アルフレッド・ヒッチコック

  • 出身地:イギリス、ロンドン郊外レイトンストーン
  • 生年月日:1899年8月13日
  • 没年月日:1980年4月29日

略歴 / Brief history

【サスペンス映画の巨匠】イギリス、ロンドンのレイトンストーン生まれ。本名はAlfred Joseph Hitchcock。幼いころに、八百屋を営んでいた父に「悪いことをするとこうなる」と言われて警察の留置所に入れられたことがあり、それ以来警察嫌いになったと本人は語っている。1908~13年、セント・イグナチウス学校に学び、17年にロンドン大学で絵画とデザインの講座を受講した。14~19年、W・T・ヘンリー電信会社で製図を描き、広告を手がけた。19年、米フェーマス・プレイヤーズ社がイズリントンに設立した撮影所に字幕カード・デザイナーとして入社。22年、脚本家、助監督に転向し、25年にマイケル・バルコンの製作で映画を初監督。3作目の「下宿人」(26)の主人公は連続殺人鬼に間違えられて群衆に追われるという設定で、以後、このパターンのスリラーを数多く撮ることになる。26年12月に結婚したアルマ・レヴィルは以後、脚本執筆で夫を支えた。29年にはイギリス初のトーキー映画「恐喝(ゆすり)」(日本ではビデオ、DVD公開)を手がけた。33年、ゴーモン・ブリティッシュと契約して「暗殺者の家」(34)、「三十九夜」(35)、「間諜最後の日」(36)等を監督。39年、デイヴィッド・O・セルズニックに招かれて渡米し、セルズニック・ピクチャーズでの第一回作品としてダフネ・デュモーリア原作の「レベッカ」(40)を監督。以降、アメリカにとどまり、55年にアメリカの市民権を取得。「疑惑の影」(43)、「汚名」(46)を監督し、スリラーの第一人者とみなされるようになる。もともとアメリカではスリラーは低く見られていたが、ヒッチコックの卓抜したサスペンス手法が認められて、スリラーも高く評価されるようになり、彼自身の地位も高くなっていった。【実験精神が旺盛】最初のカラー作品「ロープ」(48) では一巻一ショット撮影、「ダイヤルMを廻せ!」(54)では立体映画に挑戦(完成したときには立体映画ブームは去っていたので通常版で公開された) と、実験的なテクニックにも果敢に挑戦。他の映画人が軽視していたテレビにも55年から積極的にかかわり、『ヒッチコック劇場』のホストと製作にあたる(時には演出も)。「サイコ」(60) はテレビ製作の手法を使って短時間に少ない人数で手がけた。以後も「マーニー」(64)、「引き裂かれたカーテン」(66)、故国イギリスに戻って「フレンジー」(72)を撮り、76年に最終作「ファミリー・プロット」を発表。68年にアカデミー賞アーヴィング・タルバーグ賞を受賞。80年、英政府よりナイト爵を授与される。「たかが映画じゃないか」「私は俳優を家畜だと言った覚えはない。家畜のように扱うべきだと言ったのだ」など数々の警句を残し、自作の映画に自身がちらりと姿を見せることでも知られている。

アルフレッド・ヒッチコックの関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 殺人!

    サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックの初期作品で、ヒッチには珍しく、犯人探しに主眼を置いた古典的な謎解きスリラー。これまでビデオ発売のみだったが、製作から64年を経て初の劇場公開となった。クレメンス・ディーンとヘレン・シンプソンが共同執筆した推理戯曲『サー・ジョン登場』の映画化で、脚本は監督夫人のアルマ・レヴィル。製作はヒッチコックの「ゆすり」も手掛けたジョン・マックスウェル、撮影はJ・J・コックス、美術はJ・F・ミードが担当。主演は、のちにヒッチコックの渡米後第2作「海外特派員」にも出演したハーバート・マーシャル。共演はノラ・ベアリング、フィリス・コンスタム、エドワード・チャップマンほか。
  • スミス夫妻

    ふとしたことから結婚が無効であることが判明した一夫婦の騒動を描くコメディ映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはハリー・E・エディングトン、監督はアルフレッド・ヒッチコック、脚本はノーマン・クラスナ、撮影はハリー・ストラドリング、音楽はロイ・ウェッブが担当。出演はキャロル・ロンバード、ロバート・モンゴメリーほか。
  • 逃走迷路

    無実の青年が警察の追跡を逃れながら真犯人を探す、ヒッチコック得意の“巻き込まれ方サスペンス”の代表作。監督はアルフレッド・ヒッチコック、脚本はピーター・ヴィアテル、ジョーン・ハリソン、 ドロシー・パーカーが担当。撮影はジョゼフ・ヴァレンタイン。編集はオットー・ルドウィグ。主演は「大いなる野望」のロバート・カミングス。ヒロインに「毒薬と老嬢」のプリシラ・レーン。共演はノーマン・ロイド、オットー・クルーガーほか。
    80
  • 第3逃亡者

