ドナルド・クリスプ

  • 出身地:スコットランドのアヴァフェディ生まれ
  • 生年月日:1880年7月27日
  • 没年月日:1974年5月26日

略歴 / Brief history

オクスフォード大学卒。オペラ歌手、舞台監督、俳優を経て、1906年アメリカへ渡る。D・W・グリフィスの助手をつとめ、のち“Home Sweet Home”(14)、「国民の創生」(14)などに出演した。監督として「ドン・Q」(25)など作品(サイレント)多数がある。トーキーに入っては、温和な風貌と重厚な演技で活躍、41年「わが谷は緑なりき」では、アカデミー助演男優賞を受けた。マリー・スタークと結婚、19年離婚。32年ジェイン・マーフィンと結婚、44年離婚。74年5月26日、心臓マヒで死去した。

ドナルド・クリスプの関連作品 / Related Work

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  • ミッドウェイ海戦

    第2次大戦における太平洋戦線の戦況の大きな転機となったミッドウェイ海戦の模様を、戦闘に従軍した巨匠ジョン・フォードが撮影・監督した戦争ドキュメンタリー。フォードは撮影フィルムに合わせた台詞形式のナレーションを「駅馬車」のダドリー・ニコルズと「リオ・グランデの砦」のジェームズ・ケヴィン・マッギネスの両脚本家と共同で執筆。フォード自身とのちの監督ロバート・パリッシュが編集。音楽は「怒りの葡萄」のアルフレッド・ニューマン。16mmのコダクロームでカラー撮影され、35mmのテクニカラー・プリントで一般公開された(今回の上映は16mm版)。アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞に輝き、フォードにとっては「怒りの葡萄」「わが谷は緑なりき」に続く3年連続の受賞になった。「ドキュメント真珠湾攻撃」と併映。ナレーションはヘンリー・フォンダ、ドナルド・クリスプらフォード作品の名優が吹き込んだ。1995年12月23日より東京・三百人劇場で開催された『生誕100年 ジョン・フォードの世界』にて公開。
  • 黒蘭の女

    主演は「札つき女」「或る女」のベティ・デイヴィスで彼女はこの演技によって1938年度のアカデミー女優演技賞を獲得した。原作はオウエン・デーヴィス作の戯曲で、「札つき女」「黒の秘密」のアベム・フィンケルがジョン・ヒューストン及びクレメンツ・リプリーと協力脚色し、「この三人」「孔雀夫人(1936)」のウィリアム・ワイラーが監督に当り、「或る女」「Gガン」のアーネスト・ホイラーが撮影した。主演のデイヴィスを助けて「或る女」「北海の子」のヘンリー・フォンダ、「山の法律」「潜水艦D1号」のジョージ・ブレントが相手役を勤め、「緑の灯」「高圧線」のマーガレット・リンゼイ、「或る女」「悪の挽歌」のドナルド・クリスプ、「明日は来らず」「偽装の女」のフェイ・ベインダー、「さらば海軍兵学校」のリチャード・クロムウェル、「恋愛合戦」のスプリング・バイントン、「潜水艦D1号」のヘンリー・オニール、「高圧線」のジョン・ライテル、新顔のジャネット・ショウ等が助演している。
  • ゾラの生涯

    フランスの文豪ゾラの生涯とドレフュス事件を大きく扱った伝記映画で、「科学者の道」と同じくポール・ムニが主演し、ウィリアム・ディターレが監督したものである。マシュウ・ジョセフスンの「ゾラとその時代」に取材して、ハインツ・ヘラルドとゲザ・ハーゼッグがストーリーを書き、この二人にノーマン・ライリー・レインが加わって脚本を執筆している。主演のムニの他に「桃色の店」のジョセフ・シルドクラウト、「クリスマスの休暇」のゲイル・ソンダーガード、「呪いの家」のドナルド・クリスプ、「どん底」のウラジミル・ソコロフ、「町の人気者」のヘンリー・オニール、「アメリカ交響楽」のモーリス・カーノフスキー、グローリア・ホールデン、エリン・オブライエン・ムーア、ルイス・カルハーン、ロバート・パラットらが主要な役を演じている。撮影は「恋の十日間」のトニー・ゴーディオが指揮した。この映画は1937年度アカデミー賞の作品賞、脚本賞、助演男優賞を得た大作である。
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  • スペンサーの山

    「二十歳の火遊び」のデルマー・デイヴスが監督、出演者は「怒りの葡萄」のヘンリー・フォンダに「罠にかかったパパとママ」のモーリン・オハラ、「インターン」のジェームズ・マッカーサー、新人ミムジー・ファーマーなどが出演している。撮影は「恋愛専科」のチャールズ・ロートン・ジュニア、音楽はマックス・スタイナー。製作もデルマー・デイヴス。
  • ポリアンナ

    エレナー・H・ポーター女史の小説を「罠にかかったパパとママ」のデイヴィッド・スウィフトが脚色・監督したもの。撮影は「ハタリ!」のラッセル・ハーラン、音楽はポール・スミス。出演者は「汚れなき瞳」のヘイリー・ミルズ、「心のともしび」のジェーン・ワイマン、「スパルタの若獅子」のリチャード・イーガン、カール・マルデンなど。製作はジョージ・ゴリッツィン。この映画でヘイリー・ミルズはこの60年度のアカデミー特別賞を受賞。
  • フランダースの犬(1960)

    ウィーダの小説を映画化したジェームズ・B・クラーク監督作品。脚色はテッド・シャーデマン。撮影をオットー・ヘラー、音楽をパル・サウテルとバート・シェフターがたんとう。出演するのはデイヴィッド・ラッド、セオドア・バイケルら。製作はロバート・B・ラドニッツ。
  • 最後の歓呼

    エドウィン・オコナーのベスト・セラー小説を「荒鷲の翼」のジョン・フォードが映画化した市長選挙に立候補して戦う男の不屈の闘魂の物語。脚本はフランク・S・ニュージェント。撮影は「決断の3時10分」のチャールズ・ロートン・ジュニア。「老人と海」のスペンサー・トレイシー、「赤い空」のジェフリー・ハンターが主演し他にディアンヌ・フォスター、パット・オブライエン、ドナルド・クリスプ、バジル・ラスボーン等が出演している。製作ジョン・フォード。黒白・スタンダードサイズ。1958年作品。
  • 西部の旅がらす

