クライムズ・オブ・ザ・フューチャー

くらいむずおぶざふゅーちゃー CRIMES OF THE FUTURE
上映日
2023年8月18日

製作国
カナダ ギリシャ

制作年
2022
上映時間
108分

レーティング
PG-12
ジャンル
SF サスペンス・ミステリー

check解説

デヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンが「危険なメソッド」に続き4度目のタッグを組んだSFホラー。人類は人工的な環境に適応するように進化。体内で新たな臓器が生み出されるソールは、臓器にタトゥーを施し摘出するショーを繰り広げる。臓器を生み出すアーティストのソール役にヴィゴ・モーテンセンを、パートナーのカプリース役に「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」のレア・セドゥを、二人を監視する政府機関のティムリン役に「スペンサー ダイアナの決意」のクリステン・スチュワートを据え、人類の進化をテーマに描く。2022年第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。1970年製作のクローネンバーグ監督作「クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立」とは原題が同じであるが、作品内容のつながりはない。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画監督
    清原惟
    クローネンバーグの狂気が静かに爆発していた。痛みがエロティシズムであるというのであればわかりやすいが、そうでなく痛みのない世界で身体を傷つけ合うことの快感は、一... もっと見る
  • 編集者、映画批評家
    高崎俊夫
    「クラッシュ」の車体同士の衝突による痙攣的な快楽を筆頭にクローネンバーグのメタリックなものへの偏愛は止まるところを知らない。〈人類の進化についての瞑想〉なるお題... もっと見る
  • 映画批評・編集
    渡部幻
    肉体と精神、医学とアートのサブカルチュア、アンダーワールドの陰謀世界は老奇才の“旅の集大成”といってよいが、同時に環境問題、産業廃棄物と... もっと見る

「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」のストーリー

人類は人工的な環境に適応するよう進化した末に生物学的構造が変わり、痛みを感じることがなくなった未来。アーティストのソール(ヴィゴ・モーテンセン)は体内で新たな臓器が生み出される加速進化症候群であり、パートナーのカプリース(レア・セドゥ)と組み、臓器にタトゥーを施し摘出するショーを展開し、チケットが完売するほど人気を博している。一方政府は、人類の誤った進化と暴走を監視するため臓器登録所を設立、ソールを注視していた。そんなある日、生前プラスチックを食べていたという遺体がソールの元に持ち込まれ……。

「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」の映像

「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」の写真

「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」のスペック

基本情報
ジャンル SF サスペンス・ミステリー
製作国 カナダ ギリシャ
製作年 2022
公開年月日 2023年8月18日
上映時間 108分
製作会社 Robert Lantos Production
配給 クロックワークス=STAR CHANNEL MOVIES(提供:東北新社=クロックワークス)
レイティング PG-12
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 5.1ch
公式サイト https://cotfmovie.com/
コピーライト (C)2022 SPF (CRIMES) PRODUCTIONS INC. AND ARGONAUTS CRIMES PRODUCTIONS S.A.(C) Serendipity Point Films 2021

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