中谷美紀 ナカタニミキ

  • 出身地:東京都東村山市
  • 生年月日:1976/1/12

略歴 / Brief history

東京都東村山市の生まれ。10代前半の頃よりモデルとして活動し、1991年、テレビ朝日のバラエティ番組『桜っ子クラブ』内の企画“となりのマブ子ちゃん大賞”でグランプリを受賞。同じくグランプリの東恵子とアイドルデュオ“KEY WEST CLUB”を結成して、『お誂え向きのDestiny』で歌手デビューする。93年には『あなたがわからない』でソロデビューし、アイドル兼歌手として活動を続ける。93年、フジテレビのドラマ『ひとつ屋根の下』に出演して、女優業にも進出。日本テレビ『横浜心中』『遠山金志郎美容室』94、『ステイション』95などに出演したのち、96年には坂本龍一のプロデュースでシングル『MIND CIRCUS』を発表し、これが自身の出演ドラマでもある日本テレビ『俺たちに気をつけろ』96の挿入歌に使用された。以後も、『クロニック・ラヴ』がTBS『ケイゾク』99、『フロンティア』が日本テレビ『女医』99の主題歌となるなど、女優活動と並行して歌手としても活躍する。95年、大森一樹監督の「大失恋。」で映画初出演。同年、利重剛監督が日本映画監督協会新人賞を受賞した「BeRLiN」で不思議な魅力のデート嬢・キョーコを演じ、鮮烈な主演デビューを飾る。テレビドラマでは、TBS『ふぞろいの林檎たちⅣ』『恋のためらい』97、フジテレビ『Days』98、日本テレビ『ハルモニア・この愛の涯て』98、NHK-BS『ゲームの達人』99などを経て、99年、代表作の一本となる『ケイゾク』に主演。頭脳明晰で変人の刑事・柴田純を演じる。一話完結の刑事ドラマというオーソドックスな構成に始まり、中盤よりシリアスなストーリーへと展開。謎の収束しない結末や、中谷はじめ個性的かつ不安定なキャラクターたちが人気を呼び、放送終了後も熱狂的なファンを多数生み出すカルトドラマとなった。同作のメイン演出家・堤幸彦、脚本家・西荻弓絵、共演の渡部篤郎とともに大きく注目され、主演女優としての地位を固める。98年から99年にかけては、Jホラー・ブームを巻き起こした「リング」シリーズにも出演。大学院生・高野舞役で、第1作では脇役だった「リング」から、続編「らせん」ではヒロインに、さらに「らせん」とは異なる設定で作られた続編「リング2」では主演を張り、同シリーズを牽引した。2000年代に入ってからは、日本テレビ『永遠の仔』00の性的虐待を生き延びた女性、テレビ朝日『R-17』01のスクールカウンセラー、NHK『聖徳太子』01の聖徳太子の妻・刀自古郎女などシリアスな役柄を中心とするもの、竹野内豊の相手役をつとめたTBS『真夏のメリークリスマス』00のようなラブストーリーや、フジテレビ『恋するトップレディ』02のフリーターから市長へと担ぎ上げられるヒロインといった軽みのある役も演じる。映画では、ドラマに続き映画版も製作された「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」00をはじめ、中田秀夫監督「カオス」00の謎めいた人妻、滝田洋二郎監督「壬生義士伝」03、タカハタ秀太監督「ホテルビーナス」04の愛する男を支える気丈な女性、大谷健太郎監督「約三十の嘘」04の冷静な女詐欺師、SABU監督「疾走」05のヤクザの情婦、黒沢清監督「LOFT/ロフト」06のスランプに陥った孤独な作家など、ひと癖ありながらも凛とした強さをもつ役柄が多い。そして、そのイメージを逆手に取り、かつ大きく飛躍させたのが、06年の中島哲也監督「嫌われ松子の一生」である。優秀な女教師から風俗嬢へ、さらに情夫を殺して刑務所へ収監され、最期は河川敷で少年たちに撲殺される女性の悲惨な人生を描いた同作で主人公の川尻松子に扮し、その生真面目さ、愚かさ、純粋さを見事に表現。きわどい題材にも拘わらず作品は大ヒットを記録し、中谷自身もキネマ旬報賞、報知映画賞、毎日映画コンクール、日本アカデミー賞、香港国際映画祭アジアン・フィルム・アワードの主演女優賞を獲得するなど、同世代の女優たちの中で頭ひとつ抜きん出た存在となる。以後もテレビ朝日『ガンジス河でバタフライ』07、NHK『白洲次郎』09、TBS『JIN/仁』09・11などのテレビドラマに出演するも、主な活動の場はほぼ映画に移行し、堤幸彦監督と再び組んだ「自虐の詩」07では乱暴者の夫を愛する健気な女性を、浜本正機監督「あかね空」07では豆腐職人の夫を励ます江戸っ子の妻を、三原光尋監督「しあわせのかおり」08では中華料理に魅せられるキャリア女性を、矢崎仁司監督「スイートリトルライズ」10では平穏な夫婦生活に倦む人妻をといった具合に、生活感ある役柄を演じるようにもなる。一方で、オタク青年と恋愛を育む美女“エルメス”を演じた「電車男」05や、恋に不器用なOLに扮した「7月24日通りのクリスマス」06などラブコメディでも手堅い演技を見せる。韓国との合作映画「力道山」06でのソル・ギョング演じる力道山の妻・綾、キーラ・ナイトレイ、マイケル・ピットらと共演した五カ国合作映画「シルク」での在仏日本人マダム・ブランシュなど、海外作品でも存在感を放つ。本領発揮となる“業を背負った女性”役でも、09年の犬童一心監督「ゼロの焦点」09で忌まわしい過去を消して社長夫人となるも転落する室田佐知子役を演じ、日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞した。