    早撃ち名人にまつわるサスペンスをとりあげた「海の荒くれ」のロバート・パリッシュ監督になる西部劇。西部物作家トーマス・トンプソンのオリジナル・ストーリーを、TVドラマ作家ロッド・サーリングが脚色した。撮影はジョージ・フォルシー。音楽はJ・アレクサンダー。「最後の銃撃」のロバート・テイラー、「女はそれを我慢出来ない」のジュリー・ロンドンが主演。「ララミーから来た男」のドナルド・クリスプ、「悪人への貢物」のロイヤル・ダノ、ジョン・カサヴェテス等が助演。J・ロンドンのうたう主題歌は、「知りすぎていた男」のジェイ・エヴァンスが作詞・作曲したものである。製作はアーマンド・ドゥイッチ。
  • ララミーから来た男

    「ジェーン・エア」のウィリアム・ゲーツが1955年に製作した色彩西部劇。トマス・T・フリンの小説から「暴力団(1955)」のフィリップ・ヨーダンと「海賊船長」のフランク・バートが脚色、「遠い国」のアンソニー・マンが監督した。テクニカラー撮影は「麗しのサブリナ」のチャールズ・ラング、音楽は「長い灰色の線」のジョージ・ダニングである。主演は「裏窓」のジェームズ・スチュアートで、以下「探偵物語」のキャシー・オドネル、「赤い山」のアーサー・ケネディ、「長い灰色の線」のドナルド・クリスプ、アレックス・ニコル、アリーン・マクマホン、ウォーレス・フォードらが出演。
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  • 長い灰色の線

    「フォルウォスの黒楯」のロバート・アーサーが製作し、「コレヒドール戦記」のジョン・フォードが監督するシネマスコープで、ウェスト・ポイント陸軍士官学校を舞台としたマーティ・マーの自伝を映画化したものである。脚色はエドワード・ホープ。テクニカラー撮影は「彼等は馬で西へ行く」のチャールズ・ロートン・ジュニア、音楽は「殺人者はバッジをつけていた」のモリス・W・ストロフ。「壮烈カイバー銃隊」のタイロン・パワーと「マラガ」のモーリン・オハラが主演し、以下「彼等は馬で西へ行く」のロバート・フランシス、「愛の決断」のドナルド・クリスプ、「ホンドー」のワード・ボンド、テレビ女優ベッツィ・パーマー、「彼等は馬で西へ行く」のフィル・ケイリーらが出演する。
  • 炎と剣

    「綱渡りの男」のロバート・L・ジャックスが製作し、「ナイアガラ」のヘンリイ・ハサウェイが監督したシネマスコープ1954年作品(テクニカラー)で、アーサー王時代を背景にした活劇映画。ハロルド・フォスターの新聞連載絵入りストーリイを「狙われた駅馬車」のダドリイ・ニコルズが脚色した。撮影は「ノックは無用」のルシエン・バラード、音楽は「巨象の道」のフランツ・ワックスマンが受け持った。主演は「ジュリアス・シーザー(1953)」のジェイム・メイスン、「魔術の恋」のジャネット・リー、「十二哩の暗礁の下に」のロバート・ワグナー、「南海の却火」のデブラ・パジェットで、スターリング・ヘイドン「戦闘機攻撃」、ヴィクター・マクラグレン「静かなる男」、ドナルド・クリスプ、ブライアン・エイハーンらが助演する。
  • 愛の決断

    「秘めたる心」のエドウィン・H・ノッフが1945年に製作した恋愛メロドラマ。マーシャ・ダヴェンポートの同名のベストセラー小説を「キスメット(1944)」のジョン・ミーハンと「クオ・ヴァディス」のソニア・レヴィーンが協同で脚色し、「零号作戦」のテイ・ガーネットが監督した。撮影は「ゼンダ城の虜(1952)」のジョゼフ・ルッテンバーグ、音楽は「キスメット(1944)」のハーバート・ストサートの担当。主演者グリア・ガースン「フォーサイト家の女」に共演するのは「パラダイン夫人の恋」のグレゴリー・ペック、以下「復讐の二連銃」のドナルド・クリスプ、「君去りし後」のライオネル・バリモア、「アリバイなき男」のプレストン・フォスター、「カーネギーホール」のマーシャ・ハント、グラディス・クーパー「剣豪ダルタニアン」、レジナルド・オーウェン「印度の放浪児」、ダン・デュリエ「無宿者」、ジェシカ・タンディ「砂漠の鬼将軍」などが出演する。
  • ネブラスカ魂

    「別働隊」のアラン・ラッドが主演する西部劇で、フランク・H・スペアマンの原作を、「ロード・シリーズ」のフランク・バトラーがカール・カムと共同脚色し、「テキサス決死隊(1949)」のレスリー・フェントンが監督した1948年作品。撮影は「征服されざる人々」のレイ・レナハン、音楽はアドルフ・ドイッチェ。ラッドを取り巻く出演者は「北西騎馬警官隊」のロバート・プレストン、「シー・ホーク(1940)」のブレンダ・マーシャル、「緑園の天使」のドナルド・クリスプ、「ジョルスン物語」のウィリアム・デマレスト、「塵に咲く花」のフェイ・ホールデンら。
  • 緑園の天使

    「大草原」のパンドロ・S・バーマンが製作する1945年度テクニカラー映画。エニッド・バグノルドの同名小説からセオドア・リーヴスがヘレン・ドイッチェ(「黄金の耳飾」)と協同脚色し「仔鹿物語」のクレランス・ブラウンが監督にあたっている。撮影は「家路」のレナード・スミス、音楽は「哀愁」のハーバート・ストサート。「初恋合戦」のミッキー・ルーニー、「スイングの少女」のエリザベス・テイラーを中心に「わが谷は緑なりき」のドナルド・クリスプ。「風車の秘密」のアン・リヴェア、「赤きダニューブ」のアンジェラ・ランズベリー、ブッチ・ジェンキンス、レジナルド・オーウェンらが助演する。なお本映画はアン・リヴェアがアカデミー女優助演賞を得た他、ロバート・J・カーンが編集賞を獲得した。
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  • 家路(1943)

    コリイ種の名犬ラッシーを主人公にした“ラッシー”シリーズの第1回作品(1943年)。エリック・ナイトの原作をヒューゴー・バトラーが脚色し、この作品で1本立ちになったフレッド・M・ウィルコックス(「故郷の丘」)が監督した。撮影は「マルクス兄弟珍サーカス」のレナード・スミス、音楽は「他人の家」のダニエル・アンフィシアトロフが担当している。ラッシーをめぐって、「わが谷は緑なりき」のロディ・マクドウォールとドナルド・クリスプ、「ミニヴァー夫人」のディム・メイ・ホイッティ、「故郷の丘」のエドモンド・グウェン、「風雲児」のナイジェル・ブルース、「大時計」のエルザ・ランチェスター、「若草物語(1949)」のエリザベス・テイラー、ベン・ウェブスター、J・パトリック・オマリーらが共演する。
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  • 故郷の丘