    無実の罪を晴らそうとする男が真犯人を追うサスペンス作品。製作はエドワード・ブラック、監督はアルフレッド・ヒッチコック、脚本はチャールズ・ベネット、エドウィン・グリーンウッド、アンソニー・アームストロングの共同、原作はジョセフィン・ティー、撮影はバーナード・ノウルズ、音楽はルイス・レヴィが各々担当。出演はノヴァ・ピルビーム、デリック・ド・マーニー、パーシー・マーモント、ジョージ・カーゾンなど。
    80
  • バルカン超特急

    列車内で貴婦人が消えた。そして謎の事件に巻きこまれるヒロインを描いたサスペンス作品。製作はエドワード・ブラック、監督は「ファミリー・プロット」のアルフレッド・ヒッチコック、原作はエセル・リナ・ホワイト、脚色はシドニー・ギリアットとフランク・ローンダー、撮影はジャック・コックス、音楽はルイス・レヴィが各々担当。出演はマーガレット・ロックウッド、マイケル・レッドグレーヴ、ポール・ルーカス、メイ・ウィッティ、ノーントン・ウェイン、ベイジル・ラドフォードなど。
    90
  • 海外特派員

    第二次世界大戦直前のヨーロッパを舞台に、アメリカの新聞社から派遣されてきた特派員が巻き込まれる殺人事件と不穏な社会情勢を描いたサスペンス映画で、かつてTVで放映されたが劇場では初公開である。製作はウォルター・ウェンジャー、監督はアルフレッド・ヒッチコック、脚本はチャールズ・ベネットとジョーン・ハリソン、撮影はルドルフ・マテ、音楽はアルフレッド・ニューマンがそれぞれ担当。出演はジョエル・マクリー、ラレイン・デイ、ハーバート・マーシャル、ジョージ・サンダース、アルバート・パッサーマン、ロバート・ベンチリーなど。
    80
  • ヒッチコックのファミリー・プロット

    監督生活50年を迎えるアルフレッド・ヒッチコック監督の53作目の作品で、手数料目当てに資産家の遺産相続人を捜す若い男女と、ダイヤモンドを狙う誘拐犯の男女、の2組が織りなすサスペンス映画。監督は「フレンジー」のアルフレッド・ヒッチコック、脚本はアーネスト・リーマン、原作はビクター・カニング、撮影はレナード・J・サウス、美術はヘンリー・バムステッド、音楽はジョン・ウィリアムス(2)、衣裳デザインはイーディス・ヘッド、編集はJ・テリー・ウィリアムスがそれぞれ担当。出演はカレン・ブラック、ブルース・ダーン、バーバラ・ハリス、ウィリアム・ディベイン、エド・ローター、キャスリーン・ネスビット、キャサリン・ヘルモンドなど。
  • フレンジー

    アルフレッド・ヒッチコック監督が、生まれ故郷のロンドンに帰ってつくったサスペンス編。製作・監督はアルフレッド・ヒッチコック。アーサー・ラ・バーンの原作をアンソニー・シェーファーが脚色。撮影はギル・テイラー、音楽はロン・グッドウィン、編集はジョン・シンプソンが各々担当。出演はジョン・フィンチ、アレック・マッコーエン、バリー・フォスター、バーバラ・リー・ハント、アンナ・マッセイ、ヴィヴィアン・マーチャントなど。
  • トパーズ(1969)

    サスペンス映画の巨匠ヒッチコックが、「引き裂かれたカーテン」以来、3年ぶりにメガホンをとった作品。62年のキューバ危機、緊迫化する東西両陣営の背後で暗躍するスパイを描いた作品。製作・監督はアルフレッド・ヒッチコック、共同製作はハーバート・コールマン。レオン・ユーリスの同名小説をサム・テイラーが脚色。撮影はジャック・ヒルドヤード、音楽はモーリス・ジャール、編集はウィリアムス・H・ジーグラーがそれぞれ担当。出演は「アルデンヌの戦い」のフレデリック・スタフォード、「渚のデイト」のダニー・ロバン、「冷血」のジョン・フォーサイス、「夕陽に向って走れ」のジョン・ヴァーノン、「007は二度死ぬ」のカリン・ドール、「昼顔」のミシェル・ピコリ、「夜霧の恋人たち」のクロード・ジャド、その他にフィリップ・ノワレ、ミシェル・シュボールなど。
    90
  • 三十九夜

    「巌窟王」のロバート・ドーナットと「世界は動く」「空襲と毒瓦欺」のマデリーン・キャロルが主演するもので、「暗殺者の家」のアルフレッド・ヒッチコックが監督に当たった探偵映画。原作はカナダの総督で、冒険小説家のジョン・バッカンの小説で、チャールズ・ベネットが脚色している。撮影は「ユダヤ人ジュス」のバーナード・ノウルズの担当。助演俳優は「化石騎士」以来久々のルチー・マンハイム、ゴッドフリー・タール、ペギー・アシュクロフト等のイギリスの中堅俳優が顔を揃えている。
    90
  • 暗殺者の家