中谷美紀の関連作品 / Related Work

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  • ボヤージュ・オブ・タイム

    「ツリー・オブ・ライフ」のテレンス・マリック監督が、革新的な視覚効果を用いて宇宙の壮大な足跡を映し出すドキュメンタリー。爆発によって宇宙が誕生し、惑星が変化を遂げていく中で宿り育まれてきた様々な生命の歩みを辿りながら、人類の未来を探求する。ナレーションは「キャロル」のケイト・ブランシェット。視覚効果は「ツリー・オブ・ライフ」のダン・グラス。プロデューサーに「白い帽子の女」のブラッド・ピットが名を連ねる。
    60
  • FOUJITA

    1920年代からフランスを中心に活躍し、帰国後は戦時下に数々の戦争協力画を描いた日本人画家、藤田嗣治の半生を描いた伝記映画。「死の棘」の小栗康平監督が、自ら執筆したオリジナル脚本を映画化した。出演は「舟を編む」のオダギリジョー、「繕い裁つ人」の中谷美紀、「最後のマイ・ウェイ」のアナ・ジラルド。
  • 繕い裁つ人

    洋裁店を営む女性と彼女が作るこだわりの服をめぐった池辺葵による同名漫画を、「しあわせのパン」「ぶどうのなみだ」の三島有紀子監督が映画化。脚本は「永遠の0」の林民夫が担当。祖母から受け継いだ洋裁店で依頼主の心に寄り添う洋服を作り続ける市江を「利休にたずねよ」「嫌われ松子の一生」の中谷美紀が、彼女にぶつかっていく百貨店に勤める男を「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」の三浦貴大が演じる。ほか、「小野寺の弟・小野寺の姉」の片桐はいり、「小さいおうち」の黒木華、「麦子さんと」の余貴美子らが出演。平井堅が歌う財津和夫の『切手のないおくりもの』のカバーが主題歌になっている。
    70
  • 渇き。(2014)

