ニセコイの専門家レビュー一覧

ニセコイ

『週刊少年ジャンプ』連載のラブコメ漫画を実写映画化。極道の組長の一人息子でケンカ嫌いの楽が通う高校に、ギャング組織の一人娘でケンカっ早い千棘が転校してくる。相性最悪の2人だったが、親の組織同士の抗争を止めるため、恋人のフリをすることに……。出演は、「未成年だけどコドモじゃない」の中島健人、「3D彼女 リアルガール」の中条あやみ。監督は、「チア・ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」の河合勇人。
  • 松崎健夫

    劇中の現実と劇中劇という入れ子の構造を持った「ロミオとジュリエット」がもたらす改変。その改変が男女の心の揺らぎを互いに同期させ、描写の対比が生まれることで本作の終幕に違和感を持たせない。同様に、偽物の恋を描くことで観客をミスリードさせてゆく展開にも違和感を抱かせない。つまり、劇中の登場人物が抱く先入観だけでなく、観客の作品に対する先入観をも操作しながら巧妙に物語を展開させていることが窺える。寡黙なヒットマンを演じた青野楓の佇まいが素晴らしい。

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