    「M」「狂乱のモンテカルロ」「F・P一号応答なし」等に主演したペーター・ローレが、英国ゴーモンで主演した映画で、「猟奇島」「生ける人形」のレスリー・バンクス、イギリスの名女優エドナ・ベルトが共演している。原作はチャールズ・ベネット、ウィンダム・リウィス協作の探偵小説で、これを「ユダヤ人ジュス」のA・R・ローリンソンがエドウィン・グリーンウッドと共同で脚色し「永遠の緑」と同じくエムリン・ウィリアムズが台詞を加え、イギリス映画界の古参アルフレッド・ヒッチコックが監督に当たっている。撮影は「南の哀愁」「彼女の選んだ道」のクルト・クーラント。助演はゴーモンの名子役として売出したノヴァ・ピルビーム、「ユダヤ人ジュス」「南欧横断列車510」のフランク・ヴォスパー、「椿姫(1934)」のピエール・フレネー等である。
    70
  • 汚名

    「断崖」「疑惑の影」のアルフレッド・ヒッチコックが「ガス燈」「ジキル博士とハイド氏(1941)」のイングリッド・バーグマンと「独身者と女学生」のケーリー・グラントを主役として監督した1946年作品。脚本は「運命の饗宴」やヒッチコック作品「呪縛」のベン・ヘクトが書き下ろしたもので、撮影は現在監督に転じて名を挙げている「春を手さぐる」等のテッド・テズラフで、音楽は「ママの思い出」のロイ・ウェッブが作曲した。助演はクロード・レインズ、「ゾラの生涯」のルイス・カルハーン、映画初出演の舞台女優レオポルディーン・コンスタンチン、「少年牧場」のモローニ・オルセン、かつてドイツ映画の監督だったラインホルト・シュンツェルその他である。
    0
  • 引き裂かれたカーテン

    ヒッチコック監督の50本記念作品。ブライアン・ムーアが自分の原作を脚色、「マーニー」のヒッチコックが演出したスパイ推理ドラマ。撮影をジョン・F・ウォレン、音楽はジョン・アディソンが担当している。主演は、「動く標的」のポール・ニューマンと「サウンド・オブ・ミュージック」のジュリー・アンドリュース。彼等をめぐり「その男ゾルバ」のリラ・ケドロワ、「栄光への脱出」のルドウィヒ・ドナート、バレリーナのタマラ・トゥマノヴァが絡んでいる。製作も、ヒッチコックが兼ねている。
    80
  • マーニー

    ウインストン・グラハムの原作をジェイ・プレッソン・アレンが脚色、「鳥」のアルフレッド・ヒッチコックが製作・演出したミステリー・ドラマ。撮影はロバート・バークス、音楽はバーナード・ハーマンが担当した。出演は「鳥」のティッピー・ヘドレン、「わらの女」のショーン・コネリー、「逆転」のダイアン・ベーカーほかに、アラン・ネイピア、ルイーズ・ラサム、マーティン・ゲーベルなど。
  • 鳥が人間を嫌い、食いちぎるという残酷な恐怖ドラマ。原作は女流作家ダフネ・デュ・モーリアの「鳥」であり、それを「逢うときはいつも他人」のエヴァン・ハンターが脚色した。監督は「ロープ」のアルフレッド・ヒッチコック、撮影は「結婚泥棒」のロバート・バークス、特殊撮影はアブ・アイワークス、音楽はレミ・ガスマンとオスカー・サラの2人。出演者は「海賊魂」のロッド・テイラー、「40ポンドのトラブル」のスザンヌ・プレシェット、「青年」のジェシカ・タンディ、チャールズ・マグロー、新人女優ティッピー・ヘドレンなど。製作は前記ヒッチコック。
    70
  • ロープ

    英国の劇作家で「ガス燈」を書いたパトリック・ハミルトンの戯曲“Rope's end”を俳優・作家・監督であるヒューム・クローニンが脚色し、アーサー・ローレンツが脚本化したサスペンスもの。監督は「見知らぬ乗客」「サイコ」のアルフレッド・ヒッチコック。撮影は「疑惑の影」のジョセフ・ヴァレンタインと、「クオ・ヴァディス」のウィリアム・V・スコール。レオ・F・フォーブステインが音楽を担当している。出演者は「裏窓」「めまい」「リバティ・バランスを射った男」のジェームズ・スチュアート、「見知らぬ乗客」「夢去りぬ」のファーリー・グレンジャー、「謎の大陸アトランティス」やTV「ヒッチコック劇場」のジョン・ドール、「断崖」「気球船探検」のサー・セドリック・ハードウィック、「美しき被告」のダグラス・ディック、コンスタンス・コリアらヒッチコック作品に出ている者が多い。製作は「私は告白する」以後TVを手がけているシドニー・L・バーンステイン。なお事件の実際の時間と映画の時間とがぴったり同じになっている。
    80
  • サイコ(1960)

    アルフレッド・ヒッチコック監督作品。原作はロバート・ブロックの推理小説。脚色を「黒い蘭」のジョセフ・ステファノがうけもつ。撮影と音楽はジョン・L・ラッセルとバーナード・ハーマンがそれぞれ担当。出演は「のっぽ物語」のアンソニー・パーキンスのほかジョン・ギャビン、ジャネット・リー、ベラ・マイルズら。製作もヒッチコック。最初の邦題は「サイコ-異常心理-」。
    80
  • 北北西に進路を取れ

