アウシュヴィッツのチャンピオン

あうしゅびぃっつのちゃんぴおん THE CHAMPION OF AUSCHWITZ
上映日
2022年7月22日

製作国
ポーランド

制作年
2020
上映時間
91分

レーティング
一般映画
ジャンル
伝記 歴史劇 ドラマ

check解説

第2次世界大戦下、ナチスのアウシュヴィッツ強制収容所で、死の淵に立ちながらも生きることへの不屈の闘志と尊厳をもって、リングに立ち続けたボクサーの実話を基にしたヒューマンドラマ。ポーランド出身でホロコースト生存者の孫でもあるマチェイ・バルチェフスキ監督の長篇デビュー作。モデルとなった実在のボクサー、タデウシュ・“テディ”・ピトロシュコスキは、看守やカポ(囚人の中の統率者)を相手に数十戦の勝利を収めた。その姿はナチスは無敵ではないのだと、恐怖や絶望と闘う仲間たちの希望の象徴となった。監督は元囚人たちの証言やテディ本人の記憶をもとに彼が歩んだ半生を映像化した。主演を務めたのは「イレブン・ミニッツ」(15)「ダーク・クライム」(16)など60本近くのポーランド映画に出演してきたピョートル・グウォヴァツキ。数カ月のトレーニングを経て肉体改造に成功し、スタントマンなしで過酷な撮影に挑んだ。2020年、ポーランドで最も権威のあるグディニャ映画祭で金獅子賞(最優秀作品賞)を受賞、さらに2022年同国のアカデミー賞とされるイーグル賞で4部門(撮影賞、美術賞、メイクアップ賞、主演男優賞)を受賞した。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画監督/脚本家
    いまおかしんじ
    暇つぶしみたいにバンバン人が殺される。全く愛想のない殺人描写にゾッとする。主人公の男は正義の人。汚ったない皿にわずかばかりの不味そうなスープ。少年が突き飛ばされ... もっと見る
  • 文筆家/女優
    唾蓮みどり
    目の前の相手を人間だとさえ思わないこと。これが戦争だと思い知らされる。そのなかで生き延びるために見世物としてのボクシングで闘う主人公。闘いのシーンと、まるで物の... もっと見る
  • 映画批評家、東京都立大助教
    須藤健太郎
    すべてを自分に奉仕させずにはおかない脚本の傲慢さが際立つ作品であり、これは見世物をめぐる寓話ではない。サブストーリー的に点描される3人の子どもの死。ボクシングに... もっと見る

「アウシュヴィッツのチャンピオン」のストーリー

第2次世界大戦中の1940年。アウシュヴィッツ強制収容所に移送される人々の中に、戦前のワルシャワで“テディ”の愛称で親しまれたボクシングチャンピオン、タデウシュ・ピトロシュコスキがいた。彼には「77番」という“名”が与えられ、左腕には囚人番号の入れ墨が刻まれた。十分な寝床や食事もなく過酷な労働に従事していた彼は、ある日、司令官たちの娯楽としてリングに立たされる。次々と勝利を重ねるテディは、少年ヤネックや囚人仲間たちに、戦利品として手に入れた食料や薬を分け与えていく。

「アウシュヴィッツのチャンピオン」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「アウシュヴィッツのチャンピオン」のスペック

基本情報
ジャンル 伝記 歴史劇 ドラマ
製作国 ポーランド
製作年 2020
公開年月日 2022年7月22日
上映時間 91分
製作会社 Iron Films=Telewizja Polska S.A.=Cavatina GW=Moovi=Hardkop
配給 アンプラグド
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト https://unpfilm.com/COA/
コピーライト (C)Iron Films sp. z o.o,TVP S.A,Cavatina GW sp.z o.o, Hardkop sp.z o.o,Moovi sp.z o.o

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