    「隠れた眼」のロバート・シスクが製作し助監督出身のフレッド・M・ウィルコックスが監督した1948年製作になるテクニカラー映画。アイアン・マックラレンの短篇「旧式な医者」に取材してウィリアム・ルドウィグが脚本を書下し、「サンマー・ホリデイ」のチャールズ・エドガー・シェーンバウムが撮影、「哀愁」のハーバート・ストサートが音楽を担当している。主演は「山荘物語」の名犬ラシイ、「大地は怒る」のエドモンド・グウェン、「わが谷は緑なりき」のドナルド・クリスプ、「初めか終りか」のトム・ドレイク、「傷心の愛」のジャネット・リーで、「わが谷は緑なりき」のライス・ウィリアムズ、「小間使(1946)」のレジナルド・オーウェン等が助演している。
  • わが谷は緑なりき

    ダリル・F・ザナック製作になる1941年度作品で、「荒野の決闘」「果てなき航路」のジョン・フォードが監督し、同年のアカデミー作品賞、監督賞、撮影賞、男優助演賞、美術賞、装置賞をうけた傑作。リチャード・レウエリンのベスト・セラー小説より、「ボストン物語」のフィリップ・ダンが脚色し、「呪われた城」のアーサー・ミラーが撮影、音楽は「嵐ケ丘」のアルフレッド・ニューマンが書いた。「奥様武勇伝」のウォルター・ピジョン、「西部の王者」のモーリン・オハラ、「嵐ケ丘」のドナルド・クリスプ、「幽霊と未亡人」のアンナ・リー、「激闘」のロディ・マクドウォール、「旧友」のジョン・ローダー、「果てなき航路」のバリー・フィッツジェラルド、「凸凹探偵の巻」のパトリック・ノウルズ、「熱血児」のアーサー・シールズ等が出演している。
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  • 嵐ヶ丘(1939)

    「孔雀夫人(1936)」「デッド・エンド」「我等の生涯の最良の年」等と同じくサミュエル・ゴールドウィン製作、ウィリアム・ワイラー監督になる1939年度作品。英文学史上の名作の1つに数えられるエミリー・ブロンテの小説よりベン・ヘクト、チャールズ・マッカーサー(『生きてるモレア』)のチームが脚色、「我等の生涯の最良の年」のグレッグ・トーランドが撮影、「狐の王子」のアルフレッド・ニューマンが音楽を担当している。主演は「楽聖ショパン」のマール・オベロン、「ハムレット(1947)」のローレンス・オリヴィエ、「暁の討伐隊」のデイヴィッド・ニーヴンで、「ゾラの生涯」のドナルド・クリスプ、「サラトガ本線」のフローラ・ロブソン、英国より招かれたヒュー・ウィリアムズ、「ラインの監視」のジェラルディン・フィッツジェラルド、レオ・G・キャロル、マイルス・マンダー、セシル・ケラウェイ、レックス・ダウニング、サリタ・ウートン、ダグラス・スコットなどが助演している。
  • 南海征服(1935)

    「噫無情」「白い蘭」のチャールズ・ロートンと「妻と女秘書」「支那海」のクラーク・ゲーブルとが主演し、「カヴァルケード」「彼女の家出」のフランク・ロイドが監督にあたった映画である。原作はチャールズ・ノードッフとジェームズ・ノーマン・ホール合作の小説で、タルボット・ジェニングスが「支那海」のジュールス・ファースマン、「シーコウヤ」のケイリー・ウイルスンと協力脚色した。カメラは「無限の青空」「肉体」のアーサー・エディソンが主任である。助演俳優は「青春の抗議」「男子牽制」のフランチョット・トーンを初め、「孤児ダビド物語」のハーバート・マンディン、「ニューヨーク・ハリウッド」のエディー・クィラン、「巨人ジョーンズ」のダッドリー・ディグス、「支那ランプの石油」のドナルド・クリスプ、「米国の機密室」のヘンリー・スチヴンスン、原住民女のマリヤ及びマモその他である。尚、ロケーション撮影はカタリナ群島で行われた。オリジナルは13巻(132分)だが検閲により9巻に短縮、邦題も「戦艦バウンティ号の叛乱」の“叛乱”が問題となり「南海征服」となった。1952年「戦艦バウンティ号の叛乱」に改題、オリジナル版で公開された。
  • 国民の創生

    グリフィスの出世作である。1915年製作の本映画は、当時の映画界において正にエポック・メイキングの作品であった。トーマス・ディクソン原著の『ザ・クランスマン』に基づいたもので、南北戦争時代を背景とし、奴隷解放問題を主題として人道愛を高唱している。主役俳優にはヘンリー・B・ウォルソール、ミリアム・クーパー、メイ・マーシュ、ロバート・ハーロン、ウォーレス・リード、リリアン・ギッシュ等を始め、監督としても知られるジョセフ・ヘナベリー、エルマー・クリフトン、ドナルド・クリスプ等も端役を受け持っている。全長版は4時間を超え、長さの異なる複数のバージョンが公開されている。
  • 悪魔スヴェンガリ

    「クラック将軍」「海の巨人(1930)」につぐジョン・バリモアの主演映画。原作はジョルジュ・デュモリエの小説で「クラック将軍」「海の巨人(1930)」のJ・グラップ・アレクサンダーが映画脚本に組み立て「流行の寵児」「地獄の一丁目」のアーチー・L・メイヨが監督し、「恋の勝ち馬」「踊り子をめぐりて」のバーニー・マクギルが撮影に当たった。助演者は無名より抜擢されたマリアン・マーシュ、「千万長者」のプラムウェル・フレッチャー、「異教徒」のドナルド・クリスプ、「四つの壁」のカーメル・マイアース、ラムスデン・ヘーア、ルイ・アルバーニの面々である。
  • 紅塵(1932)

