチャーズが製作し、エグゼクティヴ・プロデューサーとしてチャールズ・エヴァンスが参加。監督はシドニー・ポラック。ラリー・ゲルバートとドン・マクガイアのストーリーを基に、ラリー・ゲルバートとマレー・シスガルが脚本化した。撮影はオーウェン・ロイズマン、音楽はデーヴ・グルーシン、ホフマン氏のメイクアップをアレン・ワイシンガーが担当。出演はダスティン・ホフマン、ジェシカ・ラング、テリー・ガー、ダブニー・コールマンなど。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は戸田奈津子。パナビジョンで撮影。テクニカラー、シネスコサイズ。1982年作品。
    90
  • さらば愛しき女よ

    謎の女を追って、気だるく澱んだロスの街を徘徊する私立探偵フィリップ・マーロウの行動を描く。製作総指揮はエリオット・カストナーとジェリー・ビック、製作はジョージ・パパスとジェリー・ブラックハイマー、監督は「ブルージーンズ ジャーニー」のディック・リチャーズ。レイモンド・チャンドラーの原作をデイビッド・Z・グッドマンが脚本化。撮影はジョン・A・アロンゾ、音楽はデイビッド・シャイアが各々担当。出演はロバート・ミッチャム、シャーロット・ランプリング、ジョン・アイアランド、シルビア・マイルズ、アンソニー・ザーブ、ハリー・ディーン・スタントン、ジャック・オハローラン、ジョー・スピネルなど。
  • ブルージーンズジャーニー

    さえない中年男と二人の不良少女の友情と愛を描く。製作マイケル・グラスコフとアート・リンソン、監督は「男の出発」のディック・リチャーズ、脚本はジョン・ケイ、撮影はラルフ・ウールジー、音楽はアーティ・バトラー、編集はウォルター・トンプソンが各々担当。出演はアラン・アーキン、サリー・ケラーマン、マッケンジー・フィリップス、アレックス・ロッコ、チャーリー・マーティン・スミス、ハリー・ディーン・スタントン、ジョン・マクリアムなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、パナビジョン。1975年作品。
  • 男の出発

    カウボーイになることを夢見る16歳の少年が、身を持って体験していく現実の厳しさを描くウエスタン。製作はポール・A・ヘルミック、監督は写真家であるディック・リチャーズでこれがデビュー作となった。リチャーズの原案をエリック・バーコビッチとグレゴリー・プレンティスが共同で脚本化した。撮影はローレンス・エドワード・ウィリアムス、ラルフ・ウールジー、音楽はトム・スコット、ジェリー・ゴールドスミス、編集はジョン・F・バーネットが各々担当。出演はゲイリー・グライムス、ビリー・グリーン・ブッシュ、ルーク・アスキュー、ボー・ホプキンス、ジョフリー・ルイス、ウエィン・サザーリン、ジョン・マクリアム、マット・クラーク、レイモンド・ガス、アンソニー・ジェームズなど。
  • 外人部隊フォスター少佐の栄光

    モロッコの砂漠を舞台に、男の友情と外国人部隊の悲劇的な末路を描いた一大叙事詩。民族紛争の絶えないモロッコの砂漠に、荒くれ者を集めたフランス軍の外人部隊が大義のため派遣された。しかしそんな彼らを待ち受けていたのは過酷な運命だった…。【スタッフ&キャスト】監督・製作:ディック・リチャーズ 脚本:デヴィッド・ゼラッグ・グッドマン 撮影:ジョン・オルコット 音楽:モーリス・ジャール 出演:ジーン・ハックマン/テレンス・ヒル/カトリーヌ・ドヌーヴ/マックス・フォン・シド―

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 7/24

ジェニファー・ロペス(1969)

