サム・ライミ

  • 出身地:アメリカ、ミシガン州ロイヤル・オーク
  • 生年月日:1959年10月23日

略歴 / Brief history

【スプラッタ・ホラー・ブームの立役者から国民的映画の監督に】アメリカ、ミシガン州ロイヤル・オーク出身。少年時代はコミックと映画に夢中で、兄アイヴァン(後に脚本家)、弟テッド(後に俳優)とともに8ミリカメラで映画を撮って成長する。ミシガン大学で文学と人類学を専攻するが、中退。20歳のときに友人のブルース・キャンベル、ロバート・G・タパートとルネッサンス・ピクチャーズを設立し、旺盛に自主映画を製作する。この時期に作った“Within the Woods”を発展させた長編映画「死霊のはらわた」(81・全米一般公開は83年)で、商業監督デビュー。残酷なホラー描写とオフビートな笑いを共存させたこの作品は若者から熱狂的に支持され、80年代に一大ブームを巻き起こすスプラッタ・ホラー。金字塔的作品となり、ライミ自身も大きく注目を浴びる。この頃に、やはり自主映画制作を目指していた無名時代のコーエン兄弟と知り合い、意気投合。ライミ2作目の「XYZ マーダーズ」(85)は彼らと共同で脚本を執筆。その後もコーエン兄弟の監督作「ミラーズ・クロッシング」に俳優として出演し、「未来は今」(94)では脚本を提供したりと、交流関係を築く。1990年、原作・脚本も手がけた「ダークマン」でハリウッドに進出。続いて、自主映画出身監督に理解の深い大物プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスから資金を受けて「キャプテン・スーパーマーケット」(93)を発表。同作で「死霊のはらわた」シリーズを完結させ、アクション映画(「ハード・ターゲット」「タイムコップ」)や、テレビドラマの製作総指揮を手がけるようになる。【アメコミ映画で原点に回帰】98年の「シンプル・プラン」より、それまでのマニアックな芸風から、非ホラー非スプラッタの映画監督へと変化のきざしをみせはじめ、「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」(99)では人生や恋に悩む人間ドラマにも挑戦。監督として幅の広さを見せるも、初期の破壊力が徐々に薄まりつつあったこの頃、ライミに大きなチャンスが訪れる。少年時代から愛読してきた国民的人気コミック『スパイダーマン』の実写映画化が決定し、多くの候補者を退けてその監督に抜擢。完成した「スパイダーマン」(02)は空前の大ヒットを記録し、続く「スパイダーマン2」(04)、「スパイダーマン3」(07)も、興行的にも批評的にも大成功を収め、一躍ハリウッドを代表するヒットメイカーへと躍り出た。また、日本のホラー映画「呪怨」に惚れこみ、ハリウッド・リメイク版に監督の清水崇を招聘して大ヒットに導くなど、プロデューサーとしてのセンスの良さも発揮している。

サム・ライミの関連作品 / Related Work

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  • ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷

    「死霊のはらわた」のサム・ライミ製作のホラー。森林地帯で腐敗死体が発見され、マルドゥーン刑事とグッドマン刑事がかけつける。遺された所持品から死体の住所が明らかになると、そこは、2年前にグッドマン刑事が担当した“ランダース事件”の現場だった。出演は、「ナンシー」のアンドレア・ライズボロー、「エイリアン コヴェナント」のデミアン・ビチル。監督・脚本は、「ピアッシング」のニコラス・ペッシェ。
  • クロール  凶暴領域

    「死霊のはらわた」のサム・ライミが「ドント・ブリーズ」に続き製作を手掛けたサバイバルスリラー。巨大ハリケーンに襲われたフロリダでワニが大量発生する。重傷を負った父親と実家に閉じ込められた大学の競泳選手ヘイリーは、父を連れて決死の脱出を図る。出演は、「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のカヤ・スコデラーリオ、「プライベート・ライアン」のバリー・ペッパー。監督は、「ルイの9番目の人生」のアレクサンドル・アジャ。
  • ドント・ブリーズ