    スリラー映画お得意のアルフレッド・ヒッチコックが「めまい」につづいて監督した、恋とスリルに満ちたサスペンス・ドラマ。脚本をアーネスト・リーマンが書下し、「黒い蘭」のロバート・バークスが撮影を、音楽はバーナード・ハーマンが担当している。出演は「無分別」のケーリー・グラント、「愛情の花咲く樹」のエヴァ・マリー・セイント、「針なき時計」のジェームズ・メイスン、他にジェシー・ロイス・ランディス、レオ・G・キャロル等。製作アルフレッド・ヒッチコック。テクニカラー・ビスタビジョン。1959年作品。
    80
  • めまい(1958)

    「間違えられた男」につづくアルフレッド・ヒッチコック監督のスリラー。クルウゾーの「悪魔のような女」の原作を書いたピエール・ボアローと、トーマス・ナルスジャックの共作小説から、アレック・コッペルと「モンテカルロ物語」サム・テイラーが共同脚色した、伝奇的なロマンとニューロティックなスリラー手法をないまぜた一編。撮影監督は「間違えられた男」「ハリーの災難」のロバート・バークス。サンフランシスコ周辺の風光がロケによって生かされている。音楽はバーナード・ハーマン。出演者は「知りすぎていた男」「翼よ!あれが巴里の灯だ」のジェームズ・スチュアートに「愛情物語」「夜の豹」のキム・ノヴァクが顔を合わせる他、「暗黒の恐怖」のバーバラ・ベル・ゲデス、「バラの肌着」のトム・ヘルモア等。キム・ノヴァクは2つの役柄を演じわけてみせる。製作はヒッチコック自身。「悲しみよこんにちは」のソール・バスがタイトル・デザインを担当している。
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    • 手に汗握る
    • おしゃれな
    • 重厚感のある
  • 間違えられた男

    アルフレッド・ヒッチコックが「知りすぎていた男」に続いて監督したスリラー映画。原作は「悪い種子」のマクスウェル・アンダーソンが書いたが、題材は1953年、ニューヨークで起こった事件に基づくノン・フィクション。アンダースンと「知りすぎていた男」のアンガス・マクフェイルが共同で脚色した。撮影は「放浪の王者(1956)」のロバート・バークス、音楽は「灰色の服を着た男」のバーナード・ハーマンが担当した。主演は「戦争と平和」のヘンリー・フォンダ、「捜索者」のヴェラ・マイルズ、「戦艦シュペー号の最後」のアンソニー・クェイル。
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  • 知りすぎていた男

    英国時代にヒッチコックが作った「暗殺者の家」の再映画化で、原作はチャールズ・ベネットとP・B・ウィンダム・ルイス。脚色は「ハリーの災難」のジョン・マイケル・ヘイズとアンガス・マクフェイル、撮影監督は、「ハリーの災難」のロバート・バークス。音楽はバーナード・ハーマン。主演は「カービン銃第1号」のジェームズ・スチュアートと「情欲の悪魔」のドリス・デイ。
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  • ハリーの災難

    「泥棒成金」に次いでアルフレッド・ヒッチコックが製作・監督した、死体をめぐるスリラー喜劇。原作はアメリカの新進作家で異色題材を扱うことで知られているジャック・トレヴァー・ストーリー。脚色は、「泥棒成金」のジョン・マイケル・ヘイス、撮影は「裏窓」のロバート・バークスと、いずれもヒッチコック作品ではお馴染みのスタッフの他、音楽はバーナード・ハーマンが担当している。なお、歌曲“旗をふって列車をタスカルーサへ”はマック・デイヴィッド作詞、レイモンド・スコット作曲。主な出演者は、ブロードウェイの舞台でダンサーとしての才能をうたわれたシャーリー・マクレーンの抜擢をはじめ、「北京超特急」のエドモンド・グウェン、「ブラボー砦の脱出」のジョン・フォーサイス、「ダニー・ケイの黒いキツネ」のミルドレッド・ナットウィック、「セールスマンの死」のミルドレッド・ダンノックなど。
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  • 泥棒成金

    デイヴィッド・ドッジの探偵小説を「裏窓」のジョン・マイケル ・ヘイスが脚色し、同じくアルフレッド・ヒッチコックが監督、「私は告白する」のロバート・バークスが撮影を担当する。主なる出演者は「汚名」のケーリー・グラント、「喝采」のグレイス・ケリー、「麗しのサブリナ」のジョン・ウィリアムズ、「悪魔のような女」のチャールズ・ヴァネル、「巴里の空の下セーヌは流れる」のブリジット・オーベール、「愚かなり我が心」のジェーン・ロイス・ランディスなど。1955年作品。
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  • 裏窓

    「ダイヤルMを廻せ!」のアルフレッド・ヒッチコックが製作監督するスリラーで、「幻の女」のコーネル・ウールリッチの原作をジョン・マイケル・ヘイズが脚色した。テクニカラー撮影は「ダイヤルMを廻せ!」のロバート・バークス、音楽は「炎と剣」のフランツ・ワックスマンの担当。「遠い国」のジェームズ・ステュワート、「ダイヤルMを廻せ!」のグレイス・ケリー、「北の狼」のウェンデル・コーリー、セルマ・リッター、レイモンド・バー、ジュディス・イヴリンなどが出演する。
    90
  • ダイヤルMを廻せ!