    「自由の魂」「心の青空」「スザン・レノックス」のクラーク・ゲーブルが「街の野獣(1932)」「秘密の6」のジーン・ハーロウと共演する映画で、ウィルソン・コリソン作の舞台劇に基づいて「街の野獣(1932)」「暗黒街の顔役(1932)」のジョン・リー・メインが脚色し、「ダグラスの世界一周」「泥人形」のヴィクター・フレミングが監督に当たり、「コンゴ」「僕の武勇伝」のハロルド・ロッソンが撮影した。助演者は「火の翼」「狼火」のメアリー・アスター、「六月十三日の夜」「百万円貰ったら」のジーン・レイモンドを始め、タリー・マーシャル、ドナルド・クリスプ、フォーレスター・ハーヴェイ等である。
  • キック・イン

    「女給と強盗」「女房盗塁」に出演し最近パラマウントを退社したクララ・ボウが同社に於ける最後の出演映画で原作はウィラード・マックの手になる戯曲、それを「暴力団(1928)」の原作者であり「略奪者」「笑う女」の脚色者であるバートレット・コーマックが潤色脚色し「街の紳士」「女給と強盗」のヴィクター・ミルナーが撮影にあたた。助演者は「赤新聞」「命を賭ける男(1930)」のレジス・トゥーミー、「珍暗黒街」「街の紳士」のウィン・ギブソン、「夫無き妻」のジュリエット・コンプトン、レスリー・フェントン、ドナルド・クルスプ、ポール・ハーストその他である。
  • 支那ランプの石油

    アリス・ティスデール・ホバート作の同名小説の映画化で、「ヘル・ビロウ」のレアード・ドイルが脚色し「春の夜明け」と同じくマーヴィン・ルロイが監督、トニー・ゴーディオが撮影したもの。出演者は「太平洋攻防船」のパット・オブライエン、「春の夜明け」のジョセフィン・ハッチンスン、「最初の接吻」のジーン・ミューア、「灼熱のタイヤ」のライル・タルボット、「春なき二万年」のアーサー・バイロン、「お姫様大行進」のジョン・エルドレッジ、駒井哲等。
  • 吾が捧げし命

    「この三人」「紅はこべ」のマール・オベロンと「男装」「泉」のブライアン・エイハーンとが主演するサミュエル・ゴールドウィン作品で、脚本はジョン・L・ボルダーストン、ローズ・フランケン、ウィリアム・ブラウン・メロニーの三人が協力して書卸し、監督にはニューヨークの舞台演出者たるH・C・ポッターが当たった。ポッターとしては、これが出入り第一回作品である。助演者は、「麦の秋」のカレン・モーリー、ニューヨークの舞台から来たジェローム・コウアン、「生活への道」のデイヴィッド・ニーヴン、「小公子」のヘンリー・スティーブンソン、「支那ランプの石油」のドナルド・クリスプ、「医者の日記」のレイ・ハウルド・セオドア・フォン・エルツ、等である。撮影は、「生活への道」「この三人」と同じくグレッグ・トーランドの担任。
  • トレント大事件

    「ファジル」「空中サーカス」等と同じくホワード・ホークス氏が監督したもので、イー・シー・ベントリー氏の原作を「村の賢者」「焔の女性」のビューラー・マリー・ディックス女史が改作、「浮気は御法度」「タキシー十三号」のスコット・ダーリング氏が脚色した。出演者は「吃驚仰天」「決闘商売」等のレイモンド・グリフィス氏、「キートンのカメラマン」「底抜け騒ぎ」のマーセリン・デイ嬢、「明日の結婚」「愛に飢えて」のローレンス・グレイ氏、「大河の奇族」「北欧の海賊」のドナルド・クリスプ氏野次喜多喜劇のレイモンド・ハットン氏、警官役で有名なエド・ケネディ氏、「噂の女」「姫百合の花」のニコラス・スーサニン氏等で、撮影は「女の一生」「ニューヨークの波止場」のハロルド・ロッソン氏が担任している。
  • 酒の神よさらば

    「禁酒御免」「宣伝第一」等同様ブライアント・ウォッシュバーン氏主演のパ社映画で、原作はホルウォーシー・ホール氏及びヒュー・カーラー氏の小説。エルマー・ハリス氏が脚色し、多くのウォッシバーンーズ絵画や「未開の人」等の監督者として又「散り行く花」に出演して知名のドナルド・クリスプ氏が監督した。相手役はワンダ・ホウリー嬢。
  • 呪いの家

    最近アメリカの映画界の流行の1つとしてミステリイ・ピクチュアの製作があげられる。この映画はドロシー・マカードルの怪奇小説を映画化したいわゆるそのミスティイ・ピクチュアである。演劇プロデューサーの立物ギルバート・ミラーの下に舞台監督として活躍していたルイス・アレンの第一回映画監督の作品であって、ドディ・スミスとフランク・バートスの2人が脚色を担当している。主役はレイミランド。彼はアルコール中毒患者をテーマとした映画「失われた週末」で最近アカデミイ演技賞を獲得している。相手役のルース・ハッシーもゲイル・ラッセルも新人女優で、前者は舞台出身、後者は、サンタ・モニカ・ハイスクールから発見されて直接映画界入りをした。なおこの映画には、著名な舞台女優マウド・ダービンと俳優オチス・スキナーとの間の娘で、やはり舞台女優として活躍していたゴルネリア・オチス・スキナーが出演している。
  • 大河の奇賊

    「轟く天地」「噴火山」等の監督者ウィリアム・K・ハワード氏のフォックス社に入社してからの作品である。原作者はチャールズ・フランシス・コー氏。脚色したのはジョン・ラインハルト並にベン・マークソンの二氏。主演者は「血涙の志士」「港々に女あり」のヴィクター・マクラグレン氏で、それを助けて「愛に飢えて」「三人水兵恋行脚」のロイス・モーラン嬢、「青春謳歌」「ニュース前進曲」のニック・スチュアート氏が主演するほか、「四人の息子(1928)」のアール・フォックス氏、俳優たり監督者たるドナルド・クリスプ氏も主演している。
  • 北欧の海賊

    第8世紀乃至第11世紀頃ヨーロッパの西海岸を荒しまわった有名な海賊の伝記を基に書かれたオティリー・ア・リリエンクランツ氏の小説を映画化したもので、ジャック・カニンガム氏がその脚色に当たり、「女ラッフルズ」と同じくロイ・ウィリアム・ニール氏が監督した。主役は「大河の奇賊」「ブラック・パイレイト」のドナルド・クリスプ氏、「男・女・妻」のポーリン・スターク嬢、「熊馴らしの娘」のルロイ・メイソン氏、この3人であるが、そのほかアンダース・ランドルフ氏、ハリー・ルイス・ウッズ氏、リチャード・アレクサンダー氏、等も出演している。テクニカラー・プロセスによって天然色が施されたサウンド・ピクチュアである。キャメラはジョージ・ケイヴ氏の担任。ヘンリー・ピー・ウォルソール氏、ジョゼフィン・クロウェル夫人、等が出演している。
  • 恋の挽歌