    製作サム・ライミ&監督フェデ・アルバレスの「死霊のはらわた」(13)コンビが贈るスリラー。大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅へ強盗に入った若者たちが、どんな音も聞き逃さない鋭敏な感覚を持つ老人によって、暗闇の中で逆に追い詰められていく。出演は「死霊のはらわた」のジェーン・レヴィ、「アバター」のスティーヴン・ラング。
    70
  • ポゼッション(2012)

    「スパイダーマン」のサム・ライミ監督がプロデュースしたホラー。アンティークな木箱を手にしたことで、邪悪な何かに憑りつかれた娘と、彼女を救おうとする父親の姿を描く。出演は「ウォッチメン」のジェフリー・ディーン・モーガン、「崖っぷちの男」のキーラ・セジウィック。監督は「ナイトウォッチ」のオーレ・ボールネダル。
    70
  • 死霊のはらわた(2013)

    「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督による1981年の伝説的ホラーをリメイク。山奥の小屋を訪れた若者たちが、仲間に憑依する死霊と壮絶なバトルを展開する。オリジナル版の主演ブルース・キャンベルとライミがプロデューサーとして参加。出演は『そんなガキなら捨てちゃえば?』のジェーン・レヴィ、「デッドガール」のシャイロー・フェルナンデス、「クローバーフィールド/HAKAISHA」のジェシカ・ルーカス。
    70
  • オズ はじまりの戦い

    世界的に愛されているライマン・フランク・ボームの『オズの魔法使い』。その中に登場するオズが魔法の国で偉大なる者となる前の姿を描いた冒険ファンタジー。監督は、2002~2007年に制作されたトビー・マグワイヤ主演「スパイダーマン」シリーズや「死霊のはらわた」など幅広い層から支持を集めるサム・ライミ。出演は「猿の惑星:創世記<ジェネシス>」「127時間」のジェームズ・フランコ、「ステイ・フレンズ」「ブラック・スワン」のミラ・クニス、「マリリン 7日間の恋」「ブロークバック・マウンテン」のミシェル・ウィリアムズ、「ナイロビの蜂」で第78回アカデミー賞助演女優賞を獲得したレイチェル・ワイズら豪華なキャスト陣が集結。2D/3D同時公開。
    80
  • プリースト

    「レギオン」のスコット・スチュワート監督、主演のポール・ベタニーが再びタッグを組んだヴァンパイア・アクション。死に絶えたと思われていたヴァンパイアの脅威が迫っていることを知り、種族の存亡を懸けた新たな戦争に挑む伝説の戦士の姿を描く。共演は「バーレスク」のカム・ジガンデー、「ザ・キング・オブ・ファイターズ」のマギー・Q。
    70
  • アーマード 武装地帯

    完全装備の装甲現金輸送車をターゲットにした現金強奪計画の行方をスリリングに描くクライムサスペンス。「スパイダーマン」のサム・ライミがプロデュース。「クラッシュ」でオスカーノミネートのマット・ディロン、「ダ・ヴィンチ・コード」のジャン・レノ、「マトリックス」シリーズのローレンス・フィッシュバーンが共演。
    60
  • スペル

    銀行に勤務するOLが仕事上のトラブルで顧客の老婆の恨みを買い、謎の呪縛にとらわれる“恐怖の3日間”を描くホラー。監督・脚本は「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ。出演は「悲しみが乾くまで」のアリソン・ローマン、「そんな彼なら捨てちゃえば?」のジャスティン・ロング、「ミスター・サタデー・ナイト」のデヴィッド・ペイマーなど。
    70
  • 30デイズ・ナイト

    グラフィック・ノベル原作のサバイバル・ホラー。30日間太陽が昇らない極北の町を舞台に、ヴァンパイアの群れと人間たちの死闘を描く。製作は「スパイダーマン」シリーズ監督のサム・ライミ。監督は「ハードキャンディ」のデヴィッド・スレイド。出演は「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」のジョシュ・ハートネット。
  • 呪怨 パンデミック