    読者を圧倒するような筆致で第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した深町秋生の小説『果てしなき渇き』(宝島社・刊)を、「告白」が第83回アカデミー賞外国語映画賞日本映画代表作品に選出された中島哲也監督が映画化。行方不明になった娘を探すうちに、娘の知らなかった一面が徐々に明らかになり、狂気じみた行動に出る元刑事の父親を描く。家族崩壊を招いたろくでなしの父親を演じるのは「わが母の記」「Shall we ダンス?」の役所広司。中島監督とは「パコと魔法の絵本」以来のタッグとなる。また、周囲を翻弄する美貌の娘に「ただいま。」の小松菜奈が扮する。ほか、「悪人」の妻夫木聡、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀らが出演。
    50
  • 利休にたずねよ

    第140回直木賞を受賞した山本兼一の同名小説を映画化。茶の湯を芸術の域にまで高め美意識を研鑽する茶人・千利休の情熱を描く。利休を語る上で欠かせない黄金の茶室、待庵、北野大茶会なども作品中で再現されている。監督は「火天の城」「精霊流し」の田中光敏。脚本はNHK大河ドラマ『天地人』の小松江里子。音楽は「レッドクリフParttI・II」の岩代太郎。美を追求する千利休を「一命」「出口のない海」の市川海老蔵が、利休の妻を「源氏物語 千年の謎」「嫌われ松子の一生」の中谷美紀が、利休に傾倒しながらも畏れる豊臣秀吉を「R100」「ハゲタカ」の大森南朋が演じる。また若い頃の利休の師役で、2013年に他界した市川團十郎が特別出演をしている。
    60
  • 清須会議

    「ラヂオの時間」「ステキな金縛り」の三谷幸喜監督が、自身による同名小説を原作に映画化。日本史上、初めて“会議の席上で歴史が動いた”といわれる清須会議での人間模様を描く。出演は「わが母の記」の役所広司、「探偵はBARにいる」の大泉洋、「アウトレイジ ビヨンド」の小日向文世、「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市、「悪人」の妻夫木聡。
    75
    • 怖い
    • 重厚感のある
    • 考えさせられる
  • リアル 完全なる首長竜の日

    第9回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した乾緑郎『完全なる首長竜の日』(宝島社・刊)を、「回路」「トウキョウソナタ」などで世界的に評価の高い黒沢清監督が映画化。自殺未遂をして昏睡状態になった恋人の意識へ潜入するうちに遠い日の出来事に行き着く。「トウキョウソナタ」「アントキノイノチ」の田中幸子が黒沢監督とともに脚本を担当。「るろうに剣心」「BECK」の佐藤健が恋人と脳内意思疎通を図り意識の迷宮に迷い込む男を、「映画 ホタルノヒカリ」「おっぱいバレー」の綾瀬はるかが昏睡状態の患者を演じる。ほか「源氏物語 千年の謎」の中谷美紀、「マイウェイ 12,000キロの真実」のオダギリジョー、「毎日かあさん」の小泉今日子らが出演。
  • ひまわりと子犬の7日間

    保健所に連れてこられた母犬と子犬たちの命を守ろうとする職員の必死の奮闘を描いた感動作。2007年に宮崎県の保健所で実際に起きた出来事を綴った山下由美の『奇跡の母子犬』(PHP研究所・刊)をもとにしている。監督・脚本は「母べえ」や「武士の一分」「十五才 学校IV」で山田洋次監督とともに脚本を手がけ、日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した平松恵美子。本作が初監督作品となる。「ツレがうつになりまして。」「アフタースクール」の堺雅人が、殺処分寸前の母犬と子犬たちを助けるために奔走する職員を演じる。ほか、「阪急電車 片道15分の奇跡」の中谷美紀、「冷たい熱帯魚」のでんでん、「人生、いろどり」の吉行和子らが出演。
    90
  • 源氏物語 千年の謎

    日本史上に残る恋愛小説『源氏物語』を、大胆な解釈で主人公・光源氏と作者・紫式部の恋を並行して描いた歴史絵巻。「ハナミズキ」の生田斗真、「小川の辺」の東山紀之、「阪急電車 片道15分の奇跡」の中谷美紀、「モテキ」の真木よう子、「君に届け」の多部未華子、「七瀬ふたたび」の芦名星など、豪華キャストが顔を揃えた。
  • 阪急電車 片道15分の奇跡