    「サラトガ」「空駆ける恋」のクラーク・ゲーブルと「夕陽特急」「結婚クーデター」のマーナ・ローイが主演する映画で、「愛と光」「模倣の人生」のジョン・M・スタールが制作・監督したもの。故エルシー・T・ショーフラー作の舞台劇を英国の劇作家ジョン・バン・ドルーテンが「アンナ・カレーニナ」「嵐の三色旗」のS・N・ベールマンと協力脚色した。助演者は「嵐の三色旗」のエドナ・メイ・オリヴァー、「十三日の金曜日」のエドモンド・グウェン、「夕陽特急」のアラン・マーシャル「或る女」のドナルド・クリスプ、「クレイグの妻」のビリー・バーク等で、キャメラは「大地」「裏街」のカール・フロイントの担任である。
  • シャーロック・ホームズ(1929)

    「夢想の犯罪」「忘れられた顔(1928)」のクライヴ・ブルック氏が主役を勤める映画でアーリー・コナン・ドイル卿原作の短編にもとづいてバジル・ディーン氏と「嫉妬」「手紙」のギャレット・フォート氏とが脚色し、舞台劇方面で著名な監督者バジル・ディーンが監督をした。助演者は映画初出演の舞台俳優エィチ・リーブス・スミス氏、新進のベティー・ローフォード嬢、「レヴュー結婚」「底抜け騒ぎ」のフィリップス・ホームス氏、「忘れられた顔(1928)」のハリー・T・モーレイ氏、「北欧の海賊」のドナルド・クリスプ氏、チャールズ・ヘイ氏等である。
  • 名犬ラッシー ラッシーの息子

    エリック・ナイトの名作ファミリー物語「名犬ラッシー」の映画版第2作にして日本未公開の一編。第二次世界大戦を背景に、逞しい青年へと成長を遂げたジョーとラッシーの息子・ラディが大活躍を見せる。※一般告知解禁日:12月18日【スタッフ&キャスト】監督:S・シルバン・サイモン 原作・脚本:ジーン・バートレット キャラクター原案:エリック・ナイト 出演:ピーター・ローフォード/ドナルド・クリスプ/ジューン・ロックハート
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  • 散り行く花(1919)

    世紀の巨匠D・W・グリフィスと、当時の大人気女優リリアン・ギッシュがタッグを組んで挑んだ傑作ドラマ。
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  • 或る女(1937)

    「札つき女」「化石の森」のベティ・デイヴィスと「暗黒街の弾痕」「高圧線」のヘンリー・フォンダが主演。「晩春」「台風」と同じくエドモンド・グールディングが原作・脚色・監督。撮影は「青春の抗議」「Gガン」のアーネスト・ホーラー。助演者は「沙漠の朝」のイアン・ハンター、「緑の灯」のアニタ・ルイズを始め、「進め騎兵隊」のドナルド・クリスプ、「お人好しの仙女」のヒュー・オコネル、「生活への道」のキャサリン・アレクサンダー、メアリー・フィリップス等。
  • ある女の一生

    「泉」「晩春」のアン・ハーディングが「昨日」「空飛ぶ音楽」のジョン・ボールズを相手に主演する映画で、ルイス・ブロムフィールドの原作を「泉」「小牧師(1934)」のジェーン・マーフィンが脚色し、「農園のレベッカ」「嵐の国のテス(1932)」のアルフレッド・サンテルが監督に当たり、「紅雀」「宿命の窓」のルシエン・アンドリオが撮影した。助演者は「結婚の夜」のヘレン・ヴィンソン、「愛と光」のベティ・ファーネス、「乙女よ嘆くな」のフランク・アルバートソン、「南海の劫火(1932)」のクレイトン・チェニー、「泉」のセーラ・ヘイドン、モリー・オディ、その他。
  • 栄光の都

    「キャグニーの新聞記者」「いちごブロンド」のジェームズ・キャグニーと「嵐の青春」のアン・シェリダンが主演する映画でアベン・カンデルの小説をジョン・ウェクスリーが脚色し、「すべてこの世も天国も」のアナトール・リトヴァクが監督、「アメリカ交響楽」のソル・ポリートと「いちごブロンド」のジェームズ・ウォン・ホウが撮影に協力した。助演者は「我等の町」のフランク・クレイヴン、「我が道を往く」のフランク・マクヒュー、「影なき殺人」のアーサー・ケネデイ「ゾラの生涯」のドナルド・クリスプ、「いちごブロンド」のジョージ・トビアス、「三十四丁目の奇跡(1947)」ジェローム・コウアン、「影なき殺人」の監督エリア・カザン等で、音楽はマックス・スタイナーが作曲している。
  • オクラホマ・キッド

    「汚れた顔の天使」「無限の青空」のジェームズ・キャグニーが主演する映画でエドワード・E・パラモア・ジュニアとウォーリー・クラインが協力書卸したストーリーを、「汚れた顔の天使」「夜はパリで」のウォーレン・ダフが、「3人の仲間」のエドワード・E・パラモア・ジュニアとロバート・バックナーと協力して脚色し、「太平洋の翼」「暗黒王マルコ」のロイド・ベーコンが監督に当り、「ゼンダ城の虜(1937)」「無敵艦隊」のジェームズ・ウォン・ホウが撮影したもの。主演のキャグニーを囲って「汚れた顔の天使」「デッド・エンド」のハンフリー・ボガート、「夜はパリで」「4人の姉妹」のローズメリー・レーン、「黄昏(1938)」「黒蘭の女」のドナルド・クリスプ、「テキサス人」「セイルムの娘」のハーヴェイ・スティーブンス、「海賊(1938)」のヒュウ・サザーン、チャールズ・ミドルトン、ジョン・ミルジャン等が出演している。なお音楽は「4人の姉妹」「黄昏(1938)」のマックス・スタイナーが担当している。
  • 白衣の天使