    少女たちが興味本位で幽霊屋敷に近づいたことから、怨霊の呪いと憎悪が世界的に連鎖していくホラー。日本の「呪怨」のハリウッド版リメイク第2弾。監督は「呪怨」「輪廻」の清水崇。出演は「旅するジーンズと16歳の夏」のアンバー・タンブリン、「同じ月を見てる」のエディソン・チャン、「THE JUON 呪怨」のサラ・ミシェル・ゲラーほか。
    50
  • ゴースト・ハウス(2007)

    ノース・ダコタの大地に立つ人里離れた一軒屋を舞台に、それぞれの問題をかかえる家族が次々に迫り来る恐怖と戦うホラームービー。監督は「レイン」「the EYE[アイ]」のダニー・パン&オキサイド・パン。制作は「スパイダーマン」シリーズを手がけるサム・ライミ。出演は「パニック・ルーム」のクリステン・スチュワート、ディラン・マクダーモット、ジョン・コーベット他。
  • スパイダーマン3

    大ヒットアクションシリーズ「スパイダーマン」シリーズ第3作目。スパイダーマンがニューヨークを舞台に、史上最強の新たなる敵に立ち向かう。監督は前作に引き続きサム・ライミ。主要キャストは「スパイダーマン2」同様にトビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコが務める。
  • ブギーマン(2005)

    幼い頃に父が謎の怪物に連れ去られたのがトラウマとなった青年が、その怪物と対峙するモンスター・ホラー。監督は「追撃者」のスティーブン・ケイ。製作は「死霊のはらわた」「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ。出演は「鬼教師ミセス・ティングル」のバリー・ワトソン、「コールドマウンテン」のエミリー・デシャネル、「サンキュー、ボーイズ」のスカイ・マコール・バチュシアック。
    0
  • THE JUON/呪怨(2004・アメリカ)

    ジャパニーズ・ホラー「呪怨」シリーズのハリウッド・リメイク版で、オリジナルを手掛けた清水崇監督が自らリメイク。日本人監督として史上初の、2週連続全米No.1を記録した。主演は「スクービー・ドゥー」のサラ・ミシェル・ゲラー。
  • スパイダーマン2

    正義のヒーロー、スパイダーマンとして生きる青年の活躍と心の葛藤を描いた人気アメリカン・コミックの映画化の続編。監督はシリーズ前作に続き、「ギフト」のサム・ライミ。製作総指揮・原作はマーヴェル・コミックスの名誉会長であり、シリーズ前作や「ハルク」などを手掛けるスタン・リー。撮影は「マトリックス」シリーズのビル・ポープ。音楽はシリーズ前作に続き、「ハルク」「ビッグ・フィッシュ」のダニー・エルフマン。出演はシリーズ前作からの続投として、「シービスケット」のトビー・マグワイア、「ブロンドと柩の謎」のキルスティン・ダンスト、「ソニー」のジェームズ・フランコ、「太陽の雫」「ギフト」のローズマリー・ハリス、「ギフト」のJ・K・シモンズほか。新しい出演者に、「”アイデンティティー“」のアルフレッド・モリーナほか。
    87
    • 感動的な
    • かっこいい
    • 考えさせられる
  • 死霊のはらわた 20周年アニバーサリー

    「スパイダーマン」で一躍ハリウッド・メジャー監督となったサム・ライミ監督の衝撃のデビュー作が、製作より20周年を記念して公開されたアニバーサリー版。初公開時モノラルだった音声をステレオサラウンドにリミックス。
  • スパイダーマン(2002)

    特殊な能力を身につけたために正義を守ることを宿命づけられたヒーローの活躍と苦悩を描く、大人気アメリカン・コミックスの映画化。監督は「ギフト」のサム・ライミ。製作総指揮は原作を世に送り出したマーヴル・メディア社のスタン・リー。脚本は「スネーク・アイズ」のデイヴィッド・コープ。音楽は「猿の惑星」のダニー・エルフマン。視覚効果スーパーバイザーの「スチュアート・リトル」のジョン・ダイクストラ。出演は「ワンダー・ボーイズ」のトビー・マグワイア、「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」のウィレム・デフォー、「チアーズ!」のキルスティン・ダンスト、「25年目のキス」のジェームズ・フランコほか。
  • ギフト(2000)