ハスラーズ

ニューヨーク・マガジンに掲載された記事を原案に、ウォール街を震撼させた驚愕の実話を映画化。ストリップクラブで働くデスティニーとラモーナは、リーマン・ショックの影響で客の入りが激減するなか、薬物を入れた酒を客に飲ませて大金を奪う計画を企てる。出演は、「クレイジー・リッチ!」のコンスタンス・ウー、「PARKER パーカー」のジェニファー・ロペス、「ボーン」シリーズのジュリア・スタイルズ。監督は「エンド・オブ・ザ・ワールド」のローリーン・スカファリア。

PARKER パーカー

ドナルド・E・ウェストレイクの小説『悪党パーカー』の映画化。強盗の復讐劇を描く犯罪アクション。出演は「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム、「メイド・イン・マンハッタン」のジェニファー・ロペス。監督は「Ray/レイ」のテイラー・ハックフォード。脚本は「ブラック・スワン」のジョン・マクラフリン。
ガス・ヴァン・サント(1952)

ドント・ウォーリー

ガス・ヴァン・サント監督が風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を映画化。酒浸りのジョンは自動車事故により胸より下が麻痺し車いす生活を余儀なくされる。ますます酒に溺れ荒れる彼だったが、やがて持ち前の辛辣なユーモアを活かして風刺漫画を描き始める。俳優ロビン・ウィリアムズがジョン・キャラハンの自伝『Don't Worry He Won't Get Far on Foot: The Autobiography of Dangerous Man』の映画化権を得ており、当初からガス・ヴァン・サントを監督にと相談を持ち掛けていた。不屈のジョン・キャラハンを「ビューティフル・デイ」のホアキン・フェニックスが演じる。

追憶の森

富士山麓に広がる青木ヶ原樹海を舞台に、ガス・ヴァン・サント監督が豪華スターを迎え紡いだミステリードラマ。死に場所を求めて樹海に入ったアメリカ人男性が、瀕死の男性を助けようと出口を探しさまよう中で、人生を見つめ直していく。絶望の淵に立つアメリカ人男性を「インターステラー」のマシュー・マコノヒーが、妻子の元に戻ろうとする男性を「硫黄島からの手紙」の渡辺謙が、アメリカ人男性の妻を「インポッシブル」のナオミ・ワッツが演じる。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

NEW今日命日の映画人 7/24

イーゴリ・タランキン(2010)

セルギー神父

監督作「戦争と平和」で米アカデミー賞最優秀外国語映画賞を獲得、俳優としても活躍したセルゲイ・ボンダルチュクが主演したトルストイ原作の人間ドラマ。婚約者の裏切りを知った近衛士官スチェパン・カサツキーは修道僧になるが、女性地主に誘惑され……。監督は「チャイコフスキー」のイーゴリ・タランキン。2008年、トルストイ生誕180周年記念ロシア名画フェスティバルにて上映(上映タイトル「司祭セルギー(神父セルギー)」)。2020年9月18日より開催のセルゲイ・ボンダルチュク生誕100周年記念特集にて2Kデジタル版が劇場上映される。

チャイコフスキー

ロシアの大地が生んだ偉大な作曲家チャイコフスキーの愛と苦悩を掘りさげる感動の人間ドラマであり、ソビエトのベストメンバーをよりすぐった名演奏による不滅のメロディが奏でられる音楽映画。総指揮・音楽監督を「ハイヌーン」「アラモ」「OK牧場の決闘」のメロディで名高いディミトリ・ティオムキン、監督・脚本はイーゴリ・タランキン、撮影はおそく世界にただ一人の女性撮影監督であろう、マルガリータ・ピリーヒナ、ほかに来日したボリショイ・オペラ、ボリショイ・バレエのメンバー、レニングラード管弦楽団、ボリショイ劇場管弦楽団、至宝ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー等々ソビエト音楽界のベストメンバーが演奏・出演している。出演は「ハムレット(1964)」のインノケンティ・スモクトゥノフスキー、「戦争と平和」のアントニーナ・シュラーノワ、世界バレエ界のプリマ・バレリーナのマイヤ・プリセツカヤ、「戦争と平和」のウラジスラフ・ストルジェリチクなど。カラー、七〇ミリ。