    「私は告白する」に次いでアルフレッド・ヒッチコックが監督したミステリイ・ドラマ1954年作品。フレデリック・ノットの戯曲およびテレビ劇を作者自身が脚色した。撮影のロバート・バークス、音楽のディミトリ・ティオムキンも「私は告白する」と同じスタフ。主演は「午後の喇叭」のレイ・ミランド、「モガンボ」のグレイス・ケリー、「逃走迷路」「恐怖時代」のロバート・カミングスで、ジョン・ウィリアムス(1)、アンソニー・ドーソン(「鷲の谷」)らが助演する。ワーナーカラー作品、3D立体映画であるが、日本公開は平面版になる。
    80
  • 私は告白する

    「見知らぬ乗客」のアルフレッド・ヒッチコックが1953年に監督た作品で、ポール・アンセルムの戯曲の映画化。脚本はジョージ・タボリとウィリアム・アーチボルドの共同執筆。撮影は「見知らぬ乗客」のロバート・バークス、音楽の作曲指揮は「吹き荒ぶ風」のディミトリ・ティオムキンのの担当。主演は「終着駅」のモンゴメリー・クリフトと「人生模様」のアン・バクスターで、カール・マルデン(「欲望という名の電車」)、ブライアン・エイハーン(「大地は怒る」)、O・E・ハッセ、ロジャー・ダンらが助演する。
    80
  • 見知らぬ乗客

    「パラダイン夫人の恋」のアルフレッド・ヒッチコックが1951年に監督したスリラーで女流作家パトリシア・ハイスミスの原作から探偵作家レイモンド・チャンドラーと、ツェンツィ・オルモンドが共同脚色した。撮影はロバート・バークス、音楽は「果てしなき蒼空」のディミトリ・ティオムキンの担当。主演は「魅惑」のファーリー・グレンジャー、「君去りし後」の故ロバート・ウォーカー、「マニラ」のルース・ローマンで、他にヒッチコック令嬢のパトリシア・ヒッチコック、新人ローラ・エリオット、マリオン・ローン、「パラダイン夫人の恋」のレオ・G・キャロルらが助演する。
    80
  • パラダイン夫人の恋

    デイヴィッド・O・セルズニック(「風と共に去りぬ」)が製作し、アルフレッド・ヒッチコックが「汚名」に次いで監督したスリラー1947年。ロバート・シチェンズの原作小説をアルマ・レヴィルとジェームズ・ブリディが潤色し製作者セルズニック自身が脚色した。撮影は「探偵物語」のリー・ガームス、音楽は「陽のあたる場所」のフランツ・ワックスマンの担当。主演は「キリマンジャロの雪」のグレゴリー・ペック、「超音ジェット機」のアン・トッド、それに「第三の男」のアリダ・ヴァリ(本作品が米映画初出演)で、「青いヴェール」のチャールズ・ロートン、「追はぎ」のチャールズ・コバーン、「女海賊アン」のルイ・ジュールダン、エセル・バリモア、ジョーン・テッツェル、レオ・G・キャロルらが助演する。
    70
  • 巌窟の野獣

    「レベッカ」の原作者でもあるダフネ・デュ・モーリアの原作からアルフレッド・ヒッチコックが渡米直前に製作したスリラー。脚色は、「青の恐怖」「夜霧の都」のシドニー・ギリアットに、「レベッカ」「断崖」のジョーン・ハリソンが協力している。撮影は、「世紀の女王」のハリー・ストラドリング、監督に転向して「赤い百合」などを放っているバーナード・ノウルズが担当している。
  • 白い恐怖

    アルフレッド・ヒッチコックが「汚名」(46)に先立って監督した1945年度スリラー映画。フランシス・ビーディングの原作を「汚名」と同じくベン・ヘクトが脚色した。撮影は「船乗りシンバッドの冒険」のジョージ・バーンズ、音楽はこの作品でオスカーを得たミクロス・ローザ担当。夢の場面装置はシュル・レアリスト、サルヴァドル・ダリ、主演は「ジャンヌ・ダーク」のイングリッド・バーグマンと「白昼の決闘」のグレゴリイ・ペックで、「夢の宮廷」のロンダ・フレミング、「Gメン対間諜」のレオ・G・キャロル、ロシア出身の老優マイケル・チェホフ、「死の谷」のヴィクター・キリアン、ビル・グッドウィンらが助演する。
  • レベッカ

    「情炎の海」のダフネ・デュ・モーリアの同名の原作から、「我等の生涯の最良の年」のロバート・E・シャーウッドがジョーン・シンプソンと協同脚色、「バルカン超特急」のアルフレッド・ヒッチコック監督の渡米後初監督作品。1940年度アカデミー賞受賞作。製作は「風と共に去りぬ」につづくデイヴィド・O・セルズニック。撮影は「海賊バラクーダ」のジョージ・バーンズ、音楽は「大編隊」のフランツ・ワックスマンが担当する。「嵐ケ丘」のローレンス・オリヴィエ、「純愛の誓い」のジョーン・フォンテーン、「天国の怒り」のジョージ・サンダース以下、ジュディス・アンダーソン、ナイジェル・ブルースらが助演。
    80
  • 断崖(1941)