    不思議な霊感を持つ女性が殺人事件に巻き込まれていくスリラー。監督は「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」のサム・ライミ。脚本は俳優としても知られる「スリング・ブレイド」のビリー・ボブ・ソーントンと、トム・エパーソン。撮影は「フリントストーン2」のジェイミー・アンダーソン。音楽は「ワンダー・ボーイズ」のクリストファー・ヤング。出演は「リプリー」のケイト・ブランシェット、「ザ・ウォッチャー」のキアヌ・リーヴス、「ボーイズ・ドント・クライ」のヒラリー・スワンク、「ベティ・サイズモア」のグレッグ・キニア、「60セカンズ」のジョヴァンニ・リビシー、「ワンダー・ボーイズ」のケイティ・ホームズ、「インビジブル」のキム・ディケンズ、「シンプル・プラン」のゲイリー・コールほか。
  • ラブ・オブ・ザ ゲーム

    最後のマウンドにおのれの野球人生と恋人への愛を賭けるメジャーリーグのヴェテラン投手の姿を感動的に描くドラマ。監督は「クイック&デッド」「シンプル・プラン」のサム・ライミ。原作はマイケル・シャーラの同名作で、脚本は「シティ・オブ・エンジェル」のデイナ・スティーヴンス。製作は「エンド・オブ・デイズ」のアーミヤン・バーンステインと「きっと忘れない」のエイミー・ロビンソン。製作総指揮は「羊たちの沈黙」のロン・ボズマン、「エアフォース・ワン」のマーク・エイブラハム。撮影は「恋愛小説家」のジョン・ベイリー。音楽は「レ・ミゼラブル」のベイジル・ポールドゥーリス。美術はニール・スピザック。編集はエリック・L・ビーソン、アーサー・コバーン。衣裳はジュディアナ・マコフスキー。出演は「メッセージ・イン・ア・ボトル」のケヴィン・コスナー、「ナッシング・トゥ・ルーズ」のケリー・プレストン、「25年目のキス」のジョン・C・ライリー、「グッドナイト・ムーン」のジェナ・マローンほか。
  • シンプル・プラン

    ふとしたことで大金を手にした人々が平凡ながらかけがえのない人生を見失っていく姿を描いたサスペンス。スコット・スミスの同名ミステリー(邦訳・扶桑社海外文庫)の映画化で、脚本をスミス自身が手掛け、監督には「クイック&デッド」のサム・ライミがあたった。製作は「トゥルーマン・ショー」のアダム・シュローダーと「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」のジェームズ・ジャックス。製作総指揮は「プライベート・ライアン」のゲーリー・レヴィンソンとマーク・ゴードン。撮影は『Boys and Girls』のアラー・キヴィロ。音楽は「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のダニー・エルフマン。美術は「アマデウス」のマリア・ヴォン・ブランデンスタイン。編集はエリック・L・ビアソンとアーサー・コバーン。衣裳はジュリー・ワイス。出演は「マイテイ・ジョー」のビル・パクストン、「ジャッキー・ブラウン」のブリジット・フォンダ、「パーフェクト・カップル」のビリー・ボブ・ソーントン、「Uターン」のブレント・ブリスコーほか。
  • クイック&デッド

    タフでセクシーな女ガンマンの雄姿を描いたウエスタン。「キャプテン・スーパーマーケット」のサム・ライミが監督にあたり、マカロニ・ウエスタンにオマージュを捧げたムードや凝りに凝ったガンファイトの演出、さらに共同製作も兼ねる主演のシャロン・ストーンの女丈夫ぶりが見もの。製作はジョシュア・ドネン、アレン・シャピロ、パトリック・マーキー。エグゼクティヴ・プロデュサーはトビー・ジャフェと、アマチュア時代からのライミの盟友ロバート・タパート。脚本は英国人のサイモン・ムーア。撮影は「ラスト・オブ・モヒカン」のダンテ・スピノッティ、音楽は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のアラン・シルヴェストリ、美術は「アマデウス」のパトリシア・フォン・ブランデンスタイン。共演は「クリムゾン・タイド」のジーン・ハックマン、「ギルバート・グレイプ」のレオナルド・ディカプリオ、「NO WAY BACK/逃走遊戯」のラッセル・クロウら。なお本作は棺桶屋の役で出演し、これが遺作となった黒人ウエスタン・スターのウディ・ストロードに捧げられている。
  • スタークリスタル