    赤十字の祖たるフローレンス・ナイチンゲールの苦闘を描いた映画で、「科学者の道」「真夏の夜の夢」のウィリアム・ディーターレが監督し、「母の素顔」「ワンダー・バー」のケイ・フランシスが主演する。脚本は「ダアク・エンゼル(1935)」のモードント・シャープがリットン・ストラッチーのエッセイ及び史実に沿って書き下ろした。助演者は「母の素顔」「真夏の夜の夢」のアイアン・ハンターを始め、「科学者の道」のドナルド・ウッズ及びヘンリー・オニール、「丘の一本松」のナイジェル・ブルース、「ある女の一生」のドナルド・クリスブ、フィービー・フォスター、チャールズ・クローカー・キング、その他の面々で、撮影は「科学者の道」「小さい親分」のトニイ・ゴーディオが担当した。
  • 非常警戒

    「浮かれ街道」「脱走兵物語」と同じくウィリアム・ボイド氏の主演映画で、エリオット・J・クローソン氏の原作を「空の鍛冶屋」「旅役者」のテイ・ガーネット氏が脚色し「陸軍士官学校」「突撃」のドナルド・クリスピ氏が監督したもの。俳優は主演者の他に「脱走兵物語」「旅役者」のアラン・ヘール氏、「女相場ドル相場」のジャクリーン・ローガン嬢、ロバート・アームストロング氏、トム・ケネディー氏その他が出演している。カメラは「旅役者」「ダニューブの漣」のアーサー・ミラー氏が担当している。
  • 復讐二連銃

    「凱旋門」のエンタプライズ社の1947年作品。「西部の王者」のハリー・シャーマンが製作を担当し、アンドレ・ド・トスが監督に当たった西部劇で、西部小説家ルーク・ショートの原作をジャック・モフィット、グレアム・ベイカー、セシル・クレーマーの3人が脚色。撮影には「遊星よりの物体X」のラッセル・ハーラン、音楽の作曲と指揮には「花嫁の父」のアドルフ・ドイッチェが当たった。主演は「落日の決闘」のジョエル・マクリーと「奥様は魔女」のヴェロニカ・レイクで、ドン・デフォー(「秘密警察」)、ドナルド・クリスプ(「緑園の天使」)、プレストン・フォスター(「北西騎馬警官隊」)、アーリーン・ウィラン、チャールズ・ラグルズらが助演する。
  • 黄昏(1938)

    「或る女」「黒蘭の女」のベティー・デーヴィスと「躍り込み花嫁」「結婚スクラム」のエロール・フリンとが主演する映画。マイロン・ブリニッグ作のベスト・セラー小説を「緑の灯」のミルトン・クリムスが脚色し、「最後の戦闘機」「女人禁制」のアナトール・リトヴァクが監督し、「風雲児アドヴァース」「大森林」のトニーゴーディオが撮影し、「黒蘭の女」のマックス・スタイナーーが伴奏楽を書いた。助演俳優は「或る女」のアニタ・ルウイズ、アイアン・ハンター及びドナルド・クリスプ、「明日は来らず」のビューラ・ボンディー、「舗道の雨」のヘンリー・トラヴァース、「暗黒王マルコ」のジェーン・ブライヤン、「4人姉妹」のディック・フォーラン、「結婚スクラム」のパトリック・ノウルズ、「ステラ・ダラス(1937)」のアラン・ヘール、「椿姫(1937)」のローラ・ホープ・クルーズ、新顔のリー・パトリック等。
  • 二つの顔(1930)

    「拳銃の洗礼」と同じくエドモンド・ロウ主演、ウィリアム・K・ハワード監督、ジョージ・シュナイダーマン撮影、になる映画でデニソン・クリフト作の舞台劇を「法の外(1930)」「滅びに行く凱歌」のギャレット・フォートが脚色したもの。助演者は「ブルドッグ・ドラモンド」「海の巨人(1930)」のジョーン・ベネット、「異教徒」のドナルド・クリスプ、「棘の園」のバーバラ・レナード、デイヴィッド・トーレンス、ジョージ・レナヴェント、ラムスデン・ヘーア等である。
  • 進め龍騎兵

    「海賊ブラッド」と同じくエロール・フリンとオリヴィア・デ・ハヴィランドが主演する映画で、テニソンの詩に取材してマイレル・ジャコピーが書き卸し、「EP一号応答なし」のローランド・レイと協力して自ら脚色し、「海賊ブラッド」「黒地獄」のマイケル・カーティズが監督に当たっている。助演は英国から来たパトリック・ノウルズ、「海賊ブラッド」のヘンリー・スチブンスン、「丘の一本松」のナイジェル・ブルース、「白衣の天使」のドナルド・クリスプ、「ハリウッド大通り」のC・ヘンリー・ゴードン、「噫初恋」のスプリング・バイントン、「モヒカン族の最後(1936)」のロバート・バラット、「過去から来た男」のデイヴィッド・ニーヴン、「虚栄の市(1935)」のG・P・ハントリー・ジュニア、ロル・ネイシュその他で撮影は「化石の森」「Gメン」のソル・ポリートの担当である。
  • 小牧師(1934)

    「若草物語(1933)」「勝利の朝」と同じくキャサリン・ヘップバーンが主演する映画で、ジェームズ・M・バリーの小説及び戯曲『小牧師』に基づき「若草物語(1933)」の共同脚色者セイラ・Y・メイスンとヴィクター・ヒアマンが「スパイK14 号」のジェーン・マーフィンと協力して脚色し「仮面の男(1933)」「地下の雷鳴」のリチャード・ウォーレスが監督に当たり、「若草物語(1933)」「痴人の愛」のヘンリー・ジェラードが撮影したもの。ヘプバーンの相手役は「舗道の雨」出演のジョン・ヒールが勤め、「痴人の愛」のアラン・ヘール及びレジナルド・デニー、「紅塵」のドナルド・クリスプ、「沈黙の証人」のラムスデン・ヘーア、「進めオリンピック」のアンディー・クライド、メアリー・ゴードン、ベリル・マーサー、子役ビリー・ワトソン等が助演している。
  • ドン・Q

    「バグダッドの盗賊(1924)」に続くダグラス・フェーアバンクス映画で当て製作された「奇傑ゾロー」の後扁とも目すべきものでヘスケス・プリチャード氏の原作に據りジャック・カニンガム氏が脚色しドナルド・クリスプ氏が監督した。主役ダグラス・フェアバンク氏の外には「おお、先生」「ボー・ブラムメル」等出演のメアリー・アスター嬢、「散り行く花」に出演した本映画の監督ドナルドクリスプ氏が出演し、その他ワーナー・オーランド氏、ジーン・ハーショルト氏、ロティー・ピックフォード嬢等の顔も見える。
  • 女性の反逆