    原作はアントニー・バークリーとして知られた英国探偵作家が、 フランシス・アイルズの名で発表した推理小説「レディに捧げる殺人物語」より、「極楽特急」「陽気な中尉さん」「メリイ・ウイドウ(1934)」のサムソン・ラファエルソン、「ファントム・レディ」「アンクル・ハリイの奇妙な事件」の製作者であり「ダーク・ウオータース」の脚色者たるジョーン・ハリソン女史、監督ヒッチコックの妻であり彼の「孤独の女」等を脚色した英国の女流作家アルマ・レヴィルの三人が脚色し「レベッカ」「疑惑の影」「スペルバウンド」「ノートリアス」等のアルフレッド・ヒッチコック監督作品。撮影は「女だけの都」を撮ったのちアメリカに渡り、「ドリアン・グレイの肖像」で1945年アカデミイ撮影賞を受けたハリー・ストラドリング、音楽は「リリオム」「激怒」「スケフィシトン氏」のフランツ・ワックスマンが当たった。主演は「コンドル(1939)」「この虫10万ドル」「愛のアルバム」等のケーリー・グラント、「ガンガ・ディン」「レベッカ」「コンスタント・ニンフ」「ジェーン・エア」等のジョーン・フォンテーンで、彼女はこの映画で1941年度アカデミー主演女優賞を得た。助演には「大国の鍵」のサー・セドリック・ハードウィック、「小麦は緑」のナイジェル・ブルース、「肉体と幻想」のディム・メイ・ホイッティ、「フールス・フォア・スキャンダル」の英国女優イサベル・ジーンス、「救命艇」のヘザー・エンジェル、英国の作家であり舞台演出家でもあるオリオール・リイ等が顔をそろえている。
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  • 疑惑の影

    監督は「レベッカ」「汚名」「白い恐怖」のアルフレッド・ヒッチコック。主演はニューヨークの劇場出身で、「ミニヴァー夫人」で助演女優賞をうけ「ヤンキースの誇り」でゲイリー・クーパーの相手役を演じたテレサ・ライト。助演は「恋の十日間」のジョセフ・コットン。1942年作品。
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  • ライフポッド

    俳優、ロン・シルヴァーが監督を手掛けた、ヒッチコックの『救命艇』の舞台を未来の宇宙に置き換えたSFアクション。突如爆発した宇宙船からライフポッドで脱出した9人の船員たち。だが爆発犯は生き残った9人の中にいることが判明し…。【スタッフ&キャスト】監督:ロン・シルヴァー 製作総指揮:リチャード・B・ルイス 脚本:ペン・デンシャム 原作:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ロバート・ロジア/ジェシカ・タッグ/スタン・ショウ/CCH・パウンダー
  • スキン・ゲーム

    成金一家の息子ロルフは名家の令嬢ジルと恋に落ちるが、ジルの父親は結婚を認めなかった。成金一家の秘密を握る名家は彼らの土地をゆすり取ろうとしていたのだった…。ジョン・ゴルズワージーの戯曲を映画化。監督・脚本はアルフレッド・ヒッチコック。出演はエドマンド・グウェン、ジル・エズモンド、ジョン・ロングデンほか。
  • リング(1927)

    ヘビー級チャンピオンに妻を取られたアマチュアボクサーが、妻を取り戻すため試合を勝ちあがりチャンピオンに挑戦する様を描いたドラマ。監督・脚本はアルフレッド・ヒッチコック。出演はカール・ブリッソン、リリアン・ハル=デイヴィス、イアン・ハンターほか。無声。
    80
  • ジャマイカ・イン

    「レベッカ」ダネフ・デュ・モーリアの原作『ジャマイカ・イン』から、「絶壁の彼方に」のシドニー・ギリアットと「レベッカ」のジョーン・ハリソソが脚色、「白い恐怖」のアルフレッド・ヒッチコックが波米以前に監督した一九三九年英国作品。製作は「会議は踊る」のエリッヒ・ポマーで、追加台詞を英国劇作家J・B・プリーストリーが執筆している。撮影は「欲望という名の電車」のハリー・ストラドリングと、後監督となったバーナード・ノウルズ(「三十六時間」)の協同、音楽はエリック・フェンビーの担当。なお特殊撮影をハリー・ワット(「オーヴァランダース」の監督者)が行っている。主演は「凱旋門」のチャールズ・ロートンで、「ヘンリー五世(1945)」のレスリー・バンクス、「邪魔者は殺せ」のロバート・ニュートン、「リオ・グランデの砦」のモーリーン・オハラが共漬、以下マリー・ネイ、エムリン・ウィリアムズ、ウィリー・ワトソン、モーラソド・グレアムらが助演。
  • ウィンナー・ワルツ