    全ての生命の源たる宇宙の宝“クリスタル”をめぐり、美しき女戦士と悪の帝王が戦うSFアクション。監督・SFXは「ダークマン」など90年代ハリウッドのアクション大作の特殊視覚効果監督で知られるウィリアム・メサで本作は彼のデビュー作。製作はナイル・ニアミとパトリック・チョイ、エクゼクティヴ・プロデューサーはポール・L・ニューマン、バリー・コリエ、ユン・ピョウ・チョイ、脚本は「モノリス」のニック・デイヴィス、撮影は「グランド・ツアー」のロバート・C・ニュー、音楽はクリストファー・L・ストーン、編集はパトリック・ルシア、グレゴリー・ホブソンがそれぞれ担当。出演は「ビバリーヒルズ・コップ2」、『チェーンヒート2』(V)のブリジット・ニールセン、「マジック・クエスト 魔界の剣」のリチャード・モールほか。また、「ダークマン」でメサと組んだ「クイック&デッド」のサム・ライミ監督が姑息で神経質そうな士官役で顔をみせている。
  • 未来は今

    巨大企業の傀儡社長に仕立てられながら、愛と勇気と誠実さをもって孤軍奮闘する青年が辿った奇想天外な運命を描く、ハートフルなファンタジーロマン。デビュー作「ブラッド・シンプル」からカンヌ国際映画祭3部門受賞の「バートン・フィンク」まで、1作ごとに異なるタイプの作品を手掛けてきたジョエル&イーサンのコーエン兄弟が、フランク・キャプラ、ハワード・ホークス、プレストン・スタージェスら、往年のハリウッドの名匠監督たちを彷彿とさせる、スクリューボール・コメディ風の世界に挑戦した1作。兄弟が長年温めていた企画が「ダイ・ハード」「リーサル・ウェポン」の製作者ジョエル・シルヴァーの援助で実現、インディペンデントで活動してきた彼ら初のメジャー作品となった。冒頭と結末が繋がる物語の円環構造に象徴される円や、ビルからの落下=垂直性へのこだわりなど彼らの作風が凝縮されている点や、ストーリーテリングの妙、巨大で豪華なセット、出演者たちの好演など見どころは多い。監督はジョエル・コーエン、製作はイーサン・コーエン、エグゼクティヴ・プロデューサーはエリック・フェルナーとティム・ビーヴァン。脚本はイーサン、ジョエル、彼らが脚本に参加した「XYZマーダーズ」の盟友サム・ライミ(第2班監督も兼任)の共同。撮影は「バートン・フィンク」のロジャー・ディーキンス、音楽は「ブラッド・シンプル」以来、全作品に参加のカーター・バーウェル、美術は「ミラーズ・クロッシング」から参加のデニス・ガスナー、衣装は「赤ちゃん泥棒」から参加のリチャード・ホーナングと、コーエン作品の常連スタッフが結集。主演は「ボブ・ロバーツ」「ザ・プレイヤー」のティム・ロビンス。共演は「ルームメイト」のジェニファー・ジェイソン・リー、「ミスター&ミセス・ブリッジ」のベテラン、ポール・ニューマン、「ディック・トレイシー」のチャールズ・ダーニング、「シングルス」のジム・トゥルー、「バートン・フィンク」のジョン・マホーニーら。
  • タイムコップ