    片道わずか15分のローカル電車を舞台に、そこに乗り合わせた人々の悲喜こもごもの人間模様を綴る群像劇。『フリーター、家を買う』の有川浩のベストセラー小説を、これが劇場用映画デビューとなる『結婚できない男』の三宅喜重が監督。出演は「ゼロの焦点」の中谷美紀、『ライアーゲーム』の戸田恵梨香、「眉山」の宮本信子。2011年4月23日より関西先行公開。
    90
  • それいけ!アンパンマン ブラックノーズと魔法の歌

    「それいけアンパンマン!」劇場版シリーズ第22作。真っ暗闇になってしまった世界から光を取り戻すため、アンパンマンが立ち上がる。監督は「ばいきんまんVSバイキンマン!?」の矢野博之。声の出演は「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」の戸田恵子、「スイートリトルライズ」の中谷美紀など。
  • スイートリトルライズ

    江國香織原作の同名小説を映画化。それぞれ別の相手と激しい恋に落ちた夫婦の愛の行方を、繊細な演出と深い映像美で描く。監督は、「ストロベリーショートケイクス」の矢崎仁司。脚本は、「七夜待」の狗飼恭子。出演は、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀、「笑う警官」の大森南朋、「ジョゼと虎と魚たち」の池脇千鶴。
    60
  • ゼロの焦点(2009)

    昭和を代表するミステリー作家、松本清張。その生誕100年を記念し、不朽の名作を「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心が61年版に続き再映画化。新婚早々、夫に失踪された妻がその行方を追う中で、驚愕の事実が明かされて行く。「おくりびと」の広末涼子、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀、「ぐるりのこと。」の木村多江が共演。
    70
  • しあわせのかおり

    古都・金沢の港町を舞台に、中華の名料理人と弟子の絆を描く人間ドラマ。出演は、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀、「村の写真集」の藤竜也、「包帯クラブ」の田中圭。監督は「村の写真集」の三原光尋。劇中には約50種類の料理が登場し、臨場感あふれる調理シーンは、特訓を積んだ中谷と藤が実際に腕前を振るっている。
    90
  • シルク(2007)

    初めて東洋の文化と女性に触れたひとりの西洋人の運命的な愛を描くラブ・ロマン。アレクサンドロ・パリッコの小説『絹』を、日本・カナダ・イタリアの合作で映画化、監督は「レッド・バイオリン」のフランシス・ジラール。出演者は「ラストデイズ」のマイケル・ピット、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイをはじめ、「SAYURI」の役所広司、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀、そしてミステリアスな少女役として「たとえ世界が終わっても」の芦名星が抜擢された。音楽を、「ラストエンペラー」でアカデミー作曲賞を受賞した坂本龍一が手掛ける。
    70
  • 自虐の詩

    幼い頃から不幸ばかりに見舞われてきた女性の半生を描いたヒューマン・コメディ。「日本一泣ける4コマ漫画」として伝説化されてきた業田良家の原作コミックを、「包帯クラブ」の堤幸彦が監督。主人公の幸江に、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀。その内縁の夫で元ヤクザの葉山イサオに「トリック」シリーズ、「大帝の剣」の阿部寛。さらには、遠藤憲一、カルーセル麻紀、竜雷太、名取裕子、西田敏行といった芸達者なキャストたちが脇を支える。
    80
  • ストリングス 愛と絆の旅路

    糸で操られたマリオネットたちの世界を舞台に繰り広げられる、デンマーク生まれのドール・ムービー。CG、VFXは一切使用しない至極の職人芸が光る作品。ジャパン・バージョンの監督は『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明。脚色は阿佐ヶ谷スパイダース主宰の長塚圭史。キャストは、草なぎ剛、中谷美紀、劇団ひとり。
  • あかね空