    アルフレッド・ヒッチコック監督による楽聖映画。ヨハン・シュトラウスの息子・シャニーは、恋人とパトロンの助けを借りながら曲を作っていたが、父親は彼の才能を認めなかった。だが、やがて彼はワルツの名曲「美しく青きドナウ」を作曲する。【スタッフ&キャスト】監督:アルフレッド・ヒッチコック 脚本:ガイ・ボルトン 撮影:グレン・マクウィリアムズ 音楽:ルイ・レヴィ 出演:ジェシー・マシューズ/エドマンド・グウェン/フェイ・コンプトン/エズモンド・ナイト
  • 間諜最後の日

    「三十九夜」「恋のみちくさ」のマデリーン・キャロル、「暗殺者の家」「罪と罰」のペーター・ローレ、イギリス劇壇に名高いジョン・ギールグッド及び「君と踊れば」「巴里で逢った男」のロバート・ヤングが共演する映画で、「三十九夜」「暗殺者の家」のアルフレッド・ヒッチコックが監督に「三十九夜」「武器なき戦ひ」のバーナード・ノウルズが撮影にそれぞれ当たった。W・サマセット・モーム作の小説に取材したキャンベル・ディクスン作の舞台劇を「三十九夜」のチャールズ・ベネットが脚色し、アルマ・レヴィルが台本を執筆したもの。助演者はサイレント時代スターだったパーシー・マーモント、「戦う民族」のリリー・パルマー、チャールズ・カーソン等である。
  • 街の恋人形

    アルフレッド・ヒッチコックの助監督時代の作品で、ヒッチコックは美術も担当している。無声。
  • 農夫の妻

    イーデン・フィルポッツの戯曲をアルフレッド・ヒッチコック監督が映画化したハートウォーミングストーリー。軽妙な語り口で見せるコメディタッチの作品。
  • 闇の逃避行

    サスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコックが、第二次世界大戦中にイギリス情報省の依頼を受けて戦意高揚・フランス抵抗運動支援のための製作した短編プロパガンダ映画。
  • マダガスカルの冒険

    アルフレッド・ヒッチコックが、イギリス情報省の依頼で製作した、戦意高揚・フランス抵抗運動支援のための短編プロパガンダ映画。できあがった内容がフランス内部の分裂を扱っていたため、公開されなかった。
  • サボタージュ(1936)

    ジョセフ・コンラッドの小説「密偵」をアルフレッド・ヒッチコック監督が映画化したサスペンス。映画館主を装って破壊活動をする男と、彼に近付く若い刑事との対立を描く。
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  • ジュノーと孔雀

    アイルランドの劇作家、ショーン・オケイシーの代表作をアルフレッド・ヒッチコックが自ら脚色も手掛けて映画化したドラマ。
  • メリー

    クレメンス・デーンとヘレン・シンプソンの戯曲「サー・ジョン登場」をアルフレッド・ヒッチコック監督がドイツで撮ったトーキー映画。劇団の花形女優が殺害される。やがて逮捕された若い女優が、無実を晴らすまでを描く。アルフレード・アベル主演。【スタッフ&キャスト】監督:アルフレッド・ヒッチコック 脚本:ハーバート・ユットケ 撮影:ジャック・E・コックス 音楽:セシル・ソーントン 出演:アルフレード・アベル/オルガ・チェーホワ/ポール・グレーツ/ロッテ・スタイン
  • シャンパーニュ

    アルフレッド・ヒッチコックがイギリス時代に手掛けた初期の作品。サイレントのラブコメディとなっている。日本劇場未公開。
  • 第十七番

    アルフレッド・ヒッチコック監督によるコミカルサスペンス。ミニチュアと実写の融合など、後年のヒッチコック作品に繋がるシーンが多数見られる。
  • 救命艇

    サスペンス映画の旗手、アルフレッド・ヒッチコック監督が「二十日鼠と人間」で知られるジョン・スタインベックの原作を映画化。第二次大戦下に、魚雷を受けて沈没した船から脱出した数人の男女が一隻の救命艇に乗り込んだことから起こる密室劇を描く。
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  • ダウンヒル(1927)

    アルフレッド・ヒッチコックが28歳の時に監督した人間ドラマ。青年・ロディは窃盗の濡れ衣を着せられ、学校を退学処分になる。厳格な父親からも勘当され、失意のうちに社会へと放り出された彼はパリに移り住み、ある美しい女優と恋に落ちる。【スタッフ&キャスト】監督:アルフレッド・ヒッチコック 製作:マイケル・バルコン 脚本:コンスタンス・コリアー 撮影:クロード・L・マクドネル 出演:アネット・ベンソン/リリアン・ブレイスウェイト/バーバラ・ゴット/イアン・ハンター
  • 快楽の園

    オリヴァー・サンデイス氏作の小説に基づきエリオット・スタナード氏が脚色しアルフレッド・ヒッチコック氏が監督したもので、主役は「細君御注意」「包囲の中に」等出演のヴァージニア・ヴァリ嬢が演じ、相手役は新進のイギリス俳優ジョン・スチュアート氏である。カーメリタ・ジェラティ嬢、マイルス・マンダー氏が共演し、フェルディナンド・マルティニ氏が助演している。無声。
  • BQSF-5 ライフポッド