    タイムマシンを悪用した犯罪を阻止すべく組織された、特殊チームの精鋭隊員の時空を超えた冒険を描くSFアクション。アメリカで第3位の大手コミック・ブック出版社、ダークホース・コミックス社の社長であるマイク・リチャードソンと同社の文芸担当のマーク・ヴァーヘイデン(脚本も)による原案に基づくコミック・シリーズを、「カプリコン・1」「2010年」に続いてSF映画を手掛けたピーター・ハイアムズの監督・撮影で映画化。製作は「ハード・ターゲット」のモシュ・ディアマント、サム・ライミ、ロバート・タパートのトリオ。音楽は「リバー・ランズ・スルー・イット」でアカデミー賞候補となったマーク・アイシャム。ビジュアル・コンサルトは「ブレードランナー」「2010年」「エイリアン2」のシド・ミードが担当。主演は「ハード・ターゲット」のジャン・クロード・ヴァン・ダム。共演は「刑事エデン 追跡者」のミア・サーラ、「運命の逆転」のロン・シルヴァーほか。
  • ハード・ターゲット

    ″人間狩り″に興じる殺人集団に立ち向かう男の戦いを描 いた、ハード・アクション。監督は「男たちの挽歌」シリーズで知られる香港ノワールの祖ジョン・ウーで、本作がハリウッド進出第1回作品。製作はジェームズ・ジャックスとショーン・ダニエル。エグゼクティヴ・プロデューサーは、モシュ・ディアマントと「ダークマン」のコンビ、サム・ライミとロバート・タパート。32年製作の映画『The Most Dangerous Game』を元に、チャック・ファーラーが脚本を執筆。撮影はラッセル・カーペンター、音楽はグリーム・レヴェル、美術はフィル・ダゴート、編集はボブ・ムラウスキーがそれぞれ担当。主演は「ボディ・ターゲット」のジャン・クロード・ヴァン・ダム。共演は、本作で映画デビューのヤンシー・バトラー、「エイリアン3」のランス・ヘンリクセン、「ザ・ファーム 法律事務所」のウィルフォード・ブリムリー、「1492 コロンブス」のアーノルド・ヴォスルーら。
    90
  • キャプテン・スーパーマーケット

    中世にタイム・スリップしたスーパーマーケットの日用品係の活躍を描くファンタジー・アクション。監督・脚本は「ダークマン」のサム・ライミ。製作はロバート・タパート。共同脚本はライミ監督の弟で本職は開業医のアイヴァン・ライミ。撮影はミュージック・ビデオでも活躍するビル・ポープ。音楽はジョー・ロドゥカ。テーマ曲は「バットマン リターンズ」のダニー・エルフマンが担当。主演は「ワックスワーク2 失われた時空」のブルース・キャンベル。南アフリカ映画のスターで本作がハリウッド進出第1作となるエンベス・デイヴィッツ、「ランボー3 怒りのアフガン」のマーカス・ギルバート。「アサシン」のブリジット・フォンダらが共演。別エンディングのディレクターズ・カット(96分)があり、日本では両方とも公開された。
  • 暴走スプラッターマシーン

    ガソリンの代わりに人の血で走る吸血バイクが暴走する、血しぶき満載のイギリス製スプラッタ・コメディ。オリジナル原案は「ダークマン」監督のサム・ライミ。
  • ダークマン

    殺し屋によって瀕死の・火傷を負わされながら自らの開発した人工皮膚によって蘇った男--ダークマンの、現代版「オペラ座の怪人」とも言うべきモダン・クラシカルな復讐譚。製作はロバート・タパート、監督・原案・脚本は「死霊のはらわたII」のサム・ライミ、共同脚本はチャック・ファーラー、アイヴァン・ライミ、ダニエル・ゴールディン、ジョシュア・ゴールディン、撮影はビル・ポープ、音楽はダニー・エルフマンが担当。出演はリーアム・ニーソン、フランセス・マクドーマンドほか。
    87
    • 手に汗握る
    • 怖い
  • 死霊のはらわたII

    とある森の廃屋を舞台に、眠りからさめた死霊が蘇り人間に襲いかかるスプラッタ・ホラーで、好評だった「死霊のはらわた」(83)の続編。製作はロバート・タパート。監督・脚本は前作にひきつづき、「XYZマーダーズ」のサム・ライミ。共同脚本はスコット・スピーゲル、撮影はピーター・デミング、音楽はジョセフ・ロデュカが担当。特殊メイクは「エルム街の悪夢」シリーズのマーク・ショストロム、特殊効果はスペクタクラー・エフェクト社、ストップ・モーション・エフェクトは「ターミネーター」のダグ・ベズウィックが担当。
    87
    • 手に汗握る
    • 怖い
  • XYZマーダーズ