    京の豆腐職人・永吉と、江戸深川育ちのおふみ。この夫婦と、子供たち二代に渡る愛情と葛藤の歳月を描いた山本一力の直木賞受賞作を映画化した人情時代劇。主演は、内野聖陽(NHK大河ドラマ「風林火山」)、中谷美紀(「電車男」)。岩下志麻、石橋蓮司などの実力派演技陣が脇を固めている。監督は「ekiden〔駅伝〕」の浜本正機。
  • 7月24日通りのクリスマス

    「嫌われ松子の一生」の中谷美紀演じる、地味で平凡で妄想癖のある女性が、憧れの先輩との恋を成就させようと奮闘するロマンチック・ラブコメディ。吉田修一原作の『7月24日通り』を「電車男」の村上正典監督が映画化。共演は「地下鉄(メトロ)に乗って」の大沢たかお。
  • LOFT(2005)

    女性作家が千年前にミイラ化した女性の因果に巻き込まれる。ミステリー、ホラー、サスペンス、そしてラブストーリーの域を超えた、黒沢清監督の真骨頂というべき“至極の恐怖”の世界。主演は「嫌われ松子の一生」の中谷美紀。ほか、豊川悦司、西島秀俊らが出演。
  • 嫌われ松子の一生

    山田宗樹のベストセラー小説を、「下妻物語」の中島哲也が映画化。 愛情を求め続けた松子の波乱万丈の生涯を、CG、アニメ、ミュージカルなどの映像テクニックと音楽を駆使して描く。松子に「電車男」 の中谷美紀、甥の笙に「サマータイムマシーン・ブルース」の瑛太、松子の運命を狂わせる龍に「雪に願うこと」の伊勢谷友介。
  • 力道山

    戦後日本の伝説的なヒーロー、プロレスラーの力道山の生涯を描いた伝記ドラマ。力道山には韓国の名優、ソル・ギョング(「オアシス」)が扮し、鬼気迫る演技を見せる。日本側からは妻・綾役に中谷美紀(「嫌われ松子の一生」)、後見人・菅野役に藤竜也(「アカルイミライ」)が出演している。監督は「パイラン」のソン・ヘソン。
  • 疾走

    一人の少年に降りかかる悲愴な運命を描いた衝撃のドラマ。圧倒的な筆力で描ききった重松清の傑作小説を、海外から高い評価を受ける「弾丸ランナー」「ポストマン・ブルース」のSABUが監督。主演はNEWSの手越祐也、共演に「誰も知らない」の韓英恵。中谷美紀、豊川悦司、寺島進など実力派が脇を固める。
  • 電車男

    ヲタク青年とお嬢様の恋の行方を描いたラヴ・コメディ。監督は、映画初監督となる『ラストクリスマス』の村上正典。ネット掲示板“2ちゃんねる”の書き込みを基にした中野独人による同名原作を基に、『それは、突然、嵐のように…』の金子ありさが脚色。撮影を「ナースのお仕事 ザ・ムービー」の北山善弘と、村埜茂樹が担当している。主演は、「ジェニファ 涙石の恋」の山田孝之と「約三十の嘘」の中谷美紀。
  • 約三十の嘘

    劇作家・土田英生の同名戯曲に基づき、「avec mon mari アベックモンマリ」「とらばいゆ」の大谷健太郎監督が描く男女6人の密室群像ドラマ。久々にチームを組んだ詐欺師たちが思いがけないハプニングで疑心暗鬼に陥り、それぞれの思惑や本音が浮き彫りになっていく。出演は、椎名桔平、中谷美紀、妻夫木聡、田辺誠一、八嶋智人、新人の判杏里。共同脚本として、「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あやが参加している。
    60
  • 雨鱒の川

    すがすがしい文体で定評のある川上健一の『雨鱒の川』(集英社刊)を原作にした、淡い恋愛映画。監督は「がんばっていきまっしょい」「解夏」の磯村一路。主演は玉木宏と綾瀬はるか、共演に松岡俊介、中谷美紀。純粋な心を持つ画才のある少年、彼と心を通わせる耳の聞こえない少女、少女に一途な想いを寄せる年上の少年の三角関係を、美しい自然を背景に瑞々しく描く。
    80
  • ホテル ビーナス