    「乙女よ嘆くな」「男装」のキャサリン・ヘップバーンと「愛情無限」「晩春」ハーバート・マーシャルが主演する映画で、ネッタ・サイレット作の小説を「一対二」「愛情無限」のアンソニー・ヴェイラーと「メリイ・ウイドウ(1934)」「白い蘭」のエルネスト・ヴァイダが協力脚色し、「トップ・ハット」「艦隊を追って」のマーク・サンドリッチが監督にあたり、「乙女よ嘆くな」「聖林裸道中」のロバート・デグラスが撮影した。音楽指揮は「有頂天時代」のナサニエル・シルクレットの担当である。助演者は「嵐の三色旗」のエリザベス・アラン、「支那ランプの石油」のドナルド・クリスプ、新人ドリス・ダッドリー、「幻の合唱」のデヴィット・マナース、新顔のヴァン・ヘフリン、「脱線僧正」のルシル・ワトスン等の面々である。
  • 女装の快漢

    「私が女なら」で紹介された米国唯一の女形ジュリアン・エルティンジ氏の主演映画で、「未開の人」「若者よ嘆くな」その他と同じくドナルド・クリスプ氏の監督。対手はデイジー・ロビンソン嬢。
  • 海賊(1926)

    「ドン・Q」に続くダグラス・フェアバンクス氏主演映画で「バグダッドの盗賊(1924)」の作者エルトン・トーマス氏の原作をジャック・カニンガム氏が脚色し「シャーロック・ホームズ(1922)」等と同じくアルバート・パーカー氏が監督したものである。フェアバンクス氏の対手役は「侠勇ドン・ジュアン」「飛行郵便」等出演のビリー・ダヴ嬢が勤め、「ドン・Q」出演のドナルド・クリスプ氏、サム・ド・グラッス氏等が助演している。因みに本映画はテクニカラー・プロセスによる総天然色映画である。
  • 陸軍士官学校

    陸軍少佐たるアレクサンダー・チルトン氏と同じくロバート・グラスバーン氏とが合作したストーリーにより、「ヴォガケ船唄」や「昨日への道」に出演したウィリアム・ボイド氏が主演する映画である。脚色したのはダグラス・Z・ドーティー氏で、「ドン・Q」「海底王キートン」と同じくドナルド・クリスプ氏が監督した。ボイド氏の相手役としてベシー・ラヴ嬢が久し振りでその姿を見せる。ヒュー・アラン氏、ルイ・ナトー氏、等が助演する外ウェスト・ポイントの士官候補生等がエクストラとして多数賛助出演している。
  • 山羊

    喜歌劇から映画界に入ったフレッド・ストーン氏の処女作であり、又本邦に於る氏の御目見得映画である。撮影場の内部を背景とした喜劇で、フランセス・マリオン嬢原作、ドナルド・クリスプ氏の監督である。新顔のウィニフレッド・グリーンウッド嬢が氏の恋人に扮し、「山賊と牧師」「鷹の追跡」出演のリー・ミッチェル嬢や、感じの良いフィロ・マッカロー氏其他パ社の御歴歴レイモンド・ハットン氏、ノアー・ビーリー氏等も顔を見せる。
  • 探鉱家

    デーン・クーリッジ氏の原作で、ドナルド・クリスプ氏監督の活劇で、主役はファーラー嬢の相手として「神に見離された女」「ジャンダーク」等で古典劇に於る手腕を見せたウォーレス・リード氏と「情熱の国」「鉄火ブライス」等に主演したアン・リットル嬢である。
  • シー・ホーク(1940)

    サイレント時代にも映画化されたラファエル・サバティニの小説の再映画化で、「進め龍騎兵」「海賊ブラッド」のエロール・フリンが主演する。脚本は「ロビンフッドの冒険」のシートン・I・ミラーとハワード・コッホが共同執筆し、音楽、撮影は共に「ロビンフッドの冒険」のエリック・ウォルフガング・コーンゴールド、ソル・ポリートが夫々担当している。相手役は新顔のブレンダ・マーシャル、「4人の姉妹」のクロード・レインズ、「黄昏(1938)」のドナルド・クリスプ及びアラン・ヘール、「無敵艦隊」のフローラ・ロブソン、「椿姫(1937)」のヘンリー・ダニエル、その他である。
  • 紅薔薇(1921)

    多くのパ社映画や「未開の人」其他の監督として、又「散り行く花」等に出演し俳優としても知名なドナルド・クリスプ氏が英国のパラマウント社に於いて主演及び監督した映画である。アイアン・マクラレン氏の小説として、又ジェームズ・マッカーサー氏及びオーガスタス・トーマス氏合作の舞台劇として有名なものをマーガレット・ターンブル女史が脚色して映像化したものである。
  • 海底王キートン

    「忍術キートン」に続くバスター・キートン氏の喜劇で、例によってジャン・ハヴェズ氏、クライド・ブラックマン氏、ジョー・ミッチェル氏等の原作脚色に成り、キートン氏自身が「ドン・Q」を監督したドナルド・クリプス氏と共に監督の任に当たった。相手役は「忍術キートン」の時と同じくキャスリン・マクガイア嬢である。常に新しい滑稽味を考え出す事に努力しているキートン氏は、この映画に於ても奇想天外な喜劇を見せてくれる。
  • 異教徒

    「南海の白影」に次ぐW・S・ヴァン・ダイク氏の監督作品で「導火線」のジョン・ラッセル氏原作のストーリーから「情炎の美姫」「明眸罪あり」のドロシー・ファーナム女史が脚色したもの。主役を演ずるのは「思い出」「大飛行艦隊」のラモン・ノヴァロ氏で、「コサック(1928)」「旅役者」のルネ・アドレー嬢、「北欧の海賊」「シャーロック・ホームズ(1929)」のドナルド・クリスプ氏、「キット・カーソン」のドロシー・ジャニス嬢等が助演。キャメラは「南海の白影」「冒険児」等のクライド・デ・ヴィナ氏が担任。
  • 地獄特急(1932)

    「悪魔の富籤」「貞操切符」のエリッサ・ランディが主演する映画で、「地下の雷鳴」「春ひらく(1931)」のポール・ルーカスが相手役を勤める。原作は「上海特急」のハリー・ハーヴェイが書き、「女性に捧ぐ」「狼火」と同じくブラッドリー・キングが脚色、フランク・ロイドが監督に当たった。キャメラは「十三号室の女」「貞操切符」のジョン・サイツの担任である。助演者は「悪魔の富籤」「誰だ犯人は?」「上海特急」のワーナー・オーランド、「大西洋横断」のアール・フォックス、「キック・イン」のドナルド・クリスプ等である。
  • 三人姉妹(1942・アメリカ)