    凶悪な殺し屋に命を狙われる殺人目撃者を描くコメディ。「死霊のはらわた」(50)のロバート・タパートが製作、サム・ライミが監督。エグゼクティヴ・プロデューサーはエドワード・R・プレスマンとアーヴィン・シャピロ。共同プロデューサーはブルース・キャンベル。脚本はジョールとイーサンのコーエン兄弟とサム・ライミ、撮影はクローディア・シルス、音楽はアーロン・オブラーが担当。出演はルイーズ・レッサー、リード・バーニー、ポール・スミスなど。
  • 死霊のはらわた(1981)

    休暇を森の廃屋ですごそうとやってきた5人の若者に怪物が襲いかかるという恐怖映画。製作はロバート・タパート、エグゼクティヴ・プロデューサーはタパート、サム・ライミ、ブルース・キャンベル。監督・脚本はサム・ライミ。撮影はティム・ファイロ、音楽はジョセフ・ロデュカ、特殊効果はバート・ピアース、特殊メイクはトム・サリヴァンが担当。出演はブルース・キャンベル、エレン・サンドワイスなど。80年にテネシーとミシガンでBook of the Deadの題で撮影。16ミりをブロー・アップして上映。日本版字幕は進藤光太。テクニカラー、ビスタサイズ。
    80
  • マーダー・オブ・キャット

    「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督が製作に参加したサスペンスコメディ。監督のジリアン・グリーンはサム・ライミの妻で、本作が初監督作。出演は「セッション」のJ・K・シモンズほか。
  • ファイブ・ガールズ 呪われた制服

    『ヘルボーイ』のロン・パールマン主演による、高校を舞台にしたオカルトホラー。人里離れた場所に建つ全寮制の聖マルコ高校。学園を取り仕切る牧師と校長は悪魔崇拝を行なっていた。まるで魔女の集会のような授業に怯える生徒たちだったが…。【スタッフ&キャスト】製作:サム・ライミ 監督・脚本:ウォーレン・P・ソルダ 出演:ロン・パールマン/ジョーダン・マドリー
    60
  • ダークマン2

    サム・ライミ製作総指揮、SFXアドベンシャーの第二弾。
  • ブギーマン2 憑依

    『死霊のはらわた』のサム・ライミ製作による心霊ホラー『ブギーマン』の続編。ヘンリーとローラの兄妹は幼い頃両親を“ブギーマン”に殺されたと信じ、恐怖に怯えていた。ローラは恐怖を克服するため、長く音信不通となっていた兄を訪ねるが…。【スタッフ&キャスト】製作:サム・ライミ 監督:ジェフ・ベタンコート 出演:トビン・ベル/レネ・オコナー
    60
  • ジーナ

    日本を舞台に活躍する女戦士・ジーナの姿を描いたアクションアドベンチャー。国を滅ぼそうとする武士集団とのバトルでは大立ち回りを披露。チャンバラあり、お色気ありの娯楽作品に仕上がっている。製作総指揮は『スパイダーマン』のS・ライミ。【スタッフ&キャスト】製作総指揮:サム・ライミ 出演:ルーシー・ローレス
  • マニアック・コップ

    『エクスタミネーター』のジェームズ・グリッケンハウスが製作総指揮を務めたホラーアクション。ニューヨークで警官によって、次々と人々が殺される事件が発生する。その事件の容疑者にされてしまった警官は、濡れ衣を晴らすため調査に乗り出すが…。TVタイトル「地獄のマッドコップ」。
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    • 手に汗握る
    • 怖い
  • クレオパトラ 2525

