ハッピー・デス・デイ 2Uの専門家レビュー一覧

ハッピー・デス・デイ 2U

タイムループホラー「ハッピー・デス・デイ」の続編。誕生日の繰り返しから脱出した女子大生ツリーは、恋人カーターと新しい朝を迎える。だが、カーターのルームメイト、ライアンがタイムループに飲み込まれ、やがてツリーも再び恐怖のループを繰り返すことに。前作に続き、ツリーをジェシカ・ロース、カーターをイズラエル・ブルサードが演じ、監督もクリストファー・ランドンが続投。
  • ライター

    平田裕介

    今度はタイムループだけでなく、パラレルワールドからも脱却するという二段構えのスリルを用意。コメディ色はかなり強くなり、発電所の大爆発を筆頭に見せ場も派手になっており、ヒロインをのぞく前作登場キャラクターの“パラレルぶり”も楽しくはある。しかし「1」同様にこちらの世界に残っても悪くはないという弱点がチラつくし、そこで葛藤させる展開にもさせているが、やはり盛り上がりには繋がらず。SFコメディにシフトして続きそうな気配だが、これで止めたほうがいい気が。

  • 映画監督

    内藤誠

    前作はスコット・ロブデルの脚本構成に感心したが、好評につき続篇となった「2U」はクリストファー・ランドン監督が脚本も書いて、タイム・ループものに、パラレル・ワールドのSF世界を加味している。イズラエル・ブルサードのルームメイトとして道化役に徹していたファイ・ヴが理工学生として量子学研究室で物語の鍵を握る人物を演じるのだが、前作でいい味を出したせいだろう。キャラクターに微妙な変化があってジェシカ・ロースもマジメになり、映画はいささか理屈っぽくなった。

  • 翻訳家

    篠儀直子

    何だかつじつまが合ってないところがいくつかある気がするがそこは目をつぶって、前作から続けて観ると馬鹿みたいに楽しい。1度目は悲劇でも2度目は笑劇だというあの言葉じゃないけれど、笑いの要素が爆走する今作は、まるで前作のパロディとして撮られたかのようだ。試練を経て並外れた度胸の持ち主となったヒロインはもはや何でも来い状態、意外な才能が開花するくだりには爆笑。並行世界だから演者がそれぞれ前作と違う顔を見せるのも面白く、人生についての苦く鋭い考察もあり。

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