    「肉体と幻想」「大平原」のバーバラ・スタンウィックと「雨ぞ降る」「彩られし女性」のジョージ・プレントが主演する映画で、スチーヴン・ロングストリート作の小説を「ブルースを唄う女」のレノア・コフィーが脚色、「アメリカ交響楽」「情熱の航路」のアーヴィング・ラパーが監督した。助演者は「暗い勝利」のジェラルディン・フィッツジェラルド、「嵐の青春」のナンシー・コールマン、「シー・ホーク(1940)」のドナルド・クリスプ、新人ギグ・ヤング、「我が道を往く」のジーン・ロックハート、フロンディー・シリーズのラリー・シムズである。なお撮影は「情熱の航路」のソル・ポリートが監督し、音楽は「カサブランカ」のマックス・スタイナーが作曲した。1942年作品。
  • ジキル博士とハイド氏(1941)

    数回映画となったロバート・ルイス・スティーヴンソンの有名な小説の映画化で、これは1941年の作である。脚本は「ブーム・タウン」のジョン・リー・メインが執筆、監督には「冒険」「テスト・パイロット」のヴィクター・フレミングが任じ、撮影は「ガス燈」「冒険」のジョゼフ・ルッテンバーグが指揮し、音楽は「女性No.1」のフランツ・ワックスマンが書いた。主役は「女性No.1」「ブーム・タウン」のスペンサー・レイシーで「聖メリーの鐘」「ガス燈」のイングリッド・バーグマン「美人劇場」のラナ・ターナーが共演するほか、「ゾラの生涯」のドナルド・クリスプ「ベデリア」のアイアン・ハンター「西部魂(1941)」のバートン・マクレーン、老名優C・オーブリー・スミス、監督として知名のビーター・ゴトフレー等が助演している。
    80
  • ふるさと物語

    日本未公開作品。若き日のマリリン・モンローが出演している。
  • 突撃(1928)

    セイダ・コウアン女史の原作並びに脚色したものに基づき「海底王キートン」「陸軍士官学校」と同じくドナルド・クリスプ氏が監督した映画である。主役は「ドラモンド大尉」「大学行進曲」のロッド・ラ・ロック氏で、「ガウチョウ」「狼の唄」のルーペ・ヴェレス嬢が相手役を演ずるが、そのほか「中華街の夜」のワーナー・オーランド氏が重要な役を演じているのを初めとし「ウィリー・リバー」のルイ・ナトー氏、「サブマリン」のクラレンス・バートン氏、等も出演している。
  • ホッブス嬢

    滑稽小説家ジェローム・K・ジェローム氏原作の舞台劇を、リアルアート社入社後第1回作品としてワンダ・ホウリー嬢が主演の下に、パラマウント社にいたドナルド・クリスプ氏が監督して製作したものである。しかしニュース誌は「ホウリー嬢の心を動かすような性格を除いては、些かの興味もない筋を持った作品」と言っている。ジャック・マルホール氏、ヘレン・エディー嬢等の知られた人々がスターとして初舞台のホウリー嬢を助けている。
  • 若者よ嘆くな

    「若き日の歓び」「ジプシー生活」等において若者の心理描写に独自の腕を見せて好評を取ったウォッシュバーン氏が主演で、相手もその方面の達者シャーリー・メイスン嬢、カッスン・ファーガソン氏等である。
  • 未開人

    ユ社を去って独立したモンロー・ソールズベリー氏が第1回の作品である。対手は美しいジェーン・ノヴァック嬢。パラマウント映画を数多く監督したドナルド・クリスプ氏の監督である。『実に珍しいほど美しい背景が使用してあるが、写真の題名及びスターなるソールズベリー氏に対して抱く期待は、この映画を見て稍外れざるを得ない。そは活劇味の足りないためと、筋に新味のないためである』とはニュース誌の評である。

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 7/27

清水崇(1972)

ホムンクルス

山本英夫原作の同名コミックを実写映画化。記憶も感情も失くしたホームレスの名越の前に医学生・伊藤が現れ、第六感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開ける手術を受けることに。手術を受けた名越が右目を瞑って左目で見ると、人間が異様な形に見えるようになる。出演は、「ヤクザと家族 The Family」の綾野剛、「カツベン!」の成田凌、「空に住む」の岸井ゆきの、「記憶の技法」の石井杏奈、「海難1890」の内野聖陽。監督は、「呪怨」シリーズの清水崇。

樹海村 じゅかいむら

2020年に大ヒットした「犬鳴村」に続く“恐怖の村”シリーズ第2弾。古くから人々を戦慄させてきた禍々しい呪いが、不気味で壮大な樹海の奥深くに封印されてから13年。響と鳴の姉妹の前に、“あれ”が出現。そして、樹海で行方不明者が続出する……。出演は「ジオラマボーイ・パノラマガール」の山田杏奈、「太陽の家」の山口まゆ。監督は「犬鳴村」に続き、清水崇が務める。
ドニー・イェン(1963)

燃えよデブゴン TOKYO MISSION

「るろうに剣心」などのアクション監督、谷垣健治が監督したドニー・イェン主演のアクション。ある事件がきっかけで閑職に異動させられ、婚約者とも別れた刑事のファーロンは、暴飲暴食がたたって“デブゴン”化。そんな彼が、日本で巨大な陰謀に立ち向かう。「カツベン!」の竹中直人、「孤狼の血」の丞威、「星屑の町」の渡辺哲、「事故物件 恐い間取り」のバービーらが共演。

追龍 ついりゅう

「イップ・マン」シリーズのドニー・イェンと「グレート・アドベンチャー」のアンディ・ラウが共演、香港警察と黒社会の関係を活写した実録犯罪ドラマ。1960年代。警察署長ロックに助けられたホーは、黒社会でのし上がり、ロックと友情を結んでいくが……。監督は、「ゴッド・ギャンブラー」シリーズのバリー・ウォンと、「コールド・ウォー」シリーズや「ラスト・シャンハイ」など数々の作品の撮影を手がけてきたジェイソン・クワン。汚職が蔓延し黒社会と繋がっている警察が市民を恐怖に陥れていた時代に実在した黒社会(香港マフィア)のボス、ン・シックホーと警察署長ルイ・ロックをモデルにしている。