    『スパイダーマン』のサム・ライミ製作総指揮のSFアクションアドベンチャー。冷凍保存され、2525年に蘇った美女・クレオパトラは、2人の女戦士と行動を共にし、モンスターマシーン・ペイリーが支配する地球を救うために戦いの地へと向かう。【スタッフ&キャスト】製作総指揮:サム・ライミ 監督:リック・ジャコブソン 脚本:クリス・ブラック/メリッサ・ブレイク 出演:ジーナ・トレス/ジェニファー・スカイ/ヴィッキー・ブラット/パトリック・ケイク
  • 新・死霊のはらわた

    サム・ライミ製作総指揮によるホラー。蔓延するゾンビを殲滅するために結成された特殊部隊のリーダー・ライミは、ボグ博士がゾンビを滅ぼすための血清の研究をしていることを知り、博士の下へ向かうが…。【スタッフ&キャスト】監督:J.R.ブックウォルター 製作総指揮:サム・ライミ 撮影:マイケル・トルチコ 出演:ピート・フェリー/ボグダン・ペシック/マイケル・グロッシ/ジョリー・ジャックナス
  • ゴースト・ハウス2

    「スパイダーマンTM●」シリーズのサム・ライミ製作総指揮によるスクリーミングホラー第2弾。農家で働くロリンズは、農業の立て直しと家族の団結を取り戻すため、畑に案山子を立てる。次第に彼の運気は上がっていくが…。【スタッフ&キャスト】製作総指揮:サム・ライミ 監督:マーティン・バーネヴィッツ 脚本:トッド・ファーマー 製作:アンドリュー・フェッファー 出演:ノーマン・リーダス/ヘザー・スティーヴンズ/クレア・ホルト/リチャード・リール

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 8/4

ダニエル・デイ・キム(1968)

ラーヤと龍の王国

「ベイマックス」のドン・ホール監督と「ブラインドスポッティング」のカルロス・ロペス・エストラーダ監督がタッグを組んだアニメ。龍の石の守護者一族の娘ラーヤは、姿を消した“最後の龍”の力を蘇らせ、分断された世界を再び一つにするため、旅に出る。「モアナと伝説の海」のオスナット・シューラー、「アナと雪の女王」シリーズのピーター・デル・ヴェッコが製作に参加。人を信じることができず一人で生きてきたラーヤの戦いと成長を描く。

ヘルボーイ(2019)

ギレルモ・デル・トロが二度映画化した人気アメコミを、原作者マイク・ミニョーラ製作総指揮の下、再映画化。超常現象調査防衛局の最強エージェント、ヘルボーイは、人類に復讐を誓う魔女ニムエに戦いを挑むが、ニムエの魔力により、世界滅亡の危機が訪れる。特殊メイクを駆使して主人公ヘルボーイに扮したのは、Netflix『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で注目のデヴィッド・ハーバー。共演は「記者たち 衝撃と畏怖の真実」のミラ・ジョヴォヴィッチ、「ジョン・ウィック:チャプター2」のイアン・マクシェーン。監督を務めたのは、「ディセント」のニール・マーシャル。
檀れい(1971)

奥様は、取り扱い注意

2017年に放送されたドラマ『奥様は、取扱注意』の劇場版。元特殊工作員の専業主婦・菜美と、菜美の夫で、実は彼女を監視する公安警察の勇輝。ある出来事がきっかけで菜美が記憶喪失になると、二人は名前を変え、地方都市・珠海市で新生活を始めるが……。出演は、「今夜、ロマンス劇場で」の綾瀬はるか、「空母いぶき」の西島秀俊。監督は、「カイジ ファイナルゲーム」の佐藤東弥。

累 かさね

松浦だるまの同名コミックを実写映画化。伝説の女優を母に持ち、天才的な演技力がありながら、醜い容姿を恨み続けて生きてきた累。母は累に、キスした相手の顔を奪える不思議な口紅を遺していた。累は、美貌に恵まれながら花開かずにいる女優・ニナと出会う。監督は、「ストロベリーナイト」の佐藤祐市。出演は、「となりの怪物くん」の土屋太鳳、「心が叫びたがってるんだ。」の芳根京子、「破門 ふたりのヤクビョーガミ」の横山裕、「ママレード・ボーイ」の檀れい、「幼な子われらに生まれ」の浅野忠信。

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