    心に傷を負った人々が暮らすホテルを舞台に、心の触れ合いを通し住人たちが再生していく姿を描出する、日本映画初の全篇韓国語によるドラマ。監督は、バラエティ番組『チョナン・カン』などの演出を経て、本作で劇場用映画デビューを飾ったタカハタ秀太。脚本は、CMプランナーとして活躍する麻生哲朗。撮影を「まぐろのしっぽ/おさむ大作戦」の中村純が担当している。出演は、「黄泉がえり」の草塙筺◆峽狆貳搬ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」の市村正親、『ウララ・シスターズ』のコ ドヒ、『TUBE』のパク ジョンウ、「嗤う伊右衛門 Eternal Love」の香川照之、「壬生義士伝」の中谷美紀、『無分別な妻と波乱万丈万丈な夫そして太拳少女』のチョ ウンジ、映画初出演のイ ジュンギら。
  • イヌ(2002)

    本作で劇場長編デビューとなる北田直俊監督が、26歳の時に雑誌で目にした片足の老犬にインスピレーションを受け、製作を決意。制作費1800万、スタッフを極限に減らし完成までに7年の歳月を費やして完成させた執念の一作。人間たちに翻弄された末、交通事故で死んだ一匹のイヌが異端の姿で生まれ変わり、人間に復讐を企てる異色の実験映画。
  • 壬生義士伝

    新選組に参加した、名も無き武士のひたむきな生き様を描いた時代劇。監督は「陰陽師」の滝田洋二郎。浅田次郎の同名小説を基に、「あ、春」の中島丈博が脚色。撮影を「姐御 ANEGO」の浜田毅が担当している。主演は「竜馬の妻とその夫と愛人」の中井貴一と「うつつ UTUTU」の佐藤浩市。第15回東京国際映画祭特別招待、芸術文化振興基金助成事業作品。
    80
  • Chaos カオス(2000)

    狂言誘拐に巻き込まれた便利屋と、それを依頼した魅惑的な女性の危険な愛の行方を描いたサスペンス。監督は「ガラスの脳」の中田秀夫。歌野晶午による原作を基に、「Sunday drive サンデイドライブ」の斎藤久志が脚色。撮影を「発狂する唇」の喜久村徳章が担当している。主演は、「CURE キュア」の萩原聖人と「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」の中谷美紀。
    50
  • ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer

    謎の孤島を舞台に、未解決事件の継続捜査に訪れた捜査官たちに降りかかる悪夢を描いた、人気のテレビ・シリーズを受けて製作されたミステリー。監督は「新生トイレの花子さん」の堤幸彦。脚本は西荻弓絵。撮影を「新生 トイレの花子さん」の唐沢悟が担当している。主演は、「リング2」の中谷美紀と「heat after dark」の渡部篤郎。
  • リング2

    不遇の死を遂げた少女・貞子の怨念が乗り移った呪いのビデオが巻き起こす恐怖を描き、昨年大ヒットを記録したモダン・ホラー「リング」の続編。監督は「リング」の中田秀夫。鈴木光司の原作を基に、「新生 トイレの花子さん」の高橋洋が劇場用にオリジナル脚本を執筆。撮影を「岸和田少年愚連隊 望郷」の山本英夫が担当している。主演は「らせん」の中谷美紀。
    80
  • らせん

    見ると死ぬという呪いのビデオの謎の真相に迫る、同時公開された「リング」の内容を受けた続編。監督は「NIGHT HEAD」の飯田譲治。第17回吉川英治文学新人賞を受賞した鈴木光司の同名小説を、飯田自身が脚色。撮影を「アートフル・ドヂャース」の渡部眞が担当している。主演は「Lie lie Lie」の佐藤浩市。
    70
  • リング(1998)

    呪いのビデオを巡って展開する恐怖を描いたモダン・ホラー。監督は「暗殺の街」の中田秀夫。鈴木光司による同名ベストセラー小説を、「暗殺の街」の高橋洋が脚色。撮影を同じく「暗殺の街」の林淳一郎が担当している。主演は「恋と花火と観覧車」の松嶋菜々子と、「緊急呼出しエマージェンシーコール」の真田広之。
    80
  • BeRLiN