    ヒッチコックの『救命艇』を、舞台を未来の宇宙に置き換えて製作したSFサスペンスで、『タイムコップ』出演のR・シルヴァーの初監督作品。爆発する宇宙船から脱出した9人がライフポッドで宇宙を漂うが、彼らの中に宇宙船爆破犯がいるようだった。【スタッフ&キャスト】監督:ロン・シルヴァー 製作:マーク・スターン/ティム・ハーバート 原作:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ロバート・ロジア/ジェシカ・タッグ/スタン・ショウ/CCH・パウンダー
  • リッチ・アンド・ストレンジ

    アルフレッド・ヒッチコック監督がトーキー初期に手掛けたロマンティックコメディ。突然、莫大な遺産を相続した若夫婦が、世界各地を旅する中で本当の幸せに気付いていく。ヒッチコックの妻、アルマ・レヴィルが脚本を手掛けた自伝的要素の多い作品。
  • ふしだらな女

    ノエル・カワードの戯曲を映画化したサイレント期のアルフレッド・ヒッチコック監督作。
  • 山鷲

    チャールス・ラプウォース氏が書卸した台本により「快楽の園」と同じくアルフレッド・ヒッチコック氏が監督したもので、主役はマルコム・キーン氏、「毒蛇」「俄か海賊」等出演のニタ・ナルディ嬢、「第五階級」「ジーグフリード」等出演のベルンハルト・ゲツケ氏で、ウィリアム・ジョン・ハミルトン氏が助演している。無声。
  • 山羊座のもとに

    映画界の大巨匠、アルフレッド・ヒッチコック監督が、イギリスの流刑地であった19世紀のオーストラリアを舞台に描くサスペンスドラマ。主演は、『カサブランカ』のイングリッド・バーグマンと、『ガス燈』でも共演したジョセフ・コットン。
    80
  • 下宿人(1927)

    巨匠、アルフレッド・ヒッチコック監督が“切り裂きジャック事件”をモチーフに映画化した初の本格サスペンス。
  • マンクスマン

    ホール・ケインの小説を映画化した文芸ドラマ。アルフレッド・ヒッチコック最後のサイレント作品。
  • 舞台恐怖症

    マレーネ・ディートリッヒとヒッチコック監督による日本未公開のサスペンス。
    80
  • 恐喝(ゆすり)

    アルフレッド・ヒッチコック監督が手掛けたイギリス初のトーキー映画となるサスペンス。正当防衛の殺人を犯してしまった女、その恋人である刑事、ふたりを恐喝しようと目論む男。3人のやりとりをサイレント期に培った技巧を駆使してスリリングに描く。
    80

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日命日の映画人 3/3

安井昌二(2014)

小梅姐さん

「炭坑節」や「黒田節」など多くの民謡をヒットさせ、NHK紅白歌合戦でも美声を聞かせた芸者出身の歌手・赤坂小梅の生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリー。生まれ育った筑豊や芸者修行に励んだ北九州など彼女ゆかりの地を訪ね、数々の記録映像や関係者へのインタビューを交え、歌一筋に生きた彼女の生涯に迫る。監督は『ハイビジョンふるさと発~有明海に生きるカメラマンの物語~』などのドキュメンタリー番組を数多く手掛けた山本眸古。ナレーションを「悪名」の水谷八重子、作曲・音楽アドバイザーを「上方苦界草紙」の本條秀太郎が担当した。赤坂小梅。本名、向山コウメは明治39年(1906)年4月、福岡県川崎町に9人兄姉の末っ子として生まれる。16歳の時に自ら芸者を志し北九州の置屋「稲本」に。通常1年間の芸者修行を3ヶ月でこなし、1年で芸者デビュー、“梅若”を名乗る。昭和4(1929)年、九州一円の民謡研究のため小倉を訪れていた野口雨情、藤井清水らに認められ、レコードデビューを果たし、同6年に上京。同8年、コロムビアから発売した「ほんとにそうなら」が大ヒット。以来、端唄、舞踊小唄などを含め、多くの流行歌や民謡をレコーディングしヒットさせた。NHK紅白歌合戦にも4回出場、その豪放磊落な性格から多くの文化人や政・財界人などに愛され、大衆から支持された。酒豪でも知られ、恰幅のいい体型が特徴的だった彼女は昭和56(1981)年4月、75歳で引退。晩年は民謡の普及や福祉活動に勤しみ、平成4(1992)年1月17日死去。享年85歳であった。

楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女

人の憎しみが生み出す蛇の呪いの恐怖を描いた中篇ホラー。監督は「恋する幼虫」の井口昇。楳図かずお原作の同名コミックを基に、「ホラ~番長 稀人」の小中千昭が脚色。撮影を「着信アリ2」の喜久村徳章が担当している。主演は、「Last Quarter 下弦の月」の中村有沙と「TRICK  劇場版」の成海璃子。尚、本作は「楳図かずお恐怖劇場」の中で、「ねがい」と2本立公開された。楳図かずおデビュー50周年作品。