    失踪したホテトル嬢を捜す人々の心情をあたたかなタッチで描く群像ドラマ。テレビ・クルーが取材を通しヒロインを捜す構成を取り、回想部分をカラー、現在をモノクロ、取材内容をVTR画面により描いている。監督・脚本は「エレファントソング」の利重剛。撮影は「Love Letter」の篠田昇、音楽は「遥かな時代の階段を」のめいなCo.がそれぞれ担当。主演は「大失恋。」の中谷美紀と「コールド・フィーバー」の永瀬正敏。95年度日本映画監督協会新人賞を受賞。
  • 大失恋。

    あるアミューズメントパークを訪れたカップルたち8組の恋愛模様を、同時進行のオムニバス形式で描くロマンティック・コメディ。12月の金曜日に様々なドラマが始まり、2月のバレンタインデーにそれぞれの結末を迎えるまでを描いている。監督は「シュート!」の大森一樹。
  • 砂の器(2011)

    2011年、テレビ朝日制作のテレビ映画。松本清張の代表作を玉木宏主演でドラマ化。
  • 近代能楽集ノ内「葵上」

    日本を代表する作家・三島由紀夫が手掛けた戯曲を忠実に映像化した「三島由紀夫DVD戯曲全集」シリーズ第2弾。三島を顕彰する企画「2015年 三島由紀夫生誕90年・没後45年記念プロジェクト」作品。根岸吉太郎演出、中谷美紀、柄本佑らをキャストに迎えた「葵上」を収録。

映画専門家レビュー

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NEW今日命日の映画人 3/3

安井昌二(2014)

小梅姐さん

「炭坑節」や「黒田節」など多くの民謡をヒットさせ、NHK紅白歌合戦でも美声を聞かせた芸者出身の歌手・赤坂小梅の生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリー。生まれ育った筑豊や芸者修行に励んだ北九州など彼女ゆかりの地を訪ね、数々の記録映像や関係者へのインタビューを交え、歌一筋に生きた彼女の生涯に迫る。監督は『ハイビジョンふるさと発~有明海に生きるカメラマンの物語~』などのドキュメンタリー番組を数多く手掛けた山本眸古。ナレーションを「悪名」の水谷八重子、作曲・音楽アドバイザーを「上方苦界草紙」の本條秀太郎が担当した。赤坂小梅。本名、向山コウメは明治39年(1906)年4月、福岡県川崎町に9人兄姉の末っ子として生まれる。16歳の時に自ら芸者を志し北九州の置屋「稲本」に。通常1年間の芸者修行を3ヶ月でこなし、1年で芸者デビュー、“梅若”を名乗る。昭和4(1929)年、九州一円の民謡研究のため小倉を訪れていた野口雨情、藤井清水らに認められ、レコードデビューを果たし、同6年に上京。同8年、コロムビアから発売した「ほんとにそうなら」が大ヒット。以来、端唄、舞踊小唄などを含め、多くの流行歌や民謡をレコーディングしヒットさせた。NHK紅白歌合戦にも4回出場、その豪放磊落な性格から多くの文化人や政・財界人などに愛され、大衆から支持された。酒豪でも知られ、恰幅のいい体型が特徴的だった彼女は昭和56(1981)年4月、75歳で引退。晩年は民謡の普及や福祉活動に勤しみ、平成4(1992)年1月17日死去。享年85歳であった。

楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女

人の憎しみが生み出す蛇の呪いの恐怖を描いた中篇ホラー。監督は「恋する幼虫」の井口昇。楳図かずお原作の同名コミックを基に、「ホラ~番長 稀人」の小中千昭が脚色。撮影を「着信アリ2」の喜久村徳章が担当している。主演は、「Last Quarter 下弦の月」の中村有沙と「TRICK  劇場版」の成海璃子。尚、本作は「楳図かずお恐怖劇場」の中で、「ねがい」と2本立公開された。楳図かずおデビュー50周年作品。